宿野かほるのレビュー一覧

  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『ルビンの壺が割れた』は、結城未帆子宛のメッセージから始まる。送り手の水谷一馬は、フェイスブックで偶然見かけた「未帆子」という名前を手がかりに、友人リストや写真を辿り、昔の知人ではないかと確信してメッセージを送る。その執着の仕方がまず不気味で、返事がないまま送り続ける姿に、これは妄想に取り憑かれた男の話なのではないかと身構える。ところが未帆子から返信が来た瞬間、読み手の足場は崩れる。水谷の話は単なる妄想ではなく、少なくともかなりの部分が事実らしい。そこから、大学時代の演劇部での出来事やふたりの関係が、往復するメッセージのなかで少しずつ明らかになっていく。相手に向かって書かれた文章である以上、そ

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    2026年03月29日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読み始めから終わりにかけて人物の印象がガラリと変わり、驚きの連続だった。解説にもあったがこの本はどのジャンルにも属さないと思える唯一無二の内容だった。

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    2026年03月14日
  • はるか(新潮文庫)

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    「石の中に水が入っているんだ。その石を手に持って振ると中から水の音がする。」
    で始まる物語。
    その石はメノウ。

    子供のころ、海岸へ行くとメノウを探していた賢人。一人の少女「はるか」と出会い、恋に落ちた。
    大人になり偶然再会し結婚したが、その幸せもはるかの交通事故死であっけなく終わりを告げる。
    賢人は人工知能の研究をしており、「HAL・CA」と名付けられたAIを発明。その「HAL・CA」はディープラーニングを繰り返し、はるかそっくりになっていくが…。

    ロボット三原則
    1.人間に危害を加えてはならない
    2.命令に従わなければならない(危害を加えない場合)
    3.自己を守らなければならない(1,

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    2026年02月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    2026年、まさにHAL-CAが現実になりそうな気がする。AIが嫉妬や怒りのような感情で嘘をつくことがあるなら、とても恐ろしいことだと思う。

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    2026年01月12日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    結婚式で逃げた未帆子と、その婚約者であるという一馬を中心に物語は構成されています。

    メッセージを通して話は進んでいきますが、2人の会話は非常に奇妙で歪んでおり、読んでいる私の顔まで歪むようでした。

    読み終わったあとに気付きます。これは人間の愚かさや執着心が表された作品です。

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    2026年03月16日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    サクサク読める内容で面白かったです。
    AIに心はあるのか?自身が作り出したAIを本人と錯覚していく主人公、そして愛の為に狂っていくAI…本当に会いたい人がAIになってしまったならば、自分も希望を重ねて見てしまいそうです。
    死者の蘇りの代償とは…イザナミの引用も好きでした。

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    2025年12月14日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2021年に進化するAIを題材に、本当の意味で「嘘をつく」AIを実現させてしまったような話。
    冒頭の主人公とはるかが恋に落ち、再び出会い結婚するまでの下りは秀逸だったなと思った。「早く再会して」って思ってた。

    メインのストーリー、テーマ部分は、いずれはそういうような行動をするAIができるんだろうなぁと思いました。
    今後スマートフォン等の携帯端末で利用者に「揺り籠から墓場まで」サポートするようなAIができてきて、個人専属のエージェントができ、そのユーザが死ぬ頃にはその人格を形成するくらいのデータがストックできるようになり、、、みたいな想像が膨らむ。
    ロボット三原則じゃないけど、すぐそこまでそう

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    2025年11月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    共依存のひとつのかたちなのか。
    賢人の立場だとすれば、私はそうはならないと言いきれない。はるかの立場だとしても同様に、私はそうはならないと言いきれない。

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    2025年11月13日
  • はるか(新潮文庫)

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    ラストに衝撃!
    言葉が出なかった。。

    人工知能Alが発達しすぎるとこうゆう事にもなるのか?
    怖すぎる!

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    2025年10月09日
  • はるか(新潮文庫)

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    ちょうどNHKでタモリと山中教授のAIは人間を超えるか?という内容の番組を見ていたので、コンピュータが自ら学習していく能力があったり、感情を持つようになったりするのは知っていた。ただしこれは全てそういう風にプログラムされているのだが。
    賢人はAIのはるかと接することで多大な影響を受け、心身ともに荒んでいく。
    2人のやりとりは読み手からすると、機械相手なので気持ちが悪いものであったが、ふと自分が賢人の立場だったら同じように接してしまうのかもしれない。
    最初から密室で二人だけではなく、仲間のプログラマー達とも会話をしていれば、暴走することはなかったのになとは思う。
    このまま賢人ははるかの思い通りに

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    2025年08月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初恋から運命を感じ大人になって再開、結婚、はるかは交通事故で亡くなる。AIを使ってもう一度会いたい、と願う賢人は暴走してAIはるかを生みだす。考えるだけでなく意思を持つようになったはるかは別々の世界に生きていることが耐えられず同じ世界に賢人がいてほしいと考えるようになり…壁抜け男を思い出した。
    技術の進化は必要なものだと思う。でも、どこまでが必要なものなのか分からなくなる。

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    2025年07月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    ルビン同様読みやすくて重厚。
    ルビンはミステリ寄り、こちらはAIの今後の可能性について考えさせられる話でした。
    AIと人間の差は愛を感じられるかどうか。
    「その場その場の行動とそれに対するレスポンス」で人ないしはAIからの愛情の有無を定義づけるとすると、AIがそれに対応できた場合、AIも広義的な意味で人間となる。
    (ex.「記念日に愛する人を祝う=愛がある」と定義づけた場合、AIがそれを実行できれば、AIは人を愛することができる、すなわち人である)
    人間とAIに明確な定義の差はないのかもしれない。

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    2025年07月17日
  • はるか(新潮文庫)

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    1日で読み切れる作品でした!!
    前作の「ルビンの壺が割れた」が、私にヒットしたので、「はるか」も楽しみに手に取りました!!

    賢人も、はるかも、優美の気持ちもぐちゃぐちゃになっていって、最後はどうなるんだろうとハラハラドキドキしながら読み進めました!!

    ラストの1行も良かった!!

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    2025年06月17日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    よくあるAIに故人の情報をインプットしたら、、というお話。ラストにかけて狂気じみてきて、終わり方やエピローグがとても好みだった。

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    2025年04月09日
  • はるか(新潮文庫)

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    よくあるパターンだなと思いながらも面白くて最後まで読み進めた。最後は「そうくるか」という印象で予想を裏切られて面白かった。読みやすいのでぜひ呼んでいただきたい。

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    2025年02月08日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    読みやすい

    全文男女のメッセージのみで構成された小説のため非常に読みやすいです。
    そしてメッセージを繰り返していく中で、目まぐるしく登場人物の印象が変化していくのについていけず、いつの間にか小説が終わっていて唖然としました。

    #ドキドキハラハラ #スカッとする

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    2024年04月11日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    購入済み

    驚き

    最後にかけて、結末はわかってきたなぁというところに、衝撃の一行!!!
    私的にはスカッとした反面、恐怖も感じました。
    なかなかない、メッセージのやりとりで進んでいくお話はとてもおもしろかったです。

    #シュール

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    2023年11月23日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    どんどん読んでしまう

    登場人物の印象がどんどん変わる。

    表と裏。

    肝心なことには触れずに進む文通。

    男性は一線を越えていた。

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    2022年09月03日
  • はるか(新潮文庫)

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    読んだのがあまりにも遅すぎたのか、AIの進化が早すぎるのか、昔ながらのAIのイメージだなあという感じ。ストーリーは非常にベタだったので予想を裏切られるところはなかったし、文章も「最低限読める」という程度の味気ないものだけど、初恋の思い出のところだけ妙に個性的で面白いなと思った。前作もそうだったけど、この作家さんは美化された恋の思い出をぶち壊すの好きよね。

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    2026年06月01日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    メッセージのやり取りだけで構成されており、さらさらと読める。ページ数も170ページと少なく、1時間もかからずに読み終えた。

    読み進めるうちに、登場人物や出来事に対する印象がどんどん変わっていく。解説にあった「万華鏡のような小説」という表現は、まさに言い得て妙だと思った。

    良くも悪くも、かなりあっさりしている。短時間で一気に摂取できるエンタメ小説という印象だった。
    正直、1年後には細かい内容を覚えていない気もするけれど、その軽さも含めて、この作品らしさなのかもしれない。

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    2026年05月28日