ヘルマワン・カルタジャヤのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ章ごとに、最後にまとめ・考えるべき問いを記載してくれているのが、とても親切に感じた。
「イノベーションの流れ」「競争」「顧客の信頼」が、縦から横に変化している
接続性が参入障壁の高い伝統的な産業をも崩壊させた
オンラインとオフラインの要素を統合して、総合的な顧客体験を創造することが重要
3つの主要セグメント→若者・女性・ネティズン(ネット市民)
セグメンテーション→ターゲティング
他社より目立ち、少数の精選した重要なタッチポイントで顧客と有意義な繋がりを築く。
究極の目標は、顧客を感動させて、忠実な推奨者にすること 93
顧客ロイヤリティーの構築は、顧客を引きつけ、好奇心をかき立て、コミットメントを勝ち取り、最終的に親近感を築く、長い螺旋の螺旋状のプロセスだ120
ブランドが強い訴求力をもたらすためには、本物の差別化要因を持っていることが重要だ。差別化要因が挑戦的かつ独創的で、常識の枠を超えていればいるほど、ブランドの訴求力は大きくなる。128
好奇心の単純な定義⇒知っていることと知りたいこととの情報ギャップから生じる欠乏感⇒コンテンツマーケティングでのアプローチ。128
- 4P⇒Product製品、price価格、place流通、promotion
- 5Aフレームワーク⇒①認知②訴求③調査④行動⑤推奨
カスタマージャーニーの4つの産業類型⇒ドアノブ・金魚・トランペット・漏斗
※理想的なのは「蝶ネクタイ」
BARの「中央値の高低」「最高値と最低値の幅」の組み合わせでも4分類される 154
他者を引き付ける6つの人間的特性⇒身体的魅力・知性・社交性・感情性・パーソナビリティー(人間力)・道徳性 170
顧客は自分の好きな時に好きな場所でコンテンツを消費したい 182
YouTubeでスキップされない動画の特性⇒ストーリーと人間の顔となんらかのアニメーションを含んでいる 184
段階的なコンテンツマーケティング 186
1目標設定 2オーディエンス・マッピング 3コンテンツの構想とプランニング⇒①顧客の生活と明確な関係がある②ストーリーを含んでいる※コンテンツは「ブランドのストーリー」と「顧客の不安や欲求」をつなぐ橋でないといけない 191
楽しく魅力的なストーリーを生み出す方法を、ハリウッドの偉大なプロデューサーたちから学ぶべき。
最も手っ取り早いのは、アウトソース。もうひとつはスポンサーになる。 194
コンテンツを拡散してもらう為には、コンテンツの質だけでは十分ではない
顧客を「行動」から「推奨」に進ませることの重要性を過小評価しない⇒伝統的マーケティングと区別する要素 226
スマートフォンのモバイルアプリを通じて顧客に働きかけ、顧客とエンゲージメントを築くことが必要 228
「ソーシャルメディアアカウント」と「ソーシャルCRM」は分ける⇒苦情処理が広まるリスクの回避
忠実な推奨者をボランティアとして、否定的なコメントに対応させる 239
ゲーミフィケーション(⇒ゲームデザイン要素やゲームの原則をゲーム以外の物事に応用する取り組みです。 例えば、ゲームにでてくる「レベルアップ」や「スコア競争」など、ゲームで利用される要素を盛り込むことで、参加者を楽しく熱中させ、 学習や目標達成へのモチベーションを高めよう とするもの)
は継続的なエンゲージメントの構築にきわめて効果的 242
ワオ要因こそが、ブランドを競争相手と差別化する要素⇒偶然に任せずに、意図的に作り出す 253 -
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<目次>
はじめに
第1部トレンド
第1章マーケティング3.0へようこそ
第2章マーケティング3.0の将来モデル
第2部戦略
第3章消費者に対するミッションのマーケティング
第4章社員に対する価値のマーケティング
第5章チャネル・パートナーに対する価値のマーケティング
第6章株主に対するビジョンのマーケティング
第3部応用
第7章社会文化的変化の創出
第8章信仰市場における起業家の創造
第9章環境に持続可能性に対する取り組み
第10章まとめ
P19.マーケティング1.0 製品中心のマーケティング
マーケティング2.0 消費者志向のマーケティング
マーケティング3.0 価値主導のマーケティング
P55.ソーシャルメディアの台頭は、消費者の信頼が企業から他の
消費者に移ったことのあらわれ
P104.企業は変化というミッションに掲げ、それを軸に感動的
なストーリーを築き、ミッションの達成に消費者を参加させる必要
がある。~大きな違いをもたらし得る小さなアイデアを
見つけることかた始まる。
P139.社会的責任を果たすというXX社の価値を本当に
理解している企業は1社もなかった。
P197.企業は伝統的に、市場の欲求や要求を満たすことで、利益を創出するという目的のために創業される。~
やがて人々は、企業に利益創出の推進役ではなく社会
文化的発展の推進役になることを期待する。
P257.企業の行動や価値は、一般大衆かたますます厳しくチェックされる。~機能的パフォーマンンスだけでなく
社会的パフォーマンンスの観点かたも語りあう。
2010/9/30初版。原本も2010。
P2.マーケティング3.0とは、企業が消費者中心の考え方から
人間中心の考え方に移行し、収益性と企業の
社会的責任をうまく両立する段階である。
国連ミレニアム開発目標(MDGS)に貢献している企業。。
との記述あり、SDGSの考え方に近いところでコトラー
は、マーケティングの原則を2010に、すでにつかんでいた。 -
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ネタバレ3.0が出たのが最近だと思っていたら、もう7年も経っていると。3.0は観念的な感じがしたが、4.0はかなり具体的に書いてあると思う、これからは4Pではなく4C(co-creation, currency, communal activation, conversation)だと言ってみたり、カスタマージャーニーは5A(aware, appeal, ask, act, advocate)だったり。3.0の人間中心のマーケティングが、SNSの普及によりどのように進化しているかを説いている。帯に「最終講義」とか書いてあるが、もっと講義して欲しい。
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Posted by ブクログ
「成功する企業やブランドは、ワオの瞬間を偶然に任せたりはしない。ワオを意図的につくり出し、顧客を認知から推奨へ建設的に導いていく。顧客とのインタラクションを、喜びから経験へ、さらにはエンゲージメントへと、創造的に高めていく。あなたのブランドは、そのひとつだといえるだろうか?」
本書の結びのセンテンスであるが、上記の問いに応えるべくヒントが詳しく解説されている。本書で解説された具体的なキーワードとしては、デジタル時代のメガトレンドとしての企業と顧客の関係性の縦から横への変化、デジタル時代のカスタマージャーニー(認知(AWARE)→訴求(APPEAL)→調査(ASK)→行動(ACT)→推奨(ADVOCATE))に即したコミュニケーション、認知から推奨に進ませるOゾーン、顧客エンゲージメントを高める手段としてのモバイルアプリ、ソーシャルCRM、そしてゲーミフィケーション。マーケティングに携わっている方は必読だと思います。 -
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コトラーは、マーケティングを 体系化した。
そして STP;セグメンテーションを明確化し、
ソーシャルマーケティングの確立をした。
マーケティング1.0 製品中心
フォードはいう「顧客は好みの色のクルマを買うことができる。好みの色が黒である限りは。」
マーケティング2.0 消費者志向
情報技術とインターネットがコアテクノロジーとなった。
今日の消費者は十分な情報を持っており、類似の製品を簡単に比較することができる。
製品の価格は消費者によって決められ、その消費者の選好はバラバラである。
顧客は 王様である。ただ、ここでの顧客とは 集団だった。
目的;消費者を満足させ、つなぎとめること。
マーケティング3.0 『価値•ビジョン』ある提案
ニューウェーブ;ソーシャルメディア社会
(安価なコンピュータや携帯電話、低コストのインターネット、オープンソース)
この技術は、個人が自己を表現することや他の人々と恊働することを可能とする。
人々を消費者と見なすだけではなく、マインドとハートと精神を持つ全人格的存在ととらえる。
自分たちの不安に対するソリューションを求めるようになっている。
目的;世界をよりよい場所にすること。
顧客一人一人のこころの中まで入り込み 感動させる。
そのためには、企業は
『より大きなミッションやビジョンや価値を持ち、世界に貢献することをめざしている』
マーケティング3.0は、文化的課題を企業のビジネスモデルの中心に据えるマーケティングである。
消費者との双方向交流、協業的なあり方。協業 協働 共創。
この仕組みを どうつくるかが重要となる。
自分のライフスタイルにあった製品やサービスを生み出したいがために
共創する消費者をどう探し出すのか?
未来企業のメタファーとしてのヒトデ。
ヒトデには アタマがなく 細胞が寄り集まって 協働している。
ヒトデとは ちょっとイメージが悪いが
〈英語〉では asteroid,sea star,starfish 〈中国語〉では 海星。
グローバル化のパラドックスの時代。
トーマスフリードマンは 『フラット化する世界』
ロバートサミュエルソンは 『世界は今なお丸い』
グローバル化は ナショナリズムを 呼び起こす。
中国の経済における台頭。
1 資本主義は民主主義がなくても成立する。
グローバル化は 経済を開放するが 政治は解放しない。
2 経済統合を必要とするが、平等な経済を生み出さない。
民営化、自由化、安定化は 国の格差が生まれ富の分配の不平等がある。
3 グローバル化は 均一な文化ではなく 多様な文化を生み出す。
パラドックスは 貧困、不公正、環境の持続的可能性、地域社会に対する責任、社会的な目的。
マーケターは 人類学と社会学についてある程度理解しておかなければならない。
マーケティングを考えていると単に商品の市場調査や戦略立案だけでなく
企業の 本質的な姿 『あるべき姿』が重要な ポイントとなりますね。
短期的な利益だけを追求することによって起こる企業のゆがみ。
いっていることとやっていることの食い違い。
顧客本位と言いながら 結局は 経営者や幹部本位になってしまうことの
危険性をはらんでいる。
企業が 持続的継続的に 事業をすすめるためには
長期的なビジョンや 価値観の形成が不可欠となる。
そのビジョンに基づいて 会社自体の仕組みなども変えていかざるを得ない。
経営陣にとって 持続的な可能の長期的利益を財務的な観点から みてみると
1 コスト生産性の向上
2 新しい市場機会が得られることによる売上の増大
3 企業のブランド価値の向上
の 3つがあげられる。
人間中心の考え方と精神性を重視する暮らし方で多様性のもたらす課題を克服する。
非常に刺激的な 本だった。
中国にいて、確実に大きく変化していることがよくわかる。
その中でなにをすべきなのか?
会社のビジョン、ミッション、理念が 必要であることを痛感した。
ニンゲン中心のマーケティング。
将来は 自然とニンゲンのバランスあるマーケティングとなっていくのだろう。