佐藤友生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“「でも、きみは、どうして真っ先に呪いの古文書を宮里さんに見せたんだい?」
その質問に、胸をはるタクロー。
「なんだ、おまえら知らないのか?宮里は、名探偵をめざしているんだぞ!」
みんなおどろいてるけども、もっともビックリしたのは、わたしだ。
あんた……だまってるっていったよね!
なのに、なおも話しつづけるタクロー。
「それに、こいつ、おとなしキャラを演じてるけど、ほんとうは全然ちがうからな。ほんとうの宮里は、もっと——。」
数十秒まえ、"口がかたい"といったのは、どこのどいつだ?それとも、こいつは"口がかたい"と"口がかるい"をまちがえてるのか?
気がついたら、ベラベラベラベラ話すタクローの首を、わたしはまともにしめあげていた。
「ちょ!あんた、なに勝手に話してんのよ!いわないって、昼休みに約束したでしょ!わすれたとはいわせないからね!口のかるい男は、きらわれるのよ!もっとも、もとからあんたのことなんか好きじゃないけどね!」
「グガガガガガ……。」
声にならない悲鳴をあげるタクロー。”[P.133]
2巻目。
伊緒のクラスメイト達の登場。
タクローが良いです。
光くんの件に驚きつつ。
この事件簿シリーズはぞわり怖い。
“「さぁ、あかずのロッカーをあけにいこうか。」
懐中電灯をふりまわし、楽しそうな教授。そんな様子をほほえんで見ているルイ。
わたしたちは、なんともいえない恐怖を味わっている。
なんていうんだろう。七不思議に対するこわさだけじゃない。
肖像画にしかけをした人間がいる。その者が、呪いの書も用意したのだろう。なぜ、そのようなことをしたのか理解できないこわさ。
でも、いま、わたしたちが味わってるのは、教授とルイに対するこわさ。
二人は、楽しんでいる。この状況を楽しめる二人の感覚に、わたしたちは恐怖を感じている。
まるで、夢の中にいるような感覚。”[P.172] -
Posted by ブクログ
“わたしはきく。
「お菓子がなかったら、わたしたちを食べる気ね?」
「いや……そこまでお腹はすいてないから。」
右手をヒラヒラふる幻影師。お腹がすいてたら、食べる気なのか!
「ほんとうは、お菓子よりも、もっとちゃんとした食事がほしいな。ぜいたくをいうつもりはないけど、京風の石狩鍋なんか最高だね。あと、きなこをまぶした揚げパンもいいな。」
細かいリクエストをする幻影師。
「幻影師って、いじきたないんだ……。」
美緒のつぶやきを、地獄耳でききとる幻影師。
「いじきたないとは、失礼だね。グルメと表現してほしいな。」
「スルメ?」
「グルメだ!」
美緒のことばにいい返す幻影師。二年生とおなじレベルでいい争わないでほしい。
幻影師が、立ちあがった。
あらためて見ると、ずいぶん背が高い。百九十センチ近いんじゃないかな。真っ黒な背広を着て、夜なのに黒いサングラス。そして、針金人形みたいにやせている。
年齢は……よくわからない。何歳にも見える、不思議な人だ。
「ぼくは、こういう者だよ。――よろしくね。」
上着の胸ポケットから名刺をとりだす。うけとれというのだろう。
わたしは、おそるおそる手をのばし、その名刺をとった。
マグライトの光で、書かれた字を読む。
『名探偵 夢水 清志郎』”
夢水さんの新シリーズ。
性格が相変わらずだなぁ。
単純だけど、ちょっと怖くて薄ら寒い。
“「みんながうそをついてる理由がわからなかったからだよ。一人や二人じゃない、たくさんの人がうそをつく。そこには、なにか重大な理由があるんだ。」
わたしは、考える。
彼女の家にいたおばさん、クラスの友達、先生……。
「ひょっとして、レトロシティの人たち全員が……。」
わたしのことばに、教授がうなずく。
中島さんにかけた電話。あれも、ほんとうはジャパンテレビにつながってなかったとしたら……。コントロールセンターの人が、うそをついたことになる。
わたしは、町を見る。
楽しそうにとおりすぎる人。黒い排気ガスを出し、ゆきかう車。
ゾクリとする。
まるで、怪物の腹の中にいるような恐怖。
美緒が、わたしの手をにぎる。わたしも、にぎり返す。
ところが、教授はちがった、うっすらと笑みをうかべている。
……教授は、楽しんでるんだ。ルイが消えた謎を前にして、うれしくってしかたないって顔だ。” -
Posted by ブクログ
アミちゃんの話は結構上手かったなと思いました。でも、毎回思うんだけど、この漫画って凄いいきなり話が飛ぶよなー。他の面子置いてきぼりな感じで。そして戻ってきたときに特にフォローがない(苦笑)ヴァンパイアにやられた二口女達がどうなるのか結構気になってましたが、ああなったんですね。マタさんも同じく気になってましたが、ああなったんですね(笑)クロは相変わらずタフだなー。刺されても刺されても無事なのは、やっぱり濡れ女の血のおかげか。何か他の要因がある匂いもしますが……。マリ絵さんの結界の中にどうやって入れたのかは謎ですが、前回クロが無理矢理開こうとしてたから、そういうことなのかな?新キャラの小鬼の婆稚。強敵現る!?と思ったら、わりと話の分る子でした。裏があるのかな……?そうは見えないけど。そして今回も白澤と件どうなる!?な感じで終わりです。
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Posted by ブクログ
色々新キャラ登場。クロの師匠とか。門番の隣にいた、変なじいさんって、結局何??そしてただの吸血鬼ではなかった例のアレ。吸血鬼だから、仲間を増やせるのかなーとうっすら思っていたのですが、そのような展開に……??ちょっとまだ分かりません。また、今更だけどどうして琴子はさらわれたのか。陰陽師としての力が関係あるのか。前巻までの話をちょっと忘れかけなので、微妙に分かりませんが。あと、天邪鬼は腹を刺されたのに、治るの早すぎでしょ(苦笑)楠石の活躍がまったくないと思っていたけれど、彼はどうやら裏の顔として活躍しそうですね。最終的に、完全にクロの味方とはいえなくなるかも。最後月島君が活躍してましたが、動かしたり相手を騙したりできるくらい精密な自分の分身を作れるって凄いかも。一番便利な能力ではないでしょうか。