楠本和矢のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
トリガー 人を動かす行動経済学とは?
1.購読動機
情報発信→関心↑→購買検討→契約
BtoBサービスといえども、決裁者は、人です。
ゆえに、その行動心理を理解した上で業務プロセスをつくるは論理的と考えます。
そのために勉強です。
2.基本
行動経済学を知るまえに、仕組み、業務プロセスには基本があります。
それを知ること、やることからです。
アナロジカルシンキング=類推
です。
成功原因を特定、抽出し、それを解決時代課題に転用することです。
3.課題と行動経済学の理論の転用
①認知をつくる
②新たな需要をつくる、認識させる
③魅力的に見せる
④選択させる
⑤継続利用してもらう
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Posted by ブクログ
W杯南アフリカ大会の前だったか…テレビで中田英寿と本田圭介が対談していて、その中で、中田がイタリア時代にシュート本数を目標にするのをやめて、バックスからのパスを後ろ向きではなくゴールを向いて前向きに受ける比率を上げたらシュートまで至る確率が上がった、と話していたのを聞いて、まさにKPIを設定するってこういうことだな、と思いました。『風が吹けば桶屋が儲かる」のリアル版です。そのKPIの作り方、取り扱い方をまとめた本で、読んでいて「我が意を得たり」な気持ちになりました。JALの「定時到着率」、丸井の「女性の上位職意向」と「女性活躍浸透度」、自転車のあさひの「サンキュー点検の登録者数」、小林製薬の「
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Posted by ブクログ
KPIは人を動機付けて、組織の目標を達成させるためのツール。ここで大事なのは人を動機付け動かすというところ。多くの企業がそうであるように肥大化、形骸化させない。
KPIを作るための深く検討する手順や事例。
手順の概略は次の通り。
KFI。財務的な目標の設定。
インセプション。氷山の隠れた部分を洞察する。本質を見つける。パーセプションとは異なる。
KR。インセプションにより発見したあるべき状態。結果。
KPI。KRを実現するための"SMART"な目標。
詳細や事例は本書で。
SMARTについては、倉持『これだけ!SMART!』などを参照のこと -
Posted by ブクログ
KPIは事業戦略そのものである。ということがよくわかった。
KPIとは言いながら、経営計画レイヤーに限定した話ではなく、最終目標であるKFI(重要財務指標)の設定から、これを達成するための事業戦略立案と表裏の関係にあるKRの設定とさらにそのための行動であるKAの設定へと落とし込んでいくストーリー全体の話である。つまり、KRの設定が事業戦略の策定と同義であり、コストリーダーシップ戦略でいくのか差別化戦略でいくのかを決めてどの要素によってそれを実現するのかを明らかにするのがKRということ。それをいかに有効ならしめるかにおいて、顧客の見えないニーズであるインサイトをどこまで掘り下げて捉えられるかが肝