ジャナ・デリオンのレビュー一覧

  • ワニの町へ来たスパイ

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    身を潜めたはずの工作員が事件に首を突っ込んで大騒ぎ!会話と展開が面白い愉快痛快ミステリー #ワニ町

    ■あらすじ
    CIA秘密工作員である主人公が仕事で失敗して身を隠すことに。田舎町で別人になりすまし、おとなしく日常を過ごすはずだったが、なんと引越当日に人骨を発見してしまう。事件に関わらないようにするはずが、隣人たちと交流するたびに、どんどん深みにはまっていき…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    おもろい!
    アメリカのシチュエーション・コメディを見ているようですね。これは人気シリーズになるのはわかるなー。

    物語の展開が面白過ぎる。やらんとすることがすべて裏目に出る。会話はすべて食い違って、誰しも

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    2023年07月10日
  • 生きるか死ぬかの町長選挙

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    ネタバレ

    ワニ町シリーズ第3弾。シリーズものの王道を行く「前作以前の敵が仲間になっていく」展開もあり、ロマンスも若干進展して、いよいよシリーズも安定のマンネリ化が始まりそうな予感。

    ちょっとテンポが速すぎるかなぁ。アクションも読ませ処なので仕方ないんだろうけど、物語の時間線状2週間で3作品のドタバタは、さすがに慌ただしい。
    ロマンスも友情の雪解けも、もうちょっとだけ熟成させた方がメリハリがつくように思う。

    いや、それでもこのままのドタバタ感でグイグイ疾走していく展開でもアリなんか。とにかくタフで行こう!

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    2023年05月07日
  • ミスコン女王が殺された

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    ネタバレ

    ジャナ・デリオン、ワニ町シリーズの2作目。
    軽く読めて面白い、それでいてハッピーエンド。安定の2作目でした。

    今作も途中、めちゃくちゃ笑わせてもらいました(ガーティが面白すぎる笑)。
    一作目でも軽く話題になっていた元ミスコンが、シンフルに久しぶりに帰ってきた。これがまた嫌なやつで、早々にフォーチュンとぶつかり合う。ただ言い合った翌日、元ミスコンが死体で発見され。。。

    サスペンスとして最後に一捻りあるところも良い。次作のあらすじも結構なネタバレになるので、順番どおりに読むことをおすすめ。

    まさか前作の翌日から始まるとは思わなかった笑

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    2023年04月18日
  • どこまでも食いついて

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    ワニ町シリーズ第五弾!今回も湿地の三人組が大暴れで面白かったんですが
    読み終えてまず思ったのはワニ町シリーズなのにワニぜんぜん出てこないなぁ~っていう至極どうでもいいことでした

    それにしても三人組のリーダー格アイダ・ベルがかっこいいんだよね~
    ベトナム帰りの経歴をもつ元スパイのおばあちゃんなんだけど、常に冷静で的確な判断力と行動力をもっていて
    さらにとんでもなく情に厚いという
    まさに真のリーダー

    こんなおばあちゃんと行動を共にするフォーチュンがどんどん「人間」に戻って行く姿がワニ町シリーズの魅力でもあるんだけど
    こんなパワフルおばあちゃんが近くにいたら離れられないよね

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    2023年03月20日
  • どこまでも食いついて

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    今回も面白かった。
    頭の中で勝手にイメージして、声まで作って読んじゃう。
    カーターとハンモックでお昼寝、いいなぁ。

    あとがきにあったシンフルの地図、見たいな。
    創元のWEBマガジでキャラクターイメージは見ました。私の脳内とは全然違ってました。

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    2023年02月05日
  • ワニの町へ来たスパイ

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    ネタバレ

    アメリカ合衆国南部の湿地帯が舞台の小説と言えば「ザリガニの鳴くところ」を思い出すし、スプリングスティーンの歌が脳裏で再生されるんだけど…。

    この小説は同じような舞台でも全然違って、なんだかご陽気なユーモア調。そういやハイアセンっぽいのかなぁ。

    ミステリーらしいのだが、謎解きはあってないようなもの。思ってたドンデン返しすら、ない方向の逆の意味で裏切られるまっすぐさ。主人公もサイドキックのおばあちゃん2人も、イケメン保安官補佐もド直球にコメディーアクションを演じてくれる。

    思ってた雰囲気とは違うがご陽気に楽しめた。シリーズ続編も次々に翻訳されているらしいので追いかけ決定。

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    2023年02月04日
  • ミスコン女王が殺された

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    このシリーズに関しては、必ず1作目から順に読むことをお勧めします。ってまだ私もやっと2作目を読んだところですけれど。

    楽しい。すごく楽しい。CIAの凄腕エージェントでありながら、訳あって田舎町で身を潜めなければならなくなったフォーチュン。まったく興味のないメイクやファッションを覚えるはめになっても、いざというときにはエージェントの血を隠せません。

    町のどんな男も伸してしまえそうな彼女にとって唯一手強い保安官カーターとの行く末も楽しみ。

    全然違うのに、なぜか“よろず建物因縁帳”の春菜と仙龍を思い出してすみません。

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    2023年01月19日
  • どこまでも食いついて

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    前回のカーターのデートからどうなることかと迎えた翌日、選挙戦が劇的な展開になっていた。
    相変わらずガーティとアイダベルのパワフルおばあちゃんや、シンフルの町の個性的な住人はエンジン全開フルスロットル。
    いつも衣服関係では散々な目に遭うフォーチューンだけど、今回のセクシー担当はガーティ!!!?もう、展開が早すぎて無茶苦茶すぎて、笑わされる。
    犯罪がだんだんシンフルの街の小さな事件から、連邦政府が絡む大掛かりなものになり始めてるのが不穏。
    シンフルに滞在する3ヶ月のうちすでに1ヶ月が過ぎたなんて、なんか寂しい。1巻目から読み返したくなる。

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    2022年12月30日
  • どこまでも食いついて

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    何か今回はスパイっぽい話でした。かつてフォーチュンと共同で働いたことのある捜査官が登場したり、フォーチュンも颯爽と場を仕切って優秀なCIA捜査官としての片鱗を覗かせたりと、これまでのドタバタコメディー一色から少しだけ毛色が変わった感じでより一層楽しめた。
    その分、カーターはあんまりいいところなしだったけど。

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    2022年12月30日
  • どこまでも食いついて

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    ネタバレ

    ワニ町、今回も最高に面白かったです。
    毎回何かがツボにはまり、声を出して笑ってしまうのですが、今回は、ワンピース、でした。

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    2022年11月30日
  • どこまでも食いついて

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    シリーズの第五作目

    スパイが身を隠すために潜伏するも、ほぼ毎週ペースで事件が起きてます(まだ来てから一ヶ月)
    サスペンス、ドタバタ、グルメ、ロマンスと欲張りなんだけどホッコリとさせてくれる。
    あぁこの感じだったよね。と「シンフルに戻って来た感」があるシリーズモノの良いところ。(でもまだ一ヶ月、なんだよね)

    滞在期限の三ヶ月間、この先どうなるのか続編も読みます。

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    2022年11月24日
  • どこまでも食いついて

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     「ワニ町」シリーズ4作目は、前作から一年ぶり。ワニの住む南部の田舎町に身を隠している凄腕女スパイのフォーチュンと、最強おばあちゃん二人のアシスト?によるずっこけ大活躍トリオに再会するとほっとするとともに豪快に笑いたくなる。そう、何と言っても多幸感満点のシリーズなのである。

     しかし、本作は、フォーチュンとのラブラブ・モードがスタートした感のある保安官助手カーターが、何と湖で殺されかけるというピンチなシーンで始まる! フォーチュンが命がけで救いあげて、なお、カーターは作中のほとんどを病院のベッドで過ごすという、これまでの探偵団トリオvsカーターのスリリングな駆け引き劇はお預け。ヒロインとヒー

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    2022年11月16日
  • ワニの町へ来たスパイ

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    異動が決まりました
    ちょっとたいへんな部署なんですよね
    今のペースで本読めるかな?

    と、心配になる中、また新しい作家さんの新しいシリーズに手を出しちゃいました!テヘ

    でも面白かったからいいや

    種明かしがかなり爽快で、読後感良し
    魅力的な登場人物が最後まで魅力的なままで次回作への期待感も良し

    ただちょっとしつこかったかな〜?
    まぁ、ちょっとしたり顔で言っちゃいますが、「笑い」ってのは緊張と緩和なわけですよ(受け売り)
    ずーっとボケ続ける漫才は疲れちゃうだけなのよね
    緊張の部分の割合がもっとあれば、もっと面白かったと思うんだよな〜
    ひたすらドタバタ劇が続くんだもの

    ただユーモアミステリー

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    2022年11月06日
  • ワニの町へ来たスパイ

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    ワニ町シリーズ、第一作目。
    ある理由で田舎の町に隠れ住むことになったスパイのフォーチュン。
    本人はいたっておとなしくしているつもりなのに、トラブル吸引器な彼女は、色んな面倒事に巻き込まれる。
    ルイジアナの葉村晶か、と思うくらいに彼女もまたタフだった。

    一人称で、痛快でテンポ良く進んでいく展開で楽しく読めた。
    ただ、会話の言い回しが個人的にやや長く感じられて、それが読みにくく感じた。
    海外小説を読みなれていないせいかもしれない。
    また、ルイジアナの独特な空気感に無知なため、そこを楽しめなかったのが残念かな。
    もしいつか、ルイジアナに行くことがあったら、きっとこの小説を持っていくし、思い出すと思

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    2022年10月28日
  • ワニの町へ来たスパイ

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    ネタバレ

    初のジャナ・デリオン。
    東京創元社のTwitterで面白そうだったので購入。

    CIAの潜入捜査官フォーチュンが、しばらく田舎で身を隠す話。。。なんだけど。
    初日から骨は出るわ、アリゲーターはいるわで運のなさに笑う。
    おばあさま二人も曲者すぎて笑。一応、ラストに一捻りはしてあるので、最後まで楽しめる。
    軽く、安定して読める作品だった。

    本国では20作くらい出てる様。
    年一で出てもあと15年は楽しめる!

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    2022年10月16日
  • ワニの町へ来たスパイ

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    CIAエージェントの女性が訳あって田舎町に身を隠すことに。しかも自分とは真逆のタイプになりすまして。

    私は頭の中にシャーリーズ・セロンを思い描きました。もっと若い女性なのでしょうけれど、アラフィフになっても美しく颯爽としている彼女のイメージがピッタリで。

    ひたすら目立たないようにしなければならないのに、彼女が立ち寄る先では何かが起こる。舌打ちが聞こえて来そうで可笑しい。

    婆様ふたりが最高です。チャーミング保安官にはジョシュ・デュアメルとかどうでしょ。もうちょっと知名度の高い俳優のほうがいいかしら。とにかく楽しい!

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    2022年10月07日
  • ハートに火をつけないで

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    今作は冒頭、事件に巻き込まれていくテンポがよくて、引きこまれるのが早かった。前作よりも好きかも。
    毎回、殺される人間や、犯罪をおかすキャラクターの描かれ方や扱いにモヤっとする部分もあるが(とことんダメなやつとか嫌なやつとか、わかりやすく描かれる)、こんな奴なら殺されても仕方ないなと思わせ、コメディとして楽しむためには必要なことなのかも。

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    2022年05月23日
  • ハートに火をつけないで

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    「ワニ町」シリーズ既刊を一気読み。第二作三作あたりでは、いくらなんでも事件が起こりすぎ慌ただしすぎと思わないでもなかったけど、この第四作は文句なく面白かった。非情な工作員(要するに殺し屋)だったフォーチュンが、南部の田舎町シンフルで、それまでの彼女の人生にはなかったものに出会い、とまどいながら変わっていく様子がすごくキュート。

    まあとにかく「お約束」のてんこ盛りで、呆れながらもやっぱり笑える。フォーチュンとお祖母さん二人は必ず不法住居侵入し、必ず失敗して危機一髪で逃げ出し、保安官補カーターに怒られ、突飛な言い訳をする。フォーチュンはしばしば裸に近い格好になってしまい、それをカーターに見られる

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    2022年02月01日
  • ハートに火をつけないで

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    「ワニの町…」第4弾。読む前からわくわく。
    フォーチュンの活躍もさることながら、アイダ・ベルとガーディの活躍(?)が毎回毎回面白い。事件も興味深いけどカーターにときめくフォーチュンの葛藤がまたいい。それにしてもみんなササッと美味しそうなもの作るなあ…。焼きたてのマフィンのところなんて垂涎ものです。早く続きが出て欲しいです。

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    2022年01月29日
  • ハートに火をつけないで

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     二年近くご無沙汰していたワニ町シリーズ。それにしても無事続編が翻訳されて嬉しいのなんのって。何しろ、シリーズものの版権は、出版社が版元と三作ずつ契約し、売れ行きを窺って、次の三作の契約判断をするらしい。その判断は、もちろん作品の売れ行きにかかっているらしいのだ。時には、他の出版社が続編からの版権を獲得したりする。四作目から版元が変わるシリーズが見受けられるのはそういう裏事情があるからなのだ。

     マイケル・コナリーのハリー・ボッシュも、ラーシュ・ケプレルのヨーナ・リンナも、アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリのピート・ホフマンも途中で版元が変わったよね。そのように出版社は賭けを打

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    2022年01月05日