小林早代子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんて最強なんだろうか。これはものすごい奇跡の上に成り立っていることだと思うんだけれど、楽しそうすぎてうらやましい。
私は友人とルームシェアをしていたことがあるので、この、日常だけど非日常で、ずーっと友達と楽しくしゃべっていて帰らなくてもいいんだ!みたいな感じ、ままごとの様でもありそれが生活になっている不思議、懐かしいなぁ、分かるなぁと思いながら読み進めていました。
私はだけど、4人が持っていた不安のようなものをしっかりと真に受けて、「夢のような楽しいままごと」として区切りを付けました。
期間限定だからこそ楽しかったんだと思っていたけど…実現させた人がいた!(小説だけど!)
男女も良い、女同士恋愛関係でなくても良い、何なら2人でと誰が決めたのか?というくらい、何でも良い!
恵麻ちゃんが自分の物語として生きていければいいな。だって最強の味方が4人もいるのだから。 -
Posted by ブクログ
確かに、何でも言える気の合った友だち同士(同性同士でも、異性同士でも、複数人なら同性異性混合でも)で、一生付き合っていけて、何事にも笑って生きていけるなら、それは最強の人生かもしれない。
この小説は、恋(特にセックスや結婚等)や仕事(パワハラ、セクハラ、転職等)などのストレスに悩む4人の現代女性が、気の合う者同士一緒に生活出来たら良いよね言うコンセプトで、ルームシェアをする話。
4人は全員、30歳手前。そして、全員独身。仕事は4人ともまったく違う職種だし、好みや性格も違う。考え方も4人一緒に住みたい、家族になりたいという願望以外に共通点は少ない。それにも関わらず何故か気が合い、4人でダベっているだけで楽しいし、下らない人生訓を論じて泣いたり怒ったりし、バカ笑いして生きている。とは言え恋愛対象は男性、セックスの相手も勿論男性。結婚はしなくていいが、子供は欲しい。まあ、自分たちの都合の良い生き方だけを願い実行している4人だ。でも、この4人のような生き方は、ある意味羨ましい生き方だと思う。
実際の話、女にしろ男にしろこの世界は生きづらい。社会には社会のルールがあり、家庭には家庭のキマリがある。適応する人もいれば、我慢して耐える人もいる。我慢している人は勿論、適応している人でさえストレスはたまる。
この小説の主人公たちは女性たちだが、男でさえこういう人生を送りたいと思う人がいるかもしれない。そう言った意味で、この小説は痛烈な風刺を装うっているが、実は人間の弱い性質、辛いことから「逃げ出したい」という性格を肯定しているかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ女友だちと一緒に住んじゃおうよ、という話はそれこそ20代のころに何度かした。絶対楽しいじゃん!と思ったけれども、結局一度も「一緒に住んじゃう」は実現しなかった。
踏み切れなかったのもあるし、それだけ仲がいいからこそ、もっと近づいて、その仲が壊れてしまうのも怖かった、かもしれない。あのころはそこまで考えていなかった。
結局私は、一緒に住む、において、友だちよりも恋人(夫)が優先だった。
友情か恋愛かというのは友だちの間でも言われたりもするけれども、結局私の周りはうまくバランスを取っている人が多くて、というか、友情で埋められるものと、恋人が埋めてくれるものって、違うよね?
「埋められる」と「埋めてくれる」と敢えてかき分けたあたりが、私の価値観なんだと思う。
一緒に住んじゃおうよ、系の物語は、小説でも漫画でもドラマでも見かけるけれども、友情をキープしつつ、恋愛、というか性についてこういう形で盛り込んできているのは珍しいんじゃないか、という気がする。
単にこの4人が、そこまで男好きじゃなかっただけ、とも思ってしまうけれども。
彼女たちの、どこか少し線を引いて、ノリを優先して築いているような友情は、何となく共感しづらいところはあったけれども、こんな感じの共同生活は、意外と理想なのかもしれない。
私は、自分の弱いところとか、内心考えているところとかをうっすら共有してこその友情だ、と思っていたところがあるのだけれども、あえて互いにそこに踏み込まないことでバランスがとれる関係もあるんだろう。
男好きじゃない、というか、男といるよりも、セックスするよりも、この4人でいた方が楽しそう、と全員が信じられた、というなんだろうな。
そこ、比較するところじゃなくない?という気はするし、羨ましいかと言われるとちょっと悩むけれど、それもそれでありだよねとは思う。
現実だと、女友だちと、次は「老後は近くに住もうよ」で盛り上がるようになる。
さて、今度こそはいつか実現するんだろうか。