樋口満のレビュー一覧
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ネタバレフォトリーディング&高速リーディング。
後半の食に関する項目は、古い栄養学の踏襲なので注意が必要(炭水化物を主要栄養素に入れたり、運動中のスポーツドリンク摂取の必要性を説明したりなど)。
前半の筋肉に関する分野を知りたかったので、目的達成できた。面白くわかりやすいので星四つ。
(追記:20200701:思い出して書く。ボート漕ぎ運動がどの運動よりも全身を使うと書いてあった。著者イチ押しの運動。今週ジムにて決行の予定。)
筋肉痛が乳酸によるというのはエビデンスがない俗信。脳の問題との事。
マイオカインと総称される30種類のホルモンが、筋肉によって形成される。このマイオカインには健康増進の役 -
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体力とは①全身持久力②筋力③バランス能力④柔軟性⑤敏捷性などの5つで構成されている。
体力には「行動体力」 5920756 「防衛体力」がある。
筋肉疲労や筋肉痛は筋肉に溜まった乳酸のせいではない。筋肉疲労は活性酸素によって攻撃された脳の疲労。筋繊維に小さな傷ができ、そこから侵入した微生物による感染を防ぐ為に白血球が細胞内に出てくる為、炎症が起きる時にサイトカインが出る為痛みを感じる。「遅発性筋痛」
骨格筋は癌や糖尿病を予防し、脳を刺激して認知機能を改善する可能性のあるマイオカイン物質を分泌している。
体を動かさなければ病気にかかりやすくなる。人の体は動くことを前提に作られている。
筋肉は使 -
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ネタバレ筋肉は成人の男性で体重の約40%、女性で約30%を占めている。筋肉、特に下半身と体幹の筋肉をきたえて、「いつまでも歩ける体」「いつまでも動ける体」のキープを説いた本です。樋口満 著「体力の正体は筋肉」、2018.4発行。体力とは、筋力はもちろんですが、全身持久力(心肺体力・スタミナ)、血液力、骨力なども大切ですね!
樋口満 著「体力の正体は筋肉」、2018.4発行。①体を動かすのは「体苦」ではなく「動楽」②健康寿命と言ってるけど自立寿命(歩ける、動ける)が適切 ③筋肉は使わないとすぐ衰える ④トレーニングは裏切らない(強さが大切)⑤運動と食事のセットで。
爽やかな秋の朝、気持ちのよいトレ -
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本書では「体力とは、作業や運動といった身体活動に要求される潜在的な能力、身体的活動能力」とし、気力や知力と一体となって、健康でいきいきと豊かに暮らしていくのに欠かせない重要な源であるとしている。
そして、体力のうちでも著者が重要視しているのが「筋力」と「全身持久力」であり、それらを維持向上させるためのトレーニングや食事方法を紹介しているが本書である。
トレーニングについてはどれも簡単にできるものばかりなので実行へのハードルは低いが、問題はそれを継続して行えるかどうかだと思う。継続するためのヒントも提案してもらえれば、本書はより実践的な一冊になると思うので、改訂版が出るような機会があれば、ぜひご -
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一般に女性は美を求めるために過度な食事制限、筋トレは男性のもの、というイメージがある、とした上で、その思い込みは違っていて、女性は筋肉量を増やし、男性は脂肪を減らすことで健康的になる、という理念をデータを提示しながらまとめた本。
わたしの感覚では今の若い人(特に20-30代)にそういうイメージはなく、誰しも適度な筋トレを何らかの形で実践していると思えますが、著者の問題意識は高齢者の筋力低下ーーフレイルにあるので、ご高齢の方々はそうなのでしょうか?と想像します。
後半は具体的な筋トレの手法が科学的見地に基づき紹介されるコーナーとなっているので、バイブル的に使いたい人は参考にしやすいと思います。
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生化学の専門家による健康増進の話。女は筋肉をつけること、男は体脂肪を減らすことが、健康維持の基本であると述べている。新たな情報を基に、健康な生活を送る秘訣を述べているが、特に新しい発見はなかった。わかりやすい。
「ジッとしていないで体をよく動かすことが大切で、それが「元気なシニアとそうでないシニア」の分かれ目になっていることは間違いない」p13
「2017年の日本人の平均寿命は、女性が87.2歳、男性が81.1歳で、いずれも過去最高を更新しています。男女の差は6.1年と女性のほうが長く、その70年前の1947年の3.9年と比べてその差は大幅に広がっている」p18
「日中に比べて就寝中のエネル