大谷瑠璃子のレビュー一覧

  • 偽りの銃弾
    読んでいた本が途中で止まってしまったので、気分変えに読み始める。
    ビジュアルな場面展開が現代的なサスペンス小説で、これがとても面白い。

    主人公は元特殊部隊のパイロット
    一見、肉体も精神も十分なパワーを装備した女性。だが、彼女が過去の戦場での出来事から何かPTSDを抱えている様子が、早くから描かれて...続きを読む
  • 偽りの銃弾
    たまたま「プエルトリコ477便」のあとに読んだのですが、
    どちらも"強い女性"が主人公で、夫が富豪一族、そしてキーパーソンがクレア!
    (一方は主人公、一方は主人公の姉)。

    しかし内容は全く違い、こちらの主人公マヤは元特殊部隊パイロットという実戦型の強い女性。最後の数十ページまで結末が見えずどうなる...続きを読む
  • 匿名作家は二人もいらない
    あらすじから勝手に少しずつ入れ替わっていくようなものをイメージしていたのが、かなりダイナミックな展開だった

    後半に疑問点が明らかになっていく場面と、その後の行動で終始ハラハラして読めた
  • 匿名作家は二人もいらない
    人気作を抱えながらも匿名作家を貫きたい小説家のもとへ、有名になりたい欲望を溜め込んでいる小説家志望の女性がアシスタントとして小説家のもとへ訪れる。

    この二人の「名前を隠したい」「名前を知らしめたい」主張がせめぎ合いぶつかりあって、中盤すぎからはかなりアグレッシブかつダイナミックにぶつかりあっていく...続きを読む
  • 匿名作家は二人もいらない
    作家になることを夢見るフローレンス・ダロウはある日、匿名のベストセラー作家、モード・ディクソンのアシスタントとして雇われる。最初はまじめに仕事をしていた彼女だったが、次第にモードの原稿へ自分の文章を入れ込み、共同執筆者じみたことに快感を覚えるようになる。そしてとある事故がきっかけとなり、作家になりた...続きを読む
  • 偽りの銃弾
    いや~~最高でした
    めっちゃ面白かった
    一気に読んでしまった
    映画化したいの、よくわかるわ
    ちゃんと騙されたし
  • ランナウェイ
    多読の作家ハーラン・コーペンを久々に読んだよ。いわゆる「巻き込まれ型」のストーリーなので展開の意外さとスピード感が勝負。前半がやや思わせぶりすぎるきらいがあったけど、後半はさすがの面白さでした。もうちょっと主人公に感情移入できるようなエピソードとかが欲しかったな。なんだか全体的に薄味な感じ。3.6
  • ランナウェイ
    ノンシリーズ。さすがの面白さでするする読めてしまう。

    マイロン・ボライターシリーズのスピンオフだったかウインが主人公の短編?が本国ででるらしいという大ニュースが飛び込んできた。
    ウインのことが忘れられずに30年ほど過ごしてきたので、今から楽しみでなりません。
  • 偽りの銃弾
    被害者の妻が夫の殺された理由を追っていくうちに、過去の死亡事件との繋がりが見えてくる。

    これでもかというほど、話がどんどん盛られていって、最後はどうなるのか?と思いきや、全部ひっくり返される結末に~
  • 偽りの銃弾
    イラクでやっちゃいけないことをやってしまった元軍人のマヤ。彼女の姉が殺され、そして夫のジョーも殺される。しかも、同じ銃で殺害されたという。ジョーは金持ち一家の息子。そのような舞台の裏側にはとんでもない事実が潜んでいる。最初から謎が多い物語だ。そして最後まで真相が分からない(少なくとも私は)。怪しいや...続きを読む
  • 偽りの銃弾
    まずは…小学館て意表突き過ぎで新聞で偶然見かけなかったら気付かなかったかも…。

    今作は、これも偶然なのだけれど、マイロンシリーズを再読した直後に読みました。

    マイロンの勧善懲悪ながら軽妙な感じとは違って、序盤から中盤までは微妙にダラダラな感じなのに、後半一気に畳み掛けて仕上げて、しかも泣かせると...続きを読む
  • 偽りの銃弾
    本作を読んだ感想としてみんなどういう事を思うのだろう。
    ミステリとしてもよく出来ているが、戦争ってやっぱりこんなにも人の心を破壊するのだなぁというのが最初の感想だ。

    海外ミステリを読む意義とまで堅苦しくは言わないが、日本の作家では書けない話というのはあると思う。数ある中の一つは本作だ。主人公は女性...続きを読む
  • 誰も悲しまない殺人
    読み易いサスペンスもの。最後までハラハラさせられた。予想のはるか上を飛ぶ様に物語が進んでいったみたいで主人公にキリキリ舞させられる刑事バードがクズっぽくも見える。
  • すべての罪は沼地に眠る
    ステイシー・ウィリンガムのデビュー作。

    15歳の少女6人を誘拐し殺したとして捕まった父を持つ、クロエが主人公。20年を経て、非常に似た事件がクロエの周囲で起こる。犯人は父の模倣犯なのか。

    伏線が非常に丁寧に張ってあったり、意外な事実もあり。登場人物が少なすぎて展開が読みやすい、ある程度想像しやす...続きを読む
  • すべての罪は沼地に眠る
    クロエにとって夏の湿地は最高の遊び場だった。しかし、12歳の夏に一変する。
    湿地で少女六人を殺したとして父が逮捕されたのだ。遺体は見つからなかったものの、父は有罪判決を受けた。
    それから二十年、連続殺人犯の娘として生きるクロエは様々な心の傷に苦しみながらも臨床心理士として成功し、結婚を控えていた。
    ...続きを読む
  • すべての罪は沼地に眠る
    連続殺人犯を父に持つ主人公・クロエの周囲で父と同じ手口を用いた殺人事件が発生するサスペンス小説。文章は比較的読み易く、デビュー作にしては構成も上手いが、それ故に既視感があり過ぎる展開に終始してしまったのが残念。ラストのどんでん返しによって明かされる真犯人も(主人公と当該人物の距離感から)何となく予測...続きを読む
  • ランナウェイ
    上手い。
    でも、殺し屋2人の話だけ違和感がある。
    その人を形造る居場所、信仰と家族について対比するために配置したのか?

    誰を主役視点で読むかで話の印象が違う。
  • 匿名作家は二人もいらない
    CL 2022.6.16-2022.6.19
    人気絶頂の匿名作家とそのアシスタント。
    ふたりそれぞれの思惑が複雑に絡み合い、二転三転。ラストはきっちりオチをつけて、すごく楽しめた。
  • ランナウェイ
    KL 2022.6.2-2022.6.6
    麻薬中毒になって行方不明になった大学生の娘を捜す父親。娘を麻薬中毒にしたろくでなしのボーイフレンドが殺されて、夫婦で捜しに行った先で母親は撃たれて昏睡状態へ。そこから話はどんどん複雑になって、私立探偵や殺し屋がからみ、どうなっていくのかと思ったけど、最後には...続きを読む
  • 不協和音~GRIEVANCE~
    夫を亡くした、子供二人の女性。セラピーなどに通いながら、新しい環境に馴染めるよう勤めるが、身の回りで奇妙な出来事が起こる。新婚さん向けのネグリジェが贈られてくる。家の周りが綺麗にされてる。善意なのか嫌がらせなのかハッキリわからないまま、周囲の人間も、この主人公の自作自演なのではないか、と感じはじめる...続きを読む