レイフ・GW・ペーションのレビュー一覧

  • 許されざる者

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    これって解決出来るの?とドキドキしながら最後まで一気に読み終えてしまいました。
    2010年から25年前の事件、すでに時効になってしまった9才女児殺人遺棄

    定年退職した67歳の元国家犯罪捜査局長が、自己の体調悪化が取っ掛かりの物語が始まり、中だるみも全く無い展開
    シャーロックホームズの名前も出てきてファン的にはちょっと嬉しかったです。

    他の本も大人買いで、揃え中!

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    2025年10月29日
  • 許されざる者

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    時効が成立している犯罪の犯人を探すよう依頼された国家犯罪捜査局の元長官。25年前の犯人を見つけられるのか。突き止めたところでその落とし前をどうつけるのか、がポイント。長官を補佐する仲間が皆いい感じ。

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    2022年06月21日
  • 許されざる者

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    これは面白い、素晴らしい。脳梗塞で倒れ麻痺が残った凄腕の元警察長官のヨハンソンに、主治医が、25年前に起きた少女暴行殺害事件の相談を持ちかけてきた。9歳の女の子の強姦殺人事件だ。事件はすでに時効だが、元同僚のヤーネブリング、介護士のマティルダ、身の回りを世話してくれるマキシムなど周囲の仲間と一緒に捜査を始める。ヨハンソンはもちろんだが、全ての世代、男女ともに魅力的な人物たちが登場する。ヨハンソンは幸せなわけだ。ヨハンソンのセリフの後に本心の言葉が続く。不甲斐ない後輩たちへの不満や自分への叱咤、女性への気持ち、その繰り返しが面白い。犯人は比較的早い段階で特定される。誰もが殴り殺したくなるような卑

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    2021年03月31日
  • 許されざる者

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    ネタバレ

    スウェーデン人の聞き慣れない名前がいっぱい出てきて苦労した。
    それでもだんだんと解明されていく事件にどっぷりハマった。
    最後は丁稚ってことでいいのかな。。。

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    2020年02月17日
  • 許されざる者

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     2018年秋に読んで、とても印象に残る作品だったので、昨年の『このミス』では5位に投票したのだが、今思えばもっと上位に入れてもよかったかもしれない。本国スウェーデンでは、いくつかのシリーズ作でヒットを飛ばし、うち何本かはTVシリーズにもなっているこのレイフ・GW・ペーションであるが、日本ではほとんど知られていない。本邦初訳となるペーションのこの作品は、各賞を総舐めにした傑作である。この作品に出会えて本当によかった。

     主人公は国家犯罪捜査局長官のラーシュ・マッティン・ヨハンソン。何と、この主人公、作品のスタート時点で、ホットドッグ屋台の前で脳塞栓を起こし、意識不明の状態で病院に運ばれてしま

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    2019年03月11日
  • 二度死んだ女

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    ベックストレーム警部シリーズの最新刊。警部と同じアパートに住む少年が、キャンプ先で見つけた銃弾の残った女性の頭骨から始まる事件。頭骨から取り出したDNAの照合から、その女性がすでに別の場所で死に、埋葬されていたことがわかる。果たして、その女性は誰なのか。。。

    著者の書き方なのだろうが、ベックストレーム警部と彼を取り巻く登場人物たちの言動の賑やかさに比べ、捜査の進展も犯人と目される人物の行動も淡々と語られる。そのため、捜査を仕切るサボりの常習者である警部の役立たずぶりや、周りの人たちの細かな言動の描写の多くが、あまり事件解決にリンクしない。悪く言えば無駄な描写が多いのだが、これにより主要な登場

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    2024年05月19日
  • 二度死んだ女

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    『許されざる者』が良かったので新作が出るたびに読んではいたが、ベックストレームのキャラクターが苦手で今ひとつ…という印象だった。のだが、今回のベックストレームは少年とのやり取りも素敵で、他の登場人物たちの会話のやり取りもテンポ良く、丁寧に事件を解決していく様も読んでいて楽しかった。

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    2023年09月05日
  • 二度死んだ女

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    ネタバレ

    ほどよく複雑で、スウェーデン警察ものらしいチームプレーも心地よく、今回は変人警部の毒も薄めで大変に読みやすく心地よい…と思ったらいきなり最終回ですか。
    『許されざる者』とはどうやら別シリーズとして扱うことになったのかな?それが正しい区分かと思います。

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    2023年08月07日
  • 二度死んだ女

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    ベックストレーム警部の最終回?
    色々物騒がせな警部だし、彼程品行の悪い警部は他にいない位の独特の警部だけど、今回は100パーの思いで彼を応援したかった。彼と一緒に美味しい食事をしたかった。こんなにベックストレームを好きになる日が来るなんて(><)

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    2023年07月23日
  • 許されざる者

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    スウェーデンの作家「レイフ・GW・ペーション」の長篇ミステリ作品『許されざる者(原題:Den Doende Detektiven、英語題:The Dying Detective)』を読みました。

    「アーナルデュル・インドリダソン」、「ジョー・ネスボ」の作品に続き、北欧ミステリが続いています。

    -----story-------------
    CWA賞、ガラスの鍵賞など5冠獲得!
    北欧ミステリの重鎮による究極の警察小説

    国家犯罪捜査局の元凄腕長官「ラーシュ・マッティン・ヨハンソン」。
    脳梗塞で倒れ、一命はとりとめたものの、右半身に麻痺が残る。そんな彼に主治医の女性が相談をもちかけた。
    牧師だ

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    2023年03月10日
  • 平凡すぎる犠牲者

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    ネタバレ

    ベックストレーム警部の第二弾。

    前作の「見習い警官殺し」が面白くなかったので、
    全く期待せずに読んだが、良かった。
    あくまでも前作に比べれば、と言う意味だが。

    アルコール依存症の一人暮らしの男が殺された。
    酔っ払い同士のありふれた事件のように見えたが、
    死体の第一発見者も死体で発見されてしまう。

    謎解きの要素もあったし、
    捜査も進展したし、
    意外な展開もあった。
    さらには、前作に比べて短いせいかもしれない。

    といっても、
    酒好きで、女好きで、金好きで、偏見のかたまりで、
    仕事をさぼることばかり考えているベックストレーム警部は相変わらず。
    健康のために、禁酒と運動を誓ったにもかかわらず、

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    2022年02月12日
  • 許されざる者

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    ネタバレ

    ネットで見かけて。

    何だか変な感じがした。
    その「変」は読み終わった後、解説を見てわかった。
    人気のシリーズの最終作だった。
    なるほど。

    それで、
    登場人物が妙に完成されたキャラクターだったり、
    途中で出て来た人との関係が重かったりのは、そのせいか。

    北欧ものにしては暗くないし、
    悲惨でもないこの作品において、
    それは決してマイナスにはなっていなかったけれど、
    この前の作品を翻訳してほしい。
    話はそれだから。

    「角の向こう側の見通せる」男、国家犯罪捜査局の元長官が、
    脳梗塞で倒れる。
    麻痺と闘いながら、担当医の頼みを聞いて過去の事件を調べ始める。
    妻の諫めも聞かず脂っこいものを食べたり

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    2021年11月07日
  • 許されざる者

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    面白かった。意外な出だし、車いす探偵として主役の鋭さチームの妙味。好きなタイプでした。どう結末つけるんやろうって思いながら読み進む。

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    2021年07月01日
  • 許されざる者

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    渋い。渋すぎる。

    まず、主役が
    脳梗塞を患い
    右半身に麻痺が残っている
    元警察庁長官。

    治療やリハビリを受ける中で
    ある時効を迎えた
    女児殺害事件に行き当たります。

    主治医である女医から

    牧師だった父親が
    生前「事件の犯人を知っている」
    という懺悔を耳にしたらしい

    と 告白され
    犯人探しが始まるのですが

    いわゆる
    『安楽椅子探偵モノ』に近く

    自らは ベッドに横たわったまま

    当時の捜査資料などを紐解きながら
    想像力と経験値で 
    推理を進めていきます。

    ピアスやタトゥーを施した
    介護士の若い女性や

    同じく年金生活者で
    元警察官の親友

    非常に細かい
    元会計士の義弟

    孤児で 並

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    2021年03月23日
  • 平凡すぎる犠牲者

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    ベックストレーム警部シリーズ。まず危惧するのは次々に出て来る差別用語にスウェーデンはどう対応してるかという事。始めは不快だったが、ベックストレームのチームワークやキャラに丸め込まれて、最後には笑い

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    2021年03月16日
  • 平凡すぎる犠牲者

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    いつヨハンソンがすべてをさらっていくのかと思いながら読み進めていったら、最後までベックストレームだった…
    ベックストレームは無能なはずなのにほんとは有能なのか?ラッキーなだけ?ほんとに?と戸惑ってしまったよ。

    スウェーデン警察のチームプレーはほんと楽しい。ゲスで下品なフロストやセバスチャン型の警部に有能だったり無能だったりする部下や上司たちの群像劇は大好物なのでいくらでも読みたい。

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    2021年03月14日
  • 平凡すぎる犠牲者

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    『許されざる者』がすごく面白くて、ペーションの作品はその後も読み続けているが、個人的には1作目が一番面白かった。
    ベックストレームのシリーズは事件そのものより個性的すぎる登場人物のやり取りに気を取られてしまう…

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    2021年03月03日
  • 平凡すぎる犠牲者

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     三作目にしてようやくこの作家に慣れてきた。作家という職業の他に、犯罪学教授、国家警察委員会顧問、など三つの顔を併せ持つ、いわゆる専門家なのだが、そういう書き手による警察小説でありながら、内容はお固いものではない。というより、むしろブラックユーモアという今や廃れてしまった類いの言葉が最もよく似合うのが意外な本シリーズなのである。

     ミステリーの謎解きの味は確実に残しつつも、捜査に携わる実に多様な男女を各所に配しながら、彼らを率いる最悪のボスであるエーベルト・ベックストレーム警部の実に滅茶苦茶な活躍(?)を描くシリーズ第二作が本書。第一作の『見習い警官殺し』では、とにかくDNA検査を限りなく指

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    2021年02月24日
  • 許されざる者

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    北欧ミステリー。

    退官した大物警官が関係者からの新情報を手掛かりに25年前の事件の真相を突き止める。

    直観と洞察力を頼りに捜査するところはちょっとモースに似ている気がする。

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    2020年05月13日
  • 許されざる者

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    引退した警察官が、既に時効を迎えた事件の捜査をする・・・。

    そんなプロットの作品は、他にもあると思いますが、この作品で興味深いのは、その引退した警察官が国家犯罪捜査局の長官であったと言う事と、脳梗塞の影響で半身が不自由だと言う事。

    動けない捜査官と言うと、リンカーン・ライムシリーズがありますが、ライムほど動けないわけでは無く、最後は自分で事件に幕を引くために動いていたりする訳ですが。

    時効を迎えていたものの、真相が見え、犯人に選択を迫るわけですが・・・。

    そういう結末ですか。中々興味深い結末です。

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    2020年04月04日