田中靖規のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレここまで来ると、毎巻毎巻が山場になっており、澪の真剣な告白を見たりすると、クライマックスが近づきつつあるのを実感させられる。愛の告白自体は、すごくベタな感じもするが、変に大袈裟にせずに、日常のなかで淡々と展開されると、却って、グッとくるものがあり、切なかった。
そうか、24日は久しぶりに訪れるんだな。これで、ウシオ復帰の希望は俄然、高まった。が、それは相手も分かってるわけだから、さて、どうなるのか。竜之介を引き継いだ慎平のどんでん返しにも期待しよう。
これまでは、何度死を見てきても、ループすればいいじゃないかという安心感があったが、まさか、事象の地平線の存在が、ここにきて悲劇を起こしてしま -
Posted by ブクログ
ネタバレ母の愛は強し。父、青銅が帰ってきた。窓と朱鷺子の涙は、嬉しさも悲しさもあるようで、複雑だろうなあ。窓たちに、心からの励ましを送っているのは、自分で影と認識していない母なのだ。
ヒルコによって、多くの人間の未来が変えられてしまった。根津も南方姉弟も小舟家も菱形家もそうだし、網代慎平も波稲もそうだ。
しかし、ヒルコを倒すと、影たちも全て死んでしまうので、ウシオも死んでしまう。自分なら、どう思うだろう? 影でもいいよと言ってしまいそう。影って思っていた以上に、奥が深い。先に、ケジメをつけた根津の決断は重く、偉大だと思う。
シデは、そういえば、7巻の最後でゲームに例えてミオに言ってたよなあ。あれも -
Posted by ブクログ
ネタバレ遠くで張ってた根津が殺られたため、慎平も狙撃されて、6周目もあっさり、終了。ループの限界も近づくなか、どうなるのか?
と思ったら、その後の7周目が凄かった。
慎平を中心に、皆でアイデアを出しあったバトルの内容が、手に汗握る面白さで、読んでいる私も、予測できない展開に興奮した。ハイネたちを追い詰めるも、惜しくも逃げられる。
が、初の、参加者全員生存に、私も嬉しくなる。
それにしても、朱鷺子の使役能力はすごいな。影に名付けたネーミングセンスも素晴らしい。ハイネに認められた菱形家の人間が使えるこの能力は、朱鷺子の父も使えるということになる。
そして、ウシオの影の能力で、影のミオが仲間になるの -
Posted by ブクログ
ネタバレ4巻は、潮とウシオがメインになってます。
影のウシオは、やはりループしてきていて、ループ以前の記憶も持っていた。窓の妹、朱鷺子は影と繋がっていたが、自分の家族や友人の澪を守るためだった。
それにしても、カレーのエピソードが、すごく切ない。慎平と潮は、お互いに好きなのに、それを言えないまま別れてしまい、慎平自作のカレーも食べられないまま、潮は殺されてしまい、慎平もまさか、2度と会えなくなるとは思わず、悲しんでいたら、影のウシオに会って、カレーをご馳走するのだから。カレーの律動(これが、すごく可愛い)をしながら待ち、美味しそうに食べるウシオは潮では無いはずなのだが、本物にしか見えない。
影の -
Posted by ブクログ
ネタバレまだ2巻ですが、早くもひとつの山場に差し掛かり、俄然、面白くなってきました。
島が影たちに乗っ取られようとしているなか、結構、重要な謎が明らかにされてきました。
慎平が時間をループ出来るのは、影たちの母「ハイネ」の右目があるから?
窓の両親、朱鷺子も影たちに協力してる?
作家の南雲竜之介は、弟と体を共有してるのか?
タイムリミットは、七月二十四日の夏祭り?
等々、てんこ盛りです。
時間がループするスタート地点が徐々に遅くなるプレッシャーもあるなか、慎平は四度目のループへ。
また、影であろうウシオが、生前の潮のままの感じで慎平と接するのが、謎であるし、切ないですね。
潮の慎平に対する気持 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自然溢れる和歌山の島を舞台にしたタイムリープものです。
主人公「慎平」が、家族同然に暮らしていた「潮」の葬儀のため、二年ぶりに故郷に帰ってきたら、色々、奇怪な出来事に巻き込まれ、彼自身、殺されてしまいます。
しかし、慎平が殺される度に、故郷に帰ってきた時点に、時が戻され、慎平も生きている状態に戻ります。殺される前に起こったことは、慎平自身、覚えているので、同じ過ちを繰り返さないよう、どう行動すればいいかを慎平が模索しているのが、サスペンスものを読んでいるようで面白いです。あるいは、サウンドノベルの「かまいたちの夜」みたいな感じ。何回も失敗しながら、正しいルートを見つけていく感じといいましょ -
Posted by ブクログ
ネタバレ自然溢れる和歌山の島を舞台にしたタイムリープものです。
主人公「慎平」が、家族同然に暮らしていた「潮」の葬儀のため、二年ぶりに故郷に帰ってきたら、色々、奇怪な出来事に巻き込まれ、彼自身、殺されてしまいます。
しかし、慎平が殺される度に、故郷に帰ってきた時点に、時が戻され、慎平も生きている状態に戻ります。殺される前に起こったことは、慎平自身、覚えているので、同じ過ちを繰り返さないよう、どう行動すればいいかを慎平が模索しているのが、サスペンスものを読んでいるようで面白いです。あるいは、サウンドノベルの「かまいたちの夜」みたいな感じ。何回も失敗しながら、正しいルートを見つけていく感じといいましょ -