細田昌志のレビュー一覧

  • 力道山未亡人

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    大河ドラマにして欲しい。21歳で結婚して半年で未亡人。姉妹ほどしか年の変わらない連れ子を3人と30億もの負債を抱え、身重のからだで5つの会社の社長に就き、周りにはあらゆる社会の大物たち。こんな波乱な人生なかなかない。家柄からなにから時代背景も含めてすごい星の下に生まれてきている。そう思わされる著者の取材力と筆力も素晴らしい。

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    2025年04月25日
  • 格闘技が紅白に勝った日 2003年大晦日興行戦争の記録

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    当時、格闘技に熱中していたので、これはめちゃくちゃ面白かった!
    でも、リアルタイムで知らなくて良かったかもね。

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    2025年03月02日
  • 力道山未亡人

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    第30回小学館ノンフィクション大賞受賞作。力道山未亡人の人生もすごいと思うが多くの証言を得てプロレス裏面史としての側面が良く描けていた。

    【目次】
    序章「不思議な日」
    1章「健康優良児」
    2章「皇后陛下に似てるね」
    3章「サイコロ」
    4章「保険金詐欺」
    5章「生さぬ仲」
    6章「世紀の大結婚」
    7章「ニューラテンクォーター」
    8章「未亡人社長になる」
    9章「暴力組織追放運動」
    10章「女の意地」
    11章「再婚報道」
    12章「破門状」
    13章「猪木対タッキー」
    終章「描けていた

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    2025年01月25日
  • 力道山未亡人

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    なんと勇気ある結婚だったことか。
    この本には書ききれないほどの
    苦労があったと思う。
    そして
    リキさんの死の真相は闇謎のまま。
    当時の半島関連、プロレス界の闇は深い。

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    2024年12月03日
  • 力道山未亡人

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    確か…力道山が自分の半生を自分で演じた変わった映画の題名は「力道山物語 怒涛の男」だったような…ってことを思い出させるくらい、力道山の妻も「怒涛の女」でした。ただし、「怒涛の男」はマチズモの大奔流であるのに対して、「怒涛の女」はその激流に翻弄されるというより、乗りこなしていくサーフィンの達人のような人生なのです。淡白と言えるくらいの執着の無さと、すべてを受け入れる寛容性に眩しさを感じました。もしかしたら戦後日本の気分とは、こう言いう楽天性だったのではないでしょうか?逆に「力道山未亡人」という視点から見ることで戦後の男たちの欲望と謀略と野心の物語もくっきり浮かび上がります。そしてプロレス業界に埋

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    2024年10月13日
  • 力道山未亡人

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    ヤクザとプロレスがズブズブだった時代の生々しい話や、力道山亡き後の日プロと敬子夫人の関係など、とても面白かった。力道山十三回忌追善大試合の舞台裏も初めて知った。

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    2024年08月20日
  • 力道山未亡人

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    あの力道山と結婚するもわずか半年で夫が死亡。遺った事業と負債を引き継ぐ、22歳の未亡人。プロレス、ボクシングなど興行の裏の世界に翻弄される。
    力道山がプロレスより不動産等の事業を手広く行っていたことを初めて知る。未亡人との確執はあるものの正統な後継者こそあのアントニオ猪木。

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    2024年08月17日
  • 力道山未亡人

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    力道山の妻、田中敬子の視点から昭和の芸能史、プロレス史、裏社会史を描いた作品

    特に戦後の裏社会と政治の関わりだったり、ヤクザの役割がロジカルに描かれていて、現代を生きる身としては新鮮だった。

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    2024年06月15日
  • 沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―

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    ネタバレ

    この本の一番のポイントが野口修が沢村の試合に関してのフェイクを認めて話すか?という点。
    野口は最後までその点に関しては話さなかった。
    ある意味、その点は素晴らしい。
    沢村忠の幻想を彼なりに守った。
    時間が経ったからと何でも話していい訳ではないよなぁ。

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    2024年01月18日
  • 沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―

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    「野口修を書くということは、野口家について書くということです。そこに触れないと意味がない。あなたは、そのことをわかっていますか」

    「野口家というのは特殊な家なんです。古い関係者でも、その背景についてはあまり知らないし、知ろうとしない。蓋をしているものを開けることになりかねないから。いろんなものが出てしまいかねないから。あなたは、そのことを判った上で取材をしていますか」

    作家の安部譲二を自宅に訪ねた際、開口一番迫られたという。

    「喉元に刃物を突きつけられた気がした」と筆者は述懐する。

    その緊張感の中、そして、出版元が決まらない中、取材は10年の時を重ねる。

    執筆途中からは、水道橋博士の

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    2022年04月08日
  • 沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―

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    今年の3月26日沢村忠死去。死因肺がん。この本の出版は「沢村忠に真空を飛ばせた男」野口修の死には間に合いませんでしたが「飛ばされた男」沢村の存命中になされたことはよかったような気がします。きっと「キックの鬼」はこの本のこと知らないまま召されたとしても。2010年に取材開始、10年かけて著者ひとりでコツコツ積み上げた、キックボクシングの創始者、野口修の評伝です。水道橋博士とのYouTubeでの対談で、もし本という出口が設定されなければ、今でも取材続けているだろうと笑ってました。ものすごい労作です。今はまったく光の当たらない稀代のプロデューサーの個人史なのですが、結果的には大きな昭和史になっていま

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    2021年06月14日
  • 沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―

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    キックの鬼世代ではないんですが、超面白い。
    右翼と興行、政治家とキックボクシング。
    ボクシングと空手、芸能界と賞レース。
    昭和史としての読み応えが抜群でした。

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    2021年05月24日
  • 沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―

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    ネタバレ

    出てくる名前がとんでもない人ばかりで読んでてクラクラしつつもその頃の日本がどういうバランスで成り立っていたのかが理解できた


    真剣勝負をやりたがった沢村忠に対して「キックを軌道に乗せるのためだ。」と説得する社長の野口修。まるでかつての船木と前田日明のやりとりのよう。


    「(サームラは)イイヒトだったから俺は負けた。」という発言には思わず泣きそうになった。

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    2021年03月17日
  • 沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―

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    2020年最後に読んだ本。面白かったです。吉田豪がラジオで紹介してるの聞いて興味持ちました。吉田豪の解説の方が面白いかも。キック全盛期を知らない世代ですが、その後の新日本プロレスや格闘技にどっぷりはまった口なので、そういうものへ強く影響を与えたのがわかります。それと興行は右翼の仕事。

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    2021年01月01日
  • 沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―

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     現在の総合格闘技の源流。キックボクシングを創ったプロモーター野口修。
     裏方だけにあまりに知られていないが、五木ひろしをプロデュースし、レコード大賞を受賞したり、ラスベガス講演したり、全然知らないことばかりだった。
     父親が児玉誉士夫とも親交があった右翼の大物で元プロボクサーであった野口進氏。芸能とボクシングの興行にはそちらの世界との関係は欠かせないがその点は恵まれていたのだろうか。
     沢村忠が活躍していた時代を私は知らないが残念ながら彼ほどのスターは未だ出現していない。

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    2020年11月18日
  • 力道山未亡人

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    猪木、馬場、安部譲二。
    82歳の今も闘魂SHOPで働いている笑顔の写真が切ない。(いい笑顔なのだが)
    朝ドラで観たいがあまりにどろどろし過ぎて無理だろうなあ。

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    2025年10月02日
  • 格闘技が紅白に勝った日 2003年大晦日興行戦争の記録

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    読みながらそういえばそうだったとか、へーそんなことがあったのかとか、もう20年も経ってるのが嘘みたいだが当時の記憶が蘇る。そしてYouTubeで当時の試合を検索してみるとほとんど見ることができていい時代だ。それにしてもあらためてWikipediaで曙の戦績を見るとなんともいえず可哀想になるが、その後はプロレスでそれなりに活躍できてよかった。

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    2025年08月15日
  • 力道山未亡人

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    力道山伝説のようなものを知っているような知らないような、プロレスもほぼ興味がないが読んでみた。
    面白かった。若い頃の敬子さんの写真もいいのだが、現在のプロレスショップでの写真もとてもいい。
    超盛大な結婚式から半年後に夫を亡くし、多額の借金を背負うなんて、小説の世界、メロドラマの世界のヒロインのよう。でも安っぽいヒロイン像とは全く違うイメージだ。苦労を苦労と思わない感じ。まだまだ長生きしていただきたいが、いい時に取材されて、一冊の本になって良かったと思う。安部譲二さんのおかげ⁈

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    2025年07月05日
  • 力道山未亡人

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    力道山未亡人の田中敬子さんについて書かれた一冊。

    彼女の自伝は読んだことがあるが、こちらは力道山死後の金の流れについて詳細に書かれており、その大変さがより伝わった。

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    2025年06月14日
  • 力道山未亡人

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    空手チョップである

    ご存知力道山の必殺技である(正攻法)

    一生一緒にいてくれや♪
    それは三木道三

    いや一生どころじゃない
    たった半年の結婚生活で未亡人となってしまった力道山の奥さん田中敬子さんの後半生を綴ったノンフィクションである

    力道山はもちろん、馬場も猪木も出てくる
    昭和のプロレス界のゴシップも満載
    プロレスと言えば東スポです
    もう嘘か真かという話が楽しいw

    それにしても敬子さん
    力道山が亡くなったときには、今の価値で数十億という借金を背負わされているんだけど、最終的には紆余曲折ありつつ返済してるのよね
    すげー

    なんか、けっこう流されてるだけの局面もあるんだけど、バイタリティ溢

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    2025年05月23日