あらすじ
「君にはある役目を果たして頂きたい 死んでも出る事は出来ませんよ 城主の私が居る限り」――恐ろしい噂渦巻く“幽霊城”に嫁ぐことになってしまった我儘ご令嬢・ミラ。世間では自身の我儘がたたり不敬罪で死んだことになっていて逃げ場もない…! まるで幽霊のような城主・リハルト様の世継ぎを設けることがミラの「役目」だというけれど…!? 最恐夫婦のマリッジコメディ、開幕!(この話は、【電子版】花とゆめ 2号(2024年)に収録されています。)
...続きを読む感情タグBEST3
不敬罪で○刑となったわがまま令嬢のミラは、幽霊城城主のリハルト様の妻となることで一命を取り止める。
好きなものを“お気に入り”と言ったり、ミラのわがままは感情表現がうまくないだけで根はいい子。
しかしある時、リハルト様の体に限界がきて──!?
それにしても柴宮幸先生の描かれるヒロインはお胸が豊かな子が多くてちょっとドキッとします。
匿名
1
主人公のミラ・ローザは父が領主をしている貴族の令嬢である。
思うままに生きるミラはその日の気分で自分の着たい服を着て食べたいものを食べ行きたい場所に行くということを毎日繰り返していた。
そんなわけで親のいうことを聞かないなんてことは日常茶飯事だし自分に対して気に入らないことを言ってきたヤツはたとえ相手が王族であってもビンタをするというじゃじゃ馬令嬢だった。
ある日領内に来ていた第7王子の10番目の妻候補にしてやると言われたことでその王子に手を挙げたミラは不敬罪で死刑になるところだったがなんとか裏で手をまわして命は助かったのだった。
しかしそんなミラは世間的には死刑になってもうこの世にいないことになっているのだが実はある屋敷の主人に嫁ぐことになってしまった。
その相手は幽霊城といううわさが子供だましの言い伝えでされているシャッテンヴァルトの城主であるリハルト・ロストブラオンだった。
そんな面倒な手続きをしてまでミラがこの城主に嫁ぐことになったのは妻としてリハルトの世継ぎを残すことだった…。