宮崎市定のレビュー一覧

  • 科挙 中国の試験地獄

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    これまたマニアックな内容だが、非常に面白かった。科挙がこれほどシステマチックに運営されていたなんて想像すらしていなかった。中国はこういう歴史があるから侮れない。

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    2020年05月31日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    清代の科挙を例にとって、試験の詳細を紹介していく。途中挿入されるエピソードが人間味があって面白い。
    もともと貴族に対抗するため隋唐代に導入されたものが、文を尊ぶ知識階級のあり方と融合して社会に根強くあり様が紹介されている。科挙が根強くことがなかった日本とは異なる社会層が中国には形成されていたのだろう。

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    2020年04月12日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    試験、試験、試験…
    現代日本にも通ずるところのある、中国の試験地獄「科挙」の実態を客観的に記載する。

    受験する側も実施する側も、相当の苦労を要する厳正な試験であったことがわかる。
    反面、巧妙な不正や、妖怪変化的な逸話が多数言い伝えられたりしているのも面白い。

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    2017年07月09日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    2013.11.25
    科挙のネタ本
    意義も書いてあるが、古いので現在の歴史認識と合致するかは調べてから参照しないといけない。

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    2013年11月25日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    科挙制度について。

    科挙制度ができた背景から、一定の効果をもたらし、そして形骸化し、廃止に至るまでの歴史を描いている。

    名前は聞いたことはあったけれど、具体的な試験内容、科挙の受験生、試験管などのエピソードなどもたくさんあり、おもしろく読めた。

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    2013年11月24日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    科挙、というよく知っていると思うことを
    いかに知らないかを知ることができる。

    科挙をとりまく様々な話題を
    わかりやすく、そしてとっつきやすく書かれていて読みやすかった。

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    2013年04月16日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    現在の大学受験よりもはるかに時間のかかる試験だった。どの時代でもほとんど催され、専用の試験スペースが作られる等力を入れていた。

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    2013年02月09日
  • 科挙 中国の試験地獄

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     タイトル通り科挙について扱った書。山内昌之先生が高校時代、友人に勧められた著作らしい。
     科挙の内容が非常に詳細なのはもちろん、科挙が及ぼした影響、他の国との試験との国際比較(特に科挙と近代教育社会の比較)。また有名な科挙落第者の分析もされている。
     封建主義から公平に民衆から官僚を選抜するという民主制へシフトさせるシステムが1400年以上も前に確立していた。そして弊害もあったが殿試や制科(優秀な老学者を取り立てるための制度)と改良を重ねる。けれども日本が学校教育を中心とした近代教育に目覚め、発展するのを目の当たりにし、清朝末期その制度は崩壊する。
    西洋と比べ、日本や中国が学校よりも試験を重

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    2012年10月18日
  • 雍正帝 中国の独裁君主

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    本著を読んでまずもって思うことは一つ、自身の弱さを誰よりも自覚した人間が、克己と逡巡の果てに独裁君主として広大な国土と人民を統治しようとする意志、完璧な独裁者たろうとしたその意志の計り難さである。康熙帝ではなく、雍正帝に中国の独裁君主の頂点を見る著者の叙述は、かの大陸の歴史を貫く或る不気味な意志を鮮やかに顕現させた。雍正帝の無双の非情さと強烈な意志は、今日の中国の統治機構にも通じる「一への意志」というようなものにも繋がっているのだろうか。或いは、ベトナムへの対応に見るように、単なる機械的な帝国として蠢いているだけなのだろうか。

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    2012年02月15日
  • 雍正帝 中国の独裁君主

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    宮崎市定『雍正帝ー中国の独裁君主』を読む。
    本文はもちろんのことながら 
    併載論文「雍正硃批諭旨(ようせいしゅひゆし)解題
    ーその史料的価値」が面白い。
    解説を書いている宮崎の高弟・礪波護の発案で併載が実現した。
    康煕帝、乾隆帝にはさまれ
    中国史において目立たぬ存在であった雍正帝に宮崎は光を当てる。

    雍正帝が発明した「奏摺(そうしょう)」という
    コミュニケーションの仕組みに着目したい。
    地方の文官武官223名に直属上司を通さず、
    直接天子に報告を上げさせる仕組みだ。
    彼らは本来であれば天子に直接上奏する立場にない。
    だからこそ雍正帝は地方の事実を自分の耳目でつかみたかった。

    鍵のついた小箱

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    2012年01月08日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    ネタバレ

    大学時代に読まねばならないと思っていた本。やっと読めたのがうれしい。
    中国の科挙についての概説本。新書の為に分かり易く書いてあるので便利。その上、中国史の通史で書かれているので勉強になる事が多い。

    宮崎市定の文章は読みにくいと勝手に思っていたが、(新書だからかもしれないが)読みやすかった。

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    2011年08月25日
  • 雍正帝 中国の独裁君主

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    清朝の皇帝である雍正帝。

    この人、過労死したことで有名な皇帝です。

    朝から晩まで、部屋にこもって部下から送られる文書に朱筆、つまり赤ペン先生よろしく指示を書き込んでいく。

    で、その書いてある部下に対する罵倒の言葉が笑えます。これは本当に皇帝の言葉か!、というくらいヒドイんですよ。

    中国学の泰斗であられる宮崎市定先生がユーモアを交えて分かりやすい文章で書かれています。

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    2009年10月04日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    学術論文なので、文章は堅いが、にもかかわらず面白く読める。科挙にまつわる様々な逸話が特に興味をそそる。

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    2014年02月19日
  • 世界の歴史〈7〉大唐帝国

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    中国中世は秦漢から始まるのではないという内藤湖南博士の説を冒頭に紹介して、巻末まで「中世の中国」を描きます。時代的には後漢末・三国・魏晋南北朝から唐まで。学者でありながら一般向けに描く文筆力に定評があるだけあって、読み物としても受け入れやすく仕上がっています。大学で東洋史でも専攻しなければ3秒で過ぎてゆく南北朝をはじめとして、おそらく1980年代前後くらいの日本人の常識を踏まえて丁寧に書いています。(例えば自分が習った高校の世界史の教科書には一言「劉祐の宋」とあるだけだったが、東晋の歩んだ歴史と滅亡の歴史も踏まえて、駄目な集団の中にひときわ輝く劉祐の姿をみることができる)。
    ヨーロッパ、西アジ

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    2009年10月04日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    流し読み。蒼穹の昴でも科挙の激しさは知っていたけど、歴史的な試験制度の変化について触れられていた。私には無理だー

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    2024年01月04日
  • 雍正帝 中国の独裁君主

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    康熙帝と乾隆帝に挟まれてやや目立たない雍正帝について取り上げた本書。出版の古い2冊をまとめたもので、現代の歴史文庫・新書に比べれば語り口は軽快である。
    精力溢れる雍正帝は独裁君主として官僚機構の統治に腐心し、その解決策の1つとして地方官吏から直接の意見上申を重視した。報告に対する皇帝の返信も含めて、その一部が出版までされており、雍正帝の辛辣だが政務に励む様子を現代に伝えている。

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    2023年12月24日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    1400年も前から誰にも開かれた(建前でもあるが)登用試験があり、王朝が変わっても受け継がれてきたとは!

    実は中国の歴史では、一王朝の創業期以外には概して平和で、そこには科挙に起因する民度の高さやシビリアンコントロールが存在していたという点に驚いた

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    2021年11月01日
  • 雍正帝 中国の独裁君主

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    康熙帝と乾隆帝の間でちょっと地味なイメージの雍正帝。しかし、雍正帝の堅実な仕事が清王朝を支えたといえる。
    そんな雍正帝について書かれた一冊。

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    2020年07月19日
  • 世界の歴史〈7〉大唐帝国

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    2016/12/1
    中国の中世は興亡の歴史である。内乱に明け暮れ、異民族が支配者となり、猜疑心から身内の粛清が頻発し、なかなか安定しない。安定したかと思うと、朝廷が腐り始め、農民や軍閥のクーデターが勃発し、再び内乱となる。学ばないのだ。当時の政治力や軍事力では中国の国土は広すぎたのかもしれないな。

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    2016年12月16日
  • 科挙 中国の試験地獄

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    ほとんどの世界で役職といえば世襲で成り立っていた6世紀。地方政府の勢力を削ぐため、地方高官は全て中央政府から任命派遣されることとなった。そのため中央での官史有資格者の保持のため出来た試験制度が、科目による試験選挙制度、科挙。これが終了するのが20世紀前半というのだから、恐れ入る。だが、常に効果を発揮していたわけでもなさそうだということは、幾度も繰り返される政権交代や、他国との競争力の違いからも明らかだ。改められず、膨大な古典の暗記のみを必要とする試験問題、中央に数百人を一度に集めて試験を開催するための施設、不正を防ぐために何度も繰り返される審査。そして特にあげられるのが、教育の不備。ろくな学校

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    2018年10月20日