宮崎市定のレビュー一覧

  • 科挙 中国の試験地獄

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    ほとんどの世界で役職といえば世襲で成り立っていた6世紀。地方政府の勢力を削ぐため、地方高官は全て中央政府から任命派遣されることとなった。そのため中央での官史有資格者の保持のため出来た試験制度が、科目による試験選挙制度、科挙。これが終了するのが20世紀前半というのだから、恐れ入る。だが、常に効果を発揮していたわけでもなさそうだということは、幾度も繰り返される政権交代や、他国との競争力の違いからも明らかだ。改められず、膨大な古典の暗記のみを必要とする試験問題、中央に数百人を一度に集めて試験を開催するための施設、不正を防ぐために何度も繰り返される審査。そして特にあげられるのが、教育の不備。ろくな学校

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    2018年10月20日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    宮崎市定のいまや「古典」。
    それにしても現代の「右翼」跋扈の世情を鑑みるに東洋学の伝統は一体どこへいったのか、と。嗚呼!

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    2013年11月15日
  • 雍正帝 中国の独裁君主

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    今までのわたしだったら確実に手に取らない本の1つだと思います。
    清朝五代目皇帝の伝記のような本なのですが、なぜこれを読んでみようかと思ったかというと、大陸ドラマ「宮廷女官 若曦」にダダハマリしたから(笑)。

    「宮廷女官 若曦」内で出てくる第四皇子が政権争いに勝利し、即位したのが「雍正帝」。この皇帝、過労死で亡くなったという噂のある人なんですよね。 しかも、当時の地方官吏に国を治めている報告として、レポートを提出させ、それを自分で赤字添削して、嫌味を織り交ぜながら戻していたという、仕事熱心だけれどもちょいと変わった皇帝。

    固い文調の本で、読み終わるのに苦労はしましたが、面白かったです☆読み終

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    2013年09月15日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    1テーマ解説本だが出来はすばらしい。
    壮大な歴史と過程がある科挙の制度について非常に綿密に解説しているとともに、ユーモアのある具体例が随所に描かれていて非常に面白い本に仕上がっている。何かについて書くときはこのくらい物事に精通してから書くべきであるという手本のような本ではないか。

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    2012年07月13日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    科挙の歴史がきわめて客観的に書かれており,科挙の歴史を知ることができる。
    生き地獄と言って差し支えないほどの試験地獄。日本の司法試験の比ではないほど難しく,また勉強量が膨大である。何よりも科挙制度が今から1400万年前に成立していたことに驚かされた。

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    2012年04月02日