山尾悠子のレビュー一覧

  • 山の人魚と虚ろの王

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    作者の思い浮かべる情景の一割も私には見えている気がしないけれども、なんとか見たいと思いながら最後まで読んでしまう不思議な作品。

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    2021年05月05日
  • 歪み真珠

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    夢を見ているような不思議なお話が15篇。

    「歪み真珠」とは、ポルトガル語由来で、バロックの語源なのだそうだ。
    ただ幻想的で美しいだけではなく、その中にダークさを感じられる。
    ギリシア神話とか絵画がモチーフになっているお話もあり、その独特の世界観がよかった。
    どのお話も、雰囲気たっぷりで、不思議な世界を楽しむことが出来た。

    ドロテアの首と銀の皿がよかった!

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    2020年10月04日
  • ラピスラズリ

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    冬に読みたい本でお勧めされて読んだ。
    短編集なのですぐ読み終わるだろうと言う考えは甘く、短編とは思えない重厚感。
    2週間位読んでたけど、感覚的には凄い長い期間読んでいた気がする。
    同じ文を2度読み直し、数ページ戻り、自分の中で物語を何度も噛み砕いて解釈するのにとても時間がかかる。
    でも、その分読むのは全身全霊をかけて読まないといけないけれども、噛めば噛むほど味が出る本だった。

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    2019年12月03日
  • 歪み真珠

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    バロック。

    バロックのイメージではどれもとっつけなかったが、どの短編もすっきり終わらない、ファンタジー特有ぽさも出しつつの気持ち悪さを残し、あとのことは読者次第になる。
    「奇妙な味」のような。

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    2019年09月25日
  • 歪み真珠

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    ネタバレ

    「歪み真珠」とは「バロック」の語源。
    ファンタジーとはちょっと違うけど、幻想的な短編集。
    んー、あまり好みではないかな。

    # ゴルゴンゾーラ大王と草の冠
    蛙の王と蛇の女王が出てくるファンタジー的な設定だが、蛙たちがカエルツボカビ症でばたばたと倒れていくというなんとも現代的で現実的なオチ。

    # 女神の通過
    エドワード・バーン=ジョーンズの「The Passing of Venus」という絵画に着想を得た作品で、宗教絵画にありがちな、これいったい背景はどうなってんのという非現実的な構図をそのまま真正直に受け取って、物語にしたもの。ジョークとしか思えない。

    # 娼婦たち、人魚でいっぱいの海

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    2019年06月15日
  • ラピスラズリ

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    夜の画廊から、人々が冬眠する館の中へ。
    作中のゴーストのごとく、読んでいる私の意識が彷徨った作品。

    冬の寂しさ、過酷さが妙に肌に残る小説だった。

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    2018年08月14日
  • ラピスラズリ

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    冬眠する人々の物語。ヨーロッパの古典文学のようで、設定や風景の描写はとても美しいのだか、内容が難解で頭の中で理解し、咀嚼していくのが難しかった。

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    2016年03月02日
  • ラピスラズリ

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    「冬」と「眠り」に引きずられるような幻想小説短編集。
    それぞれの話には関わりがあるようでないようで。
    片手間で読んでいたのであんまりよくわからなかった。
    けど、緻密な文章と薄暗い雰囲気ははよかった。

    今度ちゃんと読む。

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    2014年12月30日