山尾悠子のレビュー一覧

  • 歪み真珠

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    ネタバレ

    「歪み真珠」とは「バロック」の語源。
    ファンタジーとはちょっと違うけど、幻想的な短編集。
    んー、あまり好みではないかな。

    # ゴルゴンゾーラ大王と草の冠
    蛙の王と蛇の女王が出てくるファンタジー的な設定だが、蛙たちがカエルツボカビ症でばたばたと倒れていくというなんとも現代的で現実的なオチ。

    # 女神の通過
    エドワード・バーン=ジョーンズの「The Passing of Venus」という絵画に着想を得た作品で、宗教絵画にありがちな、これいったい背景はどうなってんのという非現実的な構図をそのまま真正直に受け取って、物語にしたもの。ジョークとしか思えない。

    # 娼婦たち、人魚でいっぱいの海

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    2019年06月15日
  • ラピスラズリ

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    夜の画廊から、人々が冬眠する館の中へ。
    作中のゴーストのごとく、読んでいる私の意識が彷徨った作品。

    冬の寂しさ、過酷さが妙に肌に残る小説だった。

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    2018年08月14日
  • ラピスラズリ

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    冬眠する人々の物語。ヨーロッパの古典文学のようで、設定や風景の描写はとても美しいのだか、内容が難解で頭の中で理解し、咀嚼していくのが難しかった。

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    2016年03月02日
  • ラピスラズリ

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    「冬」と「眠り」に引きずられるような幻想小説短編集。
    それぞれの話には関わりがあるようでないようで。
    片手間で読んでいたのであんまりよくわからなかった。
    けど、緻密な文章と薄暗い雰囲気ははよかった。

    今度ちゃんと読む。

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    2014年12月30日
  • ラピスラズリ

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    ネタバレ

    幻想文学というカテゴリ。画廊に飾られた絵画の話から、世界は一転し、冬眠する謎の一族の興亡へ。軽く重く、緩く早く、つかみどころがなくて随分読むのに苦労した。
    解説で千野帽子氏が絶賛しているのを読んで、こういう風に感動すればよいのか、と思うのも変な話だが。浅薄な読み手としては、冬のイメージではイタロ=カルヴィーノの「冬の夜ひとりの旅人が」、冬眠のイメージではムーミンの一族を参考に、こういうのを書く才能にドキドキした。

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    2014年01月23日