マーク・トウェーンのレビュー一覧

  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    これは世代を超えて読まれるべき本。子供の頃に読む事と大人になってなから読む事で意味が変化する本。基本的には童話の部類だろうけどそれだけでは無い尊さがある。そして子供向けの童話として短くされる時にトムの部分が大幅に削られる理由がよくわかった。トムはほぼゴージャスさを述べているばかりだ。つまりはその辺りは物語がないのだ。トムは毎日豪華に暮らしましたで終了してしまう。トムは王ではないから政治に携わるような動的なストーリー展開も発生しないし。トムの部分はエドの苦労を引き立てる為に存在する及び読み手を幸せな空想に耽らせるフェーズであってストーリーの大きな動線ではない。いやー、とにかくマイルス良過ぎだなぁ

    0
    2025年10月05日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かったです。読書をしたという気分で満ち溢れています。

    言葉古いが話は分かりやすく、章の終わり毎に「これからどうなるんだ?」という気持ちでいっぱいになって、最後は一気読みでした。

    それにしても、外見だけでここまでわからないとは。親まで騙されてしまうのか。奇妙な運が重なれば乞食から王にまでなれてしまう。人生とは本当に不思議ですね。

    ヘンドンの立場ならブチ切れてもおかしくない態度の乞食のなりをした王子様だけど、へんドンが王子のことを可愛いと思うと、こっちもそう思えてきました。気狂いだと相手にせず、子供に慈愛の気持ちで接した騎士道が、ヘンドンの最後に繋がったのでしょう。あれは見習

    0
    2024年06月19日
  • トム・ソーヤーの冒険 (新装版)

    Posted by ブクログ

    トムとハックが裸足で外を歩くのがびっくりした⁉︎
    インジャン.ジョーが人殺しをするのがびっくりした⁉︎

    0
    2023年01月01日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    以前ミュージカルで観てからずっと読みたかった一冊。終始ユーモラスに書かれていて楽しく読めました。王子の試練の経験も最終的に人民を幸せにしてやろうという思いに繋がったので全体としてハッピーエンドだと思います。自分と異なる立場に立つことの必要性を教えてくれた作品でした。

    0
    2021年10月29日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    名作の陰に隠れた最高傑作。
    風刺、ペシミズムなど、作品により癖が強いというイメージがあるが、王道的だしど直球で気持ちがいい。
    風刺、批判が強く込められているということでいうと、大人向きの作品。
    サブタイトルに「あらゆる時代の若い人々のための物語」という一文を、読み終わった後に発見して感動を覚えた。
    こんなありふれた言葉をサブタイトルにつけた、著者の心境を想像し、余程自信があった作品なのだろうと感じる。そして、その通りだと思う。

    0
    2019年05月26日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    むちゃくちゃ面白かった。

    児童虐待のシーンが多くて、今の子どもにはこのまま読ませられない内容ではあるけれど…。

    0
    2017年04月03日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    王子と乞食が入れ替わるよくありがちなストーリーはたぶんこの話が発祥です。
    二人が入れ替わった後の話の展開にハラハラさせられる。
    読後の爽快感がたまりません。

    0
    2009年10月04日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    こんなに面白い話だったのか!が読後すぐの感想。日本の子供向け簡易版とはちょっとラストが違う。オススメです

    0
    2009年10月04日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    誰でも知ってる物語。
    子供の頃に子供向けの本で読んだことはあったけれども、そういうのを大人になってから読むと当時は知らなかったことが色々見えてきて面白い。

    まずは作者。
    マーク・トウェインって名前を見たときに、「トム・ソーヤの冒険じゃねえか!」と思ったわけですよ。おまけにあれはアメリカが舞台で作者もアメリカ人だけれど、これはなんとイギリス、しかも、王室、王様が主人公のひとり。しかもわりと史実に忠実で、王子のエドワードは実際、先王の死により弱冠9歳で即位したエドワード6世。しかも、稀有な体験(ここは創作)をして賢王になるも、これまた弱冠15歳で亡くなるんですよね。読んでいると注でやたらと史実を

    0
    2025年06月12日
  • ハックルベリー・フィンの冒険(上)

    Posted by ブクログ

    トム・ソーヤーの友人にしてトラッシュ(白人貧困層)で浮浪児のハックは父親からの暴力から逃れ、逃亡奴隷のジムと自由州に逃れるためにミシシッピ川を下る冒険に出る。
    ------------------
    トム・ソーヤーの冒険のスピンオフ的作品にして原作を超えると評価の高い本作です。冒頭に、この本に何らかの教訓や批評を求めるなかれ、と書いてありますが、まあ無理な話でしょう。ストーリーを通じて権威主義・資本主義をあて擦ったり奴隷制を批判したりという記述が出てくるし、最後のトムの怒りのセリフはどう読んでも奴隷制批判です。トム・ソーヤーの冒険に出てくるインジャンジョーにせよ本作のジムにせよ、アメリカ社会が何

    0
    2025年03月30日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    タイトルは知っているけど、内容を知らない本の一冊だったこの本。
    読み続けられているだけあって、サクサク読めた。
    本を読む中で、何パターンかの結末を考えながら楽しみながら読んだ。
    この本の著者は、トムソーヤの冒険やハックルベリフィンの冒険でも有名。
    これらの著書も読んだ事がないので、読みたいと思った。

    0
    2021年02月07日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    話は少女時代に読んでおくんだった、しまったと思うけれど語彙がわたしの場合大学までいってないとついてゆけなかったレベルだな、というところ。外国文学、とにかく訳ものというのはそこに難しさを感じる。

    0
    2015年11月01日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    The Prince and The Pauper (1877)

    文豪マーク・トウェーンを村岡花子の訳で。

    「水戸黄門」に「半沢直樹」と勧善懲悪ものはおもしろい。悪い奴はとことん罰せられ、かわいそうな奴はとことん救われる。この『王様と乞食』もそこは一緒。最後の章でこれまでの全てがすっきりとまとまる。
    ただ、単なる勧善懲悪ものと違い、文豪らしくどこか宗教的・道徳的な節がある。弱きを助け、悪を罰す。そんな人としてありたい姿がこの本にはある。

    0
    2015年09月28日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     面白かった。王子が考えを変える所にいちいち笑いました。二人とも成長して良かった。最後乞食の少年がどうなるかと、やきもきしながら読みましたが、よかったなぁと思いました。

    0
    2015年08月19日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    おごり、について考えさせられる本。
    それが当時のイギリスの政治状態を背景に書かれてるからもっとリアリティがある。
    トム・カンティが乞食から王様になって、普段の何気ないことが幸せだと思っていた乞食の感覚がどんどん失われていくとことか。人間の卑しさが現れてる。
    自分を大切にしてくれている家族のことまで忘れようとして富と名声に溺れていってしまう。私はそうなりたくない。どんなに上でも下でも人として気高さをなくなりたくない。
    王様は乞食に落ちるけど王様である威厳を忘れようとしなかった。やっぱり地位が高い方にみんないたいと思うものだもの。でも、王様は一番底辺に落ちることで人として大切なことをたくさん学んで

    0
    2014年06月28日
  • トム・ソーヤーの冒険 (新装版)

    Posted by ブクログ

    トム・ソーヤーがどんな冒険をしたのか知らないので手に取った
    大人なんだけど…青い鳥文庫 小学中級 総ルビ 
    少年少女世界の名作系

    驚いたのは友人ハックがたばこを吸うところ(たばこをのむと表現されている)
    19世紀アメリカ南部、たばこは栽培しているだろうけど…ちなみにとうもろこしの穂軸に、穴を開けてたばこの葉をつめてパイプをふかすそう
    そしてトムがたばこを覚えたいといってハックとトムとジョー3人で手作りパイプでたばこを吸う…(気分悪くなり陰で吐きまくり)
    こんな場面があるとは知らなかった

    でも友達のハックが、自分によくしてくれたダグラス夫人の危機を救おうとする優しさをもっているいい子なのがよ

    0
    2025年06月09日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    子ども用の絵本で読んだきりきちんと読んでいなかったため、手にとってみたんだけど、
    こんなに面白いとは!
    ハラハラドキドキするし、いろきろと考えさせられる。
    最後は、良い人には報い、悪い人には罰が与えられてスッキリ。

    0
    2016年10月02日
  • 王子と乞食

    Posted by ブクログ

    ありがちなお話で、もうタイトルと一ページ目を読むだけで結末まで分かっちゃうような古典的お話。
    王様と王様にそっくりな乞食が入れ替わってしまうというストーリー。

    最初はその展開のありきたりさに辟易したけれど、読んでいくうちにこれがよく構想を練られたお話だと気づく。

    解説いわく作者はこの小説を2年かけて書いたらしく、芸術的幸福を感じながら書いたものらしい。

    後半、一気にハッピーエンドに向かう展開は引きこまれたけれど、そんなに素晴らしい作品、というわけでもないような。
    ただの王道以上名作以下、そんな感じ。

    0
    2012年04月14日