細田昌志のレビュー一覧
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力道山、、というと、私にとっては、
大好きだった大関貴ノ花のお兄さんである土俵の鬼横綱若乃花の兄弟子。
関脇まで上がりながらひょんなことで相撲界を去り、プロレスの世界へと行ってしまった人。
そして、アントニオ猪木やジャイアント馬場の先輩、、、
位な知識。ある意味伝説の人。
その夫人がこの本のテーマ。主人公。興味があるようなないような、、
事業を手広く広げていた力道山は当時21歳の敬子さんと結婚直後、バーで刺され、
大したケガではなかったはずが、手術、麻酔の失敗で帰らぬ人となる。
1963年12月15日、当時39歳
手広く事業をしていた力道山、資産も多かったが借金も半端なく、
相続の形でい -
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日テレ・TBS・フジがそれぞれ異なる格闘技イベントを放送し、ボブ・サップvs.曙の視聴率が紅白歌合戦を上回った2003年大晦日の狂騒。その前後を含めて当時の日本格闘技界(と民放テレビ局)の歴史を追った一冊。自分は中3〜高1でまさにテレビで観戦していたので懐かしすぎる。確かにタイソン戦の機運あったなぁ。今思えば何だったんだろうあれ?という感じになっちゃったけどwミルコがK-1からPRIDEを侵略して、今度はPRIDE代表としてUFCに参戦したのも鮮明に覚えてる。でも意外に記憶が薄れているのもあって、猪木祭にLYOTO vs.リッチ・フランクリンやジョシュ・バーネットvs.セーム・シュルトなんて好
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幼少期から文武両道であり、狭き門であるキャビンアテンダントのキャリアをスタートした直後、当時既にスターだった力道山の目に留まり22歳で結婚。その僅か半年後に暴力団とのトラブルで刺された夫・力道山が亡くなり、多角経営でもあった彼が残した現在のレートで約30億円の負債を背負わされる。
という、小説よりも奇なり、な人生を20代前半で歩まれた未亡人の敬子さん。
ノンフィクション作品としては以前読んだ『統合失調症の一族』と同様、約60年前の事件を膨大な参考文献で炙り出すその根気にやっぱ痺れる。
けれど本作で何よりも面白かったのは、未亡人敬子さんが、力道山以上の肝の座り方してるとこ笑
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奥さん、大変じゃったね。
ってな事で、細田昌志の『力道山 未亡人』
力道山も凄かったけど、奥さんの田中敬子→百田敬子→田中敬子さんも凄いなっと
力道山に見初められて結婚するも、半年後には力道山が行き違いから暴力団の一員に刺され呆気なく亡くなって未亡人になった田中敬子さんの壮絶な人生のお話。
力道山の死後、力道山が経営していたリキエンタープライズ(株)、日本プロレス興行(株)、リキスポーツ(株)、(株)リキボクシング、リキ観光開発(株)の5つの社長を右も左も分からない22歳の未亡人が受け継いだけど、実態は借金地獄で今の価値にすると30億円の負債を背負う事に
それでも何とか奮闘しながら会 -
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かの力道山の奥様、田中敬子さんを中心に、力道山の後始末を描く。
当時のプロレス、あまりにも興行的すぎて、儲かって身を持ち崩す、絵に描いたようなそんな世界。
力道山自体はいろんな事業を、将来見据えてやろうとしてたんだがな。存命していれば、本当に、日本の光景のいろんなところが変わっていたかもしれない。
つか、やっぱり裏社会との関係もあるし、こんな大物の人気者がいたら、大問題になってたかなあ。
プロレス界のこれまで語られて来たことをひっくり返すような内容もあって、そこは面白かったが、全体として、やっぱり、結婚半年で全部押し付けられて、いろんな思惑に振り回されるだけだった敬子氏。
経営者、事業者