笹井恵里子のレビュー一覧

  • 国民健康保険料が高すぎる! 保険料を下げる10のこと

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    2025.06.21
    国保の課題を身近にひきつけて書かれた好著。
    この本と「日本の国民皆保険」ちくま新書を併せて読むと、制度設計側の意図と生活者の視点とは著しく乖離していることがよくわかる。
    話しは変わるが、
    国保の制度が厳しいことが日本人の起業精神を損なうひとつの要因だとも思っている。
    大企業、公務員などの健康保険組合や共済組合の給付と国保のそれとの格差は起業をためらわせるのにじゅうぶん。
    私も社会保険、社会保障制度を仕事として携わってきて社会保険、社会保障にぶら下がって生きている人の多さが「普通の人」の負担になっていることを知っていふから起業が怖い。

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    2025年06月21日
  • 潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病

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    あんしんネットさんと一緒に現場に入った著者のルポです。片付けの過酷さ、危険さ。(虫、臭い、暑さ) そしてどうやって改善させるかまで。

    今後、遺品整理、生前整理、家の清掃の仕事は、一人暮らしの多い都市部ではどんどんふえていくんだろうなと思われる。
    死後に誰かに迷惑をかけるようになる前に、身体が動くうちに自分の意思で片付けるのがベスト。でもその思考にならないから溜め込んでいるんですよね…

    。。。。読書メモ

    ためこむ原因は、病気の場合、外面よく頑張っている人がバランスをとるためにしている場合。

    何かしらのきっかけが、ある。死別、失業、離婚などの喪失体験。

    ションペット ペットボトルに尿をた

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    2024年07月21日
  • 実録・家で死ぬ 在宅医療の理想と現実

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    在宅医療の現実や具体的に知っておくべきことを理解することができ、自分のときはどうしたいのかを考える指針になった。1人でも家族がいてもその人なりにきちんと生ききることはできるということを知ることができた。
    大切な人を亡くしたあなたへという文章には、色々と思う節があり、慰められた。

    第1章 在宅死を支えた家族の本音
    第2章 今、現場で何が起きているのか
    第3章 「家で死ぬ」ために知っておきたいこと
    第4章 家で看取れてよかった

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    2023年04月11日
  • 実録・家で死ぬ 在宅医療の理想と現実

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    どう人生の幕を閉じる支援ができるのか…を考えるために読みました。
    いいこともよくないことも書いてあって、いろいろ参考になるし、考えさせられました。

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    2022年12月27日
  • 潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病

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    ネタバレ

    何十年もかけて溜められたゴミ山が凄絶。エアコンの高さまで積み上げてその中で生活している住人の心理がよくわからないが、精神疾患であるとの見解。関連してゴミ屋敷清掃の動画を見ていたら気が滅入ってきた。ゴミは人の生きる気力を奪う。対策は人のつながり。

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    2022年11月02日
  • 潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病

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    孤立が先か、ため込みが先か。

    生前・遺品整理業者で実際に3年間はたらいたジャーナリスト・笹井恵理子さんによるルポです。内容は、壮絶なゴミ屋敷の整理体験記、「ためこみ症」に対する医師や専門家の見解、本人や家族へ向けた具体的な解決案、整理業者ではたらく方の心情など。構成もわかりやすくあっという間に読み終わりました。悪徳整理業者の見分け方まで書かれており、細やかさに好感が持てます。

    ゴミ屋敷に住む人・住んでいた人に偏見の目を向けるのではなく、住人の再起を願う笹井さんの優しい目線を感じます。迷わずおすすめできる本です。

    ゴミ屋敷主人の人生を描いた橋本治さんの小説「巡礼」を読み、ゴミ屋敷に住む人間

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    2022年09月16日
  • 潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病

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    最近増えているであろうゴミ屋敷清掃に関わる会社のレポート。なぜゴミ屋敷は生まれるのか。そしてゴミ屋敷に関わる現状をうまく分かりやすくまとめてあるとてもためになる新書でした。著者さんもしっかりと現場へ取材しているからこその良い本だと思いました。

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    2021年12月05日
  • 潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病

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    時々、TVワイドショーやニュースで目にする
    「ゴミ屋敷」。どういう人間が住んでいるのか
    と興味が湧くと思います。

    「潜入」とあるだけに、取材ではなく実際に
    ゴミ整理作業員として現場に足を踏み入れた
    生々しい内容が本書のキモです。

    ごみ屋敷化してしまう要因はいくつか考えら
    れるそうです。

    最たるものは「溜め込み症」という身もフタ
    もない病気によるものらしいですが、ただこれ
    は状態を表している病名であり、その中身は
    収集癖、整理整頓ができない、処分できないな
    どの要素から成ります。

    もう一つが物への強い愛着です。

    普通の人のアイデンティティの一つに「肩書き」
    があるのは理解できると思いま

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    2021年09月12日
  • 室温を2度上げると健康寿命は4歳のびる

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    本当は、体温を上げるつもりで読んだ本だっだけど、室温も大事という内容で、要は、間違えて読みんでしまいました。でも、ここまで室温に気を配って生きることはなかったので、学びになりました。

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    2021年02月22日
  • 実録・家で死ぬ 在宅医療の理想と現実

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    病院か在宅か。
    本人の症状や家族の状況によりけりだと思う。
    闘病や死は自分の問題だが、看病や介護は周囲の人を巻き込む。介護に限らず男性がよく言う「放っておいてくれ」、「構ってくれるな」という言葉は、他人目線のなさから出る言葉だと確信した。

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    2025年08月15日
  • 老けない最強食

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    知っている知識も多くありましたが、それは巷で言われている健康に良い食べ物というのが、普天的な内容だからだと思います。
    毎日の食をより一層見直そうという意識にさせられるぐらい、インパクトはありました。
    何よりもショックだったのは、梅酒は避けるべきお酒と記載されていたことです。
    お酒に弱い体質の私は、飲食店でお酒と頼むときはだいたい梅酒を1杯目に頼んでいたのですが、それも飲まない方がよいということであれば、無理にお酒を頼む必要はないという気にさせられました。
    食事に合うときは、赤ワインにして、それをちびちび飲もうと思います。

    アイスクリーム(但しきちんと乳成分を使っているもの)がおすすめのおやつ

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    2024年11月09日
  • 潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病

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    読んでいるだけでも体にダニがいるのではないかと思うほどムズムズするし、ゴキブリが出るのではないかとソワソワしてしまうほど強烈だった。片付けられない人、会社にもいるけどまさに典型タイプとわかり、これから片付けさせてみようと思ったし、さっそく我が家もいらない書類を処分した。

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    2024年10月17日
  • 潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病

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    ゴミ屋敷系の話は今はよく目にするのでさほど目新しさはなかったが、やはり強烈な気持ち悪さはある。

    しかも何処かで他人事ではない。
    精神的にしんどくなったら部屋は荒れる。
    つまり部屋が荒れてきたらしんどくなってるのだなと判断している。

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    2024年05月10日
  • 老けない最強食

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    なんと!よく聴いているニッポン放送の「あさぼらけ」に笹井恵理子さんが出てる。

    文字だけでなく、著者の声を聞けるなんてラッキー。

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    2024年03月08日
  • 潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病

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    ゴミ屋敷レポにあたるが筆者が実際に現場の仕事を体験し且つ表面的でないのが良い。
    ところで傷口からバイ菌が入って脚の切断と相なった職員の方の話はホラーとしか思えない。

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    2023年02月09日
  • 潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病

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    文章はそんなに上手くないのだけど、著者の優しい人柄が感じられる。
    取り上げられているエピソードも、ゴミ屋敷の住人に対して好意的で、時々見るテレビ局が視聴率欲しさに興味本意で作った番組のようなものとは違う。
    だからこそ、自分や自分の大切な人が"そう"なる可能性を感じてとても怖い。

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    2022年11月27日
  • 潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病

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    沖田×華さんの漫画『不浄を拭うひと』で特殊清掃やゴミ屋敷の現場の描写には耐えられるようになったつもり(1巻の前半は衝撃と想像で少し具合が悪くなったくらい→3巻を読むころには慣れてきた)でいたけれど、緻密な文章での描写はまたやはり違った角度から心を抉ってくるようで、読んでいてしんどくなる箇所がいくつもありました。

    ゴミ屋敷化するきっかけやその後の過程に関心があって読みましたが、「孤立」がやはりキーワードだと感じました。
    が、社会的な人とのつながりがあればそうはならないのかと思いきや、意外と”外ではちゃんとした職業の人”の家がゴミ屋敷化しているケースも多くて、普段から人と接しているからと言っても

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    2022年05月30日
  • 潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病

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    ゴミ屋敷の片付けから特殊清掃まで、実際に立ち会って自ら体験の体験をもとに描かれたルポ。非常に丁寧に、当事者に寄り添って描かれているので、興味本位で手にした自分がちょっと恥ずかしくなりました。
    「ゴミ屋敷」にならざるを得ない状況に対して反射的に否定的な感情を抱いてしまいますが、何が異常で何が正常なのかが非常に曖昧な昨今、そんなに距離感の有るお話ではないのだな、という気持ちにさせられました。
    好きな物を傍に置く事で自分を幸せにする行動は誰でも日常的にしている物で、その対象が個人で違うだけあり、またその人にとって何が大事かどうかなど、他人が簡単に決めて良いものではない。とても口当たりの良い言葉ですが

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    2022年04月03日
  • 潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病

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    著者は週刊文春などでゴミ屋敷の記事を書いたジャーナリスト。「潜入」のタイトル通り、かなりたくさんのゴミ屋敷掃除に作業員として加わってきており読み応えがある。床が抜けて釘を踏み抜き、足切断に至った人もいるほどの危険な仕事。大量の尿や大便の処理に出くわすことも多い。お笑い芸人の夢を諦めてバイトだったこの仕事を本職にした男性は、子供に「色々な人に感謝されて、人の役に立つ仕事だよ」と話す。家の中で鳩を飼いながら猫も飼っていたとか、壮絶な実話を驚きながら読んでいたら、医師の登場でとても興味深い分析も。診療内科医の海原純子氏は片付けが苦手で、家はゴミ屋敷ではないが、職場の机はいつもぐちゃぐちゃ。発達障害に

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    2022年03月27日
  • 潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病

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    著者自ら、作業員となりゴミ屋敷に潜入した記録。

    孤立しているからゴミの中に埋もれるほどの状態になるのだろうか…と思った。
    誰かが、気づけば少しは状態がマシになるのでは…そう思いながら読み進めた。

    何がゴミで、何がゴミでないか。
    判断基準はその持ち主であり、持ち主が「全部いる」と思うなら、それはゴミではなくなる。

    確かにそうで、だからこそ片づけられないのもわかる気がする。

    「ためこみ症」とは、精神疾患の一つだと言われているが、ためこみ症の人の物のためこみ方は、発達障害や強迫症、PTSDの人と違って、自分の心の中の穴を埋めるのに必死な部分がある。
    ためこみ症の人は、片づける能力がないわけで

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    2022年02月09日