細田昌志のレビュー一覧

  • 格闘技が紅白に勝った日 2003年大晦日興行戦争の記録

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    2000年台前半の格闘技界について語った一冊。

    今では地上波で見ることも少なくなった格闘技の全盛期の舞台裏について知ることができた。

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    2025年03月30日
  • 力道山未亡人

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    力道山、、というと、私にとっては、
    大好きだった大関貴ノ花のお兄さんである土俵の鬼横綱若乃花の兄弟子。
    関脇まで上がりながらひょんなことで相撲界を去り、プロレスの世界へと行ってしまった人。
    そして、アントニオ猪木やジャイアント馬場の先輩、、、
    位な知識。ある意味伝説の人。
    その夫人がこの本のテーマ。主人公。興味があるようなないような、、

    事業を手広く広げていた力道山は当時21歳の敬子さんと結婚直後、バーで刺され、
    大したケガではなかったはずが、手術、麻酔の失敗で帰らぬ人となる。
    1963年12月15日、当時39歳 

    手広く事業をしていた力道山、資産も多かったが借金も半端なく、
    相続の形でい

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    2025年03月05日
  • 格闘技が紅白に勝った日 2003年大晦日興行戦争の記録

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    2003年大晦日、まだ2歳半だった自分にとって、
    「曙vsボブ・サップ」も「紅白歌合戦の『世界に一つだけの花』」も記憶にはなく、どちらも懐かしい映像として、テレビから流れてくる、過去のもの。
    どちらかというと紅白でトリを務めるSMAPの映像の方がよく見た気はしていて、そういう意味でも勝者はやはり紅白なのかもしれない。
    裏番組への意識とか(美川憲一すごい…)、興行そのものの混沌ぐあいとか、まだ昭和っぽい空気がいくらか残っていた時代なのかなと思う。

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    2025年01月04日
  • 格闘技が紅白に勝った日 2003年大晦日興行戦争の記録

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    日テレ・TBS・フジがそれぞれ異なる格闘技イベントを放送し、ボブ・サップvs.曙の視聴率が紅白歌合戦を上回った2003年大晦日の狂騒。その前後を含めて当時の日本格闘技界(と民放テレビ局)の歴史を追った一冊。自分は中3〜高1でまさにテレビで観戦していたので懐かしすぎる。確かにタイソン戦の機運あったなぁ。今思えば何だったんだろうあれ?という感じになっちゃったけどwミルコがK-1からPRIDEを侵略して、今度はPRIDE代表としてUFCに参戦したのも鮮明に覚えてる。でも意外に記憶が薄れているのもあって、猪木祭にLYOTO vs.リッチ・フランクリンやジョシュ・バーネットvs.セーム・シュルトなんて好

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    2024年12月21日
  • 力道山未亡人

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    ご主人だった力道山は、自分が生まれる前の有名人という括りだが、奥様の田中敬子さんは今もプロレスショップで働いている。カウンターに立つ近影は、品のある笑みをたたえお元気そうだ。本作の主人公である。

    聡明

    ジェットコースターのような人生とよく言うが、望まざるして矢面に立たされ、もう降りれないんだと覚悟し、ご主人を愛し続けることで何とか苦難を乗り越えようとする度胸に感銘した。
    男社会、裏社会のおっかない人たちを相手によく生き抜いてこられたものだ。

    寸分の苦労も感じさせない微笑みがカッコイイ。さらに幸せな人生を送っていただきたい。

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    2024年11月10日
  • 力道山未亡人

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     力道山の奥さんの存在自体を全く今まで意識したことが無かった。
     プロレス史の中でも、光があまり当てられていない場所に、とても素晴らしい女性がいたということ。

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    2024年09月22日
  • 力道山未亡人

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    力道山、懐かしい!
    彼がJALのエアーガールと結婚したことは知っていたが、、、新婦は半年で未亡人になっていたとは!彼の道半ばの事業の後始末、プロレス等の興行、残された義理の子供達の面倒などなど。22歳の未亡人に降りかかる波乱のその後の人生を綴る。
     その頃の興行を通しての政治とヤクザの絡み合いも興味深かい。

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    2024年09月10日
  • 力道山未亡人

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    古き良き時代の話。今では許されないことが色々。事の流れに流されるもいい、人の絆の不思議を考えさせられます。

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    2024年08月31日
  • 力道山未亡人

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    力道山の妻の半生を描く
    リアルタイムで力道山を知っているわけではなく、亡くなった経緯なども全く知らなかったが読みやすかった!

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    2024年08月15日
  • 力道山未亡人

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    一気読み。この人のことは知らなかったが、レスラーや政治家 意外な登場人物もあったり昭和という時代の歴史小説といった面も面白かった。

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    2024年08月12日
  • 力道山未亡人

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    幼少期から文武両道であり、狭き門であるキャビンアテンダントのキャリアをスタートした直後、当時既にスターだった力道山の目に留まり22歳で結婚。その僅か半年後に暴力団とのトラブルで刺された夫・力道山が亡くなり、多角経営でもあった彼が残した現在のレートで約30億円の負債を背負わされる。

    という、小説よりも奇なり、な人生を20代前半で歩まれた未亡人の敬子さん。



    ノンフィクション作品としては以前読んだ『統合失調症の一族』と同様、約60年前の事件を膨大な参考文献で炙り出すその根気にやっぱ痺れる。

    けれど本作で何よりも面白かったのは、未亡人敬子さんが、力道山以上の肝の座り方してるとこ笑



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    2024年06月17日
  • 力道山未亡人

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    もし自分が同じ人生を過ごしたとしたら、きっと途中で気持ちがもたなくなっただろうと思う
    。プロレス関連本としても面白いし昭和史モノとしても面白く読んだ。

    本書はこれまでプロレスファンには当然の事として刷り込まれてきた数々の有名エピソードの真実(と思えるもの)が知られたのも良かった

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    2024年06月14日
  • 沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―

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    格闘技興業の世界っていうのもおもしろいねえ。昭和ってなんだか少人数で日本を動かしてた感じがあるけど、そういうんでもないんだろうとは思うけど。

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    2022年03月03日
  • 格闘技が紅白に勝った日 2003年大晦日興行戦争の記録

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    ボブサップと曙の試合は生で観ました。
    純粋に試合を楽しんでいたのに裏ではこんな事があったとは思わなかったです。
    少し読んだことを後悔しています。
    これが現実なのかな。

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    2025年04月22日
  • 力道山未亡人

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    奥さん、大変じゃったね。

    ってな事で、細田昌志の『力道山 未亡人』

    力道山も凄かったけど、奥さんの田中敬子→百田敬子→田中敬子さんも凄いなっと

    力道山に見初められて結婚するも、半年後には力道山が行き違いから暴力団の一員に刺され呆気なく亡くなって未亡人になった田中敬子さんの壮絶な人生のお話。

    力道山の死後、力道山が経営していたリキエンタープライズ(株)、日本プロレス興行(株)、リキスポーツ(株)、(株)リキボクシング、リキ観光開発(株)の5つの社長を右も左も分からない22歳の未亡人が受け継いだけど、実態は借金地獄で今の価値にすると30億円の負債を背負う事に

    それでも何とか奮闘しながら会

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    2025年01月26日
  • 力道山未亡人

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    寡聞にして知らなかった、というか考えることもなかった力道山未亡人の物語。
    負債を含めて遺産を引き継いだのだから当然という見方もあろうが、プロレスに関わり続けているというのが興味深い。
    本筋とは別だが、未亡人と日本航空同期入社で公私ともに交流のあった安倍譲二氏の人となりに触れられている部分も面白かった。

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    2025年01月14日
  • 力道山未亡人

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    とにかくすごい半生を送ってこられた未亡人の敬子さん。そんな敬子さんが今も元気で店頭に立ってる姿は、苦労を微塵も感じさせなくて、明るそうな笑顔に読み終えたあと少しホッコリさせてくれる。

    力道山の生い立ちも知ることができ、猪木や馬場といったレスラーとの関係性も良く分かって、面白い一冊だ。

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    2025年01月12日
  • 力道山未亡人

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    ネタバレ

    とても力強い本でした。
    天下の力道山を伴侶に持つということは並大抵の精神では務まることはできないのだと分かります。
    アントニオ猪木は力道山にずっと虐げられていたのだと思っていたのですが私の勘違いで彼は力道山の寵愛を受けて付き人をやっていたことに驚きました。
    作家の安部譲二の経歴にもこれまたびっくりしました。

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    2024年12月29日
  • 力道山未亡人

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    田中敬子氏の半生より当時の政治家や暴力団も含めた裏社会のドロドロした感じが伝わってきてそっちの方に興味がわいた。
    あんな社会の一面を知ると本当に日本を牛耳っていたのは誰だったのかな、とか考えてしまう。
    少なくとも当時の総理大臣で無い事は確か。
    それは現代でも同じなんだろうな。

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    2024年12月14日
  • 力道山未亡人

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    かの力道山の奥様、田中敬子さんを中心に、力道山の後始末を描く。
    当時のプロレス、あまりにも興行的すぎて、儲かって身を持ち崩す、絵に描いたようなそんな世界。

    力道山自体はいろんな事業を、将来見据えてやろうとしてたんだがな。存命していれば、本当に、日本の光景のいろんなところが変わっていたかもしれない。
    つか、やっぱり裏社会との関係もあるし、こんな大物の人気者がいたら、大問題になってたかなあ。

    プロレス界のこれまで語られて来たことをひっくり返すような内容もあって、そこは面白かったが、全体として、やっぱり、結婚半年で全部押し付けられて、いろんな思惑に振り回されるだけだった敬子氏。

    経営者、事業者

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    2024年11月16日