小林早代子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
表紙に惹かれて手に取った1冊。
200ページちょっとでしたが、短編5話になっており、とにかく色んなアイドルに纏わるお話でした。
アイドル側であったり、推している側であったり…
どのお話も面白かったのですが、
犬は吠えるがアイドルは続く
アイドルの子どもたち
寄る辺なくはない私たちの日常にアイドルがあるということ
が面白かったです。
アイドルになった2人のそれぞれの視点で話が進んでいくのも、新鮮でした。
短いのに重みのある、それぞれの人生を見ていたような気持ちになりました。
最後の寄る辺なく~は、もう全オタクに見て欲しい。
違う話ではあるんですが、
アイドルは娯楽として即効性がある -
Posted by ブクログ
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』が大好き(いまは飽き期に来ている。悲しい)なので読んでみた。正直に言うと、同世代のこういう感性の人(作者)がこんなに良い短編小説たちを書けることにムカついたが、しかし良いものは良いと認めざるを得なくて悔しい。
どの小説もフリッパントでいい具合に乾いた一人称語りで進んでいき、ドライブ感のある文体で読みやすかった。綿谷りさに通じるものを少し感じたが、影響を受けていたりするのだろうか。最後の収録作「寄る辺なくはない〜(タイトルが長すぎる。割愛)」については同時代性をひしひしと感じるとともに、なんとなく今までうまく心情的に理解できていなかった推し活文化の感性に -
Posted by ブクログ
『たぶん私たち一生最強』に次いで、小林早代子さんの作品を読むのは二作目でした。
『たぶん~』では、高校の同級生だった26歳の独身女性4人が一生一緒に暮らしていく選択をするお話でした。
「東京在住二十六歳大卒の四人には選択肢がありすぎて、心もとないほど自由だった。」
とあるように、結婚という枠に縛られることなく、イケイケドンドンで自由に生きていく様子が書かれていました。
ところが、本作『みんな、好きが上手』では、主人公のジン太くんは、なんだかスッキリしません。
タイトルのとおり、「好きが上手」ではありません。気持ちはカノジョのことが好きなのに行動ではストレートに表現できず、タイミング -
Posted by ブクログ
推し活民の端くれとして、巷間溢れるアイドルブームを論んじた記事や推し活の功罪を考察した文章などを読む機会が多い。
推し活は我に返ったら終わりだと思っているが、心の何処かでは常に我に返っている部分があって、己を冷静に俯瞰している。
上記のような記事を読む度に、その冷静な部分が反応し心の中で幅を利かせ始めて、推しのための財布の紐を締めにかかる。
このままでいいのか、アイドルに使うお金を別のことに使うべきではないのか、などなどが頭の中でグルグル回りだすのだ。
だが、推しと過ごす尊い時間を守ろうとする心が冷静になることを拒否しだんだん巻き返して、結局は推し活継続と相成る。
そんなことを繰り