宿野かほるのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ高評価と短さに惹かれて購入
短編ながら非常に面白かったです。
登場人物ほぼ全てが一見立派で良い人ですが、裏に何かしら歪な心を持っています。
水谷は頼りになる部長ですが殺人犯です。
未帆子は美しい演者ですが貞操観念は壊れています。
水谷の親戚の人々は普段優しいですが、孤独な子供を引き取ることはしません。
もちろん環境的な要因はあるでしょう。大人の女性に裏切られた水谷が貞操観念が壊れていない少女に救いを求めるのも、
金のために風俗で働く事になった未帆子が知り合いだろうが誰とでも関係を持つ事に無頓着になるのも、良いか悪いかはさておき、わからなくはないです。
ルビンの壺は見方によって壺であっ -
匿名
ネタバレ 購入済み二転三転
最初は今に絶望し、遠い昔の元カノに執着する哀れなおじさんと隠し事をしていた元カノの不思議なメールのやりとりだったのが、後半にかけて二転三転し印象が全く変わったのは面白かった。
-
Posted by ブクログ
フェイスブックのメッセージのやり取りだけで進むストーリー
こんな読書体験初めてで、話の着地点が全く予想出来ずにページを捲り続けた
メッセージの送り主は水谷
受け取り人は美帆子
約30年前、2人は大学の演劇部で知り合い婚約をしていたが、結婚式当日に美帆子は蒸発したらしい
最初は偶然フェイスブックで見つけたのでメッセージを送ったという世間話から、大学時代の思い出話に花を咲かせる
ところが水谷が美帆子の前にいた婚約者の話をしだしたあたりから雲行きが怪しくなる
気持ち悪いのだ、水谷が
まるでSNSにウジャウジャいる勘違いしたオヤジたちみたいに
自分が永遠にモテたり永遠に力があったり永遠 -
Posted by ブクログ
ネタバレFacebookを通してかつての恋人を見つけ、メッセージのやりとりをしながら学生時代の思い出を紡ぎいで行く恋愛物語、、と途中まで思っていました。
最後の方に一馬が殺人鬼へと様変わり。
一馬が人殺しを好むような描写が特になかったので、伏線回収を楽しむものではなかったなぁ、と思いながら読み終えました。
しかし、よく思い返してみると、メッセージの最後に住所を聞いたり、本名を聞いたりしていたんですよね。読んでいる最中は「なんか粘着質な人だな」としか思っていなかったけど、本気で探していたなんて。そして探し出してどうするかはもう明白。
未帆子が最初からその問いかけに対して取り合っていなかったのが伏線だ