柴宮幸のレビュー一覧
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短く簡潔&完結してていい!
短く簡潔で、そしてとりあえず完結しているのでサクッと読むのにちょうどいい。素敵な三人組の話がまだ続きそうなので楽しみだけど、番外編集みたいになるのか、新たな展開があるのか!?
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呪いを自分の子供にかける親の気持ちが全くわからない。自分の子供は穏やかに楽しく過ごしていってほしいと思うのに。
これから呪いを持つものどうし試練を乗り越えていってほしい! -
Posted by ブクログ
第1巻の時点でアルベールとレネの関係性はしっかりと描かれていた。けれど、それは内向きに物語が広がっていたともいえる。
それを踏まえればこの2巻では外向きに物語が広がり始めたと言えるのかな
呪いとある程度付き合えるようになり、王宮へと戻ったアルベール。だけど誰もが呪い子であるアルベールがそこらを彷徨くことに納得できているわけではない
その急先鋒であり体現者として登場するのが宰相ヒューゴとなるわけだね
呪いの連鎖を危惧する彼はロザリーを送り込む形で牽制を始めるのだけど、呪いという絆を持つからこそ自分達は傍に居たいと感じる二人にとってヒューゴやロザリーによる妨害なんて何の意味も持たない
だから、 -
ネタバレ 購入済み
面白い
なんとなくで買ったけど、面白かった。
恋愛要素は…ほぼ無かったし、あるとしても おまけ位かな~…次巻から増えるかな~…って感じかな。
でも、この本の中では呪い!ってテーマが強いけど自分たちにも当てはまるな~…と思った。
言霊の力ってのが呪いとして出てるんだな…と。
でも黒幕が自決~…ってのは少し驚いたかな。
次巻も楽しみ! -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み4
わがままが過ぎた余り王族に手をあげてしまい不敬罪により死刑が決定してしまったミラ・ローザ。
しかし裏でそれは回避されて表向きに死亡した彼女は国からの依頼を受けて城に幽霊たちを閉じ込めているシャッテンヴァルト城主リハルトのもとにとつぐことになってしまう。
彼は家族とともに幽霊を封じ込めていたが皆命を落としてしまい一人で続けているうちに身体が限界になっていたために世継ぎを必要としていて世間的に死んだことになっているミラは死んでもここから出られない状況になってしまう。
少しずつお互いに理解して距離を縮めていっている二人。
リハルトの血が流れている指輪をはめたせいで城内のどこにいるかわかってしまう状況 -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み3
わがままが過ぎるがあまり王族に対して手をあげるということをしてしまった貴族令嬢ミラ・ローザは不敬罪で死刑が決まるが裏で手をまわしたこともあって世間的に死んだことになっているが生きながらえた。
しかしその代償としてミラは幽霊城とうわさされるシャテンヴァルト城の城主リハルトのもとに嫁がなければいけなくなり彼から「死んでもここから出られない」と突きつけられてしまう。
この城はいろんな幽霊を国からの依頼でリハルトが閉じ込めているから幽霊城といわれているのだが彼一人が無理しすぎたせいで命が危ない状態になっているのだった。
それを回避するための世継ぎをミラが生まなければならないことを知ったミラは少しずつリ -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み2
自分の気持ちを優先して着たい服食べたいもの行きたいところを思うままに生きてきた貴族令嬢ミラ・ローザは領内に来ていた第7王子の10番目の妻候補にするという言動に怒りを覚え王族相手に手をあげたことから不敬罪で死刑になる。
しかしそれは表向きであって実際は裏で手をまわして命は助かったミラ。
その代わり子供だましとして言い伝えられているシャッテンヴァルトの幽霊城の城主リハルト・ロストブラオンの妻として世継ぎを残すことを義務として課せられる。
出ていこうとするが実際に幽霊がうようよいるシャッテンヴァルトに近づこうとする人はいないし公的に死んだことになっているミラはここを死んでも出られないことをリハルトか -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み1
主人公のミラ・ローザは父が領主をしている貴族の令嬢である。
思うままに生きるミラはその日の気分で自分の着たい服を着て食べたいものを食べ行きたい場所に行くということを毎日繰り返していた。
そんなわけで親のいうことを聞かないなんてことは日常茶飯事だし自分に対して気に入らないことを言ってきたヤツはたとえ相手が王族であってもビンタをするというじゃじゃ馬令嬢だった。
ある日領内に来ていた第7王子の10番目の妻候補にしてやると言われたことでその王子に手を挙げたミラは不敬罪で死刑になるところだったがなんとか裏で手をまわして命は助かったのだった。
しかしそんなミラは世間的には死刑になってもうこの世にいないこと -
Posted by ブクログ
マチルダにラウルとはこれまた懐かしい顔が。アルベールとレネによって人生観が変わった二人、今では良い表情をしているようで
元々アルベールとマチルダは婚約者、今では破断となったそれも言い換えれば繋がりが有ったと言えるわけで。そんな二人が互いの国の橋渡し役となるとは以前との変化を感じさせるにはこれ以上ない描写
国境門を開く為の重要な会議。それを若い二人が主導すれば、当然のように舐められる
マチルダはこの場に向けて命を賭す覚悟で挑んでいたのは驚き。これが王族が抱くべき覚悟であるならば、かつてマチルダと並び立つ事を求められたアルベールだって応えなければならない。
ここでマチルダのように脅すのではなく、 -
Posted by ブクログ
これまでも呪いをただ不幸な要素と捉えない見方は何度も提示されてきたわけだけど、マザー・フルールの「神の力」「救いの力」という捉え方は斬新なものだったかも。でも、その他者と違いすぎる捉え方が今回の問題の根源に有った気もするけど
呪い子は他者との共生が難しい。だからこそクレールは捨てられてしまったわけだし、呪い子は孤児となった
でも呪いを持たなくても孤児になるし、受け入れる者が居れば呪いを持っていても幸せに生きていける。そういった点をミシェルから感じられたね
そのような優しさが地下室に隠された秘密から反転していく様子は衝撃的
フルールが行っていた狂信的な蒐集活動。無能に絶望していた所に「神の力 -
Posted by ブクログ
カヤを含む呪い子の居場所を守りたい――。そんなフーの願いの為に他国の事情に介入するどころか、自分の素性まで明かしてしまうアルベールとレネの行動は驚くべきもの
限りなくリスクばかりの行為を支えるのが「友の願い」に応える為というのは良いね。人の願いや居場所を守る為にアルベールがここまでの行動ができるようになったのは、それこそ自分がレネによってそういったものを手にしたからなんだろうな
ただ、無謀な勇気だけで全てが解決できるほど話は簡単ではなかったわけで…
不死の呪いを持ってしてもレネの身を苛む毒ガス。これはアルベール達が直面したリスクを表面化したような事態。それを回避するにはそれこそ別のリスクを抱 -
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可愛い
ほのぼのファンタジーストーリーになっていて、本当に癒されました。「花とゆめ」らしいストーリー大好きです!テンポが速いなと思ったところもありましたが、キャラたちが可愛くて見ていて幸せな気持ちになれました。
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Posted by ブクログ
前巻ラストが緊迫感有る展開で締められたものだから、続きはどうなるかと思いきや15話の扉絵を見て良い意味で肩の力が抜けてしまったよ(笑)
マチルダやラウルに凶刃を向けたロイ。その思惑は非常に子供じみたもの
けれど、それは馬鹿にされるようなものではなくて人間の根源的欲求に従った感情から来る思惑なのかなと思う
こうしてマチルダ、ラウル、ロイ、三人の思惑が明かされてみれば実は三人とも人から愛されたかったという欲求を抱えていたのだと判るね。それが望むたった一人から愛されないと全てが否定されたかのように思い込んでしまった事からすれ違いや憎しみが始まってしまった
けれど、今の時点で愛してくれる人が目の -
Posted by ブクログ
レネの故郷で繰り広げられる呪いに纏わる因縁の数々
呪いの仕業に見せかけようとするオーダも、立ち上る火や煙を見て絶望を覚えるフーも、自分を助けることは出来てもカガリを助けられないレネも…
誰も彼もが呪いによって苦しめられているし、呪いを利用して誰かを苦しめている。それはとても悲しい状態
かと言って、呪いがあればその人の全てが不幸と決まってしまう訳ではないと言及する台詞の数々は良いね。極限の痛みに襲われる状況でもレネを「祝福の子」と評したカガリも、不死のレネなら誰よりも希望を掴めると告げてくれたアルベールも
『呪い』はその人の在り方を強く定義付けてしまうけど、何もかもを決めつけてしまうわけではな -
Posted by ブクログ
『呪い子』という本来はネガティブな意味でしか受け取れない不幸な要素。それは実際にレネとアルベールの人生に暗い影を落とすのだけど、一方でその呪いのお陰で二人は結びついて幸福になれるかもしれないきっかけを得ていくというのは面白い構図だね
”毒の呪い”を持つアルベールは誰にも触れられない。近くにある生命を殺してしまう
”不死の呪い”を持つレネは気味悪がられてしまう。どんな怪我でも生きていられる
反発する呪いを持つ二人だから傍に要られる。反発する呪いだから傍に居たいと思う
そうして閉じ籠もっていたアルベールが少しずつ心開いて、そして外へ出ていく様子は良いね
一方で描かれるのは別の呪い
『呪い子』が