丸山宏のレビュー一覧

  • 新 企業の研究者をめざす皆さんへ

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    工学は物を作る設計型学問のため難しい。工学研究の成功は、社会がどのようなモノに価値を見出すかという社会的価値観すなわち哲学に依存する。工学は科学と哲学の要素を同時に内包するdisciplineであり、双方の洞察が不可欠。なお設計型研究は論文は書きにくい。
    日本発Chainerは、当初製品価値や差別化要因のため社内に留める説とOSS化説があったが、後者が取られ、結果として技術力で差別化したいPFNに世界から優秀な研究者が集まるに至り、その意味で正解だった。
    IBM、キャノン、PFNのような研究開発力の高い企業においても研究を「まとめる」力を持つ人は少ない。論文、製品化、標準化、OSSなどいずれか

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    2025年04月27日
  • 新 企業の研究者をめざす皆さんへ

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    研究を始めたばかりの方や研究者というキャリアを考える方にとって非常に有用な書籍であると思います。また、研究者としてキャリアを積んだ方についても改めて自身の研究の意義や貢献について考える機会を与えてくれる内容だと思います。

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    2024年01月09日
  • 新 企業の研究者をめざす皆さんへ

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    研究者ならずとも、企業という枠組みでキャリアを形成する人間にとっての重要な考え方が詰まっている一冊。
    研究者向けとしても、R&Dポートフォリオの組み方や知財の重要性などポイントがおさえられている。
    若手エンジニア必読といってもいいだろう。

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    2020年05月01日
  • 新 企業の研究者をめざす皆さんへ

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    まさに事業会社の研究部門で働いてる身なので、首肯しながら読み進めた。
    書籍内でも語られている人事評価のエピソードは人ごとじゃなく考えさせられる。
    ポートフォリオマネジメントについてはR&D投資予算にも深く関係するので今読めてよかった。

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    2020年01月12日
  • 人工知能~その到達点と未来~

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    AI(人工知能)に関する最新の情報がわかりやすく概念で理解できお薦め。語句解説や研究者名と参考書籍が掲載されており便利。また具体的応用例についてもヒントあり面白かった。ディープラーニングへの期待がこの分野の専門でない私にもよく理解できた。「人間は環境との相互作用の中で生活している。脳だけを独立してシミュレートしても、知能は再現できないであろう。」奥深い世界に興味深々。

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    2019年01月06日
  • 企業の研究者をめざす皆さんへ:Research That Matters

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    企業研究職の自分としてはとても参考になった.
    仕事の進め方,キャリア,プレゼン,コミュニケーション,などなど

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    2010年06月27日
  • 企業の研究者をめざす皆さんへ:Research That Matters

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    マター:人が動く、世の中が変わる
    パスツールの四象限
    研究の成果が出たらどういうデモをしたいのかを考える
    デモで「どうやって動いてるの?」と聞かれることはよくあるが、本当によいデモは「これいくら?」と聞かれる
    「説得」と「納得」の違い
    ファシリテーションの「タイムマシン」
    -- 10年後を想像してみてください
    社内Web電話帳に写真や業績を書く
    -- 見えないのはいないのと同じ
    お客様に内部構造を意識させない
    企業における研究は「面白いから」やるのではなく「必要だから」やる
    人は命令されて動くのではなく、必要な仕事だとわかって動く
    ガバナンスとエンパワメント
    2人の靴メーカーのマーケティングが

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    2009年12月16日
  • 企業の研究者をめざす皆さんへ:Research That Matters

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    就職活動中に読めて良かった。先月の他の研究所インターンの振り返りのような形になった。
    大学の研究と企業の研究、民間の研究所での研究の違いをよく考えた期間だったため、読み終わってなかなか腑に落ちた。中盤後半は普遍的なことを言うのではなく、IBMでの具体例をさまざま出していた。想像しやすかった。博士進学しましょう。
    塞翁が馬的な人生観は自分が前から持っていたもので著者に言語化してもらえて良かった

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    2025年10月08日
  • データサイエンティスト・ハンドブック

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    本書が出版されたのは2015年なので、この分野の書籍としてはやや古め。最新の解析手法に関する記載はないが、データ活用のありかたについては、現在でも十分に通用する内容。この本の帯には「データサイエンティストを目指す人、育てる人、活用する人に!」と書かれているが、特にこれからデータサイエンスに関わる入門者の方にお薦めしたい。

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    2025年05月13日
  • 企業の研究者をめざす皆さんへ:Research That Matters

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    IBM東京基礎研究所所長を勤めた著者が企業における研究のあり方について述べている。研究だけでなく、国際化する組織の中で創造的な仕事をしていくのに必要なアドバイスに溢れている。

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    2012年09月19日
  • 企業の研究者をめざす皆さんへ:Research That Matters

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    IBM東京基礎研究所長を務めた丸山先生(現在は統計数理研究所の副所長)の本。IBM在籍時、所長として全研究員に向けて発信したレターから29件を厳選し、解説付きで掲載している。特定の企業文化に依存しない(ある意味、模範的な)訓示が多いものの、IBMの伝統や企業文化が垣間見える記述も少なからずあって面白い。なお、本書の内容は、著者の個人的な思いを記述したものであり、必ずしもIBMやIBMの基礎研究部門の方針や戦略を反映したものではない、とのことである。

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    2013年08月01日
  • 教養としてのデータサイエンス 改訂第2版

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    強化学習とは、今の手が長期的にどんな結果をもたらす、を予測するための学び。
    今これをしたら、先々どうなるか、という視点は試行錯誤を繰り返して学ぶ。人間もAIも同じ。
    この辺りの説明は、良かった。

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    2025年01月09日
  • 企業の研究者をめざす皆さんへ:Research That Matters

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    人は時々、「この仕事がうまくいかなければ、俺の人生も終わりだ」と思いがちですが、その裏には、自分の成功・不成功をあるモノサシに当てはめて考えている自分があるはずです。一歩引いて「こんなの、大したことではないよ」と思おう、それが"Rule Number 6"だと思います。

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    2012年02月04日