西谷格のレビュー一覧

  • この手紙、とどけ! ~106歳の日本人教師が88歳の台湾人生徒と再会するまで~

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    映画「海角七号」のようなお話があるんですね。いろいろな人の想いがかさなり奇蹟がおこったとしか思えない。
    目をとじると、毎朝生徒を抱きしめて迎えた若くてきれいな小学校の先生が浮かびます。
    ブイキューブ。

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    2016年06月12日
  • 一九八四+四〇 ウイグル潜行

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    「監視」この効果は我々が考えるより余程絶大だ。街中に張り巡らされた監視カメラ、配置された警察官、タクシーの中でさえ会話は録音されている。モスクは破壊され閉鎖され、同胞達は理由もなく次々と収容所へ送られそこでは我々が思うような過激な拷問すらないものの、狭く不衛生な環境でいつ解放されるかもわからないままに拘束され、いとも簡単に衰弱していく。語らないこと、いや、考えないこと、これが最も肝心なことだ。こんな単純なことに気付けないことが、私の置かれている状況が彼等のそれと余りにもかけ離れていることの何よりの証明である。

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    2025年09月20日
  • 香港少年燃ゆ

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    ネタバレ

    自分は何者で何ができるのか、自分のアイデンティティに葛藤する思春期の青年にとって、逃亡条例デモは自分をまるで漫画のヒーローのような役割を与えてくれる存在でもあったんですね。

    ただ彼の場合、香港人と中国人のアイデンティティ、家庭環境、香港という地理的閉鎖性…あらゆる要因が複雑に絡み合ってデモへと駆り立てられた。彼と同じような境遇の香港人の若者は、他にもいただろう。

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    2023年07月24日
  • 香港少年燃ゆ

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    なんで逮捕されていたのか、どのくらい交流されたのか、そもそも罪名は何なのか、どのような判決が出たのか、などなど結局少年についてはわからないことが多く、欲求不満感が残る。
    「これでいいのか」と迷いながら取材対象を追っていくのはいいと思うのだけど、本人の言から取れない部分を当局取材などで補うべきでは?と感じた。
    とはいえ、デモ後に再開した時にデモの話を嫌がるという点そのものに、少年の今の気持ちが表れてるのかなとは思った。
    この本のぱっとしなさいや割り切れなさそのものが、香港デモの評価の難しさなのかなと思う。

    『国安法を歓迎はしない。だが、デモで街が破壊されるのも困る。香港デモの暴力という必要悪に

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    2023年05月04日
  • 香港少年燃ゆ

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    いわゆるルポルタージュ?

    なんとなくふわっとしてる

    何を主張したいのか、
    筆者が捉えたものがなんなのか、
    たゆたっている。

    それが香港と政治ということ自体のリアルなのかもしれない。

    けど本だからには、もう少しちゃんとしたものの方が個人的な好みかな

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    2023年02月14日
  • ルポ 中国「潜入バイト」日記(小学館新書)

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    文章は、堅苦しくなく柔らかすぎもせず、さくさくと読み進められる。新書の形式にはまっているんじゃなかろうか。
    内容は、あくまで「個人が(長く)観た中国人の一側面」といったところか。衛生観念の違いが文化に紐づけされるのは確かにと納得。時代とともに向上していくとかいう話でもなさそだしなぁ。

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    2021年11月07日
  • ルポ デジタルチャイナ体験記

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    最近(もっと前か!?)日本を超えたといわれる
    デジタル化した中国の様子を現地で体当たりレポートした本。

    実際の著者の体験レポを読むと、確かに日本より便利だと思われる部分(特にキャッシュレス社会)と
    中国らしい結構適当な(行き当たりばったりな)部分に分かれていて興味深い。
    行き当たりばったりだからと言って、中国のことをバカにするのは筋違いで、
    完璧でもない中であっても中国ではどんどん市場に出て、
    仮説・検証のサイクルをグルグル回しているということだろう。
    中々、日本ではクレームになって許されなさそうなことも、
    中国ではどんどん起こり得るので、その点が逆に脅威に感じた。

    著者の体験が2019年

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    2021年07月17日
  • ルポ デジタルチャイナ体験記

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    中国はメディアで見るのと、現地で見るのとでは、全然違う。そう意味でもルポというタイトルに引かれた。

    あっという間に大躍進を遂げたチャイナデジタル。中国の人件費の安さで外注してた時代の誰がこのスピードでアメリカと競い合うまでになると考えただろうか…という大きな話より、中国は実際に見て肌で感じる方が断然楽しい。

    だから本中の筆者のその時に感じた一言が、リアリティがあってとても面白い。日本の進まないデジタル化とのギャップをつぶやいているが、とても中立な立場で述べられており、それが本書を安心して読める理由のように思った。

    無人化の進んだアリババホテル、ハリボテ感のあるデジタルショップの数々、一方

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    2021年05月29日
  • ルポ デジタルチャイナ体験記

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    財布いらないQRコード決済はめちゃくちゃ魅力的。
    他人を信用しない性悪説だからこそ、ユーザーが意外と使いやすくなり、マナーも気にするようになるってのは面白い。

    良くも悪くも巨大な土地と膨大な人口の国と政策があってこその戦い方だけど、興味深い。

    ニューリテール

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    2020年07月15日
  • ルポ デジタルチャイナ体験記

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    中国のデジタルサービスの現状がよくわかる。ただ行きましたではなく、現地の人とのやり取りからの気付きも含まれてるし、実際に消費者として体験してるので、リアル。
    ただ、執筆から校正、出版という流れの中でタイムリー感がない話もちょっとあったりです。

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    2020年05月05日
  • ルポ 中国「潜入バイト」日記(小学館新書)

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    面白かったけどまぁ一部っていうのとこの人は仲良くなったらなんでも見過ごしそうでちょっと嫌だなという感想で終わってしまった。

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    2018年10月09日
  • ルポ 中国「潜入バイト」日記(小学館新書)

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    その辺のユーチューバーの、やって見たではなく、本当に中国がらみのバイトを体験して、現場の中国人に迫る。
    それだけっちゅうとそれだけやねんけど。
    やっぱり日本人とは交わらない気はするな。
    色々お互い様とはいえ。

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    2018年10月08日
  • 台湾レトロ建築案内

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    鉄窓花のかわいらしさは以前から気になっていたのですが、こんなに魅せられると圧巻。次の台湾旅の楽しいご提案をいただけたような気がする。台湾には魅力的なレトロ建築がいきいきと残っているのがうれしい。いきいきとしはじめた(レトロ建築が見直されはじめた)のは最近らしいというのがまたすごいことだなぁと思う。日本統治時代の名残があるものも大切にされていることはうれしいことだと思う。

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    2018年03月22日