井上尚登のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ホペイロとは用具係のこと。JFLのサッカーチーム所属のホペイロが遭遇する謎の物語。業界ものの日常の謎の場合、どれだけその業界に興味を持てるかが問題となりますが、これに関しては問題なく面白く読めました。スパイクの管理をする人、ユニフォームを洗う人、プロのチームとして広報を担当する人、色々な人がチームを支えるのですな。全体を覆うほのぼの感がいいです。ミステリとしては伏線が判り易いのですが、このほのぼのとした世界観には合っているのかも。シリーズの続きも読みたいですね。
しかしこの作者デビュー作の『T.R.Y.』のイメージが強かったのですが、こういうのも書くんですな。 -
Posted by ブクログ
20世紀初頭の上海で、詐欺師 伊沢修(いざわ しゅう)は、ふとしたことから中国革命軍と共に、革命に必要な武器を日本軍から騙し取る手伝いをする羽目になる。
こちらにあるのは頭脳のみ。日本軍の秀才であり、信じるのは自分だけという東をいかにして騙し、武器を手中におさめるのか・・・。
ハプニングに遭遇しながらも、逆にそれを利用して次々と問題をクリアしていく伊沢。最後の最後までどちらが騙しているのか、騙されているのかわからない最高のエンターテインメント作品。
ちなみに、残念ながら映画のポスターにもなった「ヤバくなったらさっさと逃げる」という台詞は出てきません(笑)。