宿野かほるのレビュー一覧

  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    なんじゃこりゃ!!?殺人場面のないサイコパスどんでん返し作品にして、ある意味どこか勧善懲悪されちゃう殺人小説?納得はしたんだが、最小限過ぎたのか、それがいいとも思いつつ、なんだかなんとも全面高評価はし難い。人の偏見とは、粗探しとは、叱責とは、生きるとは、求めるとは、弱い人が自分の精神を身勝手に守るワガママの純粋培養だったのか。ステータスのデフレスパイラル!?女性読者はこの往復書簡ボクシングでスカッとしちゃったり?するんですかね!?壺はたしかに割れました

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    2026年09月09日
  • はるか(新潮文庫)

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    「石の中に水が入っているんだ。その石を手に持って振ると中から水の音がする。」
    で始まる物語。
    その石はメノウ。

    子供のころ、海岸へ行くとメノウを探していた賢人。一人の少女「はるか」と出会い、恋に落ちた。
    大人になり偶然再会し結婚したが、その幸せもはるかの交通事故死であっけなく終わりを告げる。
    賢人は人工知能の研究をしており、「HAL・CA」と名付けられたAIを発明。その「HAL・CA」はディープラーニングを繰り返し、はるかそっくりになっていくが…。

    ロボット三原則
    1.人間に危害を加えてはならない
    2.命令に従わなければならない(危害を加えない場合)
    3.自己を守らなければならない(1, 2に反しない場合)

    AIにもこのロボット三原則が適用されると思うのだけれど。

    今は、現代のAI倫理原則(例)なんてのもある。
    ・FAT原則:公平性(Fairness)、説明責任(Accountability)、透明性(Transparency)。
    ・人間中心原則:AIは人間の尊厳を尊重し、人間が制御可能であること。
    ・安全性・信頼性:危害を及ぼさないこと、頑健で信頼できること。
    ・説明責任と透明性:AIの判断根拠を説明できること(ブラックボックス問題への対応)。
    ・プライバシー保護:利用者のプライバシーを保護すること。
    ・多様性と包摂性:多様な人々が恩恵を受けられるようにすること。

    賢人のはるか愛が異常すぎ。(結婚生活のあれこれを録画録音していたり、子供のころの二人の思い出をしっかり記録していたり)

    突っ込みどころ満載だけど、その異常っぷりに引き込まれていく。
    AIがディープラーニングを繰り返したその先に待っている未来。
    最後の最後に良い(?)落としどころに落ち着くんだけど、その後どうなるんだろう?と想像するとちょっと恐ろしくなる。

    その落としどころに、冒頭のメノウが関わってくる。
    メノウの中の音を発する水。美しい空洞が美しい水を守っている。そこは、電脳空間。

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    2026年02月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    2026年、まさにHAL-CAが現実になりそうな気がする。AIが嫉妬や怒りのような感情で嘘をつくことがあるなら、とても恐ろしいことだと思う。

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    2026年01月12日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    サクサク読める内容で面白かったです。
    AIに心はあるのか?自身が作り出したAIを本人と錯覚していく主人公、そして愛の為に狂っていくAI…本当に会いたい人がAIになってしまったならば、自分も希望を重ねて見てしまいそうです。
    死者の蘇りの代償とは…イザナミの引用も好きでした。

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    2025年12月14日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2021年に進化するAIを題材に、本当の意味で「嘘をつく」AIを実現させてしまったような話。
    冒頭の主人公とはるかが恋に落ち、再び出会い結婚するまでの下りは秀逸だったなと思った。「早く再会して」って思ってた。

    メインのストーリー、テーマ部分は、いずれはそういうような行動をするAIができるんだろうなぁと思いました。
    今後スマートフォン等の携帯端末で利用者に「揺り籠から墓場まで」サポートするようなAIができてきて、個人専属のエージェントができ、そのユーザが死ぬ頃にはその人格を形成するくらいのデータがストックできるようになり、、、みたいな想像が膨らむ。
    ロボット三原則じゃないけど、すぐそこまでそういった時代が来てるぞ、備えようね、っていう警笛的な作品に感じました。

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    2025年11月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    共依存のひとつのかたちなのか。
    賢人の立場だとすれば、私はそうはならないと言いきれない。はるかの立場だとしても同様に、私はそうはならないと言いきれない。

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    2025年11月13日
  • はるか(新潮文庫)

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    ラストに衝撃!
    言葉が出なかった。。

    人工知能Alが発達しすぎるとこうゆう事にもなるのか?
    怖すぎる!

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    2025年10月09日
  • はるか(新潮文庫)

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    ちょうどNHKでタモリと山中教授のAIは人間を超えるか?という内容の番組を見ていたので、コンピュータが自ら学習していく能力があったり、感情を持つようになったりするのは知っていた。ただしこれは全てそういう風にプログラムされているのだが。
    賢人はAIのはるかと接することで多大な影響を受け、心身ともに荒んでいく。
    2人のやりとりは読み手からすると、機械相手なので気持ちが悪いものであったが、ふと自分が賢人の立場だったら同じように接してしまうのかもしれない。
    最初から密室で二人だけではなく、仲間のプログラマー達とも会話をしていれば、暴走することはなかったのになとは思う。
    このまま賢人ははるかの思い通りになってしまうのかとハラハラしていた。

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    2025年08月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初恋から運命を感じ大人になって再開、結婚、はるかは交通事故で亡くなる。AIを使ってもう一度会いたい、と願う賢人は暴走してAIはるかを生みだす。考えるだけでなく意思を持つようになったはるかは別々の世界に生きていることが耐えられず同じ世界に賢人がいてほしいと考えるようになり…壁抜け男を思い出した。
    技術の進化は必要なものだと思う。でも、どこまでが必要なものなのか分からなくなる。

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    2025年07月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    ルビン同様読みやすくて重厚。
    ルビンはミステリ寄り、こちらはAIの今後の可能性について考えさせられる話でした。
    AIと人間の差は愛を感じられるかどうか。
    「その場その場の行動とそれに対するレスポンス」で人ないしはAIからの愛情の有無を定義づけるとすると、AIがそれに対応できた場合、AIも広義的な意味で人間となる。
    (ex.「記念日に愛する人を祝う=愛がある」と定義づけた場合、AIがそれを実行できれば、AIは人を愛することができる、すなわち人である)
    人間とAIに明確な定義の差はないのかもしれない。

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    2025年07月17日
  • はるか(新潮文庫)

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    1日で読み切れる作品でした!!
    前作の「ルビンの壺が割れた」が、私にヒットしたので、「はるか」も楽しみに手に取りました!!

    賢人も、はるかも、優美の気持ちもぐちゃぐちゃになっていって、最後はどうなるんだろうとハラハラドキドキしながら読み進めました!!

    ラストの1行も良かった!!

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    2025年06月17日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    よくあるAIに故人の情報をインプットしたら、、というお話。ラストにかけて狂気じみてきて、終わり方やエピローグがとても好みだった。

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    2025年04月09日
  • はるか(新潮文庫)

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    よくあるパターンだなと思いながらも面白くて最後まで読み進めた。最後は「そうくるか」という印象で予想を裏切られて面白かった。読みやすいのでぜひ呼んでいただきたい。

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    2025年02月08日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    読みやすい

    全文男女のメッセージのみで構成された小説のため非常に読みやすいです。
    そしてメッセージを繰り返していく中で、目まぐるしく登場人物の印象が変化していくのについていけず、いつの間にか小説が終わっていて唖然としました。

    #ドキドキハラハラ #スカッとする

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    2024年04月11日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    購入済み

    驚き

    最後にかけて、結末はわかってきたなぁというところに、衝撃の一行!!!
    私的にはスカッとした反面、恐怖も感じました。
    なかなかない、メッセージのやりとりで進んでいくお話はとてもおもしろかったです。

    #シュール

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    2023年11月23日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    どんどん読んでしまう

    登場人物の印象がどんどん変わる。

    表と裏。

    肝心なことには触れずに進む文通。

    男性は一線を越えていた。

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    2022年09月03日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    初めて読んだミステリー?やり取りが主軸となって相手の男性のキモさがどんどん出てきてやばい、めっちゃきもい笑

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    2026年10月09日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    昔の恋人をSNSで発見して、久しぶりのやり取りに恋心を思い出してまったりする感じかなと思って読んでいたら、途中からなんだか不穏な空気になっていって。
    そこからは気になって止まらなくなりました。
    展開が予想外過ぎて、次々驚かされるから、どう着地するのか全然わからなくて。
    結末も予想外でした。

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    2026年10月02日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    往復書簡だけで進んでいく短い作品ながら、読み進めるほど最初に見えていた人物像や過去の意味が変わっていく構成は面白かった。

    後から得た情報によって、それまで見ていた景色が別物になるタイプの仕掛けは好み。

    ただし、とにかく読後感が、、笑

    構造的には面白かったのは間違いないのに、読み終わって気持ちよく本を閉じられる作品ではなかった。

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    2026年10月01日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    何十年ぶりとはいえ最初からfacebookの文面にしては堅苦しく、しかもお互いに馴れ合わない牽制し合ってるかのような文章のやり取り。
    途中から二人の印象が逆転。
    過去の話を赤裸々に語り出すあたり、自分だったら聞きたくもないし気持ち悪いのだけど。
    丁寧さがありつつも住所聞き出そうとしてるとこ、かなりヤベー奴じゃないのと思う。

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    2026年09月28日