小林早代子のレビュー一覧

  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    現役地下アイドル、現役アイドル、元アイドルの子ども、アイドルファンの話。

    アイドルと言っても、人それぞれ立場によっての考え方の違いがリアルに描かれていた。

    アイドルになりたいと幼稚園の頃に思っていたのを思い出す。ゲームの中のアイドルに憧れてのことだった。
    そんな昔のことも思い出し、タイトルに惹かれたため、本作を読んでみました。

    今は、推し活が社会的に流行している中で、どのように推しを応援するのがいいのか。という推しとの向き合い方も考えさせられる1冊だった。

    とても、スラスラ読めるので、隙間時間に読める1冊です!

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    2025年04月17日
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    エモい。エモいという言葉でしか表せずボキャブラリーの少なさに歯噛みするほどのエモさ。アイドル自身もファンも、楽しそうで、大変そうで、なんだか眩しい。ドルオタの解像度が高くて共感したり、へーっ!てしたり。アイドル文学でしか得られないエモさがある…。

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    2025年04月06日
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    「アイドル」が当たり前に存在してる今の世の中で、代わる代わる消費されていくアイドルを色んな方面から捉えた短編小説なのがこう…

    自分もアイドルを推してるからこそ、本人たちの立場になれなくても自分の推しに情景を準えやすいとこが多かったな
    本人たちにはなれないけど、もしもこうだったらって想像がしやすくて章ごとに没頭してさくさく読めた

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    2025年03月31日
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    色んなアイドルの形がありました。
    短編で読み切りものが多くページも多くなかったので非常に簡潔なのに内容が濃くて不思議な感覚でした。

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    2025年03月25日
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    5つ全てが全く異なる愛の話だった。単なるアイドル小説ではなくて、それぞれの「愛してる」が聞こえてくるような読後感。好きな人には、ずっと幸せでいてほしいな。幸せの答えはわからないけど。

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    2025年03月21日
  • たぶん私たち一生最強

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    ネタバレ

    途中までは、勢いがあって、〝一生最強〟の人生を目指す女性4人の物語、いきなり鷲掴みにされた!高校時代からの女友達である4人がルームシェアする。4人は仕事、性生活、将来子育てできないことなど悩みを抱えながらも、逞しく、自由に、そしてエネルギーッシュに生きる。4人のアラサーが集まったら最強だった。ただ女性だけの生活だと出産も子育ができない。そこからの展開がちょっとファンタジーだったかな。女性の性描写、精子提供の内容は生々しく感じてしまった。今後、女性だけでシェアハウスで暮らすのは新しいスタイルかもしれない。④

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    2025年03月03日
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    辻村深月さんが帯を書いていたので気になったのと、タイトルにも惹かれたので読んでみました。

    希と蘭ちゃんのお話はなんだかどこかの現役アイドルを物語っているような感じがして、なんだか感傷的な気分になりました。

    すごく薄い本なのに読み応えがあって、そういう本は初めてだなと新たな読書体験でした。

    アイドルを題材として様々な視点から作られた物語が新鮮でした。ですが、個人的に話自体は面白い!とはならなかったです。

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    2025年10月11日
  • たぶん私たち一生最強

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    たぶんあなたたちは一生最強だよ!!!
    4人のそれぞれに共感するところがいっぱいあって、私は結婚してるとはいえ相談する人もおらず1人だし悩みも4人分で全然無敵になれない...友達もいなくはないけど恵麻の気持ちもわかる。生涯一生暮らしたいと思える友達と出会うこともルームシェアすることを決断して本当に暮らすこともそれぞれが自分と向き合って行動することも全部最高だった。しかも誰も否定しない。バカにはするけど悩みをどう解決するかをみんなで考えたり提案したり前向きだった。1番刺さったのは亜希の"仕事にやりがいがなくてステージを降りたいから子供が欲しい"の部分。超わかる。私もそう。でも旦

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    2025年10月02日
  • たぶん私たち一生最強

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    高校時代からの友人4人とルームシェアは理想的。一緒に住めるほど、気の合った友人と出会えるだけでも、奇跡的だと思う。
    妊娠、育児も新しい形で、将来的には、普通になっていくのかな。

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    2025年09月29日
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    思ったよりも薄い文庫本だったので、なんだすぐ読み終わりそうだな〜♪と思ったらそんなことなかった。ひとつひとつの話がとても読み応えがある短編集でした。

    アイドルそのものの人たち、アイドル周辺の人たち、アイドルを推している人たち、色んな立場の人が描かれているので、誰かのどこかの感情には思い当たる節が。
    アイドル当事者やその周辺の人たちの話では、想像がつくようでつかなかったこともあって面白かった。

    ⚪︎犬は吠えるがアイドルは続く
    義務教育を終えていないような若い頃から芸能界に入ると、人間関係が逆に狭まって特殊になりすぎてこういうことが起きるのかもしれない。狭すぎて特殊すぎて普通に生きてたら恋愛の

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    2025年09月14日
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    推す推される、見る見られるの視点はあれど、推させる見させる、の視点がないのが見事、純度が高いアイドル小説になってる
    私はどちらかというもその視点が1番近いかもしれない

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    2025年08月26日
  • たぶん私たち一生最強

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    なんだろなあ、読んでいて作者は20代〜30代前半だろうなあと納得しながら一気に読めた。
    65歳から仲良し4人組でシェアハウスする話を読んでみたいなあ。
    とにかく仕事から帰宅して家事育児疲れて、でも本は読みたい!って時に楽しく読めて健全な気持ちでお休み出来る本ある?って司書の親友に聞いたら、私の本棚を見ながら全く趣味じゃないと思うけど、と勧めてくれたのがこの本。

    うん、めちゃくちゃ軽く読めて、明滅って言葉も覚えたし、とにかく楽しかった!

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    2025年08月10日
  • たぶん私たち一生最強

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    ネタバレ

    女友達が家族になったら最強、というのはなんか分かる。
    最終章では子どもの朝と恵麻が加わってさらにパワーアップしてるけど、今の時代であってもこういう家族関係、特に朝たちの出自は好奇の目で見られるよね。恵麻は平気そうだけど今後の展開が心配ではある。
    花乃子、百合子、澪、亜希たちの赤裸々な感情が面白かったり共感したりだけど、性について語り過ぎてるな~と思ってしまった。

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    2025年06月27日
  • たぶん私たち一生最強

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    生きる世界線が違いすぎる話だった。けれどそもそも自分が想像できる範囲の人生の選択肢って、世間の常識から逸脱しない範囲の想像なだけ? 自分にとって本当に最適な選択肢は、まだ自分では想像できていない可能性もある。世の中の価値観もグラデーションで変わり続けているし。

    30代で友人とシェアハウスはしなくていいけど、人生の後半戦でするのはありかなと最近思う。たとえパートナーがいたとしても、どちらかが亡くなれば一人で生活していく可能性は多いにあるわけだから。もしかしたら終の住処シェアハウス流行るのではないかと勝手に思ってる。友人を大切にしようと思った。

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    2025年06月07日
  • たぶん私たち一生最強

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    これは男性はどういう顔して読むんだろうか。
    女の私でもなかなか生々しいというか面食らった。
    悩みに共感どころか全然生き方が重ならないからちょっと遠い世界みたいに感じながら読むことになった。
    もうちょっと女だけのシェアハウスイェーイ部分を読んでみたかったかも。

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    2025年06月03日
  • たぶん私たち一生最強

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    4人のルームシェアの話と思い手に取る。
    想像していたよりも深く、
    よくある綺麗事だけではなく
    どろどろと本心が見え隠れする内容でした。

    強い意志を持つことも大切だが、
    惰性でふらふらするのももまた人生。
    親半分から絶縁されたというのはその通りかと。

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    2025年05月27日
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    短編5本、短編が故にちょっと展開を詰め込み過ぎに思えたものはあったものの、それぞれの登場人物「アイドル」像はどれも各人の内面の現れで面白く感じられた。
    解説にもあったけれど、短編の順番が何となくその前の話を意識させられる感じで良かった。

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    2025年05月27日
  • たぶん私たち一生最強

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    書かれている内容的になんとなく著者は40代の方なのかなと思っていたら、30代前半の方で意外だった。
    主人公の彼女たちの考えには同意できる部分が多いのだけど、口調がどうも気になってしょうがなかった。標準語の友達同士のくだけた会話ってあんな感じなの?
    自分の周りに彼女たちのような喋り方をする人がいないので、これはセックス・アンド・ザ・シティ味を出すためのスパイスだろうかと考えた。
    でも客観的に考えれば、関西弁の方がよっぽどキツく聞こえるんだろうし、普段自分が関わっている人たちは丁寧な口調を選んでくれているのだなと思った。

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    2025年05月25日
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    どの話もあんまり登場人物に共感できなかったな…てか色々生々しくて好きじゃないなーって思いながら読んでた
    最後の話、主人公が無銭オタク(CDとかグッズ買わないけどライブには行く)なのも現実でその是非をTwitterで見たな、と思い出してモヤっとした
    でも確かにCD買わなきゃ、ブログ読まなきゃ、って義務的になると辛く感じることは私もあるな…
    オタクは仕事じゃないんだからスキャンダル出ても傷つかないくらい浅く推すくらいがちょうどいいってのも確かにな…と思わされた

    ちなみにアイドルのライブで遠征した帰りの新幹線で読んでた

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    2025年05月25日
  • たぶん私たち一生最強

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    な、るほどでした。
    四人女子の話。
    アタシからは、若いっ‼︎
    でも、新たな気づき、アタシの中にもある思い⁉︎
    にも…。

    朝ちゃんが生まれたプロローグから始まって。
    漫画家花乃子の話。
    出来る百合子。この章の、薔薇柄のマネキンがいる歌舞伎町のお店には、強烈でしたが、興味がある。
    澪と、姪っ子のニーナ。
    よくある話をやめようの、章。
    〜ああ、知っている体温だ。〜
    そして、亜希ちゃんの章。ごっちゃんとスナさん。

    テイストの違う章。
    恵麻の章。なんと、次女が高校生⁉︎
    客観的に四人の母を語ったり⁉︎

    考えさせられもして、面白かった‼︎

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    2025年05月01日