上阪徹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルにある「会話」も含まれるのだろうが、主にインタビューの経験に根差した聞くための心構えや準備が書かれているので、こちら側に何らかの目的があって相手に話してもらう場面で参考になる。
他方で、相手のために話してもらうような「傾聴」では、本書で勧められている、例えばメモをとることが警戒心を招いたり、安易な「大変ですね」の発言が反感につながったりしかねないとも思う。
やはり本書でも繰り返されているように、相手を理解しようとする姿勢、感謝の気持ち、自分をよく見せようとしないことなど、テクニック以前の思いが大切で、それがあれば上記のような場面でも相手の話しやすい雰囲気ができるのだと感じる。
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Posted by ブクログ
「困っているのに、誰にも相談できない」——そんな経験が一度でもある人に、この本は届くと思います。
『世界は法律でできている』は、弁護士ドットコムというサービスが、法律を“遠い存在”から“使えるもの”へと変えていく過程を描いた一冊です。きっかけは、「もっと気軽に相談できる場所があればいいのに」というシンプルな想い。そこから始まった挑戦は、8年間の赤字という厳しい現実と向き合いながら続いていきます。
印象的なのは、「当たり前を疑う」姿勢です。弁護士は敷居が高い、契約は紙とハンコ——そうした固定観念を一つずつ崩し、新しい仕組みへと変えていく。そのプロセスは、どんな仕事にも通じるヒントがあります。
また、単なるビジネスの成功談ではなく、「困っている人に手を差し伸べる仕組み」を作ることの難しさと価値が、具体的なエピソードを通して伝わってきます。
読み終えたとき、法律は特別な知識ではなく、「自分の生活を守るための道具」だと感じられるようになりました。仕事や日常で少しでも違和感を覚えたことがある人に、ぜひ読んでほしい一冊です。 -
Posted by ブクログ
書く前の準備段階(素材集め)特化した本。文法だとか書き方などの中身に関する話はサラッとで、基本は書く前の心構えが中心だ。
料理で例えると、カレーの作り方でなく、質の良いジャガイモやにんじん、ルーなど、いかに多くの素材を集められるかが大事。素材が少なかったり、薄っぺらいとうまいカレーは作れない。
素材の取捨選択も大事。なんでも入れるわけでなく、強調したい素材を決めて、薄い素材は捨てる。
これ実際やると捨てるの難しいんだよなぁ。断捨離みたいに、「捨てるのもったいない」精神が働いてなかなか捨てられない。そして毎回文章が冗長になってるのよね...気をつけねば。
印象的だった点は3つある。
1つめは、素材集めにおいてはメモが重要なこと。
アイデアが浮かんだり、感じたことがあったら忘れる前にすぐメモする。
わたしは読書中、ふだんから意識してるので、出来てるほうだと思う。あとから思い出そうとしても、思い出せないのも分かるなー。
また、著者のメモ管理術も斬新で印象に残る。
メモアプリではなく、メールを活用するのは、意外な使い方で驚く。たしかにメールなら件名で検索できるし、あとから情報を整理するのに便利そう。わたしも試してみよう。
2つめは、「小学生の作文はなぜ幼稚に感じるか?」の理由。
その原因は「形容詞が多いから」、という理由に納得した。たしかに「たのしかった」「うれしかった」「おもしろかった」だけだと、幼稚に感じるし具体性もないよね。
わたしもよく、形容詞を多用してしまうので、使わないように意識する。形容詞の代わりに、具体的な言葉を使うようにしたい。
3つめは、まとめが大事なこと。
書き出しが大事、というのは大抵の文章術本に書かれてるけど、締めの重要性を解いてるのは意外と珍しい。
わたしは書き出しばかりに意識がいって、終わりの文をおろそかにする傾向がある。今後は締めにも力を入れよう。
さっそく、まとめてみる。
本書は、書く前の準備段階に全振りした、文章術本の中では特殊な部類。内容よりも準備段階が重要、だと知れたのは学びになった。
また、日頃から素材集めのためにアンテナを立てて、メモを書きまくるのも欠かさないこと。これに関しては、著者のメールにぶっ込む手法をまねて、メモを書きまくっていきたい。