老川慶喜のレビュー一覧

  • 日本鉄道史 昭和戦後・平成篇 国鉄の誕生からJR7社体制へ

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  敗戦直後の鉄道
    第2章  日本国有鉄道の成立
    第3章  高度経済成長期の鉄道
    第4章  高速鉄道時代の幕開け
    第5章  暮らしのなかの鉄道
    第6章  国鉄の解体
    第7章  JR体制下の鉄道

    <内容>
    全3巻の日本鉄道史の第3巻。戦後から現在までがまとまる。どうしても国鉄(JR)がメインとなってしまう。私鉄の様子はサラッと書かれているに過ぎない。概観をみとるのにはいいだろう。

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    2020年06月13日
  • 日本鉄道史 幕末・明治篇 蒸気車模型から鉄道国有化まで

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    ペリーの2度目の来航の際、蒸気機関車の模型を将軍へ献上し、横浜の応接場の裏で組み立て、運転して見せた。その数か月前、長崎にプチャーチンが来航した際にも、佐賀藩の精錬方が艦内で蒸気機関車の模型を見学しており、その2年後にはアルコールを燃料として走らせる蒸気機関車の模型を完成させた。

    長州ファイブの1人である井上勝は、ロンドンで鉄道技術を体系的に学び、鉄道専門官僚として日本の鉄道ネットワークづくりと鉄道技術の自立化に生涯をささげた。

    1865~70年の日本の輸出額は、生糸が52%を占めており、集散地の上田や前橋に向かう鉄道を敷設すれば、輸出が増大すると考えられた。

    日本初の私鉄である日本鉄道

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    2019年10月02日
  • 日本鉄道史 昭和戦後・平成篇 国鉄の誕生からJR7社体制へ

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    日本の鉄道の歴史が、3分冊のボリュームで一通り確認できるこのシリーズは読み応えがある。ただ、個人的に最も知りたかった分割民営化があまり記述されていなかったのは残念。逆に、分割民営化に至る一連の政府の動きはそれなりに記述されていたのは良かった。

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    2019年05月18日
  • 日本鉄道史 昭和戦後・平成篇 国鉄の誕生からJR7社体制へ

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     戦後は、都内でもほとんどの鉄道路線が単線だった劣悪な輸送状態から始まった。
     軌道が満足に整備できず、頻発する大事故。
     大量解雇と国鉄三大事件。
     東海道新幹線開業の華々しい鉄道復活と、その裏で累積する赤字。
     そしてJRへ。

     日本の鉄道史がだいたいわかるダイジェスト。

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    2019年04月26日
  • 日本鉄道史 幕末・明治篇 蒸気車模型から鉄道国有化まで

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    所々、時間が入り乱れてはいるが、全体的に時間の流れに沿っているので、鉄道と社会の変遷が対比して読むことができた。
    何より、日本最初の鉄道計画が東京・京都間と、京都・敦賀間であったことに驚いた。

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    2019年04月08日
  • 日本鉄道史 幕末・明治篇 蒸気車模型から鉄道国有化まで

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    日本鉄道発展前半満鉄以前までの通史。明治の鉄道開通から国有化までの軌跡が描かれる。1906年に鉄道国有化なんていうことがあったとはつゆも知りませんでした。

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    2016年11月24日
  • 日本鉄道史 大正・昭和戦前篇 日露戦争後から敗戦まで

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    西洋の最先端の技術だった鉄道を明治の日本は貪欲に吸収していった。
    私鉄が興り、国鉄に吸収されて、敗戦の日も走り続けていた日本の鉄道は、
     
    日露戦争、第一次大戦、太平洋戦争などと密接に繋がっていたのが分かった。
     
    最初の東京駅の構造が、出口と入り口がそれぞれ両端にあって、真ん中が皇族用の出入り口になっていて、利用客から不評だったというのはトリビア。

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    2016年03月01日
  • 日本鉄道史 大正・昭和戦前篇 日露戦争後から敗戦まで

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    ●政友会…農村基盤…広軌より鉄道網の拡大
     憲政会…産業界基盤…広軌化、幹線輸送力の拡大
    ●鉄道の高速化には、レールの重量化、エアブレーキ、自動連結器導入
     連結器の交換は決定後、6年をおいて全国同日に実施

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    2016年01月27日
  • 日本鉄道史 幕末・明治篇 蒸気車模型から鉄道国有化まで

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    近代化していく中で鉄道が敷設される過程や、社会的経済的な影響が紹介されている。鉄道萌芽の時期は、いわゆる開明派官僚である大隈重信大蔵兼民部大輔、伊藤大蔵兼民部少輔がイギリス支援の下で推進していくことになる。
    イギリス支援時に日本の鉄道路線の狭軌採用が決定した事実は恥ずかしながら初めて知った。
    鉄道敷設に尽力した人物として井上勝が紹介されている。井上はいわゆる「長州ファイブ」として知られる人物であり、イギリスで鉄道技術を学んでいる。

    日本の鉄道敷設でまず検討されたのが、1869年に東西両京間の鉄道敷設である。1870年からはモレルが東京~横浜間を測量開始し、二年後には新橋~横浜間の仮開業までこ

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    2015年12月09日
  • 日本鉄道史 幕末・明治篇 蒸気車模型から鉄道国有化まで

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    まさに日本に鉄道がひかれつつあった
    明治時代の記録。

    東海道ではなく、
    中山道が第一候補だった!

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    2014年08月10日