川島隆のレビュー一覧

  • 変身

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    理由もなくグレゴールは虫になる。家族を養っていた彼が、邪魔者となり、ついには世話をしてくれていた妹からも「追い出してしまおう」と言われてしまう。

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    2026年01月08日
  • 変身

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    有名な出だしの意味不明さと、海外古典の敷居の高さ、さらに『海辺のカフカ』の影響でなんとなく敬遠していたのだけれど、思い切って開いてみたら意外にも軽やかな世界。虫は何の象徴か、と考えると底なし沼なのだろうけれど、素直に物語が面白い。
    「虫けら」がどんな姿なのか、あえて詳しく描かれていないところがいい。
    家族が虫を嫌悪しながらも同居を続けてしまうあたり、現代の引きこもりや介護の問題と重なる。でも、書かれた時代にはそんな社会的背景はなかったはずで、では一体何の象徴か。考えたらハマる深くて奇妙な読書体験。おすすめ。

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    2025年10月25日
  • 変身

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    ネタバレ

    特に印象的だったのが、グレゴールの家族がもっと手頃な家に引っ越せば成り立つにも関わらず「良い家」に住み続けることの描写と、グレゴールという大黒柱が不在になったことで逆に家族がそれぞれに出来る仕事で家計を成り立たせていく描写。 与えられ続けた恵まれた環境を手放せない執着と、頼るべきところが無くなってもそれなりに現実を維持させ続けられる強かさを感じる。 人間の弱さと強さの両面が描かれていて、とても印象深く、何度も繰り返し読みたくなる。

    人は何をもって他者をその人と見なすのかという点でも考えさせられる。 なぜ家族は虫になったグレゴールを彼であると認識できたのかというのも、その思考材料になりそう。朝

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    2025年05月02日
  • 変身

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    グレゴールの立場、ザムザ一家(グレゴール以外)の立場、どちらの気持ちも分かる。…お互い、思う通りの結末を運ぶのは難しすぎるこの世の中。昔も今も、変わらずどうしようもないことってありますね。

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    2025年03月27日
  • 変身

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    論理的な理由づけを放棄して読める本は貴重で好きだ。作中に散りばめられている全ての要素に想像の余地があり読んでいて楽しかった。

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    2025年02月23日
  • 変身

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    文庫本の3分の1が解説を占めてたから意外と短い物語で驚いた。
    カフカ的なんて言葉が出るくらいには人々に衝撃を与えた作品、なるほど確かに他にないキレと視点がある。
    家族とは?自分とは?
    「起きたら虫になってた」という究極の不条理が、誰でも抱えうる不安や恐怖を紐解いて行く。
    走ってたら虎になった訳でもなく、悪い魔法使いにカエルにされた訳でもなく、なんの理由もなく虫に。
    振り切れた不条理が面白い。
    個人的にはカフカの陰鬱な自己嫌悪が如実に出た作品に見える。
    かなり好き。

    訳した川島隆さんの解説がかなり読み応えがあった。
    「ああ神様」の翻訳者により異なる訳が面白かった。
    表紙絵の変遷も面白かった。

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    2024年11月12日
  • 変身

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    ネタバレ

    ショートストーリーなので読みやすい。

    両親と妹と4人で暮らす主人公は、ある朝目が覚めると虫になっていた。
    まずはじめに思ったことは、「やべー仕事に遅刻してしまう、体が虫になってしまったしこのままだと仕事に行けない」だった…

    長男の稼ぎで家計が成り立っており、いい暮らしが出来ていた。しかし虫になってしまうと贅沢はできず妹も音楽の道に進めない…

    虫に変身した長男。それに対する家族の接し方、扱い方が「変身」していく

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    2024年11月04日
  • 変身

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    ずっと読みたいと思っていたのと、某ゲームのキャラクターの元ネタということで購入。

    主人公に降かかる何もかもが不条理で、家族に尽くしてたのになんで……っていたたまれない気持ちになりました。

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    2024年09月17日
  • 変身

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    100ページほどしかない短い話だったが、とても面白く救いのない話だった。
    この本の素晴らしいところは訳者解説がついているところだろう。70ページ近い訳者解説により「変身」だけでなく、フランツ・カフカについても学ぶことができる。

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    2024年03月14日
  • ポケットマスターピース01 カフカ

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    私にとって文学は、自分の感受性を鍛えてくれるもの。
    一読するだけでは説明の列挙でつまらないと感じてしまうが、解説や他者の感想を読むと、現実社会とのメタファーに気付けたり、「そういう意味だったのか」「この文章を読んでそういう風に感じる人がいるのか」と、自分の発想に無いもので予想もしていない角度から殴られる感覚が気持ちいい。

    この本は年齢や立場、読む時の自分の心情、誰に感情移入するか等で印象がガラッと変わる作品。
    読み手が「虫」を「病気」「無職」「介護」「鬱」「依存」...何に置き換えるか。

    物語の根幹である「虫」について「どんな虫なのか」「どうして虫になってしまったのか」あえて説明しないこと

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    2026年02月01日
  • 変身

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    ある日起きたら自分の姿が虫になっていた…

    有名な小説でずっと気になっていたのをやっと読んだ。
    長い解説が入っていてカフカの事が詳しく書かれていて面白かった。
    訳す人によっても文章が違うのでいろんな人の訳した本を読んで違いを見るのも面白いかもしれない。

    さて主人公が変身した虫がなんの虫かは読んだ人によって違うと知り面白いなあと思った。

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    2026年01月19日
  • 変身

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    ネタバレ

    有名どころなので読んどくかと思い。
    虫になって段々と体の能力や嗜好も虫化していくところが、気持ち悪くて悲しかった。
    また、分かり合えない家族との距離も切なかった。
    もう一方の主人公はグレゴール自身ではなく家族だったのかもしれないと最後の展開を読んで感じた。

    あとカフカが恋人に毎日長文の手紙(調子いい時は複数通)送りつけて、数日返信なければ電報を打ち、すぐ他の女にもなびくというメンヘラ気質だったと知り、やはりこういう作品は一般人より感覚が繊細過ぎて病んでるくらいの人が書けるんだろうな〜と思った。

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    2026年01月17日
  • 変身

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    朝起きたら、虫に変わっていたグレゴール。そのぶっとび変身ほどではないけど、望まず変身してしまうことは、人にはあるのでは?と思いました。

    そのとき、どうすればいい??最後に救いやヒントはある??と読み進めましたが…。自分なりの解釈がうまくできないままです。

    なので、ほかの方の感想を読みまくりました!笑
    じっくり消化していきたいです。



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    2025年11月30日
  • 変身

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    虫の描写が鮮明ですげー気持ち悪い
    ただインパクトに残る内容ではあった
    表紙見ただけで思い出せる

    感想でなくても心に残れば名作

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    2025年10月21日
  • 変身

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    ネタバレ

    何回も読んでいます。
    はじめは虫になった描写が何よりもきつかった。しかし読み返すたびに、主人公が死んだ後に前に進んでいく家族を見るのがきついなと感じます。
    あんなに必死に繋ぎ止めようとしていた家族の幸せは、自分なしでも存在する。そしてそれを主人公は知らないまま。
    後味の悪さと家族が幸福になっていく眩しさの対比がくせになっています。

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    2025年08月18日
  • 変身

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    ネタバレ

    グレゴールの変身する、しないに関わらず、グレゴールがいない方が家族にとって良い事であったように思われるラストで後味が悪い~~~

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    2025年07月04日
  • ポケットマスターピース01 カフカ

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    カフカの短・中・長編小説が12編と、公文書に書簡集が収められている。
    カフカがどんな小説を書いたのか、どんな人物だったのかを知るには好個の一冊。

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    2025年06月25日
  • 変身

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    ネタバレ

    高校の時の課題図書で1回読んでいる。そのときの感想は覚えていないが話はよく覚えている。今回読み直しても特にストーリーに違いは感じられなかった。起きたら虫になっていた。そして社会から隔絶され、最後は家族からも見捨てられ、主人公が死んだら家族が幸せになっていた、という話である。
    不条理極まりない話で、後味も確かによくはない。ただ、今回感じたのは、虫になった主人公をおいといて、家族はそれなりに苦労を超えていくところである。主人公が死んで(直前には処分しようとしている)、人間の尊厳もなくなったのが幸せにつながるというのは作家としては何がいいたかったのだろうか。

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    2024年10月16日
  • 変身

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    ネタバレ

    不条理と言えばカフカ。
    まさにそんな小説。
    何の虫になったのか、なぜなったのか全く書かれていないし、今作の場合周りの家族の非情さが際立つ。
    カフカはどんな意図でこの本を書いたのだろうか。
    この世界の非情さ、残酷さなのだろうか。

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    2024年09月16日
  • 変身

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    ネタバレ

    とにかくグレーゴルが可哀想だと思った。今まで1人で家族を支えていたというのに、虫となり働けなくなったグレーゴルを拒絶した家族は酷いと思う。
    グレーゴルが使い物にならないとわかった途端、自分たちで働き始め、彼以外の家族はどんどん前を向いていく所がとても皮肉だった。

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    2024年05月05日