宿野かほるのレビュー一覧
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匿名
ネタバレ 購入済み二転三転
最初は今に絶望し、遠い昔の元カノに執着する哀れなおじさんと隠し事をしていた元カノの不思議なメールのやりとりだったのが、後半にかけて二転三転し印象が全く変わったのは面白かった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ学生時代を懐かしむようなメッセージから始まるが、やりとりが続くにつれてその内容が徐々に深みを増し、驚きの事実が次々と明かされていく。登場人物については、正直共感しづらかった。叔父と優子の関係性や、契約金を持ち逃げした人物など、人間の生々しさや醜さが強く描かれているように感じられた。結婚式に来なかった理由を幾度となく訊かれても、一向に明かそうとしない未帆子。その一方で、叔父と決別してまで彼女と一緒になる決断をした一馬のことが、最初は気の毒に思えた。だが、最後の数ページを読んで、それまでの自分自身の想像が全て覆されてしまった。もし一馬が犯罪に関わっていたのだとすれば、不本意ではあったと思うが、結婚
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Posted by ブクログ
ネタバレ最初から最後までメールでのやりとりの作品で、かつての婚約者ををSNSで発見し、
懐かしくも苦い気持ちが残しつつ、かつての婚約者と現在の自分の状況や過去の話、穏やかなやりとりを続けていくのかと思いきや、どんどん話は不穏になっていく。
面白かったです。
二度読み禁止、と言っても過言ではない作品でした。
会話形式で進んでいく流れが読みやすく、ページ数自体も少ないため、さくっと読むことができました。
この作品がどういうものなのか何も知らずに読んだのですが、個人的には写真を引き伸ばした~のあたりで、異様さを感じており、住所を聞こうとしたあたりで不信感がMAXでした。
SNSでは個人情報をもらさないよ -
Posted by ブクログ
ネタバレ『ルビンの壺が割れた』は、結城未帆子宛のメッセージから始まる。送り手の水谷一馬は、フェイスブックで偶然見かけた「未帆子」という名前を手がかりに、友人リストや写真を辿り、昔の知人ではないかと確信してメッセージを送る。その執着の仕方がまず不気味で、返事がないまま送り続ける姿に、これは妄想に取り憑かれた男の話なのではないかと身構える。ところが未帆子から返信が来た瞬間、読み手の足場は崩れる。水谷の話は単なる妄想ではなく、少なくともかなりの部分が事実らしい。そこから、大学時代の演劇部での出来事やふたりの関係が、往復するメッセージのなかで少しずつ明らかになっていく。相手に向かって書かれた文章である以上、そ
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Posted by ブクログ
「石の中に水が入っているんだ。その石を手に持って振ると中から水の音がする。」
で始まる物語。
その石はメノウ。
子供のころ、海岸へ行くとメノウを探していた賢人。一人の少女「はるか」と出会い、恋に落ちた。
大人になり偶然再会し結婚したが、その幸せもはるかの交通事故死であっけなく終わりを告げる。
賢人は人工知能の研究をしており、「HAL・CA」と名付けられたAIを発明。その「HAL・CA」はディープラーニングを繰り返し、はるかそっくりになっていくが…。
ロボット三原則
1.人間に危害を加えてはならない
2.命令に従わなければならない(危害を加えない場合)
3.自己を守らなければならない(1,