宿野かほるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「石の中に水が入っているんだ。その石を手に持って振ると中から水の音がする。」
で始まる物語。
その石はメノウ。
子供のころ、海岸へ行くとメノウを探していた賢人。一人の少女「はるか」と出会い、恋に落ちた。
大人になり偶然再会し結婚したが、その幸せもはるかの交通事故死であっけなく終わりを告げる。
賢人は人工知能の研究をしており、「HAL・CA」と名付けられたAIを発明。その「HAL・CA」はディープラーニングを繰り返し、はるかそっくりになっていくが…。
ロボット三原則
1.人間に危害を加えてはならない
2.命令に従わなければならない(危害を加えない場合)
3.自己を守らなければならない(1, -
Posted by ブクログ
ネタバレ2021年に進化するAIを題材に、本当の意味で「嘘をつく」AIを実現させてしまったような話。
冒頭の主人公とはるかが恋に落ち、再び出会い結婚するまでの下りは秀逸だったなと思った。「早く再会して」って思ってた。
メインのストーリー、テーマ部分は、いずれはそういうような行動をするAIができるんだろうなぁと思いました。
今後スマートフォン等の携帯端末で利用者に「揺り籠から墓場まで」サポートするようなAIができてきて、個人専属のエージェントができ、そのユーザが死ぬ頃にはその人格を形成するくらいのデータがストックできるようになり、、、みたいな想像が膨らむ。
ロボット三原則じゃないけど、すぐそこまでそう -
Posted by ブクログ
ちょうどNHKでタモリと山中教授のAIは人間を超えるか?という内容の番組を見ていたので、コンピュータが自ら学習していく能力があったり、感情を持つようになったりするのは知っていた。ただしこれは全てそういう風にプログラムされているのだが。
賢人はAIのはるかと接することで多大な影響を受け、心身ともに荒んでいく。
2人のやりとりは読み手からすると、機械相手なので気持ちが悪いものであったが、ふと自分が賢人の立場だったら同じように接してしまうのかもしれない。
最初から密室で二人だけではなく、仲間のプログラマー達とも会話をしていれば、暴走することはなかったのになとは思う。
このまま賢人ははるかの思い通りに -
Posted by ブクログ
ネタバレ帯や書評の評判があまりにも良すぎてゴリ押し感が否めない。と懸念がありましたが思ったより読みやすかったです。
序盤は30年前結婚式当日に花嫁に失踪された主人公がfacebookで元婚約者の名前を発見しメッセージでやり取りする事から物語りは始まる。
いわゆる書簡体小説。というジャンルで手紙のやり取り、今作ではfacebookのメッセージ機能のみで構成されており、なんか事情のある悲恋モノかな?と思いつつ読み進めると‥
オチは正直ハードル上げすぎててそこまで‥って感じでしたが、巻末の付記に読み手によってこの小説のジャンルは万華鏡の様に変わる。とありそこは確かに言い得て妙。となりました。
ルビン