小林早代子のレビュー一覧

  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    表紙に惹かれて手に取った1冊。
    200ページちょっとでしたが、短編5話になっており、とにかく色んなアイドルに纏わるお話でした。

    アイドル側であったり、推している側であったり…

    どのお話も面白かったのですが、

    犬は吠えるがアイドルは続く
    アイドルの子どもたち
    寄る辺なくはない私たちの日常にアイドルがあるということ

    が面白かったです。

    アイドルになった2人のそれぞれの視点で話が進んでいくのも、新鮮でした。
    短いのに重みのある、それぞれの人生を見ていたような気持ちになりました。

    最後の寄る辺なく~は、もう全オタクに見て欲しい。

    違う話ではあるんですが、
    アイドルは娯楽として即効性がある

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    2025年10月31日
  • たぶん私たち一生最強

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    ありそうでなさそうな仲良し女子4人組の話。
    個々では色々あるけど4人集まれば最強な感じが爽快感があって楽しかった。6話目の子ども目線の話があるのもよかった。

    1
    2025年09月06日
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    憧れるもの、追うもの、逃げるもの、そばにいたはずのもの。アイドルという存在に何故人類は振り回され続けるのか。様々な角度で同じものを見つめる短編集。
    率直な感想として、吸い込まれるくらい面白かった。読書集中力のない私がスラスラと読み進めるくらいには虜になった。どこからでも攻撃される現代社会に鋭く突きつける、曖昧で歪んだ愛の形。

    0
    2025年08月23日
  • たぶん私たち一生最強

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    2025.6.20発売の雑誌『CU』の書評コラムで紹介させていただいた短編集。

    仲良し女子4人組、うち1人が彼氏と別れたことで、「男と結婚じゃなく、この4人で住んだ方が楽しいよね」と思いつき、なんと実現してしまう。

    最強に楽しいはずだった暮らし。だが、メンバーそれぞれが悩みを抱え、言い出せずにいるのだった。果たして4人は思い描く『最強』に近づくことはできるのかーー。

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    2025年07月08日
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    現代社会は「推し」という言葉で溢れています。あれもこれも「推し」と一つの言葉にくくられて、いつからか、「推し」や「推し活」が商品のように消費されている現代にある意味ピッタリと言える作品だと思います。こんなことを綴っている自分もちゃっかり「推し」というものがいるので、この本はしっかり心に刺さりました。特に、最後の短編での「推しにお金をかけているオタクと推しに入れ込みすぎていないオタク、どちらが推しに対して誠実なのか」という疑問は、うわ、と思いましたし、自分の推し活という一つの消費への向き合い方を考え直すきっかけになりました。推しがいる人、推し活をしている人にこそ読んでほしい一冊です。

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    2025年04月22日
  • たぶん私たち一生最強

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    ネタバレ

    すごくおもしろかった。女友だちとシェアハウスというコンセプトは昔からあるけど、2024年7月に発行されてるだけあってより今っぽくなっている。4人で子どもを育てるという設定も誰かのできちゃったではなく、意図して産み育てるというのが新しい。最後のエピソードは子ども目線のストーリーになっていて、これもよかった。
    差別とか偏見のない、ハッピーな話になっていて現実にこんなことになっていたらもっと暗くなるかもしれないけど、これからの新しいかたちを具現してるようで楽しかった。

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    2025年04月05日
  • たぶん私たち一生最強

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    女4人でノリノリ同居しながらも、それぞれが人生に悩みや思いを抱える‥
    ヘル日本?で生きていくアラサー女性の楽しみと葛藤、性生活(これが多い!笑)を描く。
    全部取りはできない、持っているもの持っていないもの、、女性の生き方さまざまなだからほんと共感するし、考えさせられる。
    作者小林早代子は13歳下のワセジョ。解像度高いな〜!サクサク読めて面白い!

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    2025年03月09日
  • たぶん私たち一生最強

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    あーー最高だった!
    昔からの遠慮ない友達があつまったらあんなもん
    と思う反面そうそう。シビアな部分はなんか言い辛いとこあるよね。って安心したり
    かく言う私自信も結婚にあまり興味がないから共感する部分が多かった。
    というか別に結婚しようがしまいが
    子どもいようがいまいが
    私頑張って楽しく生きてる!
    って思えればなんでもありじゃね!?
    テンションぶちあげいぇーい!
    ってなったし
    なんかSATC思い出して
    この本読み終わった日の夜は
    コスモポリタン飲みにいった!!笑
    元気でます!

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    2025年01月23日
  • Paradox Live Official Fan Book

    ネタバレ 購入済み

    ファンなら安い。150Pで1500円。プロフィールも舐め回すように見れるし、小説と漫画は見たかったそれが見たかったんやというほのぼのな内容で気持ち的には安く見積っても3000円は取ってもいい内容だった

    #エモい #癒やされる #笑える

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    2024年01月09日
  • たぶん私たち一生最強

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    SATCのようなお話。
    あるいは、東村アキコの漫画のテンション。

    高校時代からの友人同士4人で一緒に暮らすことを選んだ女たち。
    一応4人それぞれのターンがあるものの、少女漫画家の花乃子のターンの厚みが違うよね。

    プロローグでは、朝という赤ん坊が生まれたとき、「うちらの時代は終わった」、とこれからは主役ではなく子どものための人生を歩んでいくような書き方になっていたものの、
    終章「女と女と女と女」では、成長した娘のえまが、これは母達の物語であって主役は自分ではない、と覚めてるところが矛盾してておもしろい。

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    2025年09月07日
  • たぶん私たち一生最強

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    結婚と子供は、単なる生きがいの延長とひとりで死ぬことの回避策であることに、何の意味ももたない女性たちの物語。確かに憧れはある。しかし、男性ならあり得ない。元気をもらった、というよりは完成度の高いコントを見終わったような爽快感がある。る

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    2025年08月31日
  • たぶん私たち一生最強

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    6話からなる連作短編集。
    同世代の女4人が集まると、自然と会話中心となるのだが、もう最初っからその勢いに圧倒される。シニカルで辛辣で遠慮のない物言いは、スピード感も抜群で圧倒的に面白い。仲間内だけで許される類の会話が小説に持ち込まれて世界に晒されている感が楽しかった。
    一方で、この手の会話は、シリアスな話題になると、茶化したりはぐらかしたりして深刻化を避ける傾向がある。深刻な話は主に独白や一対一の会話で進められる。この辺のバランスがうまいところだと思う。
    4人揃うとスーパーガールのような彼女たちも、個々にはそれぞれ等身大の悩みを抱えている。誰の悩みに共感するかは読者によって異なるのだろうが、悩

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    2025年08月17日
  • たぶん私たち一生最強

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    ネタバレ

    小説で出てきた4人はたぶん一生最強だろうな〜と、タイトル通りの感想になった。

    この小説で出てくる人物が、進学校出身者で、かつ大学入学し、その後就職(あるいは独立)という人生であることから、いわゆる「普通」の人とは少し異なる経歴を持ってると言える。一番大きいのは進学校出身であるということだと思う。それなりの知識と能力、自信を備えているからこそ、本書内での人生を選び取ることができただろうし、世間の当たり前を打ち破り、自分たちなりの人生を考えることができたのだろうと思う。

    そういう意味では、この小説の内容に全くの非現実性を感じる人がいるのも無理はないだろうと思うし、面白くないと思う人もいるだろう

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    2025年08月11日
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    最後に推しがいたのはいつだったか思い出せない。
    中学生の頃だった気もするし小学生の時だった気もするけど、誰かの活動を追ったり一生懸命応援する楽しさみたいなものだけは覚えてるな。グッズや新曲が出るとか配信があるとか推しが与えてくれるそういうイベントで日常が潤ったし学校や嫌なことを頑張れていた事を思い出した。

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    2025年07月18日
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

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    割とゴチゴチにオタクで推しも数人いるので、共感しにくい登場人物もいるが、まぁそんなもんだよなと理解してしまった。なかなか面白かったです。

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    2025年07月14日
  • たぶん私たち一生最強

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    面白かった。いつかこんなシェアハウスがある程度当たり前になる未来もあるんだろうか。面白いよね。

    わたし自身セックスの話をするような相手も、男遊びするような友達もいないので世界が違くはあるんだけど、妙に頷いてしまう考えが幾つもあるのが面白かった。アラサー、めちゃくちゃ人生悩むよな。女ってなんでこんなタイムリミットに追われないといけないんだって思うよな。わかる、わかるよ

    自分って原始人から進化してないんだなと思った、みんな好きに生きて自分で幸せ掴めばいいんだよ

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    2025年06月12日
  • たぶん私たち一生最強

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    単純にいいな、羨ましいと思った。
    仲のいい女友達と一緒に暮らして、子育てして、仕事して、恋もして…サイコーじゃん。

    今までの常識に捉われた、男女での結婚子育て…そんなものより何十倍も合理的で魅力的だ。

    よく出来過ぎたおとぎ話なのは分かっている。
    4人とも優秀で、生まれて来た子も優秀。
    女の子じゃなくて男の子が生まれていたら?
    4人の母親と折り合いが悪く、一般的な出生ではない自分に劣等感を抱く場合もあるかも?

    でも、例えおとぎ話だったとしても、こんな選択が出来る近未来への期待感が持てた。

    中盤は性に関する話が赤裸々過ぎて、ちょっとお腹いっぱい感もあったけど 笑 次女目線で書かれた最終章は

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    2025年04月29日
  • たぶん私たち一生最強

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    この友達と一生一緒に生きていきたいなと思ったことがある人にはこの本の内容はとても魅力的に見えると思う。私のその1人で、本の中でも想像できるように誰かが男を外に作って出ていってしまうのではという不安を感じている場面もあった。4人とも性格が全然違っていてキャラ立ちしていて面白かったが人に勧めるにはセックスの話をしすぎている笑肝心の子育て編は書いてしまうと長いから飛ばしてしまっても良かったと思うが、次女目線で終わるのは少し残念だった。こんな風に住んでみたいなー

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    2025年04月28日
  • たぶん私たち一生最強

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    女友達4人でシェアハウス!
    すごく素敵で合理的で魅力的で最強だと思った。

    それぞれの葛藤や思惑、矛盾等々人間らしさを含みつつ、でも前向きに元気になれるような物語だった。

    彼女たちと同年代だからか、悩みや葛藤が手に取るようにわかり、私も同じ境遇だったらどうするかな…と考えながら読んだ。

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    2025年04月22日
  • たぶん私たち一生最強

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    ネタバレ

    正直まだ現実的ではないかなと思ったけれど、今後こういう生き方をする人がもっと増えてくるかもしれない。私もまさに主人公たちと同世代のアラサー女性ですが、夫いらないけど子どもは産んでみたいな、、とか思ったことありますし、結構共感できるところもありました。

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    2025年04月19日