荒川詔四のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ブリジストン元CEOの荒川さんの経験から出てくる言葉に重みを感じる。
心に残るフレーズが多かった。
・トラブルが起きているからこそ、「仕事は順調だ」と考える
→トラブルを解決する。リーダーの重要な役割の一つ
ビジネスにおけるトラブルで解決不可能なものはない
ビジネスは人間対人間の営み。絶対に逃げず、信頼関係を結び、
知恵を出し合えば必ず糸口が見つかる
・報告とは、トラブルを報告すること、である
・仕事の所有権を決して手放してはならない
自分の意見を捨てれば「子どもの使い」でしかない
・面倒見のいい上司が必ずしも部下のためになるわけではない
→過保護の上司は部下を殺す
上司が -
Posted by ブクログ
自分たちの仕事が実績が出ていることが見えるとモチベーションがあがる 多少は負担をかけてでも見える化する
=現場との関わり方
参謀は目立ってはならない 現場は後ろに社長の権威を見ている 現場が委縮して正しい情報が上がってこなくなる
現場で辛酸をなめることによって理解する 本社スタッフとの軋轢、本社スタッフへの不満
現場の複雑さと向き合わずに他の成功事例をそのまま当てはめると必ず失敗する
現場を理解しているか 他者の意見を傾聴できるかが現場からの信頼につながる
できるだけ強制力を使わないのがマネジメントの極意
実際に色々な現場の人に話を聞きに行って組織をリアルなものとして理解する
社長に好敵手 -
Posted by ブクログ
ブリヂストン元CEO荒川詔四氏によるリーダーリップ論。語られることは松下幸之助氏や稲盛和夫氏と同じく「謙虚であれ」である。「繊細さ」を束ねた者こそ「強靭なリーダー」に為り得る。本来CEOは頂点ではなくステークホルダーへの奉仕者である。頭では分かっていても体現は難しく身につまされ反省させられる内容が多い。以下、良かった章を列挙。
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1 誰かを「指導」するなどという不遜な考えを捨てる。
3 仕事の「所有権」を決して手放してはいけない。
7 「自尊心」を傷つけることほど愚かなことはない。
8 優れたリーダーは「傾聴」する。
10 「原理原則」を死守する。
11 「臆病さ」を笑う者 -
Posted by ブクログ
ブリジストンで海外勤務やファイアストン買収時の社長秘書、ブリジストン・ヨーロッパCEOを経て、本社のCEOを務めた荒川詔四氏の著作。氏の仕事観やリーダー観を触れることができ、薫陶を受けている感覚になる。
【メモ】
・目の前に困難が立ちはだかったときに、誰かのせいにしたり、環境のせいにしたりするのではなく、自分の力でなんとかしようとする意志をもつ。この「心の持ち方」こそが、リーダーシップの根っこ。
・トラブルが起きているから順調。
・合目的的であることに徹する
合目的的=目的に合致する言動に徹する
・3現=現物・現場・現実
3現を自らが体感することが、ビジネスで結果を出す鉄則