大谷瑠璃子のレビュー一覧
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あらすじから勝手に少しずつ入れ替わっていくようなものをイメージしていたのが、かなりダイナミックな展開だった
後半に疑問点が明らかになっていく場面と、その後の行動で終始ハラハラして読めた
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人気作を抱えながらも匿名作家を貫きたい小説家のもとへ、有名になりたい欲望を溜め込んでいる小説家志望の女性がアシスタントとして小説家のもとへ訪れる。
この二人の「名前を隠したい」「名前を知らしめたい」主張がせめぎ合いぶつかりあって、中盤すぎからはかなりアグレッシブかつダイナミックにぶつかりあっていく...続きを読むPosted by ブクログ -
作家になることを夢見るフローレンス・ダロウはある日、匿名のベストセラー作家、モード・ディクソンのアシスタントとして雇われる。最初はまじめに仕事をしていた彼女だったが、次第にモードの原稿へ自分の文章を入れ込み、共同執筆者じみたことに快感を覚えるようになる。そしてとある事故がきっかけとなり、作家になりた...続きを読むPosted by ブクログ
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読み易いサスペンスもの。最後までハラハラさせられた。予想のはるか上を飛ぶ様に物語が進んでいったみたいで主人公にキリキリ舞させられる刑事バードがクズっぽくも見える。Posted by ブクログ
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ステイシー・ウィリンガムのデビュー作。
15歳の少女6人を誘拐し殺したとして捕まった父を持つ、クロエが主人公。20年を経て、非常に似た事件がクロエの周囲で起こる。犯人は父の模倣犯なのか。
伏線が非常に丁寧に張ってあったり、意外な事実もあり。登場人物が少なすぎて展開が読みやすい、ある程度想像しやす...続きを読むPosted by ブクログ -
クロエにとって夏の湿地は最高の遊び場だった。しかし、12歳の夏に一変する。
湿地で少女六人を殺したとして父が逮捕されたのだ。遺体は見つからなかったものの、父は有罪判決を受けた。
それから二十年、連続殺人犯の娘として生きるクロエは様々な心の傷に苦しみながらも臨床心理士として成功し、結婚を控えていた。
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連続殺人犯を父に持つ主人公・クロエの周囲で父と同じ手口を用いた殺人事件が発生するサスペンス小説。文章は比較的読み易く、デビュー作にしては構成も上手いが、それ故に既視感があり過ぎる展開に終始してしまったのが残念。ラストのどんでん返しによって明かされる真犯人も(主人公と当該人物の距離感から)何となく予測...続きを読むPosted by ブクログ
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CL 2022.6.16-2022.6.19
人気絶頂の匿名作家とそのアシスタント。
ふたりそれぞれの思惑が複雑に絡み合い、二転三転。ラストはきっちりオチをつけて、すごく楽しめた。Posted by ブクログ -
夫を亡くした、子供二人の女性。セラピーなどに通いながら、新しい環境に馴染めるよう勤めるが、身の回りで奇妙な出来事が起こる。新婚さん向けのネグリジェが贈られてくる。家の周りが綺麗にされてる。善意なのか嫌がらせなのかハッキリわからないまま、周囲の人間も、この主人公の自作自演なのではないか、と感じはじめる...続きを読むPosted by ブクログ