井上尚登のレビュー一覧
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Posted by 読むコレ
全く知らなかったんですが99年に第19回横溝正史賞を
受賞されているんですね。今作はサッカーと
ミステリ好きが講じて、ご本人が本当にゆるりと
楽しそうに書かれたライトなミステリ短編集。
個人的には全くサッカーって興味がなくて...オリンピックも
ワールドカップも一切見てなかったので、この作品も
サッカーメインっだったら...と不安でしたが、杞憂でしたw。
あくまでもサッカーチームとサッカーが舞台ですが
ミステリ的には日常の謎的なホンワカした謎解きで
キャラクターも愛すべき人物が多く登場して、
サッカー云々関係なく楽しめます。
勿論サッカーの事が好きで詳しい方は更に楽し -
Posted by ブクログ
軍が利権を掌握し、民衆は抑圧されているリベルタは架空の国家だが、80年代〜90年代の南米各国で見られた軍政の縮図そのものだ。事実、少しでも正義の声を挙げようものなら殺された(消された)し、今もってどれだけの人が南米各地で犠牲になったのか正確な数はわからない。
そんな国家の中で民衆の希望となったのが、ゲバラの詩にサルサのリズムをつけたシルビオの歌だ。死んだと思われていた国民的歌手のシルビオの歌が、なぜかカセットテープとして出回り始めた。一体誰が何のために広めているのか…
そして謎の老女・マリーナの持っている頭蓋骨はいったい誰なのか…
読み進めるうちに、大体のことは予想できてしまうの -
Posted by ブクログ
ネタバレ私は日常系ミステリが好きで、サッカーを学びたいと思っていて、最寄の書店で創元推理文庫を見ていて出会った本。
この先ネタバレを含みます。
ミステリとしてはすこし浅いような気もするけれど、楽しく読むことができた。
欲を言うなら、もっと坂上くんに探偵役らしいひらめきをしてほしかった。まあ、他の人の言葉や行動が解決の助けになりやすいというのは日常系の好きな部分ではあるけれど。
撫子さんとの微妙な関係を続けて欲しい。定番だが素敵だ。
好きだったのは「忘れ物リング」の終わり方、「ヤム芋ストライカー」アモちゃんのキャラ、「カンガルーの右足」
なんだか救われない、というのも私は好みなんです。
J2 -
Posted by ブクログ
全く知らなかったんですが99年に第19回横溝正史賞を
受賞されているんですね。今作はサッカーと
ミステリ好きが講じて、ご本人が本当にゆるりと
楽しそうに書かれたライトなミステリ短編集。
個人的には全くサッカーって興味がなくて...オリンピックも
ワールドカップも一切見てなかったので、この作品も
サッカーメインっだったら...と不安でしたが、杞憂でしたw。
あくまでもサッカーチームとサッカーが舞台ですが
ミステリ的には日常の謎的なホンワカした謎解きで
キャラクターも愛すべき人物が多く登場して、
サッカー云々関係なく楽しめます。
勿論サッカーの事が好きで詳しい方は更に楽しめると思いますし。
東