大谷瑠璃子のレビュー一覧

  • すべての罪は沼地に眠る

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    クロエにとって夏の湿地は最高の遊び場だった。しかし、12歳の夏に一変する。
    湿地で少女六人を殺したとして父が逮捕されたのだ。遺体は見つからなかったものの、父は有罪判決を受けた。
    それから二十年、連続殺人犯の娘として生きるクロエは様々な心の傷に苦しみながらも臨床心理士として成功し、結婚を控えていた。
    そんな折、またしても彼女の周りで少女を狙った連続殺人事件が起こる。
    父と同じ手口を使った犯人の目的は?

    ザリガニが出てくるとなると、あの小説やその映画化作品を思い浮かべますが。
    臨床心理士が処方箋を出せる州がアメリカにはあるのが驚き。心理描写が中心だが、なかなかのページターナーである。ツイストのた

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    2023年04月22日
  • すべての罪は沼地に眠る

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    連続殺人犯を父に持つ主人公・クロエの周囲で父と同じ手口を用いた殺人事件が発生するサスペンス小説。文章は比較的読み易く、デビュー作にしては構成も上手いが、それ故に既視感があり過ぎる展開に終始してしまったのが残念。ラストのどんでん返しによって明かされる真犯人も(主人公と当該人物の距離感から)何となく予測していたパターンのひとつだったので、然程驚きもない。何より、今作のように物語全編を主人公の心理描写でベタ塗りしてしまう作品は外で起きている実際の出来事を必要以上に矮小化してしまう傾向があり、苦手なのですよね…。

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    2023年01月23日
  • ランナウェイ

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    上手い。
    でも、殺し屋2人の話だけ違和感がある。
    その人を形造る居場所、信仰と家族について対比するために配置したのか?

    誰を主役視点で読むかで話の印象が違う。

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    2022年09月20日
  • 匿名作家は二人もいらない

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    CL 2022.6.16-2022.6.19
    人気絶頂の匿名作家とそのアシスタント。
    ふたりそれぞれの思惑が複雑に絡み合い、二転三転。ラストはきっちりオチをつけて、すごく楽しめた。

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    2022年06月20日
  • ランナウェイ

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    ネタバレ

    KL 2022.6.2-2022.6.6
    麻薬中毒になって行方不明になった大学生の娘を捜す父親。娘を麻薬中毒にしたろくでなしのボーイフレンドが殺されて、夫婦で捜しに行った先で母親は撃たれて昏睡状態へ。そこから話はどんどん複雑になって、私立探偵や殺し屋がからみ、どうなっていくのかと思ったけど、最後にはちゃんと繋がって伏線回収。ただ、意外な結末で、個人的にはあまり好きな展開ではないな。私立探偵のエレナが殺されてしまったのは残念。

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    2022年06月06日
  • 不協和音~GRIEVANCE~

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    夫を亡くした、子供二人の女性。セラピーなどに通いながら、新しい環境に馴染めるよう勤めるが、身の回りで奇妙な出来事が起こる。新婚さん向けのネグリジェが贈られてくる。家の周りが綺麗にされてる。善意なのか嫌がらせなのかハッキリわからないまま、周囲の人間も、この主人公の自作自演なのではないか、と感じはじめる。真相は違った。かなりのイカれサイコで、怖いのは、普段、皆が装っているサイコ野郎にまんまと騙されていることで、やっぱし、野生の感って物を普段から磨いておかねばならぬな。

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    2022年01月17日
  • ランナウェイ

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     ニューヨークに住む裕福な家族の娘ペイジが家を出て麻薬中毒の男アーロンと一緒に暮らしていたが、ある日自宅アパートメントでアーロンが殺されペイジは行方不明になっていた。父親サイモンはペイジの行方とアーロン殺しの犯人を調べ始めた矢先に妻イングリッドが撃たれて重症を負う。

     娘がアーロン殺しの犯人の可能性も否定出来ずに家出していたペイジの知らない荒んだ生活が見えて来る。

     一方で親を知らない里子として育ったアッシュとディーディーは、カルト宗教の依頼を受け無差別殺人を繰り返している。

     娘ペイジを必死に探すサイモンと意識不明のイングリッド、カルト教団からの依頼で殺人を繰り返す里子の二人。

     ス

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    2021年09月12日
  • 偽りの銃弾

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    殺人事件で夫を失った元特殊部隊パイロットのマヤ。2歳の娘を案じ自宅に設置した隠しカメラに写っていたのは、2週間前に殺されたはずの夫ジョーだった。ジョーの死に潜む謎を追ううちに、マヤは4か月前に惨殺された姉クレアの死、そして17年前のある事件の真相へとたどり着く……。 (概要より)

    料理は嫌い、階級の低いものがする仕事だ。と言う考え方の性格なのに、大富豪の一族である夫の家族の考え方に眉をひそめるのとか、いまいち主人公が好きになれなかった。
    秘密を話さないと決めたのに、軍人でもない人に話す等。行動が…

    PTSDに悩んでるけど、強いから耐えれてる怒りで突っ走りながら考えるタイプ…そりゃ間違いも起

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    2020年01月22日
  • 偽りの銃弾

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    どんどん読み進められてしまうページターナー本だったが、結末が思わぬものだった。ヒロインらしいと言えば、そうなのかも。

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    2019年01月11日
  • 偽りの銃弾

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    殺人事件で夫を失った元特殊部隊パイロットのマヤ。2歳の娘を案じ自宅に設置した隠しカメラに写っていたのは、2週間前に殺されたはずの夫ジョーだった。ジョーの死に潜む謎を追ううちに、マヤは4か月前に惨殺された姉クレアの死、そして17年前のある事件の真相へとたどり着く……。

    著者の作品は、日本初登場の「沈黙のメッセージ」は読んだ記憶があるが、その後のマイロン・ボライターのシリーズや単発の作品は未読のまま。多分20年ぶりということになろう。中盤がややだれ気味に感じてしまい、怒涛の後半になかなかつながらないのがもどかしい。

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    2018年07月01日
  • ランナウェイ

    nao

    購入済み

    人が死にすぎると思う
    カルトの教義?の説明がしつこい
    しかし私が一番引っかかったのは、麻薬中毒者の娘を麻薬関係者(と言うのか?)の中に探しに行って妻が撃たれたのに、ここはいいからアナタはもう一度娘を探しに行けと夫に言う妻の姉はオカシイと思う
    でも姉だけでなく妹もオカシイよね、この2人
    最後まで読むとわかるかな

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    2022年08月20日