あらすじ
コロナ後に浮き彫りになる夫婦の溝、モラハラ夫に翻弄される妻、夫婦別姓と事実婚、同性カップルの別離、虐待家庭育ちの妻、セックスレスの先の不倫、うつ病夫とキャリア妻、子供が成長するまで先延ばしにする夫婦関係……。自分や相手を必要以上に傷つけないため、時間やお金を無駄に使わないため、「離婚する・しない」解決の道筋を、様々な夫婦の想定パターンをもとに現役弁護士が法律的見地から詳細解説。
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Posted by ブクログ
弁護士の先生が書いた事例集……というと、実用本っぽいものをイメージするかもしれないけれど、1つ1つの事例が、まるで短編小説のよう。
読みやすく、おもしろい。
で、それとは別に、「離婚と法律」について思うことは、ホントに法律ってのは、必ずしも「理不尽な思い」をしている方の味方なんかじゃないってこと。
法律的にどうか、ということは、傷ついた人を救えないどころか、もっと傷つけることもある。
だからこそ、「夫婦をやめた」くても「離婚はしない」人もたくさんいるのでしょう。
法律的なアドバイスしかできない立場の弁護士の先生にも、どうすることもできないのでしょうけど……せめて気持ちの面では寄り添ってくれる弁護士さんが増えるといいなぁと思います。