石飛幸三のレビュー一覧

  • 「平穏死」を受け入れるレッスン:自分はしてほしくないのに、なぜ親に延命治療をするのですか?

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    胃瘻について一石を投じる本。

    胃瘻をすることのメリットとデメリットをしること。
    医療は最後まで責任をもつこと。
    なぜ福祉施設にきてしまうのか!医療はできないのにもかかわらず!

    みなさん手にとり考えて…


    ぜひ〜

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    2025年01月19日
  • 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか

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    終末期の医療とは。これから死にゆく人が、本当に必要とされる医療は何なのか。
    医学が発達して、平均寿命は伸びてきたが、本当に幸せになってきたのか。昔は大家族のなか、自宅で看取ることが普通であったのに、今は大半が病院で亡くなるという。
    特別養護老人ホーム芦花ホームの常勤医をつとめる石飛幸三医師が、「終末期の高齢者に過度な医療は控えるべきだ」という事を訴えておられる。
    まさに、全ての人が考えるテーマ。

    欧米では、自分で口で食事や水をとらなくなったら何もしない。施設では、食事を並べるが、無理に食べさせたり、チューブを入れたりはしない。
    老人が食べたくないのに、その自己決定権を犯してはならないと考える

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    2024年07月14日
  • 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか

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    まさにその通りだと思う。そのためには患者家族と話し合いを重ね一緒に悩んであげることが大事だと思う。ただ実際には話し合いの場が不十分な所がほとんどであろう。

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    2023年11月15日
  • 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか

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    「過剰な栄養や水分をあげない できれば、経管栄養はさける」
    自然死って難しいのな。
    経管栄養は、あれは苦しい。私は全部自己抜去したので、自分は絶対やりたくない。点滴も嫌だ。。胃瘻は嫌っていう人は多けど、結局、経管栄養とか点滴、も同じなんだな。もう身体は受け付けないのに、水でブヨブヨになってしまう。。点滴して肌がツヤツヤになったって喜んでいてはいけないと思う。
    肉の塊でいいから生きていて欲しいって残酷だよ。
    家族は、死んでいくことを学ばないとダメだと思う。

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    2023年08月02日
  • 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか

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    植物人間状態になったら、胃瘻や救急搬送や入院やらで延命させようとする傾向が、私は大反対!
    老人ホームの高齢者たちは早く死にたいと口を揃えて言うのに。死にたくても死ねない、でもいざ死ねるかもしれない病になったら本人も周りも生かそうとする。

    穏やかに、成り行きに任せて死にたい。
    この著者は医者。
    彼の考え方は至極真っ当で、説得力がある。


    メモリスト
    認知症の方と関わる上で、トンチンカンなことを言う人でも感情はしっかり残っている。

    無職の子供が生き延びるため、生活費のために老年のお屋を入院させ生かし続ける。

    P128 できれば経管栄養は避ける。
    高齢者で嚥下機能が低下し、自分の口で食べられ

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    2023年07月28日
  • 「平穏死」を受け入れるレッスン:自分はしてほしくないのに、なぜ親に延命治療をするのですか?

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    平穏死について、ストンと心に入った。忘れてしまわない様に、時々、読み返えさなくてはいけない本だと思った。

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    2022年05月06日
  • 平穏死という生きかた

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    おわりにかえて――私の入舞で解りましたが、なぜ先生が「平穏死」にこだわるのか。
    特別養護老人ホームへでの常勤医にならなかったら「平穏死」という人生の最後のあり方は生まれなかった。
    生老病死、四苦八苦の四苦、生まれて死ぬ、当たり前のことが当たりまえに行えるよう医師として最高の医療を尽くす。
    余りにも今の日本人、本質的な議論をしなくなってしまっています。
    「平穏死」がこれからの人のスタンダードになることを祈ります。

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    2022年03月06日
  • 穏やかな死のために

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     これも父が亡くなった後に読みました。この前に読んだ『老衰死』に登場する石飛医師が書かれた本です。

     こんなお医者さんが特養にいてくださったら、父を全く違う形でみおくることができたと思います。もしかしたら、もう少し長生きできたのではないかとさえ思います。入院させてしまったことが悔やまれてなりません。

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    2019年07月13日
  • 平穏死という生きかた

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    -どんなに医療が進み、新しい技術で治療し、部分的に治すことができたとしても、人はかならず死ぬという運命を変えられるわけではありません。

    -老衰の状態にある老人たちが何を望んでいるのか〜穏やかにその日その日を過ごし、苦しまずに最期のときをむかえられればいい

    岡本太郎さんの言葉として引用されている
    -病院。病のための建物施設とは、なんと覇気のない名称だろう。ここは本来、肉体の苦しみを抱えて困っている人と、それに手を貸すことのできる人が出会う広場だ

    いろいろな話、言葉を反芻する。
    どう生きるかはどう老いるか、どう最期を迎えるかを考えること。自分にはしてほしくない延命治療を家族には求めてしまうそ

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    2018年02月03日
  • 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか

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    「わたしたちは死から生をみて、生を生きなければなりなせん。そして医療者はその固有のいのちが豊かであり続けることをその人の傍で支えるのです。」解説の日野原先生のお言葉です。

    医療の進歩に伴い、安らかな死というものがこんなにも難しくなってしまった現状、制度の矛盾がわかりやすく書かれています。

    誰のための何のための医療なのか
    何を目指すための介護なのか

    すべての医療従事者の方、高齢者介護に携わる方、そのご家族に読んでほしいと感じた一冊です。
    そして、「平穏死」が「生」を支える人達の共通理解になることで、より豊かな「生」を支えることができると感じました。

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    2014年03月18日
  • 「平穏死」という選択

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    特養の常勤医であり元血管外科医である筆者が、今まさに国家的レベルで取り組むべき喫緊の課題を語る。医療者あるいは患者の家族の誰もが感じているが直視することを避け、思考停止に陥っている問題にメスを入れており、医療のあり方を根本から見直し新たな視点を提起する一冊。

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    2014年02月04日
  • 「平穏死」という選択

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    終末期の医療•介護の現実に鋭く切り込んだ本。時々感じる違和感の正体が少しわかった気がする。介護には、自立支援だけではなく看取りへの対応が求められている。今、自分に足りないものは何かを見極め、学んでいきたい。

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    2013年05月03日
  • 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか

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    特別養護老人ホームの常勤配置医の石飛医師の書。
    副題は「口から食べられなくなったらどうしますか」

    僕も仕事柄、胃瘻(いろう)や経鼻胃管での栄養をおこなう場面には多く遭遇する。

    現状の栄養状態の改善だけを考えるのではなくて、その後の人生(の終局)のあり方も考えることが必要だとあらためて痛感した。
    老いの先にある死でさえも”病”ととらえて治療対象のごとく扱ってしまうのは考えものだと思う。

    すこし前に中村仁一さんの『大往生したけりゃ医療とかかわるな』を読んだのだけども、この本も同じ方向の内容で、老いやその後の死のあり方について考えさせられた。

    ただ、現在胃瘻や経鼻胃管をしている方を目の前にす

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    2013年03月11日
  • 「平穏死」という選択

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    自然に任せるという三宅島の知恵
    「食べられなくなればあとは水だけをあげます。そうすると二週間から三週間で最期を迎えます。」栄養を絞ることで、枯れるように亡くなられそうです。
    今の日本は多くのしがらみ(法的な事を含め)で、平穏死や自然死が困難になっている。

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    2013年02月24日
  • 「平穏死」という選択

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    死ぬ時は生かされるんじゃなく穏やかに人生の最期の時を迎えたい。自分の死生感を考えるきっかけになった。

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    2013年02月18日
  • 「平穏死」という選択

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    「平穏死」というのは著者と弁護士の黒田和夫さんの造語である。
    「平穏死」というのは「老境」の最期、もはや、「無理に生かす」医療措置など必要としていない方に、苦しまず、自然に、穏やかに最後の時を過ごしてほしいということを表した言葉。

    生まれて、成長して、子孫を残して、老いて最後を迎える、一人の人間の誇り高い命を守ることが必要であるとの記述。

    「口から食べる」ことの重要性、終末期医療で「胃ろうを増設する」ことが必要であるか否か、「平穏死」は殺人か、「看取り」と向き合うことについてなど、超高齢化社会が進む中、考えるべき問題についての見解が、実例に基づいてわかりやすく書いてある。

    特別養護老人ホ

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    2012年11月06日
  • 「平穏死」という選択

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    老衰に医療がどこまで介入するのか。著者は延命至上主義に一石を投じ、平穏死を提唱する。口からものを食べられなくなった人間に胃ろうなどの処置をし、延命をすることは自然に反すること。「食べないから死ぬのではない、死ぬから食べないのだ」という言葉は非常に腹おちした。これから治る見込みのある人間と明らかに老衰の人間の命の取り扱いが同じで良いのか、考えさせられた。自然にゆだねることの大切さを今一度見直してみたいと思った。

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    2012年10月31日
  • 「平穏死」という選択

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    「命を延ばす」だけが正しいことではない。

    ハリソン内科学(第17版)のPart I「Introduction to Clinical Medicine」より

    『Understanding that patients stop eating because they are dying, not dying because they have stopped eating, can reduce family and caregiver anxiety.』
    (死を迎える人は、命を終えようとしているのだから食べないのだ。食べないから死ぬのではない。このことを理解することで、家族や介護する人は悩

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    2012年10月21日
  • 「平穏死」という選択

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    ネタバレ

    「平穏死」という選択

    「平穏死」のすすめの内容を再度整理して新書にしたものです。主な違いは、弁護士の方と勉強会を通して作成した平穏死の刑法上の考察が掲載されていることです。
    前著から石飛先生は一貫して胃瘻を付けず食べられなくなったら平穏に死に至る平穏死を推奨されています。今の終末医療は、現代日本の病根とも言える責任回避によって捻じ曲げられ、死にゆく人を苦しめているのではないかというご意見に竹蔵は賛同します。
    せめて自分、家族は状況を考えて最善の選択をするようにしたいと改めて思いました。
    元気な方も今のうちに是非一度ご一読頂いて考えて見ることをお勧めします。

    竹蔵

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    2025年08月04日
  • 家族と迎える「平穏死」 「看取り」で迷ったとき、大切にしたい6つのこと

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    平穏に旅立てることが、もっと普通のことになるように、少しずつ変わってきてるし、これからも少しずつ変わるんだろうなと思える内容でした。
    読みやすくて、わかりやすかったです。

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    2025年05月05日