荒川詔四のレビュー一覧
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社長や経営幹部の政策秘書をやることになった人には必読の書と思える。それだけでなく、多くのマネジャーにとって、リーダーシップとは何かを考えるきっかけにもなる。単なるメッセンジャーではなく、社長の考えを腹落ちして理解し、社長よりも先回りして考え、現場との調整を率先して行うことの大切さが語られている。現場の苦悩が体感できていないとダメだということがヒシヒシと伝わる。本社スタッフと現場のと距離感、コンサルタントに任せきりだとダメ、原理原則、会社に貢献するという考えのもと自分が面白いと思うことをやる、上昇志向だけだと持たないなど、学ぶべきポイントがたくさんある。
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非常に引き込まれ、リーダーシップの内容が腹落ちした。共感できる部分も多く、学ぶ点が多かった。
以下、心に残った言葉。
・プロジェクトを進める上でトラブルは起きる。逆にトラブルが起きてることが順調である。
・リーダーや立場のある人は、必然的に「裸の王様になる」。そして、これを防ぐためには、肌の王様に必然的になることを理解しておく必要がある。
・立場のある人の無意識な反応からも、真意を汲み取られ、部下がそれに向けて忖度を働いてしまう。そうして適切な議論ができなくなる。周囲は心地よいことしか言わなくなる。
・「仕組み」を動かすときの原理原則として、相手の自尊心とオーナーシップを大切にする、「現場、現物、現実」を大事にする(現場を理解せずにあるべき姿は描けない)。
・リーダーがやらければいけないのは、現場が活躍しやすいように、あるいは、現場ができるだけ簡単に結果を出せるように、最適な条件を整えること。 -
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ここ数年で一番の当たり本。リーダーとしての視点、考え方、行動、責任など全般について著者の体験から出た話が多かったが、他の本と比べて腹落ち度が全然違った。
著者はブリヂストンのブリヂストンの元CEOの経歴を持つビジネスリーダ。
ブリヂストンが世界最大のタイヤメーカーである事、
タイヤは国際規格が共有のため、参入障壁がなく、Cut Throat Business(喉をかき切るビジネス)と呼ばれ
世界中で食うか食われるかのし烈な競争をしているという事をこの本で知った。
また本中にファイヤストンをM&Aした話も出ているが、数年前にニュースで聞いた程度だったが
タイヤ業界では超名門企業だったと初めて知った。
中でも一番衝撃的だったのが、「順調にトラブルは起きる。トラブルが起きるから順調なのだ」と言う言葉。
多くのビジネス本などでは「悲観的に計画して、あらかじめ想定外のトラブルを潰しておく」という事が
正解と書かれている。
自分も計画時に事前に色々と考えていても、思わぬ方向から問題が発生してしまったことは必ずと言っていいほど起きる。
そう言う時自分の無力さや浅はかさに自己嫌悪していたが、この言葉を聞いて、救われた気がした。
息子に読ませたいと思いながら読んだが、今読んでも自分の感じるほどの理解は得られないだろう。
しかし出来れば大学時代にこの本を読み学んでから、社会人になってほしいと思いながら読んだ。
気に入った言葉
誰もが共感する理想を掲げメンバーの主体性を徹底的に尊重する
この時初めて、私は誰かのせいにするのではなく、自分の力で何とかしようと行動を起こしたのです。
トラブルが起きているからこそ「仕事は順調だ」と考える
オーナーシップを捨てれば「子供の使い」でしかない
仕事を面白くするのは驚くほど簡単である
たかだか1平方メートルのデスクにカジリちて命じられた仕事をこなしているだけでは人生つならない
自らリスクを取って「言い出しっぺ」になる。そして周りの共感を得ながらプロジェクトを実現させていく事こそリーダシップ
言い出しっぺのなるうえで重要な事は「やりきる事」
「合目的的」であることに徹すればリーダシップは生まれる
チームに秩序を与えるのはリーダーの統制ではなく、日ごろからメンバーに正しい目的意識を持つように働きかける事
リーダーにとって臆病さは美徳である
臆病さを笑うものは必ず足元をすくわれる
OKY(おまえきてやってみろ)
権力ではなく実力でリーダシップを示す
リーダーは自らの課題を作り出すクリエイターでなければならない -
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合目的的かを追求すること。よく上司や周りの人に意見をのまれがちだけど、この事の問題は何なのか、どうしたいのかを追究すること。その時に、周りの方の出ばなをくじいて、組織に良くない空気を持っていかないこと。
これが苦手なのだけれど!きっと、自分は「できる人」って思われたい、バカにされたくない気持ちがあるんだよな、と自分を見つめ直してました。
その時に、組織で働くということは全体最適で動くこと(そこに自分を含めた誰かの利益に肩入れしない)というスタンスに自分を置かないといけない。自己犠牲でもなく全体最適…繰り返したら学べるものなのだろうか。目の前の仕事でやってみるか…
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2025/04/20「臆病な経営者こそ『最強』」荒川詔四
経営は数字ではなく「創造」
そして「人材」を最も大事にする
極めてオーソドックスで愚直だが、言い続けることは難しい
①米国のMBA経営が主流との思い込み
②新しいアイデアでないと受けないとの思い込み
いずれにしても90年代からの
欧米かぶれと日本的経営の否定が長い停滞をもたらした
「人を大事に、経営者の直観を大事に、そして前向きの投資を!」
これを取り戻さないと日本の経営に未来はない。
経営者は優秀さより「情熱を」大切にしてほしい。
先日亡くなった野中郁次郎先生の
「日本経営の失敗=3つの過剰」が思い出される
①計画の過剰
②分析の過剰
③法令遵守の過剰 -
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ネタバレ参謀とは、机上の空論を振りかざす理論家ではなく、現場に飛び込み、共感を得る努力を続ける人物である。リーダーの先を行き、負担を減らし、客観的に自己を捉え、上位層とも対等に議論する。「トラブルは起こるもの」「人間関係は悪いのが普通」と達観している。
### 参謀の役割と行動
参謀は、戦略立案から泥臭い現場仕事まで厭わず、常に思考を深め、リーダーの先を行く。上司を組織の目的達成のための「機関」と捉え、その活動をサポートする自律的な存在だ。
* 戦略立案と実行を担う
* 泥臭い現場仕事も厭わない
* 常に考え、視野を広げる
* リーダーに先回りし、思考を同期する
* 上司を「機関」として捉え、機能させる
* 上司の無駄なエネルギーを削減する
* 独立した思考力と判断力を持つ
### 参謀の心構え
自己顕示欲は自信のなさの表れ。能力の低い上司の下でも、サポートの機会と捉え、手柄を立てさせる。トラブル対応は損害を最小限に抑え、現場を責めず、トラブル発生を正常と捉える。
* 自己顕示欲は自信のなさの表れ
* 能力の低い上司はサポートの機会
* 上司に手柄を立てさせる
* トラブル対応で損害を最小限に
* 現場を責めない
* トラブル発生を正常と捉える
### 参謀のコミュニケーションと学習
参謀は現場に頻繁に赴き、密なコミュニケーションを心がける。悪い報告が集まる存在を目指し、上司の好敵手となる。現場の深い知識を理解し、共感を得る努力を怠らない。客観的な思考力を持ち、本社は現場をサポートするという認識を持つ。
* 現場に頻繁に赴き、コミュニケーションを密にする
* 悪い報告や相談が集まる存在を目指す
* 上司にとっての好敵手となる
* 現場の深い知識を理解する
* 他者の意見に耳を傾け、共感を得る
* 客観的な思考力を持つ
* 本社は現場をサポートする
* コンサルタントは利用する存在
* 「人間関係は悪いのが普通」と達観する -
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元ブリジストン社長の仕事術。ハウツーというより、実践に裏落ちされた本質的なマインドが、語りの中心。
◯参謀のあるべき姿
・ビジョンと目標を理解する
・戦略と戦術を常に改善し実行させる
・コトに集中する
・現場で辛酸をなめることによって理解する
TOPの最重要任務は「意思決定」。よって参謀の任務は、その意思決定を適切に、スピーディに行えるようにすること。
さらに優秀な参謀は、社長の意思決定の数を低減させる。つまり、社長のビジョンや目標に合わせて先に意思決定しまくれる人。
◯他人の評価を気にするやつは参謀にしてはいけない
・自分の成長や部下の成長に視点が向いていない
・人の悪いところを見ようとしている
・自己顕示欲が高く、見るべきところから無駄な考えに思考が支配されがち
◯上司や他部署のトップが気に入らなかったら「機関」と捉える
・人だと思うから、相性が悪いとおもってネガティブ感情に苦しめられる
・上司を人ではなく機関と捉える。国(社長など)が決めたことだから気にしない。自分の仕事を全うする。政治や政党に困っているようなものだから意味がない
・能力の高い上司に恵まれるのは、組織において稀なこと。上司や他部署の不満を言うのは、自分が機能させるだけの力量に欠けることを表明しているだけのこと
人間関係は完璧ではないと達観し、振り回されることのないようにする。合理目的だけを遂行する。
◯貞観政要(じょうがんせいよう)
・愛想を振りまくのもリーダー(上長)の仕事の一つと割り切る。いつも威風をまき散らすと進言がなくなる
・内容はどうでもいいからまず褒める。意見する姿勢を褒めねば意見がなくなる
・短所は見るな、長所を見ろ。短所をみる分、長所の発見も遅れるし長所を活かす思考機会も失われていく
※短所なんてみんなあるし長所もみんなある。だったらどっちを見るべきかは自明の理である
・できる人間にどんどん仕事を兼務させるべき
約1400年前の唐の時代を描いた「リーダー学」「帝王学」を中心としたものが貞観政要。
中国・唐の二代皇帝で名君として知られる太宗(598年~649年)と家臣たちの政治学。
帝王学はある種『圧制』的なリーダーシップを想像するがそうではない。数ある帝王学の著書を見てもそれは明白。 -
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タイヤ業界のリーディングカンパニー、ブリジストンで現場から最高経営責任まで登りつめた著者、荒川詔四氏による、ビジネスプロフェッショナル向けの指南書。
理論家ではなく、実際に世界一の企業の舵取りをしてきた荒川氏によるリアルなエピソードで埋め尽くされているので、秘書や経営企画など、トップに近いポジションで働いている人なら共感できるポイントがたくさん。
権力争いのための社内政治や、管理対現場、反りの合わない上司との関係など、あらゆるステークホルダー達との板挟みにあっているビジネスマンの方は是非、一読されると良いかと思います。
荒川氏の教えは真摯かつシンプルなもので、どんな会社にも起こりうる、避けがたく、息苦しいジレンマにどのように対処すべきかの教訓を与えてくれます。
できること、できないことは人それぞれですが、仕事にまっすぐ向き合い、生き様を貫いた人の自叙伝は説得力が違うなと感じました。
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Posted by ブクログ
・トラブルが起きているからこそ、仕事は順調だと考えること。落ち着いて冷静に解決策を考え、行動に素早く移すこと。トラブルを解決するのがリーダーの重要な役割。また誠実であれば必ずトラブルは解決する。
・この世の中に完成された仕事はない。どんなに完成されているようなものでも、必ず改善できること、新しくできることはあるはずである。すでにある仕組みに乗っかるだけではつまらない。
・成功しようが失敗しようがやりきりさえばいい。
・会社というのはゲマインシャフトではなく、ゲゼルシャフトである。感情的な結びつきではなく、目標達成のために作られた集団である。好き嫌いを表に出すのはふさわしくない。
・これ以上心配しようがないと思えるまで考え抜く。