コロナ・ブックス編集部のレビュー一覧

  • フジモトマサルの仕事

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    2015年11月22日に慢性骨髄性白血病のため、亡くなったイラストレーターの方の、お仕事やロングインタビュー、著名な方々からの文章が掲載されています。

    自身の人生が47歳で終わるとしたら。好きな本、音楽、映画、体験…様々な要素でフジモトマサルさんの人生を記録したこの1冊に、問いかけられました。

    私も、もっともっと、強欲に生きたいな( ´ ▽ ` )ノ

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    2025年07月12日
  • フジモトマサルの仕事

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    2013年に46歳で亡くなった独特の魅力満載のイラストレーターのフジモトマサルを語る本。断片的ではあるが結構たくさんのイラスト、マンガが収録されていて嬉しい。いろいろな人が語る部分についてはどうでもいいけど。フジモトマサルとの対談や人となりを伝える話はいいな。とにもかくにも動物たちが人のように闊歩しまくるフジモトマサルのイラスト、マンガは最高だ。本としてある意味処女作ともいえる「ダンスがすんだ 猫の恋が終わるとき」なんか無茶苦茶いいよな。回文で魅惑的な黒猫の恋の話が進んでいくのだ。ナゾナゾ集もいいけど、難しい。ほとんど答えは分からないぞ。

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    2025年05月21日
  • フジモトマサルの仕事

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    フジモトマサルさん。絵もなんだか温かみを感じて、ファンも多いと思います。挿絵や表紙などで目にすることも多いけど、彼自身の作品も面白いのです。この本は、そんなフジモトマサルのダイジェスト。エッセンスがぎゅっと詰まっていますので、ここから深堀していくにはとても良い。これまでファンであっても、小品やインタビューをなど、目にしたことがないものも採録されていて、楽しめますよ。

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    2023年01月28日
  • フジモトマサルの仕事

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    他の作家たちが寄稿したフジモトマサルさんに関するエッセイを読むと、今は亡きフジモトさんのお人柄をほんの少しだけ覗き見たような気持ちになった。お洒落で映画や音楽にも詳しかったよう。2015年に亡くなられたとは、もう7年になるのですね。フジモトマサルさんの本は私の宝物。一生手元に置いておきたい。

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    2022年05月31日
  • フジモトマサルの仕事

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    中公文庫も読んでいたけど、イラストレーターとしてはっきり認識したのは『にょっ記』になるのかな。動物も可愛らしいのはもちろん、色とか光の加減も好き。今、1週間ほど入院中なのだけど、お供に選んで大正解。前半の大きなイラストを見るとリラックスするし、回文「こいぬのぬいこ」のイラストが妙にツボでニヤニヤしたりして楽しんでる日々。

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    2021年10月03日
  • フジモトマサルの仕事

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    フジモトマサルさんの絵はあたたかで、愛すべきキャラクターばかりです。
    敬愛する安西水丸さんが亡くなり村上春樹さんの挿絵担当になった時は大喜びでしたが、すぐに亡くなられたことを知り愕然とした記憶あります。
    これから、これまでの作品に触れていこうと思っています。

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    2020年08月20日
  • フジモトマサルの仕事

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    ちょっとずつちょっとずつ読んで、時々既に読んだページに戻ったりして牛歩のごとく読み進めていたけど、とうとう読み終わってしまった…。
    もう氏の新しい作品には出会えないんだということを、読み終わって改めて強烈なまでに実感し、とてつもなく淋しくなりました。
    悲しいではなく淋しい。なんだか勝手に置いてけぼりにされたようなたとえようのない淋しさ。そんな心持ちです。

    豊崎社長とのインタビュー対談でのお話は、これをここで読めて本当によかったと思えるくらい引き込まれました。

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    2020年07月13日
  • フジモトマサルの仕事

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    フジモトマサルさんの作品(絵、マンガ、エッセイ、なぞなぞ、回分など)が大好きで、村上春樹の挿絵(『村上さんのところ』)になったときは、「そろそろ世の中もフジモトさんの良さに気づき始めたな。これからすごくメジャーになってグッズとか出るようになるに違いない。ああ嬉し寂しい」と思っていたので、亡くなったと知った時は本当にショックで、叫んだ。「フジモトさんが死んじゃった!」って。若すぎる。早すぎる。
    フジモトさんの絵ほど「この世界でずっと暮らしたい」と思える絵はない。
    本好きな動物たちが、自然や音楽や温泉や小旅行を愉しみながら穏やかに暮らす世界。暴力も騒音もなく、小さな音で流れるクラシック音楽と自然の

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    2020年05月09日
  • 英国キュー王立植物園

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    キューガーデンについて日本語で書かれた本はそんなにないのではないでしょうか、キューガーデンの歴史から施設の紹介など掲載されています。読んでから行きたかったです。

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    2019年10月31日
  • 谷口ジロー

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    『谷口ジロー 描くよろこび』平凡社。

    本日2018年10月26日の発売日に迷うことなく行き付けの本屋に向かい、1冊だけ書棚に並んでいたのを見付けて購入した。そして、早速読み終えた。やはり谷口ジローは凄い!

    昨年惜しまれつつこの世を去った谷口ジローの作品の魅力を存分に味わえる良書である。谷口ジローの数多くの作画原稿の一部と共に多くの原作者や同業者、評論家などのインタビューが収録されている。残念ながら、谷口ジローの作品は単行本初収録となる幻のデビュー作『声にならない鳥のうた』1作のみの収録だった。刊行案内にインタビューに原田宗典の名があり、密かに『エンジェル・エンジン』の完全収録を期待していた

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    2018年10月26日
  • フジモトマサルの仕事

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     『村上さんのところ』で知って、その時にはもう亡くなられていて、そのあと『長めのいい部屋』復刻版を本屋さんで見つけて買って読んだのが私のフジモトマサルさんデビュー。可愛さと皮肉とSFっぽさというような言葉で言い表せそうな内容とか雰囲気も好きだが、表面的なことでいうと線と字が好きです。
     『長めのいい部屋・かわうそ天然気分』の感想に、「こういう作風の人ってどうやって認められて地位を築いていくのだろう。」と書いたが、本書を読んだらその疑問の答えも得られたような気がする。それ以上に、寄稿者各人から見たフジモトマサルさん像も興味深かった。穂村弘さんの、三足千円靴下そして食事会エピソードはじんとした。

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    2023年10月15日
  • フジモトマサルの仕事

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    どこかトボけた表情の動物たち 温かみのある線(PCで太さ粗さを調整しているとは) 主線のくっきりした黒やベタ 記号的 カラーは中間色でベタッとした塗り(PCだもんね) 版画とかスタンプっぽい 塗り残しの白が余計にそう感じさせる
    要素がすべて整っていて静か 動きを感じさせない
    皮肉とウィット どことなくSFチックなのは作者の少年期の読書傾向から

    そのあたりについても語られている巻末のロングインタビューがとても興味深かった
    「さむがりやのサンタ」すっかり忘れてた 読み返したい 大林「廃市」からの福永武彦期 一緒じゃん(笑)

    ”いいと思った絵の「何をいいと思ったか」をできるかぎり言語化していく 

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    2023年07月31日
  • 谷口ジロー

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    漫画家、谷口ジローの半生と数々の作品を振り返る一冊。原稿は勿論、仕事場のデスクや本棚、自宅の周りの風景など写真が多いのが良かった。できれば先生ご自身が語る言葉ももっと聞いてみたかった。

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    2023年06月24日
  • 谷口ジロー

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    描くひと 谷口ジロー展
    2021.10.16〜22.2.27
    世田谷文学館

    テレビ東京『新美の巨人たち』
    谷口ジロー
    「歩くひと」×寺島しのぶ
    2021.12.18 放送

    この番組で、絵、スゴイ!と興味がわく。

    とりあえずどんな人か知りたくて読んでみた。

    谷口ジロー( 1947−2017)

    「孤独のグルメ」を描いてたのは知ってたけど、フランスで人気とか、興味深い。

    今回の気づき

    ◎バンドデシネBDフランスの漫画のこと
    ◎ジャン・ジロー(通称メビウス)(1938−2012)
    谷口ジローや宮崎駿に影響を与えたフランス人

    漫画って、アメリカからの影響しか知らなかったし、日本が世界に影

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    2022年02月16日
  • 英国キュー王立植物園

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    やっぱり断捨離はよくない。何でも捨てずに取っておくにかぎるね。つもりつもればこんなに立派な施設になり、たくさんの人たちを楽しませることができるのだもの。

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    2021年10月09日
  • フジモトマサルの仕事

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    タイトル通りの本です。
    フジモトマサル氏がされてきた仕事を紹介したり、
    一緒に仕事をした作家さん達のコメントがあったり、過去の販促グッズ紹介とか。
    この本を読んで フジモトマサル氏がこの世に いないことを知り、衝撃を受けています。
    もっと彼の作品を見たかった。
    ありがとう、フジモトマサルさん。

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    2020年10月11日
  • フジモトマサルの仕事

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    ネタバレ

    亡くなってからその存在を知った。(享年46歳)
    村上春樹や穂村弘の本の装丁、イラストは知ったけど、
    白血病なんて今は不治の病ではなくなってきてるのに。
    にょっ記、ずーっと続いてにょにょにょにょにょっ記くらいまで彼のイラストで読みたかった。

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    2020年10月02日
  • 谷口ジロー

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    谷口ジロー氏の業績を作品とともに振り返ることのできる一冊でした。多くの方からの寄稿もあり、多面的に谷口ジローを知ることができました。
    ぜひ、全国での展覧会実施を願います(^人^)

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    2019年04月24日
  • フジモトマサルの仕事

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    ある日、理由は分からないが、それこそ天啓のようにフジモトマサル作品が読みたくなった。元々、フジモトマサル作品は気にはなっていたのだが、ある日突然だ。

    しかし、どの作品も結構な高値で取引きされており、入手が難しいのだ。

    しかし、私は執念深いので読むと決めた本は絶対読む。
    フジモトマサル作品をネットの海から探し出す作業は面倒くさくて楽しい。

    フジモトマサル作品のきっかけとしては、本書はいいと思う。
    ただ、それぞれの作品を手に入れるのが難しいが。

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    2025年04月09日
  • 谷口ジロー

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    1995年「歩くひと」が仏語訳されたことを端緒に 何気ない日常の瑞々しいポエジーが高く評価されたものの バンド・デシネ(以下BD)を大いに愛していたことは強調しておいていいだろう 久住昌之くすみまさゆき 遥かな町へ/「父の暦」に続く鳥取を舞台とした作品で そのラストによって『神々の山嶺』はたいへんに勝れた物語となった しっかり輪郭線を描いてくださった もともとフランス知識層は、ハリウッドで受けるのがクロサワなら、寧ろオズヤス(小津安二郎)の静謐な文学性を好む傾向がある。 文芸に拮抗できるコミック創りを 挿話 メルクマールになる作家でもあったのだろう マンガ論言説げんせつ 狩撫麻礼かりぶまれい 

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    2022年02月24日