鹿毛雄二のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
2人のジャックを中心にバンガード社の歴史を振り返る一冊です。何よりも、ボーグル氏が良くも悪くも気骨のある人物であったことを知ることができます。
私自身はボーグルヘッズの1人であり、本書をそれなりに楽しむことができました。私自身がバンガード社を知ったことをきっかけに投資を始めたこともあり、思い入れのある会社の成り立ちから変遷まで描かれている点に価値を見出せたからです。
ただ、インデックス投資の手法について造詣を深めたい方やバンガード社そのものにそこまで興味のない方には定価3300円の本書は高い買い物になってしまうとも同時に思いました。
インデックス投資そのものについて関心がある場合は、 -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ2024年から新NISA制度が開始することも受けて、投資について大まかに勉強しておこうと思って、
友達がくれたから読んでみた一冊。
・分散投資
リスクを分散すること。株式が大暴落しても、株式と逆の動きをする債権を買っていれば、リスクを緩和することができる。
ポートフォリオは人それぞれなので自分が何を目的としているかで比率を決める。
・リバランス
株式と債券のポートフォリオについて、年に一回リバランスすることで、適切なリスク管理が可能になる理屈については、とてもよくできていると感じた。
株式の比率が大きいときはポートフォリオからはみ出た分、債権を増やすなどすると、債券がより安い時に買える。株 -
-
Posted by ブクログ
同社の幹部は、その人事政策が成功してきた要因を五つあげている。①想像力を駆使した粘り強い人材発掘、②一貫して高レベルの採用基準、③貢献度に基づく権限と報酬制度、④専門性と顧客サービスの徹底した追求、⑤チームプレーの重視。
キャピタルの主だったファンドマネジャーは、いい意味であくが強く、運用の仕方にもそれぞれ特徴があった。それだけに運用会議の場はしばしば激論となった。しかし、委員会方式による意思決定となると、結果は妥協に流れやすい。そのため、創造的な発想や合理的な筋道、敏速な行動などは犠牲にされがちである。時に矛盾する意見を調整し、コンセンサスに導こうとすれば、個人も組織もへとへとになって -
-
-
-