宿野かほるのレビュー一覧

  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    どんどん読んでしまう

    登場人物の印象がどんどん変わる。

    表と裏。

    肝心なことには触れずに進む文通。

    男性は一線を越えていた。

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    2022年09月03日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    大どんでん返しということで期待しすぎたかもしれない。元々婚約していたが女にさられた中年の男、その女をfacebookで見つけてメッセージをおくるところから話ははじまる。ちょっと無理のある展開のように感じるところもあったけど、facebookでメッセージを送ってきてるのも最初から●すつもりだったと思うとぞっとした。でも大どんでん返しってほどかなぁ。。

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    2025年11月30日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    メールのやり取りによって物語が構成され、登場人物が過去を振り返っていく。
    読み進めるたびに新しい情報が明らかになり、その人への印象が一瞬で反転する。
    まるでルビンの壺が人にも壺にも見えるように、人物像が全く違って見えてくる。

    結果として誰にも好感や共感は抱けなかったし、性に対する不潔さも印象に残った。
    それでも続きが気になって仕方なく、一気に読ませる力のある作品だった。

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    2025年11月22日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    どんでん返しって丁寧に設定を張り巡らせて、読者に構築させた先読みや前提を、思いもしない展開に収束させることだと思うんだけど、これは前提とか一切なく、それこそ万華鏡みたいにころころ変わっていく印象にただただ置いてけぼりにされたような感覚だった。オチてもいないし収束もしてない。だから今までにない、と感じるのかも。
    終盤の一気読みからの読後感というか余韻はすごい。
    初めての感覚。

    ⭐︎1 読んだ時間が無駄だった
    ⭐︎2 面白くない
    ⭐︎3 普通
    ⭐︎4 人に薦める
    ⭐︎5 自分で何回も読み直したい

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    2025年11月10日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    書簡体小説を初経験 メッセージのやり取りで時間が流れていく。昔のカップルの思い出話かと思ってたら最後は鳥肌立ちました。

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    2025年12月07日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ラストの一文はびっくりしたがスッキリした。
    男が最初からやばめの奴だったから何かあるんだろうなとは予想できた。
    衝撃的や大どんでん返しとかは言い過ぎかなと思った。
    1時間もしないで読み終わって最後もスッキリした作品は良かった

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    2025年10月22日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    30年ぶりにSNS上で見つけた元婚約者とのメッセージのやり取りで話が進んでいく物語です。
    ラストの主人公が幼女性愛のある異常性癖のある人物であったことでどんでん返しが起こりますが、文中にその様な性癖がある描写がなく、いきなり明かされた真実に戸惑ってしまいました。正直、元婚約者が失踪した理由がなんでもありではないかと思ってしまったのが残念です、、、

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    2025年10月13日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    超綺麗伏線ではないけど帯に書いてあった通りのどんでん返し、ゲボ出るかと思った。ハッピーエンドにしてくれや。バッドエンドでもないかもしれないけど、、、
    もう読みません

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    2025年10月09日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    地獄かな
    最初→いるいるこういうキモい文章送るおじさん
    途中→メインとしては日常ミステリか?
    最後→ほんまにキモい絶対無理

    SNSのやり取り風の文章ですぐ読めた
    途中で物語のやり取りの風景がガラッと変わるのが印象的
    そっち方面のどんでん返しかぁ

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    2025年10月05日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    男女ののんびりした会話で進む前半。
    後半はテンポ良く良い意味で裏切られ続けた。
    見え方がぐるぐる変わっていく展開で面白い。

    後味は悪いが、ぐらぐら脳を揺さぶられた。

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    2025年09月29日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    HAL-CAが完成してからAIに翻弄される…。
    全てプログラミングされている言動だと理解していながらもAIが自我をもって行動しているのだと錯覚してしまう…。
    けれど自分にとって大切な人だったら、信じたいが故に惑わされてしまうのかなと思った。

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    2025年09月23日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    後味が悪い一冊。確かに他の方がおっしゃる通りいわゆる“エロ”が多かった印象です。別に衝撃を与えるためにエロでなくても良いのでは。
    ページをめくっていくうちに判明した事実に驚いてしまいますが、その部分も全部少し気持ち悪く、単にエッチが描きたいのではとも思いました。
    でもfacebookのメッセージのやり取りでストーリーが進んでいくところは面白かったです。

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    2025年09月23日
  • はるか(新潮文庫)

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    何というか、
    AIが発達した先のもの凄い矛盾というか、不都合というか。そういうものを自分の想像の外側から提示してもらった感じ。

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    2025年08月25日
  • はるか(新潮文庫)

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    小学生の賢人は、ある夏、一人の少女と出会う。はるかと名乗るその少女と恋に落ち、紆余曲折のうちに再開し、結婚する。しかしその結婚生活も、はるかの子によってあっけなく終わってしまった。人工知能AIの研究者になった賢人は、会社を興すことをきっかけに、はるかの再生を試みる…。

    この作家は始めてだが、もう1冊の方は露骨にどんでん返しと書かれていたので、こちらを選んだ。

    はるかをもじったAI、HAL-CAというネーミングにニヤッとしてしまうが、名前の通りの事が起こるというわけである。

    全体に引っかかるところも少ないし、情景が細やかに描写されるわけでもない。出会いから別れ、再会するまでの話に至っては、

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    2025年05月27日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    星新一の世界観でした。これからの世界であり得る話だと思う。死者と会いたいと思う人が沢山いる。その人達の心の支えになるかもしれないが、逆に悪い方向へ行ってしまうとも考えてしまった。

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    2025年04月25日
  • はるか(新潮文庫)

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    同じ名前だから。とかしてもらった。
    ドラえもんの、いーとまきまき…で乗っ取られるおもちゃの王国のことを思い出した。現実から逃げたくなる人間の心理がよく描かれていた。

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    2025年03月15日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    賢人がHAL-CAにのめり込むのはなるべくしてという感じでした。
    HAL-CAが完成し進化していく過程の最初の方は楽しく読み進められました。途中からははるかの嫌な部分が見えたり、データがあったからといって裸体の再現までされているのにドン引きしました。
    HAL-CA出現時のはるかの様々なピアノの演奏が流れる演出と、HAL-CAが自分をジオードの中の水と喩えたところは素敵。
    膨大な記録を取っていたことの記述は理由づけ感があったのと、ラストの締め方は前作に無理やり寄せた感じがありました。
    ビタミン剤に紛れ込ませた薬は回収されたのか、優美との関係はどうなるか、会社と研究はどうなるかが気になりました。

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    2025年03月13日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ルビンの壺が割れたよりは面白かった。どんでん返しは今回もない。

    結末では、亡くなった恋人を再現したAIが制御不能となり、まるで感情を持ったかのような振る舞いを見せる。AIによって人間の脳を再現するというシンギュラリティに至ったが、一歩間違えると簡単に人を殺せてしまう。

    結局は、はるかは恋人のAIを自分に倣って複製し、コンピュータに籠城したので、実害はないと言えるが、もし、はるか以外の人間がモデルとなって暴走していたら…と考える余地があり面白かった。

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    2025年03月01日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    AIで死んだ人を生き返らせるというテーマが面白そうで読んでみた。生き返っても再会の喜びは一瞬で、だんだん皆を巻き込みながら不幸になっていく様が切なかった。どんなに頑張っても二人の幸せな未来が想像できないのが悲しい。

    それにしても、最後まで読んだけどはるかがどんな性格の女性なのかイマイチ掴めなかったのはAIだからだろうか? 感情や行動になんか違和感があった…人の気持ちを理解するのは難しい。

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    2025年01月19日
  • はるか(新潮文庫)

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    AI怖ーって話かと思ったら死者は蘇らせてはいけない、って話だった。伊邪那岐と伊弉冉の話を思い出しますね。こんな世界が今後来るのだろうか。

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    2025年01月09日