あらすじ
「一度妻になると言ったからには 決して逃がしませんよ?」なんやかんやでプロポーズは受け入れたものの、若干言動がホラーな旦那様の考えていることがわからないミラ。「世継ぎを設けるのが役目」のはずが、彼は一度も寝室にやってこなくて…?(この話は、【電子版】花とゆめ 12号(2024年)に収録されています。)
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幽霊城の城主リハルト様と夫婦になったミラ。
善良な幽霊たちは丸っこいのが多くて一見かわいいですが、隙を見せて取り憑かれてしまうと……。
子どもの幽霊に取り憑かれてしまったミラの顔は結構怖かったです。
匿名
2
自分の気持ちを優先して着たい服食べたいもの行きたいところを思うままに生きてきた貴族令嬢ミラ・ローザは領内に来ていた第7王子の10番目の妻候補にするという言動に怒りを覚え王族相手に手をあげたことから不敬罪で死刑になる。
しかしそれは表向きであって実際は裏で手をまわして命は助かったミラ。
その代わり子供だましとして言い伝えられているシャッテンヴァルトの幽霊城の城主リハルト・ロストブラオンの妻として世継ぎを残すことを義務として課せられる。
出ていこうとするが実際に幽霊がうようよいるシャッテンヴァルトに近づこうとする人はいないし公的に死んだことになっているミラはここを死んでも出られないことをリハルトから突き付けられる。
そもそもここが幽霊城といわれるのはリハルトが国から依頼を受けて質の悪い霊を閉じ込めておく指名を請け負っているからだった。
しかしリハルトは自分ひとりで無理しすぎた代償でこのまま世継ぎができないと大変なのでミラがその役割を担うことになった。
シャッテンヴァルトで暮らしてみるとリハルトはいろんな幽霊たちに囲まれて楽しそうにしているように見えるが、でも幽霊たちは共に生きることはできないので…。