宿野かほるのレビュー一覧

  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    SNSで話題なったらしい宿野かほる氏の妙作。
    FacebookのDMのやり取り形式で綴られるとある男女の物語。

    最初からどこか不気味に進んでいくやり取りに気づけばのめり込んでいました。
    惹き込み力が非常に強く200ページもないのでおそらく一瞬で終わると思います。

    徐々に明かされていく過去と最後に明かされる衝撃の事実。

    この一瞬の読書の旅に秘められたエネルギーは計り知れない...
    しばらく放心状態になっても責任は取りませんのでご了承ください。

    そして最後の一文までどうぞお楽しみいただけたら幸いです。

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    2025年11月30日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    短さと読みやすさはどの小説の追随を許さないと感じました。思えば最初のやり取りからぎこちなさ片方だけが長い文章…執着してるなと思ったらそういう理由があったのか
    決して語らなかった結婚式に来なかった理由それが最後に判明してゾワゾワってきました。
    最後にかけての盛り上がりがドキドキして、思わずあ、まじかと声が出ました。
    ゆっくり読んでも2時間かからないと思います。

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    2025年11月12日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    普通に「え……?」となって、そこから笑いが吹き出してきた作品

    講評にある通り、これは分類できないジャンルの小説である。そして、作品タイトルのセンスの良さが内容をしっかり照らしている。バランスが取れていないようで取れている。
    だからこそ読みやすく進む。


    いやー色んな人の解説が読みたい。
    どうやってこんなラストに仕上げれるんだろう。まじで過程が知りたいわ。
    解説みてきます。

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    2025年10月19日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    短いのに面白かった!!!未だかつて見たことの無いFacebookのDMのやりとりで進んでいってこの女なんなんだ…と思ってたらガビーン‼️気持ち悪いのは男でした!序盤で昔の恋人をFacebookで見つけて返信がないのにメッセージを送ってその人が描いて載せた絵を無断でダウンロードして引き伸ばして額縁に飾るのは気色悪いと思ってたけど段々男の印象が良くなって忘れてた…

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    2025年10月01日
  • はるか(新潮文庫)

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    【人間はバカ】
    小説です。

    仲間に教えてもらって読みました。

    おもしろい!

    エピローグがいいです。

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    2025年09月28日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    何度も本の名前を聞いていたのに、なんでもっと早く読まなかったんだろうって思った(笑)。

    最初は愛し合っていた二人が結婚することが出来なくなって互いに未練があるのかなと思っていた。特に男性側が強い未練がある感じがした。けど女性陣の浮気や腹黒さがわかった時は、やっぱ女の人は怖いなと思ったのに、その後すぐ男が実はロリコンで殺人犯ってことが明らかになって、登場人物の人柄が180変わるのが面白かった!

    途中で美帆子の住所や名前、子供のことを聞いているシーンは鳥肌。全然教えない美帆子の考えが一瞬で理解できた。強いて言えば、幼女好きってことを物語の途中でサラッと表現していたら最後に伏線回収してさらに面白

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    2025年09月24日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    どんどん読めた 共感するところも応援するところもないんだけど、人の交換日記をのぞいてるようで、ちょっとドキドキしながらテンポよく読めた。暇潰しの読書にはピッタリ。

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    2025年12月02日
  • はるか(新潮文庫)

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    「ルビンの壺が割れた」を執筆、一世を風靡した覆面作家 宿野かほるさん。

    本書ほどいい意味で期待を裏切ってくれて、なおかつ深い悲しみを抱かせてくれるどんでん返しは他にないですね。

    シンプルに「読んでよかったァ」って思いました。

    AIが普及し始めている今日この頃。死んだ人すらAIが声や生前の姿を補完し、再現できつつあります。本作はそんな世界観を繊細に、そして情緒的に描ききってくれています。

    AIは機械だから感情なんて持てない。とお思いの皆さん。さて本書を見ても胸を張ってそう言い切れるでしょうか?ぜひ、読んで確かめてみてください。

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    2024年09月20日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    二転三転

    最初は今に絶望し、遠い昔の元カノに執着する哀れなおじさんと隠し事をしていた元カノの不思議なメールのやりとりだったのが、後半にかけて二転三転し印象が全く変わったのは面白かった。

    #怖い

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    2024年08月30日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    匿名

    ネタバレ

    考えさせられた

    世間にはいろんな犯罪があり、
    人は生きていれば色んな経験をする。
    彼は自分の犯罪を薄めようとしたのだろう。
    周りにはこんなに嘘をつく人がたくさんいて
    自分はそれに翻弄されたんだと。
    だから我を失っただけで、自分が犯したことなんて本性でもないし、大したことない。
    むしろ自分は被害者なんだと。
    そんなの認められるわけない。
    あなたが犯した罪は1ミリも薄まらないし、消えない。

    大どんでん返しと言うには少し違うかな。
    命尽きる前の悪あがきと言ったところ。

    #深い #ドキドキハラハラ

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    2024年05月28日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ディストピア、やっぱり前作と変わらず読んだ後に放心状態になってしまう。この作品はaiが自我を持ってしまう様が描かれていて近い未来に起きてしまう可能性があることが怖くなった。制作者を洗脳し嘘まで作り殺人未遂まで人に犯させる、そんな世界には行きたくない。人はさらなる探究心で技術研究を今も続けている中でchatgdpができた現在から人が脳をコンパクトにする片鱗が見え始めた。中学生の頃の人と繋がる喜びがあるままで居たかったがもう止まれまい。

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    2024年05月06日
  • はるか(新潮文庫)

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    ルビンの壺が割れたが面白かったので、2作目。

    宿野かほるさんの作品は、内容が頭に入ってきやすくて読みやすいので好きです。

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    2024年04月20日
  • はるか(新潮文庫)

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    ルビンの壺も衝撃を受けましたが、それを超える衝撃。
    AIをテーマにした物語は今の時代背景とあってリアルだった。近い未来、この小説のようなことが本当に起きそうだという興奮と、ある種の怖さのようなものを感じた。
    物語に直接関係はないが、その道のプロと遜色ないと思えてしまうほど、宿野先生のAIに対する知見の深さにも圧巻された。
    先生の次回作にも期待したい。

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    2024年04月01日
  • はるか(新潮文庫)

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    『ルビンの壺』の次作品

    サクッと読めるのでオススメ。
    ルビンの壺よりテンポよく小気味の良い面白さがあります。
    そして断然こちらの方が濃い内容でした。
    2017年刊行の小説ですが、7年後の今の方がより一層身近に感じるかも。
    それほど〝AI〟の進化(あえて進化と言わせてもらう)について興味深い内容の話なのです。
    その筋に詳しい方はもとより、そうじゃない人も勘が良ければオチは想像ついちゃうけど、それ以上にそこに辿り着くまでが面白い!
    AIが、というより、やはり人間の愚かさ嫌らしさがどうしようもなく面白いw

    ったくもう〜!



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    2024年03月15日
  • はるか(新潮文庫)

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    みずみずしい恋愛小説でもあり、愛おしい。おもしろかった。ルビンと同じくらい。種類は違うが。すべてがFになるって小説、全く関係ないが、思い出した。

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    2024年03月09日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    全てが2人の手紙のやり取りで進んでゆく。付き合っていた時は、お互いの事を知らなかった。
    ひょんな事からまたネット上で再会する2人。こんな良いお付き合いをしていた2人がどうして結婚できなかったの?と読み進めた。最後はハッピーエンドになるか?と思いきや…。衝撃を受けた。

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    2025年12月01日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    facebookのやり取りが進んでいくにつれて、全貌が明らかになって行く物語になっており、最初の段階では想像できない結末が待ち受けています。個人的にはこの手のどんでん返しは結構好きなので面白かったです。久しぶりに小説を読みましたがやはりエッセイや啓発本とは違う良さがあるなと感じました。

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    2025年11月29日
  • はるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2021年に進化するAIを題材に、本当の意味で「嘘をつく」AIを実現させてしまったような話。
    冒頭の主人公とはるかが恋に落ち、再び出会い結婚するまでの下りは秀逸だったなと思った。「早く再会して」って思ってた。

    メインのストーリー、テーマ部分は、いずれはそういうような行動をするAIができるんだろうなぁと思いました。
    今後スマートフォン等の携帯端末で利用者に「揺り籠から墓場まで」サポートするようなAIができてきて、個人専属のエージェントができ、そのユーザが死ぬ頃にはその人格を形成するくらいのデータがストックできるようになり、、、みたいな想像が膨らむ。
    ロボット三原則じゃないけど、すぐそこまでそう

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    2025年11月28日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    どんでん返し系でページ数も少なく、またメッセージ形式なのでとても読みやすかった。
    ずっと「ん?こいつ、なんか変なやつやな、、、」ってのが続いて続いて続いて、最後やっぱりこいつおかしいやつだったな、ってスッキリなれる本でした。
    内容もわかりやすいしおすすめ。

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    2025年11月28日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    結末で驚き、錯覚に気付かされる物語。なかなかネタバレしないように感想を書くのが難しくほったらかしになってました✨️諦めてAIによる感想投稿です。

    ある男女がSNS上で再会し、メッセージを交わすところから始まる物語です。かつて恋人だった二人が、過去の記憶をたどりながら、少しずつ心の距離を縮めていくように見えます。しかし、やりとりが進むにつれて、記憶のズレや違和感が浮かび上がり、「何かがおかしい」と感じ始めます。

    この作品は、文章がすべてメッセージ形式で進行するため、まるで自分がそのやりとりを覗き見しているような臨場感があります。そして、タイトルにもなっている「ルビンの壺」が象徴するように、見

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    2025年11月15日