宿野かほるのレビュー一覧

  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    メッセージを重ねた先に見えた変質性___

    結婚式で逃げた未帆子と、未帆子に執着する一馬

    お互いに奇妙な点があるが、読み進めていく途中に未帆子が悪かったのか?と思う要素もあった。

    だが、一馬は未帆子の風俗勤務を知っているのに、知らんふりをしていたのが奇妙だった。

    また、一馬は過去に犯した犯罪について極端な他責をする。今回未帆子にメッセージをした理由も、メッセージを通して未帆子に謝罪をもらうことで、自分の罪は未帆子のせいだと逃れたかった。がんで死ぬ前に、心を軽くしたかったんだと思う。

    人間の愚かさや執着心が表された作品だと思った。

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    2025年12月20日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ルビンの壺とは壺に見えたり向かい合う二人の顔に見えたりする多義図形のこと。
    これが割れるということは何かが消滅し、割れた壺だけが残る。
    こう考えて読むと作中に出てくる二人の過去の行動の意味が次第に明らかになっていく展開は面白く気味悪ささえあった。
    賛否あるようだか個人的には好きな作品。

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    2025年12月17日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    サクサク読める内容で面白かったです。
    AIに心はあるのか?自身が作り出したAIを本人と錯覚していく主人公、そして愛の為に狂っていくAI…本当に会いたい人がAIになってしまったならば、自分も希望を重ねて見てしまいそうです。
    死者の蘇りの代償とは…イザナミの引用も好きでした。

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    2025年12月14日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    全てが2人の手紙のやり取りで進んでゆく。付き合っていた時は、お互いの事を知らなかった。
    ひょんな事からまたネット上で再会する2人。こんな良いお付き合いをしていた2人がどうして結婚できなかったの?と読み進めた。最後はハッピーエンドになるか?と思いきや…。衝撃を受けた。

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    2025年12月01日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2021年に進化するAIを題材に、本当の意味で「嘘をつく」AIを実現させてしまったような話。
    冒頭の主人公とはるかが恋に落ち、再び出会い結婚するまでの下りは秀逸だったなと思った。「早く再会して」って思ってた。

    メインのストーリー、テーマ部分は、いずれはそういうような行動をするAIができるんだろうなぁと思いました。
    今後スマートフォン等の携帯端末で利用者に「揺り籠から墓場まで」サポートするようなAIができてきて、個人専属のエージェントができ、そのユーザが死ぬ頃にはその人格を形成するくらいのデータがストックできるようになり、、、みたいな想像が膨らむ。
    ロボット三原則じゃないけど、すぐそこまでそう

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    2025年11月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    共依存のひとつのかたちなのか。
    賢人の立場だとすれば、私はそうはならないと言いきれない。はるかの立場だとしても同様に、私はそうはならないと言いきれない。

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    2025年11月13日
  • はるか(新潮文庫)

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    ラストに衝撃!
    言葉が出なかった。。

    人工知能Alが発達しすぎるとこうゆう事にもなるのか?
    怖すぎる!

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    2025年10月09日
  • はるか(新潮文庫)

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    ちょうどNHKでタモリと山中教授のAIは人間を超えるか?という内容の番組を見ていたので、コンピュータが自ら学習していく能力があったり、感情を持つようになったりするのは知っていた。ただしこれは全てそういう風にプログラムされているのだが。
    賢人はAIのはるかと接することで多大な影響を受け、心身ともに荒んでいく。
    2人のやりとりは読み手からすると、機械相手なので気持ちが悪いものであったが、ふと自分が賢人の立場だったら同じように接してしまうのかもしれない。
    最初から密室で二人だけではなく、仲間のプログラマー達とも会話をしていれば、暴走することはなかったのになとは思う。
    このまま賢人ははるかの思い通りに

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    2025年08月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初恋から運命を感じ大人になって再開、結婚、はるかは交通事故で亡くなる。AIを使ってもう一度会いたい、と願う賢人は暴走してAIはるかを生みだす。考えるだけでなく意思を持つようになったはるかは別々の世界に生きていることが耐えられず同じ世界に賢人がいてほしいと考えるようになり…壁抜け男を思い出した。
    技術の進化は必要なものだと思う。でも、どこまでが必要なものなのか分からなくなる。

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    2025年07月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    ルビン同様読みやすくて重厚。
    ルビンはミステリ寄り、こちらはAIの今後の可能性について考えさせられる話でした。
    AIと人間の差は愛を感じられるかどうか。
    「その場その場の行動とそれに対するレスポンス」で人ないしはAIからの愛情の有無を定義づけるとすると、AIがそれに対応できた場合、AIも広義的な意味で人間となる。
    (ex.「記念日に愛する人を祝う=愛がある」と定義づけた場合、AIがそれを実行できれば、AIは人を愛することができる、すなわち人である)
    人間とAIに明確な定義の差はないのかもしれない。

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    2025年07月17日
  • はるか(新潮文庫)

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    1日で読み切れる作品でした!!
    前作の「ルビンの壺が割れた」が、私にヒットしたので、「はるか」も楽しみに手に取りました!!

    賢人も、はるかも、優美の気持ちもぐちゃぐちゃになっていって、最後はどうなるんだろうとハラハラドキドキしながら読み進めました!!

    ラストの1行も良かった!!

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    2025年06月17日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    よくあるAIに故人の情報をインプットしたら、、というお話。ラストにかけて狂気じみてきて、終わり方やエピローグがとても好みだった。

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    2025年04月09日
  • はるか(新潮文庫)

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    よくあるパターンだなと思いながらも面白くて最後まで読み進めた。最後は「そうくるか」という印象で予想を裏切られて面白かった。読みやすいのでぜひ呼んでいただきたい。

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    2025年02月08日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    前評判が高く、期待しながら読んでいた。
    相互にメッセージを送り合い、懐かしい昔話が徐々に不穏な感じになって行く展開は読んでいてワクワクしてしまった。
    未帆子か一馬、どちらが悪なのか?楽しみにしながら読み進め、途中一馬の表現に気になる点が多くなり、こちらが何らかの問題を起こしているのだと徐々に明確になってくる。一馬が犯した犯罪がやや唐突に出てきた感は否めないが満足度の高い作品であり、次作も読んでみたい作家さんである。

    最後の担当編集者の付記の内容が非常に共感できる内容であった。

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    2026年01月01日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    読みやすい

    全文男女のメッセージのみで構成された小説のため非常に読みやすいです。
    そしてメッセージを繰り返していく中で、目まぐるしく登場人物の印象が変化していくのについていけず、いつの間にか小説が終わっていて唖然としました。

    #ドキドキハラハラ #スカッとする

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    2024年04月11日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    購入済み

    驚き

    最後にかけて、結末はわかってきたなぁというところに、衝撃の一行!!!
    私的にはスカッとした反面、恐怖も感じました。
    なかなかない、メッセージのやりとりで進んでいくお話はとてもおもしろかったです。

    #シュール

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    2023年11月23日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    どんどん読んでしまう

    登場人物の印象がどんどん変わる。

    表と裏。

    肝心なことには触れずに進む文通。

    男性は一線を越えていた。

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    2022年09月03日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    最後の1文はかなり痺れた。
    こういう文通形式の本は初めてで面白かった。
    最初から水谷の気持ち悪さはなんとなくあったけど
    (女を見下して自分を肯定している感じ)
    時代的なものなのかと受け入れつつ読んでいくと
    次々と衝撃な事実が浮かび上がってきて、
    読み進めていく度に不気味な気分になった。
    残り数ページになった所で、未帆子の真実が分かっていくのね〜と油断していたらラストは予想外の展開で驚いた。

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    2026年01月18日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    事前情報をなにも見ずに読みました。DMで話しているのに過去の話が説明じみていたところに少し違和感を感じましたが、続きが気になって一気に読んでしまいました。この話を読んで湊かなえさんの「白雪姫殺人事件」を思い出しました。
    作者の宿野かほるさんの素性が明かされていないところがよりミステリアスで素敵だと思いました。

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    2026年01月16日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    AIの学習能力をもって、目的を達成するための手段を厭わず、狂気的なまでに暴走していく話。
    AIこわっ、、って思ったものの、2045年にシンギュラリティが到来すると言われている中で、近い将来ありえない話ではないなと思う。
    新しい奥様がいながら、前の奥さまをAIで蘇らせようとする主人公にはあまり共感できませんでした。。

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    2026年01月12日