石飛幸三のレビュー一覧

  • 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか
    まさにその通りだと思う。そのためには患者家族と話し合いを重ね一緒に悩んであげることが大事だと思う。ただ実際には話し合いの場が不十分な所がほとんどであろう。
  • 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか
    「過剰な栄養や水分をあげない できれば、経管栄養はさける」
    自然死って難しいのな。
    経管栄養は、あれは苦しい。私は全部自己抜去したので、自分は絶対やりたくない。点滴も嫌だ。。胃瘻は嫌っていう人は多けど、結局、経管栄養とか点滴、も同じなんだな。もう身体は受け付けないのに、水でブヨブヨになってしまう。。...続きを読む
  • 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか
    植物人間状態になったら、胃瘻や救急搬送や入院やらで延命させようとする傾向が、私は大反対!
    老人ホームの高齢者たちは早く死にたいと口を揃えて言うのに。死にたくても死ねない、でもいざ死ねるかもしれない病になったら本人も周りも生かそうとする。

    穏やかに、成り行きに任せて死にたい。
    この著者は医者。
    彼の...続きを読む
  • 「平穏死」を受け入れるレッスン:自分はしてほしくないのに、なぜ親に延命治療をするのですか?
    平穏死について、ストンと心に入った。忘れてしまわない様に、時々、読み返えさなくてはいけない本だと思った。
  • 平穏死という生きかた
    おわりにかえて――私の入舞で解りましたが、なぜ先生が「平穏死」にこだわるのか。
    特別養護老人ホームへでの常勤医にならなかったら「平穏死」という人生の最後のあり方は生まれなかった。
    生老病死、四苦八苦の四苦、生まれて死ぬ、当たり前のことが当たりまえに行えるよう医師として最高の医療を尽くす。
    余りにも今...続きを読む
  • 穏やかな死のために
     これも父が亡くなった後に読みました。この前に読んだ『老衰死』に登場する石飛医師が書かれた本です。

     こんなお医者さんが特養にいてくださったら、父を全く違う形でみおくることができたと思います。もしかしたら、もう少し長生きできたのではないかとさえ思います。入院させてしまったことが悔やまれてなりません...続きを読む
  • 平穏死という生きかた
    -どんなに医療が進み、新しい技術で治療し、部分的に治すことができたとしても、人はかならず死ぬという運命を変えられるわけではありません。

    -老衰の状態にある老人たちが何を望んでいるのか〜穏やかにその日その日を過ごし、苦しまずに最期のときをむかえられればいい

    岡本太郎さんの言葉として引用されている
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  • 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか
    「わたしたちは死から生をみて、生を生きなければなりなせん。そして医療者はその固有のいのちが豊かであり続けることをその人の傍で支えるのです。」解説の日野原先生のお言葉です。

    医療の進歩に伴い、安らかな死というものがこんなにも難しくなってしまった現状、制度の矛盾がわかりやすく書かれています。

    誰のた...続きを読む
  • 「平穏死」という選択
    特養の常勤医であり元血管外科医である筆者が、今まさに国家的レベルで取り組むべき喫緊の課題を語る。医療者あるいは患者の家族の誰もが感じているが直視することを避け、思考停止に陥っている問題にメスを入れており、医療のあり方を根本から見直し新たな視点を提起する一冊。
  • 「平穏死」という選択
    終末期の医療•介護の現実に鋭く切り込んだ本。時々感じる違和感の正体が少しわかった気がする。介護には、自立支援だけではなく看取りへの対応が求められている。今、自分に足りないものは何かを見極め、学んでいきたい。
  • 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか
    特別養護老人ホームの常勤配置医の石飛医師の書。
    副題は「口から食べられなくなったらどうしますか」

    僕も仕事柄、胃瘻(いろう)や経鼻胃管での栄養をおこなう場面には多く遭遇する。

    現状の栄養状態の改善だけを考えるのではなくて、その後の人生(の終局)のあり方も考えることが必要だとあらためて痛感した。
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  • 「平穏死」という選択
    自然に任せるという三宅島の知恵
    「食べられなくなればあとは水だけをあげます。そうすると二週間から三週間で最期を迎えます。」栄養を絞ることで、枯れるように亡くなられそうです。
    今の日本は多くのしがらみ(法的な事を含め)で、平穏死や自然死が困難になっている。
  • 「平穏死」という選択
    死ぬ時は生かされるんじゃなく穏やかに人生の最期の時を迎えたい。自分の死生感を考えるきっかけになった。
  • 「平穏死」という選択
    「平穏死」というのは著者と弁護士の黒田和夫さんの造語である。
    「平穏死」というのは「老境」の最期、もはや、「無理に生かす」医療措置など必要としていない方に、苦しまず、自然に、穏やかに最後の時を過ごしてほしいということを表した言葉。

    生まれて、成長して、子孫を残して、老いて最後を迎える、一人の人間の...続きを読む
  • 「平穏死」という選択
    老衰に医療がどこまで介入するのか。著者は延命至上主義に一石を投じ、平穏死を提唱する。口からものを食べられなくなった人間に胃ろうなどの処置をし、延命をすることは自然に反すること。「食べないから死ぬのではない、死ぬから食べないのだ」という言葉は非常に腹おちした。これから治る見込みのある人間と明らかに老衰...続きを読む
  • 「平穏死」という選択
    「命を延ばす」だけが正しいことではない。

    ハリソン内科学(第17版)のPart I「Introduction to Clinical Medicine」より

    『Understanding that patients stop eating because they are dying, not ...続きを読む
  • 「平穏死」を受け入れるレッスン:自分はしてほしくないのに、なぜ親に延命治療をするのですか?
    とてもいい書籍でした。
    終末期医療の実態を知りたい中で出会ったのですが、医師の立場から現在の問題定義までされていて、読み応えがありました。
  • 人は死ぬとき何を思うのか

    【気づき】
    ・渡辺和子
    死と言う制限があるからこそ、限られた人生で自分は何をすべきか、何を大切にして生きるかを考えられるのです。p.21

    ・キリストも良い事しかしていないのに、弟子に裏切られ、群衆の罵詈雑言を浴びながら、十字架に磔になって無残な死を遂げている。p.25

    良いことをすれば良い報...続きを読む
  • 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか
    石飛氏は老人ホームの看取りに関して随分有名に。寿命による死が老人ホームで迎えられないとしたらそれはおかしいと。ほんとに正しいと思う。いわゆる老衰死を平穏死と名付け、尊厳死の範疇には入るが、安楽死とは違った意味での死の選択の1つとして提示した功績が大きいと思う。NHKでも紹介されたが、人は死ぬ、という...続きを読む
  • 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか
    この本が単行本として発行されたのは2010年今から9年前である。この9年の間で医療を取り巻く環境は大分変わってきている。何でもかんでも胃瘻を作って施設に返すというようなことは行われていない。ただし地域によって、病院によって、医師によって異なる部分はあることだろう。
    「老衰の終末期」にもかかわらず医療...続きを読む