三輪士郎のレビュー一覧
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人並みはずれた度胸とタフさで、トップクラスの便利屋として君臨するトニー。だが謎の包帯剣士・ギルバの出現を機に、彼の日常は大きく歪んでいく。
ゲーム「Devil May Cry」へと繋がるストーリー。
ゲームの方を知らない方でも楽しめると思います。
原作を知っている場合は、世界観とダンテ好きだった方に特におすすめ。(バージル好きにもかな)
キャラクターたちが魅力的に描かれていて、楽しいエピソードも多くて好きな作品です。ダークでシリアスな部分の緊張感も、笑わせてくれる和むシーンもどちらも楽しめます。
後池田さんの他の小説も読んでみたくなりました。 -
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幻獣キマイラを巡って男たちが熱い闘いを繰り広げるSFアクションシリーズ第23弾。
いよいよこの長編が完結に向かって最終コーナーを回り始めたという位置付けににあたるのが本巻なのかなあ(多分)と思いながら読みました。
深雪を救い出すため、身を犠牲にして敵に挑んでいく大鳳の姿は、これまでの苦しみを乗り越えた先にある一人の男の生き様のように感じました。
そこに向け、様々な人物たちが織り成す展開もキマイラシリーズらしく、それぞれの人物たちに感情移入しながら堪能することができました。
一方で、このタイミングで新たな展開やキャラクターの登場など、この物語の結末が一体どうなっていくのか、楽し -
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幻獣キマイラを巡って男たちが熱い闘いを繰り広げるSFアクションシリーズ第21弾。
物語の前日譚から現在へ戻るこの巻、この物語を読み始めた時、まさかかなりの歳月を経て、こんな前日譚があったとは想像もできませんでした。
物語は時間軸を超え、人間模様も複雑になり、縦にも横にも広がる物語として、一つの作品としての力を感じます。
作者によればあと数巻でこの壮大な物語は幕を閉じるとのことで、私の人生のほぼ半分の時間にわたり、この作品を味わってきた身としては、楽しみでもあり、寂しくもありと複雑の思いです。
そして、九十九と大鳳の熱い友情が感じられた巻でした。
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購入済み
好き嫌いが分かれる作品
時系列的には3の前の話です。ダンテの愛銃であるエボ&アイの誕生秘話とか、アニメのダンテの「昔トニーと名乗っていた」というセリフについての話です。3より前に発売されているので多少の矛盾があり「原作大好き!」という人には不満なところがあるかも知れません。ストーリーは後半にかけて結構暗く余り救いがないので人によって好みが別れるかもしれません。後、バージルの設定やキャラがゲームと少しズレていたりしてます。
ですが、クスッとわらえる所があったり、感動出来る部分もあるので、ゲームのストーリーをもっと楽しみたいという人は読んで損は無いと思います。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレスタイリッシュ、アンド、マニアック。
とにかく画力が凄い。アクションがキレッキレ。
構図とポーズ含め、一瞬どういう状況なのか理解できないほどの意外性のある画面が圧倒的です。
そして、武器の挙動やキャラの動き、考えなど、実にマニアック。「好きな人にはたまらない」というのはまさにこれ。こういう風に武器は動いてほしいし、キャラは腕を振って、地を蹴ってほしい、という望みが叶えられている画面です。
話的には恐らく原作アニメの前日譚になるのでしょうか。
ヒロイン達の過去を描き、彼女らの性格やベクトルを紹介している感じです。
事前に思ってたよりどのキャラも人間味溢れてるなぁ。
…原作のアニメ、今から