南和行のレビュー一覧

  • 夫婦をやめたい 離婚する妻、離婚はしない妻

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    弁護士の先生が書いた事例集……というと、実用本っぽいものをイメージするかもしれないけれど、1つ1つの事例が、まるで短編小説のよう。
    読みやすく、おもしろい。

    で、それとは別に、「離婚と法律」について思うことは、ホントに法律ってのは、必ずしも「理不尽な思い」をしている方の味方なんかじゃないってこと。
    法律的にどうか、ということは、傷ついた人を救えないどころか、もっと傷つけることもある。
    だからこそ、「夫婦をやめた」くても「離婚はしない」人もたくさんいるのでしょう。
    法律的なアドバイスしかできない立場の弁護士の先生にも、どうすることもできないのでしょうけど……せめて気持ちの面では寄り添ってくれる弁護士さんが増えるといいなぁと思います。

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    2022年03月14日
  • 同性婚――私たち弁護士夫夫です

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    P14「同性婚を考えると言う事は、男女とは何か、結婚とは何か、家族とは何かを考えることである。」

    P 44「私はせめて、小学校中学校、高校での教育の中で、世の中には同姓愛者が存在すると言うことをきちんと知ることができればよかったのにと思う。自分は教科書には載っていない存在だと思い、湧き上がる自然な気持ちを否定するしかなく、自分で自分を認めるまでにずいぶん回り道をしてしまった事は残念だ。」

    P110「一方で、法令データ提供システムの法令用語検索で同性愛あるいは同性と検索してみても、該当するデータはありませんと表示される。」

    P115「2人の愛情は結婚のきっかけとして必要かもしれない。しかし、結婚には、カップルを中心とした家族として周囲から承認され、保護されると言う社会的な効果もある。」

    p127 「民法772条は「子供が生まれる枠組みこそが結婚である」と言う家族モデルを提示する。しかし、この民法772条が提示する家族モデルから外れた家族は、家族として法律上保護されず、個人としての存在すら認められないと言う困難を抱えている。」

    P1 137「同性カップルの家族、あるいは同性カップルと子供の家族が法律上保護されるとき、つまり同性婚が法律で認められる時こそが、家制度の最後の名残である民法772条の役割が終わる時なのではないかと考えている。」

    150「少なくとも(同性カップルが子育てをする)と言う事実が、子供を不幸にするのではない。「子供は不幸に違いない」と言う人々が、子供を不幸にするのだ。子育てをしている同性カップルの家族の巡り合わせを肯定する社会、多様な家族のあり方をうけいれられる社会こそが、子供を幸せにするのだ。」

    162ページ「クリントンが演説の冒頭で「all human beings are born free and equal in dignity and rights」つまり「全ての人は、生まれながらにして自由かつ平等に尊厳と権利を受けている」と述べた事は、同性愛者の人権は特別なものではないと言う考えを端的に示すものである。」

    163ページ「LG BTの課題の解決は、「少数者も権利を認める」ことではなく、「もともと同じ権利がある」ことを前提に、人権保障を阻む障害を除去する視点でなければならない。この視点はLG BTの当事者が抱える困難を社会的課題として解決する場面にとどまらず、同性カップルの家族としての権利を法律上の同性婚の制度として認めるかどうかにおいても忘れてはならない視点だ。」

    167ページ「憲法24条1項が、封建的な家制度のもとで女性の自由や人権が奪われていたと言う実情を背景に、婚姻における女性の自由な意思決定と家庭内における男女の平等を希求して制定されたからに過ぎない。」

    169ページ「憲法24条1項が「両性」と言う言葉を用いていることだけを持って、同性婚を積極的に禁止する趣旨だと声高に唱える事は、そもそも憲法が個人の人権を保障する存在であることに反する。」

    182ページ冒頭「この条例(渋谷区のパートナーシップ制度」)は、行政と言う公権力が、同性愛者を含めLG BTすなわち性的少数者が社会で生活していると言う事実と、当事者が偏見や差別に脅かされていると言う実情を認め、偏見や差別を打破するのは当事者の努力や行動ではなく、むしろ当事者を取り巻く人々や社会の意識が変わることによるべきと宣言するものである。」

    187ページ「しかし形や異性愛者であることを当たり前に生活してきた異性愛者にとっては、異性愛者しか存在しないことを前提に形成された社会は、生きやすくそして自身の性自認について立ち止まって考える必要もない社会である。」

    188ページ冒頭「葛藤を抱いていない人(異性愛者)の無理解は、罪ではない。」

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    2021年09月14日
  • 子どもの人権をまもるために

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    たぶん3年くらい積ん読してたけど、早く読んどくんだった。
    子どもに関わる人は読んだ方がいい。

    「子どもの権利」って言ってもとっつきにくい感じがするが、
    こうして具体例を項目ごとに並べられ、
    しかもその分野の専門家が実例を挙げて書いているため、
    各分野の入門的な知識を得られる。
    実際、共著者の著作を改めて読みたくなったし。

    まぁ仕事柄、第二部「学校」をみんなに読んでほしい。
    この国でどれだけ「子どもの権利」がないがしろにされてるか、
    たくさんの人に知って欲しい。

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    2021年07月01日
  • 子どもの人権をまもるために

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    子どもを巡る、保育、養護、療育、貧困対策、性の多様性、居場所作りなどについて各テーマごとにコンパクトにまとめられており、第一線で活躍しマスコミにもよく登場する筆者たちが現場発の生の声で語っている。

    今保育士の受験勉強の途中で、児童養護や福祉について学んでいるので、乳児院や養護施設、里親、虐待からの保護などいろいろディープな環境にある子どもたちの事情に興味があって読んでみた。

    正直読んでいて辛くなる。
    一般人に縁がありそうなのは保育園の待機児童問題くらいで、その他は不幸にして家庭や親に恵まれなかった子たち、または、生まれつきの障害や性的マイノリティーなどの苦労を負った子たちだ。

    しかしその子たちに罪はないわけで、より傷つかず幸せな人生が送れるよう周りの大人や社会が配慮してあげる他ない。

    家庭というスタッフ差し替え不可能な閉鎖環境での子育てではなく、スペシャリストの介入を受け入れながら幅広い人たちに見まもられる成長が、普通の子にも苦境にある子にも与えられるとよい。

    江戸や明治の頃のように養子や里子が一般的だったり、住み込みのねえやや下働きなど家族と従業員の中間みたいな人がいた方が豊かだった気がする。
    夫婦を超えていく逃げ恥ではないが、もっと気楽に血縁を超えていけないものか。


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    2019年08月22日
  • 同性婚――私たち弁護士夫夫です

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    性的少数者のために新たな権利や法律を作るのではなく、元々同じ人間として既に権利や法律の下にいることを社会が認識するのが必要だろう。
    何故同性愛者だからと枠外に出されなくてはならないのか。そもそも結婚制度とは何か、などを考えさせられた。

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    2024年04月10日
  • 子どもの人権をまもるために

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    色々な分野で子どもと関わる人たちがそれぞれのテーマで書いたもの。こんなひどい状況におかれている子どもが存在するのかと、読んでいて涙が出そうになる部分も。小さなことでも、自分にできることは何があるかを考えるヒントにしようと思い読んだ。

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    2021年02月06日
  • 同性婚――私たち弁護士夫夫です

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    法律で整備された日常に生きていると、見落としてしまうこと。同性パートナーの生活において、どこに問題があるのかを理解できた。「きのう何食べた?」との併せ読みで、より近い問題と感じられるかも。
    ダ・ヴィンチのレビューきっかけ。

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    2016年04月13日
  • 同性婚――私たち弁護士夫夫です

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    ゲイの弁護士カップルの一方の人が書いた本。同性婚が法律的に認められることを求めて、日本の法律とか法律を取り巻く社会のあり方に一石を投じている感じかな。
    自分としては、同性カップルも異性カップルを同じような権利を行使できるようになればいいとは思うけど、それが結婚というものに集約されていくのは何だかなと思っている。利便性とか考えると、現状では結婚ということになってしまうのはわからんでもないけど、それが残念。同性カップルにせよ、異性カップルにせよ結婚しなくてもお互いを信頼して一緒に生きていけるようであればいいと思うんだけど、甘ちゃんかしらん。だから、結婚なんて制度がなくなってしまえばいいと思うし、戸籍とかも現日本の結婚制度への縛りになるものとしてなくなってしまえばいいと思っている。
    この本も最終ゴール、勝ち取るべき権利が結婚・婚姻に向かっているようなんだけど、この本の最後の最後のところで、著者とパートナーとパートナーの未成年被後見人と著者の母親の4人で著者の兄とその妻と息子のところへ行き、みんなで遊んだ一日のことが書かれていて、それがすごくいいなと思った。血とか法律とかの結びつきなんてどうだっていいじゃないか。気の合う者、そのときなじむ者どうしが自由につながれるほうが理想だな。

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    2023年11月24日
  • 子どもの人権をまもるために

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    子どもの人権をまもるというテーマに沿って……かな? けっこうそうそうたる人々が稿を寄せている。宮田雄吾(大阪共立病院・大村椿の森学園)、山野良一(名寄市立大学・専門社会調査士)、駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス代表)、仁藤夢乃(一般社団法人Colabo代表)、熊谷晋一郎(東京大学・当事者研究)、大塚玲子(編集者・ライター)、内田良(名古屋大学・教育社会学)、大貫隆志(「指導死」親の会共同代表)、大原榮子(「メンタルフレンド東海」世話人代表・名古屋学芸大学)、前川喜平(元文部科学省事務次官)、白濵洋子(佐賀女子短期大学・学校保健)、内藤朝雄(明治大学・社会学)、山下敏雄(弁護士)、村田和木(ライター・社会福祉士)、南和行(弁護士)、土井香苗(国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウオッチ日本代表)といった方々。
    一方で、どこか子どもの立場に立った活動なのだろうかと思わせもする。子どものためを思って考えての活動ではあるだろうけど、子どもの思いに直結できているだろうか。ほんとにほんとに子どもの人権をまもる活動といえるだろうか。厳密にいえば、たとえとして、大人が余裕をもって子どもを育てられるまちづくりのような活動は、子ども第一ではないと思う。そんなことを気にしながら、各人の稿を流し読んだ。
    なぜ木村草太氏が編集になっているのかちょっと疑問。それらしい人ではあるけど、これまた厳密にいえばそのものズバリな人って感じがせず、彼の知名度に頼って編者にしたのかなって勘ぐってしまう。

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    2023年07月22日
  • 同性婚――私たち弁護士夫夫です

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    この手の本は必要だと思いつつ、どうしてもモヤモヤしてしまうことが。
    それは、マイノリティ同士のカップルだと、パワーカップルばかりがメディアに出てきてしまうこと。構造上仕方がないとわかっていても、モヤモヤしてしまう。
    なんとなく、弁護士とか美容師とか大学教授とか医師とか、手に職系(かつ、一般的に比較的「高給」と考えられている職業)でないとマイノリティとしては生きていけないような感じになってしまうのであれば、やはり社会としては不健全だと思う。
    こうした「手に職」系にマイノリティが多いように思えてしまうのは、それらが職業的にチームプレイでなく個人プレーが可能であり、それがゆえに同調圧力が低いコミュニティに属しているから可能になっている側面は無視できないように思う。そうした、同調圧力の低い、個人プレーが可能な手に職系に付かないと、自分のアイデンティティが脅かされてしまうのであれば、マイノリティの人々の職業選択の自由が侵害されているのであって、由々しき問題であるように思う。
    どんな性別でも就きたい仕事に就けて、子どもが欲しければもうけることができて、日本もそんな社会になればいいなぁ。
    憲法の問題は重要だけど、この本での議論も含めて、まず憲法を活用してみることが日本社会のあらゆる場面では必要な気がする。この本の話とは関係ないけど、日本にも憲法裁判所があったらいいのにね。

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    2022年04月02日
  • 同性婚――私たち弁護士夫夫です

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    LGBTを理解して
    認めなければ間違った方向に
    向かい社会から排除され
    人権が失われていく…
    これからの家族の新しい在り方
    の幸せなモデルの先駆者となった
    勇気ある南、吉田弁護士に拍手です。
    少子高齢化が進み、日本はかつて
    味わったことのない社会になりつつ
    あります。
    確かにLGBTはなるものではなく
    時間をかけて気付くものですし…
    性的嗜好と性自認は治療法がありません。
    それにしても読み始めると止まらず
    小説のような面白さがありました。
    かく言う僕も本当のところはわかり
    ませんが…女っぽい男ですし…
    気持ちの上ではわかっていたつもり
    で…本当はゲイなのかもしれません。
    (惚れるのはいつも男性です。)
    それでももがき続けてきたことから
    ようやく救われたような…
    安心感がありました。
    どうしてかなぁ、多分、何もかも
    弱者の立場に立ってくれているから
    だと気付きました。
    唯、これだけは言わせてもらいます。
    同性愛の性行を想像、歓喜、
    表現するからヤラシーのであって
    この弁護士夫夫は心で何時も
    繋がっているという硬い絆が
    あると言うことを…
    忘れないでおいてほしい。

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    2016年10月12日
  • 同性婚――私たち弁護士夫夫です

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    著者の来歴の章はおもしろかったし、憲法や少子化と同性婚についての話もなるほどなあと興味深く読めたが、いまいち本として面白くない。他の方のレビューにあるように「なんで一冊の本にまとめたの?」ってところだろうか……。

    別の本のレビューで私は「LGBTが利用されてもかまわない」と言ったが、この本を読み終えたあと、ああそれだと、性的少数者はいつまでも"消費される側"でしかないのか……? と思ったりした。笑いの種として、萌えのネタとして、一時のコンテンツ止まりになってしまうのではないか。つまりLGBTがオワコンとしてまた忘れ去られてしまう時をも許容することになるのではないか。それは困るな。「LGBTブームをブームで終わらせない」という言葉の意味を改めて感じる。

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    2016年05月14日
  • 同性婚――私たち弁護士夫夫です

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    夫夫(ふうふ)二人とも弁護士。
    「きのう何食べた?」を読んでいる人は驚かないだろうことがたくさん書いてあります。
    「きのう何食べた?」を読んでいても驚くのは、同姓婚カップルの子育てについてです。
    自然に子どもに恵まれるということのない同姓婚だけれど、本来的には異性婚で不妊のカップルと状況は変わらないはずなのに、子どもを望む人がいること自体無視されています。
    同姓婚の人は子育てをあきらめていると勝手に思っていた自分に、自分の想像力のなさに、驚きました。
    生物学的には自分の子でなくても、パートナーと一緒に子育てをしたいとまじめに望む人がいるなら、生みの親の庇護が受けられない子どもを育ててもらえるわけで、個人の幸せと公共の福祉が共に実現するいい方法だと思います。

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    2016年03月10日
  • 同性婚――私たち弁護士夫夫です

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     男2人で「結婚」し、大阪で法律事務所を立ち上げたという弁護士が、法律における婚姻関係のあり方を整理し、法律では保証されていない同性カップルの権利について論じたもの。
     同性云々について考える前に、法律の役割やあり方についてまず考えさせられた。「そもそも憲法は、個人を尊重し、あらゆる人の人権を尊重するために存在する」(p.168)といった部分や、「あまねく人権保障とあらゆる個人の尊重を希求する憲法の価値」(p.171)、といった部分が、本書で展開される法律の議論の大元となっていることが分かった。憲法24条の「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」の「両性」が、女性の権利を向上させるための文言である、というエッセンスを汲み取る行為が重要であるというのも分かった。
     ただ結局は「自然の摂理」や、自民党幹事長の谷垣氏の「伝統的価値観」を持ち出すまでもなく、同性婚の是非は社会全体の感情の問題に帰結する訳で、そのような中で法律の役割とは、「たとえ誰かが個別に非難し傷つけてこようとも、『大丈夫、あなたたちの家族の存在は法律でちゃんと認められていますよ』ということ」(p.148)、というのはなんか心許ないなあ、と思った。たとえ法律で色んな権利が認められても、当事者の人たちにとって、カミングアウトをしたことによる不利益を被り、心理的なダメージも大きくなるのではないか。著者は「葛藤を抱いていない人の無理解は、罪ではない」(p.188)というが、あまりに寛容に過ぎる感じがする。時間が解決するものなのか、よく分からないが、憲法24条の「両性」のエッセンスを汲み取らないといけないくらいには女性の権利が当時と比べて向上している現在のように、今後「社会全体の感情」が変わっていくことがあるのかもしれない、と思った。(15/08/21)

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    2015年08月21日