ジャナ・デリオンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
身を潜めたはずの工作員が事件に首を突っ込んで大騒ぎ!会話と展開が面白い愉快痛快ミステリー #ワニ町
■あらすじ
CIA秘密工作員である主人公が仕事で失敗して身を隠すことに。田舎町で別人になりすまし、おとなしく日常を過ごすはずだったが、なんと引越当日に人骨を発見してしまう。事件に関わらないようにするはずが、隣人たちと交流するたびに、どんどん深みにはまっていき…
■きっと読みたくなるレビュー
おもろい!
アメリカのシチュエーション・コメディを見ているようですね。これは人気シリーズになるのはわかるなー。
物語の展開が面白過ぎる。やらんとすることがすべて裏目に出る。会話はすべて食い違って、誰しも -
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ネタバレジャナ・デリオン、ワニ町シリーズの2作目。
軽く読めて面白い、それでいてハッピーエンド。安定の2作目でした。
今作も途中、めちゃくちゃ笑わせてもらいました(ガーティが面白すぎる笑)。
一作目でも軽く話題になっていた元ミスコンが、シンフルに久しぶりに帰ってきた。これがまた嫌なやつで、早々にフォーチュンとぶつかり合う。ただ言い合った翌日、元ミスコンが死体で発見され。。。
サスペンスとして最後に一捻りあるところも良い。次作のあらすじも結構なネタバレになるので、順番どおりに読むことをおすすめ。
まさか前作の翌日から始まるとは思わなかった笑
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Posted by ブクログ
ワニ町シリーズ第五弾!今回も湿地の三人組が大暴れで面白かったんですが
読み終えてまず思ったのはワニ町シリーズなのにワニぜんぜん出てこないなぁ~っていう至極どうでもいいことでした
それにしても三人組のリーダー格アイダ・ベルがかっこいいんだよね~
ベトナム帰りの経歴をもつ元スパイのおばあちゃんなんだけど、常に冷静で的確な判断力と行動力をもっていて
さらにとんでもなく情に厚いという
まさに真のリーダー
こんなおばあちゃんと行動を共にするフォーチュンがどんどん「人間」に戻って行く姿がワニ町シリーズの魅力でもあるんだけど
こんなパワフルおばあちゃんが近くにいたら離れられないよね -
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ネタバレアメリカ合衆国南部の湿地帯が舞台の小説と言えば「ザリガニの鳴くところ」を思い出すし、スプリングスティーンの歌が脳裏で再生されるんだけど…。
この小説は同じような舞台でも全然違って、なんだかご陽気なユーモア調。そういやハイアセンっぽいのかなぁ。
ミステリーらしいのだが、謎解きはあってないようなもの。思ってたドンデン返しすら、ない方向の逆の意味で裏切られるまっすぐさ。主人公もサイドキックのおばあちゃん2人も、イケメン保安官補佐もド直球にコメディーアクションを演じてくれる。
思ってた雰囲気とは違うがご陽気に楽しめた。シリーズ続編も次々に翻訳されているらしいので追いかけ決定。 -
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「ワニ町」シリーズ4作目は、前作から一年ぶり。ワニの住む南部の田舎町に身を隠している凄腕女スパイのフォーチュンと、最強おばあちゃん二人のアシスト?によるずっこけ大活躍トリオに再会するとほっとするとともに豪快に笑いたくなる。そう、何と言っても多幸感満点のシリーズなのである。
しかし、本作は、フォーチュンとのラブラブ・モードがスタートした感のある保安官助手カーターが、何と湖で殺されかけるというピンチなシーンで始まる! フォーチュンが命がけで救いあげて、なお、カーターは作中のほとんどを病院のベッドで過ごすという、これまでの探偵団トリオvsカーターのスリリングな駆け引き劇はお預け。ヒロインとヒー -
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異動が決まりました
ちょっとたいへんな部署なんですよね
今のペースで本読めるかな?
と、心配になる中、また新しい作家さんの新しいシリーズに手を出しちゃいました!テヘ
でも面白かったからいいや
種明かしがかなり爽快で、読後感良し
魅力的な登場人物が最後まで魅力的なままで次回作への期待感も良し
ただちょっとしつこかったかな〜?
まぁ、ちょっとしたり顔で言っちゃいますが、「笑い」ってのは緊張と緩和なわけですよ(受け売り)
ずーっとボケ続ける漫才は疲れちゃうだけなのよね
緊張の部分の割合がもっとあれば、もっと面白かったと思うんだよな〜
ひたすらドタバタ劇が続くんだもの
ただユーモアミステリー -
Posted by ブクログ
ワニ町シリーズ、第一作目。
ある理由で田舎の町に隠れ住むことになったスパイのフォーチュン。
本人はいたっておとなしくしているつもりなのに、トラブル吸引器な彼女は、色んな面倒事に巻き込まれる。
ルイジアナの葉村晶か、と思うくらいに彼女もまたタフだった。
一人称で、痛快でテンポ良く進んでいく展開で楽しく読めた。
ただ、会話の言い回しが個人的にやや長く感じられて、それが読みにくく感じた。
海外小説を読みなれていないせいかもしれない。
また、ルイジアナの独特な空気感に無知なため、そこを楽しめなかったのが残念かな。
もしいつか、ルイジアナに行くことがあったら、きっとこの小説を持っていくし、思い出すと思 -
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「ワニ町」シリーズ既刊を一気読み。第二作三作あたりでは、いくらなんでも事件が起こりすぎ慌ただしすぎと思わないでもなかったけど、この第四作は文句なく面白かった。非情な工作員(要するに殺し屋)だったフォーチュンが、南部の田舎町シンフルで、それまでの彼女の人生にはなかったものに出会い、とまどいながら変わっていく様子がすごくキュート。
まあとにかく「お約束」のてんこ盛りで、呆れながらもやっぱり笑える。フォーチュンとお祖母さん二人は必ず不法住居侵入し、必ず失敗して危機一髪で逃げ出し、保安官補カーターに怒られ、突飛な言い訳をする。フォーチュンはしばしば裸に近い格好になってしまい、それをカーターに見られる -
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二年近くご無沙汰していたワニ町シリーズ。それにしても無事続編が翻訳されて嬉しいのなんのって。何しろ、シリーズものの版権は、出版社が版元と三作ずつ契約し、売れ行きを窺って、次の三作の契約判断をするらしい。その判断は、もちろん作品の売れ行きにかかっているらしいのだ。時には、他の出版社が続編からの版権を獲得したりする。四作目から版元が変わるシリーズが見受けられるのはそういう裏事情があるからなのだ。
マイケル・コナリーのハリー・ボッシュも、ラーシュ・ケプレルのヨーナ・リンナも、アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリのピート・ホフマンも途中で版元が変わったよね。そのように出版社は賭けを打