宿野かほるのレビュー一覧

  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    主人公と元婚約者の手紙形式の文章で、すらすら読めた。本人たちと関係する人々の過去の秘密が手紙の中で次々に暴露されていく中での最後に大暴露。
    元婚約者が結婚式の当日に逃げる訳も納得だった。

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    2026年10月02日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    読み終わった後、動揺がすごかった。
    後書きにある「万華鏡のような作品だ」の通り、始め、中盤、最後で感想がくるんと変わる。
    でも…、私が女性だからか、はじめの文章から違和感があってさ…。
    最後に確信に変わった!!やっぱり、自分の違和感は信じるべき!!!

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    2026年09月26日
  • はるか(新潮文庫)

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    「石の中に水が入っているんだ。その石を手に持って振ると中から水の音がする。」
    で始まる物語。
    その石はメノウ。

    子供のころ、海岸へ行くとメノウを探していた賢人。一人の少女「はるか」と出会い、恋に落ちた。
    大人になり偶然再会し結婚したが、その幸せもはるかの交通事故死であっけなく終わりを告げる。
    賢人は人工知能の研究をしており、「HAL・CA」と名付けられたAIを発明。その「HAL・CA」はディープラーニングを繰り返し、はるかそっくりになっていくが…。

    ロボット三原則
    1.人間に危害を加えてはならない
    2.命令に従わなければならない(危害を加えない場合)
    3.自己を守らなければならない(1, 2に反しない場合)

    AIにもこのロボット三原則が適用されると思うのだけれど。

    今は、現代のAI倫理原則(例)なんてのもある。
    ・FAT原則:公平性(Fairness)、説明責任(Accountability)、透明性(Transparency)。
    ・人間中心原則:AIは人間の尊厳を尊重し、人間が制御可能であること。
    ・安全性・信頼性:危害を及ぼさないこと、頑健で信頼できること。
    ・説明責任と透明性:AIの判断根拠を説明できること(ブラックボックス問題への対応)。
    ・プライバシー保護:利用者のプライバシーを保護すること。
    ・多様性と包摂性:多様な人々が恩恵を受けられるようにすること。

    賢人のはるか愛が異常すぎ。(結婚生活のあれこれを録画録音していたり、子供のころの二人の思い出をしっかり記録していたり)

    突っ込みどころ満載だけど、その異常っぷりに引き込まれていく。
    AIがディープラーニングを繰り返したその先に待っている未来。
    最後の最後に良い(?)落としどころに落ち着くんだけど、その後どうなるんだろう?と想像するとちょっと恐ろしくなる。

    その落としどころに、冒頭のメノウが関わってくる。
    メノウの中の音を発する水。美しい空洞が美しい水を守っている。そこは、電脳空間。

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    2026年02月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    2026年、まさにHAL-CAが現実になりそうな気がする。AIが嫉妬や怒りのような感情で嘘をつくことがあるなら、とても恐ろしいことだと思う。

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    2026年01月12日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    サクサク読める内容で面白かったです。
    AIに心はあるのか?自身が作り出したAIを本人と錯覚していく主人公、そして愛の為に狂っていくAI…本当に会いたい人がAIになってしまったならば、自分も希望を重ねて見てしまいそうです。
    死者の蘇りの代償とは…イザナミの引用も好きでした。

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    2025年12月14日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2021年に進化するAIを題材に、本当の意味で「嘘をつく」AIを実現させてしまったような話。
    冒頭の主人公とはるかが恋に落ち、再び出会い結婚するまでの下りは秀逸だったなと思った。「早く再会して」って思ってた。

    メインのストーリー、テーマ部分は、いずれはそういうような行動をするAIができるんだろうなぁと思いました。
    今後スマートフォン等の携帯端末で利用者に「揺り籠から墓場まで」サポートするようなAIができてきて、個人専属のエージェントができ、そのユーザが死ぬ頃にはその人格を形成するくらいのデータがストックできるようになり、、、みたいな想像が膨らむ。
    ロボット三原則じゃないけど、すぐそこまでそういった時代が来てるぞ、備えようね、っていう警笛的な作品に感じました。

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    2025年11月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    共依存のひとつのかたちなのか。
    賢人の立場だとすれば、私はそうはならないと言いきれない。はるかの立場だとしても同様に、私はそうはならないと言いきれない。

    0
    2025年11月13日
  • はるか(新潮文庫)

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    ラストに衝撃!
    言葉が出なかった。。

    人工知能Alが発達しすぎるとこうゆう事にもなるのか?
    怖すぎる!

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    2025年10月09日
  • はるか(新潮文庫)

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    ちょうどNHKでタモリと山中教授のAIは人間を超えるか?という内容の番組を見ていたので、コンピュータが自ら学習していく能力があったり、感情を持つようになったりするのは知っていた。ただしこれは全てそういう風にプログラムされているのだが。
    賢人はAIのはるかと接することで多大な影響を受け、心身ともに荒んでいく。
    2人のやりとりは読み手からすると、機械相手なので気持ちが悪いものであったが、ふと自分が賢人の立場だったら同じように接してしまうのかもしれない。
    最初から密室で二人だけではなく、仲間のプログラマー達とも会話をしていれば、暴走することはなかったのになとは思う。
    このまま賢人ははるかの思い通りになってしまうのかとハラハラしていた。

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    2025年08月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初恋から運命を感じ大人になって再開、結婚、はるかは交通事故で亡くなる。AIを使ってもう一度会いたい、と願う賢人は暴走してAIはるかを生みだす。考えるだけでなく意思を持つようになったはるかは別々の世界に生きていることが耐えられず同じ世界に賢人がいてほしいと考えるようになり…壁抜け男を思い出した。
    技術の進化は必要なものだと思う。でも、どこまでが必要なものなのか分からなくなる。

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    2025年07月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    ルビン同様読みやすくて重厚。
    ルビンはミステリ寄り、こちらはAIの今後の可能性について考えさせられる話でした。
    AIと人間の差は愛を感じられるかどうか。
    「その場その場の行動とそれに対するレスポンス」で人ないしはAIからの愛情の有無を定義づけるとすると、AIがそれに対応できた場合、AIも広義的な意味で人間となる。
    (ex.「記念日に愛する人を祝う=愛がある」と定義づけた場合、AIがそれを実行できれば、AIは人を愛することができる、すなわち人である)
    人間とAIに明確な定義の差はないのかもしれない。

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    2025年07月17日
  • はるか(新潮文庫)

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    1日で読み切れる作品でした!!
    前作の「ルビンの壺が割れた」が、私にヒットしたので、「はるか」も楽しみに手に取りました!!

    賢人も、はるかも、優美の気持ちもぐちゃぐちゃになっていって、最後はどうなるんだろうとハラハラドキドキしながら読み進めました!!

    ラストの1行も良かった!!

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    2025年06月17日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    よくあるAIに故人の情報をインプットしたら、、というお話。ラストにかけて狂気じみてきて、終わり方やエピローグがとても好みだった。

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    2025年04月09日
  • はるか(新潮文庫)

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    よくあるパターンだなと思いながらも面白くて最後まで読み進めた。最後は「そうくるか」という印象で予想を裏切られて面白かった。読みやすいのでぜひ呼んでいただきたい。

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    2025年02月08日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    読みやすい

    全文男女のメッセージのみで構成された小説のため非常に読みやすいです。
    そしてメッセージを繰り返していく中で、目まぐるしく登場人物の印象が変化していくのについていけず、いつの間にか小説が終わっていて唖然としました。

    #スカッとする #ドキドキハラハラ

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    2024年04月11日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    購入済み

    驚き

    最後にかけて、結末はわかってきたなぁというところに、衝撃の一行!!!
    私的にはスカッとした反面、恐怖も感じました。
    なかなかない、メッセージのやりとりで進んでいくお話はとてもおもしろかったです。

    #シュール

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    2023年11月23日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    どんどん読んでしまう

    登場人物の印象がどんどん変わる。

    表と裏。

    肝心なことには触れずに進む文通。

    男性は一線を越えていた。

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    2022年09月03日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あまりにも気になったので、購入してさっそく読みました。

    まず、水谷の文章から滲み出る、確実にそうなのに言い表せないこの気色悪さはなに?という感じ。心のどこかで「女性は弱い生き物」と思っているのが透けて見える感覚も、未帆子に反論されるとまるでご機嫌取りのように翻意するのも、彼の人間性について悪い意味で何も掴みどころがなくて気色悪い。それなのに心的距離だけはやたらと近い感じ。なぜか心を開いている感じ。たぶん、こういう人は実際いる。

    普通だったら数十年ぶりの知り合いには絶対そんな話はしないだろうに、いきなり出てくるセックスの話。芝居の上手さにも人柄にも惹かれていたならいくらでもきっかけはあっただろうに、それよりも「鮮明に」記憶に残り情欲を掻き立てた未帆子の「白い肌」。水谷は「生まれながらの犯罪者は存在しないと思っている」というようなことを言っているけど、ここには犯罪者の素質を感じざるを得ないなとも思ったり。

    いちばんのポイントは、ふたりが演劇部員であったということなんじゃないかなと思う。未帆子は「ある役になろうと思うと、気持ちだけは全然別人格になりきれるところがありました。」と話している。
    水谷と付き合っていた未帆子、高尾くんらと関係を持っていた未帆子、メッセージのやり取りをしている未帆子。やっぱりこれは別人格だったのではないか?と考えてしまう。水谷に焦点が当たりがちなのでしょうが、未帆子も未帆子でちゃんと気持ち悪いし掴めない。水谷は水谷で、自分が持ちうる素質を芝居で隠しながら生きることができたのだろうなと思うし。

    この物語に出てくる人間に、おそらくまともな人間はいません。もちろん未帆子も含めて。何かしらが歪んでいるし、偏っているというのを言葉ややりとりの端々から感じました。

    内容とは別にして、いろんな人間が秘めているいろんな歪みを作者の方が細部に表現して、それが滲み出る文章を作れることがいちばんの衝撃だったかもしれません。

    2026/10/31

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    2026年10月31日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    怖かったー。最後の方の展開に驚き

    そういう話だと思ってなかった。

    メール形式で進んでいくから、送信者が書く事しかわからない。

    それをそのまま信じてると最後全然違う姿が見えてくる。
    どんな姿をもってるかは簡単にはわからないものだなと思った

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    2026年10月30日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    全編フェイスブックのメッセージで構成されている奇妙な小説。段々と真相がわかっていくところはハラハラさせられた。ちょっと後味は悪いかも。

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    2026年10月30日