井上尚登のレビュー一覧

  • ルパン三世 The Novel 謎の宝石と伝説の王国

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    ルパン三世のノベル(書き下ろしオリジナル小説)。
    作者は井上尚登なんだけども、監修に原作者のモンキー・パンチがついているので、安心して読めた。

    スマホの使用や、現代のシステムが登場している反面、「天使の涙』と言われる宝石や世界支配を目指す組織などコテコテの漫画内容も見事にルパンの世界にマッチしていた。
    ルパンの最大の危機を救うのはあの人ってところも逃せない内容だ。

    あと、ルパン二世の活動が言及されていて、ワクワクした。
    ※そういえば、森博嗣が「実験的経験」でのなかでも、ルパン二世について興味を持っていたフシがあるのを思い出した。

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    【内容(「BOOK」データベースより)】
    どんなものにでも伝説はあったほうがいい。伝説は価値をあげてくれる。盗もうという意欲をかきたててくれるからだ。ルパン三世がニューヨークの有名博物館から盗んだダイヤモンド。それは「世界を変える」宝石だった。謎の美少女に史上最悪の傭兵集団、そして、不二子の暗躍…。世紀の争奪戦に、ルパン一味は参戦する!!横溝正史ミステリ大賞受賞作家が贈る、書き下ろしオリジナル小説!!
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    【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
    井上/尚登
    1959年神奈川県生まれ。東海大学工学部卒。会社員を経て放送作家となる。99年『T.R.Y.』(角川文庫)で第19回横溝正史賞正賞を受賞し作家デビュー
    モンキー・パンチ
    1937年北海道厚岸郡生まれ。67年「週刊漫画アクション」創刊号より『ルパン三世』を連載し、大ヒットを飛ばす。現在、大手前大学客員教授
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    2014年08月14日
  • 幸せの萌黄色フラッグ ホペイロ坂上の事件簿J2篇

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    サッカーJ2チームのホペイロ(用具係)を主人公とした連作ミステリ第2弾。と言っても今作では1編ごとの分量も少なくミステリ部分は軽めです。それでも愛嬌ある人物たちが繰り出すてんやわんやのドタバタ劇が楽しく一気に読みました。新キャラの慈社長の内で熱く燃えるクールビューティぶりもよかったですし。サッカーに全く興味のない僕でも、この世界観が楽しく愛おしく感じました。

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    2013年12月25日
  • T.R.Y.

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    ネタバレ

    横溝正史賞作品。明治33年(Y2K問題で良く出てくる1900年)から辛亥革命までの日本、清が舞台となり、日本人詐欺師が主人公、革命に情熱を燃やす中国人、日本への憎しみに燃える韓国人、中国美人などが、チームとなって日本陸軍幹部を詐欺に陥れようとする。騙しに継ぐ騙し、どんでん返しの面白さ、読後感も爽やか、痛快、そしてお洒落な、ぜひお勧め本です。

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    2013年08月26日
  • キャピタル ダンス

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    何と言いますか、ロマンがありますよね。
    事業を立ち上げる人たちの気持ち、ギーグと言われる人の気持ち、
    復讐心に取り込まれる人々。
    それにカッコいい女性の世界をまたにかけた活躍。

    読んだのはずいぶん前ですが、結構はまって読んだことを思い出します。

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    2013年05月21日
  • ブンデスの星、ふたたび ホペイロ坂上の事件簿J1篇

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    ホペイロ坂上の3作目。J1ですよ。まああんまり関係ないけれど。
    今回のはミステリーと言うより叙情小説になってますね。ちょっと謎解きがあるって感じ。まあ良いです、面白かったから。

    後書きは東北の震災があったあとに書かれていることを胸に。

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    2012年08月23日
  • T.R.Y.

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    1911年、上海。服役中の刑務所で暗殺者に命を狙われた日本人詐欺師、伊沢修は、同房の中国人、関に助けられる。その夜、伊沢は革命家である関からある計画への協力を要請された。暗殺者から身を守ることを交換条件に協力を決意した伊沢は、関たちとともに壮大な計画を進めていく。計画の目的とは。そして、そのターゲットとは──。

    日本と中国、韓国をめぐる歴史の上で決して軽視することのできない時代を舞台にした物語で、ここ最近の日中関係についてもそうだし、いろいろと改めて考えさせられることもたくさんあった。
    自分自身が中国とつながりを持っているということもあり、革命派の考えに同調できる部分も少なからずあった。
    詐欺師の騙し騙され、裏をかき、裏の裏をかく、という心理戦には、正直舌を巻いた。よくこんな考えが思いつくなぁと素直に感じて、おもしろい小説だった。
    個人的には、関の人柄にとても好感が持てる。

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    2010年10月07日
  • T.R.Y.

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    ものすごい早さで読んでしまいました。早い話が「面白い!」です。とにかくグイグイ読ませるストーリーが魅力です。そして個性あふれる登場人物。特に主人公の詐欺師・伊沢修がかっこいい!詐欺が進んでいく過程も目からウロコの展開ずくめで、読み手を飽きさせません。映画もやっていましたが、内容が結構異なっていたので「まずは原作から」がおすすめです。続編も出ているので、そちらも早く読みたいです!

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    2010年11月25日
  • T.R.Y.

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    「ラストのどんでん返しがいまいち」「主人公に天才詐欺師らしい切れ味が感じられない」などの批判もあるようですが、何はともあれ、九条がいちばん好きなコンゲーム小説はこの作品です。主人公の伊沢は文句なしの“好男子”。個性豊かな愛すべき仲間たちと強大な敵。20世紀初頭の中国の街並みが鮮やかに描き出されているのも魅力的です。「大人のための童話」といった趣さえある良質のエンターテインメントです。

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    2009年10月04日
  • T.R.Y.

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    詐欺師伊沢が素敵ですー。
    中国の革命のお話。
    難しい内容ですけど張られた副線とかが面白いのですらすら読めましたw

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    2009年10月04日
  • T.R.Y.

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    主人公が詐欺師で革命に協力していく話。とにかくおもしろかった。あっという間に読んでしまった。細かな部分など本当に良く書けてると思う。

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    2009年10月04日
  • C.H.E.

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    <内容>
    南米の小国リベルタ。大友彰が雇われていた旅行会社に、一人の老女が訪れた時から、そのリズムは静かに、そして激しく流れ始めた―。老女・マリーナから提示された高額の報酬につられ、隣国までのガイドを引き受けた社長のヤザワと大友。しかし彼らを待っていたのは、行く手をさえぎるリベルタ警察軍の執拗な攻撃だった。いったいマリーナは何者なのか。そして、何を求めて戦うのか…。やがてあのリズムがリベルタを包み込んだ時、誰もが戦うことの意味を知る。祖国か死か、ただそれだけだということを。圧倒的ノンストップエンタテインメント。

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    2009年10月04日
  • T.R.Y.

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    第19回横溝正史賞受賞作品。
     もう文句なしに面白い。読み出したら最後やめられないものだから、結局、明け方まで起きて読んでしまった。

     明治から戦前の中国は上海から日本を股に駆けて活躍したひとりの日系人伊沢修。その波乱万丈ながらも、人情に満ち満ちた生き方が、なんとも小気味よい。
     彼をとりまく人々も、我知らずその気性に飲み込まれ、実にあっぱれな生き様を見せる。
     歴史小説とエンターテイメントな部分とを小憎らしいくらいにあっさりと、くるりとまとめあげた手法には舌を巻く。
     なにはともあれ、読んで絶対損はない。出会えてよかったなあと思った一冊だ。

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    2009年10月04日
  • キャピタル ダンス

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    06/02
    タコボールの検索システムはgoogleのことかな?
    話の展開にスピード感があり、いろんな手や策略を潜り抜ける。とても面白かった。

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    2009年10月04日
  • キャピタル ダンス

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    ITベンチャーの起業をめぐり、さまざまな仕掛けで、利権を得ようとする魑魅魍魎のような投資家と戦う、ベンチャー起業家達を描いた経済エンターテイメント。

    ベンチャーの夢と現実がリアルに描かれています。
    ベンチャーの立ち上げからIPOまでの過程を描いた第一章と、その後の投資家との戦いを描く第二章。第二章の後半のスピード感はワクワク、ハラハラさせられます。

    中国系の女性が主人公で、ビジネスを舞台にしていますが、そこには日本の、日本人の、グローバルになれない狭隘な精神構造が描かれていて、本当に言いたかったのはこれではないかと感じてしまいました。

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    2025年07月11日
  • C.H.E.

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    南米の地を舞台に、革命の志を持つ老女とそれに巻き込まれた主人公達が、巨悪を倒そうとする話。日本じゃ考えられない治安の悪さと、堕落した公権力のコンボの描写が中々生々しい。そんな状況下で、爽やかに作戦を実行する主人公達がカッコいい。最後はちょっぴり切ない感じだが、それも爽やかでいい読後感を得られた。良い作品。

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    2024年12月19日
  • 厨房ガール!

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    コンソメやパスタ、天ぷらなど、料理をモチーフにした7編の短編集、料理ミステリー。

    唐沢 理恵は、田園調布にある格式高い料理学校(SWAT)に入学した受講生。

    しかし、緊張すると、得意の合気道で人を投げ飛ばす悪い癖がついつい出てしまう。
    しかも、元警官の身分で、身の回りには謎の事件が...(他の人は、殺人課の刑事と勘違いしてます)

    同期の峰村 楓や坂田 美江子、正木 弘文たちと、7つの事件に立ち向かう。元警察時代の後輩・三品も、良い味出してます。

    果たして、理恵たちは、見事、事件の謎を解き明かせるのか?

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    2019年12月19日
  • T.R.Y.

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    あらすじ
    一九一一年、上海。服役中の刑務所で暗殺者に命を狙われた日本人詐欺師、伊沢修は、同房の中国人、関に助けられる。その夜、伊沢は革命家である関からある計画への協力を要請された。それは、革命のための武器の調達、それも、騙し、奪い取る。そのターゲットは日本陸軍参謀次長-。暗殺者から身を守ることを交換条件としてこの企てに加担した伊沢は、刑務所を抜け出し、執拗な暗殺者の追走を受けつつ、関たちとともに壮大な計画を進めていく。騙し騙されるサスペンスフルなコン・ゲームとスピード感、全選考委員の大絶賛を受けて第一九回横溝正史賞を受賞した超大作。

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    2019年11月05日
  • 幸せの萌黄色フラッグ ホペイロ坂上の事件簿J2篇

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    井上先生のホペイロ坂上シリーズ。サッカー好きだから読みましたが、サッカー知らなくても全然大丈夫。ほのぼの系です。
    個人的に前回のJFL変よりすきです。人々の関わりがちょっとだけ深くなってておもろー。
    でも読むならJFLから読んでね。JFLでちょっとなーって思ってもこっち読んで。おもろーだったから。
    そのうち再読します。

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    2019年10月22日
  • ブンデスの星、ふたたび ホペイロ坂上の事件簿J1篇

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    ネタバレ

    目次より
    ・人生のスパイス
    ・アシスタントはつらいよ
    ・遊園地でマリーシア
    ・ブンデスの星、ふたたび
    ・スタジアムの幽霊
    ・恋のハットトリック

    JFL篇、J2篇に続くホペイロ坂上の事件簿シリーズ第3弾。

    ホペイロ坂上のホペイロとは名前ではない。
    サッカークラブの用具係のことをホペイロという。主な仕事はスパイクの手入れという専門職。
    ただし、ホペイロのいるクラブは恵まれているわけで、全てのクラブにいるわけではない。

    日常の謎系ミステリに分類される作品だけど、日常の謎ともいえない事件が多くて、もはやミステリとは言えないのではないだろうか。
    では、この作品の魅力はどこにあるのかというと、ビッグカイト相模原というクラブを通して描かれるサッカー界のあれこれなんだと思う。

    JFLにはJFLの苦労と喜びが、J2にはJ2の苦労と喜びが、そしてJ1にももちろんそれはある。
    クラブの運営、それぞれのスタッフの仕事、選手の悩み、ファンの思い。
    社長も掃除のおばちゃんもひとしく自分の仕事を全うし、クラブを支えている。

    あとがきで、3.11の時のベガルタ仙台のことが書いてある。

    “スタジアムは傷つき、サポーターたちのなかには被災した者もいた。選手にも避難所で生活しなければならない者がいた。(中略)選手たちのなかには、自分が被災したにもかかわらずボランティア活動に参加する者も多数いたと聞く。クラブのスタッフもまた積極的に避難所を訪問した。ホームはただそこにスタジアムがあるから、ホームなのではない。選手たちの多くは地元に住み、地元で練習し地元で戦う。それゆえに地元とクラブは密接な関係を持つ。”

    “ホームはただそこにクラブがあるからホームなのではない。被災するときはともに被災し、そして助け合う。生活の場がホームにあるからこそ、ホームなのだ。”

    プロのサッカー選手はスターだけれど、私たちと無関係な存在ではない。
    それがこの作品を読むと、しみじみとわかるようになっている。
    サッカーは生きていくのに必要なことではないけれど、サッカーを通じて生活や人生に張りが出てくる。
    そんな人生のスパイスのような存在なんだなあ。

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    2016年10月24日
  • T.R.Y.

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    時代背景といい 革命という言葉が輝きを持っていた時代。
    詐欺師 伊沢は 中国の革命に 協力しようとする。
    孫文 そして 関の 中国の革命に
    武器を ペテンして 調達しようとするのだ。

    伊沢のグループには 青幇である 陳
    韓国人の パク という 多国籍の仲間がつながる。
    不思議な集団である。

    一方 だまされるのは 陸軍中将 東。
    陸軍の中で 熾烈な 出世争いのなかでの
    功を急ぐ姿が 浮き彫りに。

    いくつかの思惑があって、その思惑は
    予想通りだったり、予想外だったり。
    一番の予想外は 伊沢を殺そうとする 赤眉である。

    伊沢には 宿敵ともいえる 人がいて 山名は、
    ロシア革命の時にも 裏をかかれた苦い経験があった。

    複雑に 錯綜しながら 詐欺の行為はすすんでいく。

    喜春姉さんの キップのよさ。
    山県有朋のもつ カリスマ性。
    愛新覚羅のニセモノの活躍。
    いたるところに、ユーモアが隠されている。

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    2015年11月19日