宿野かほるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
書簡体小説でメッセージだけで描かれる文章だから、テンポ感も良くて読みやすい。
話も時間もぽんぽん進むから読みやすいが故に1ページ捲る事に、万華鏡のように色んな事実が判明して驚きの連続。
最初は昔の恋人にメッセージを送ったのだと思って浸ってたけど、徐々に不穏な雰囲気が漂う。
優子との婚約破棄、引越しの際に発覚する叔父と優子の関係、未帆子のソープで働いてたこと、高尾くんと肉体労働を持っていたこと、そして結婚式の前の日に未帆子が消えたこと、未帆子が髪飾りを見つけたこと、そして幼女殺人容疑で逮捕されたこと。
過去を懐かしんでメッセージを送ってたのではなく、自分の人生が狂ったことを他責しているからこそ、未帆子をたまたま見つけたのか恨んでたからなのか、ころすためにメッセージを送っていた。
しかも住所や今の苗字などの所在が分かりそうなことを、過去を懐かしんでエモーショナルな雰囲気で聞いてること。それを聞いて探して殺しに行こうとしてたんだろうな。
未帆子は敢えて返事しなかったのに、1年とか開けてまで追いメッセージしてるのは怖いって。
この最初の雰囲気から、敢えて不審な雰囲気を漂わせ読者をワクワクさせる方法に感心する。
そして三谷がなにかしたんだろうなとは思ってたけどまさかこの幼女殺人容疑がメッセージに散りばめられていたのが凄すぎる。
読むのが面白かった。
でも未帆子も未帆子だと思う。
仕方ないとは言え高尾くんと関係持ったりしたり、未帆子にも良くないとこあったと思う。
ていうか心の中で殺したのって明確に殺意あったのでは。
アカウント消したのはなんでやろ。
あと不穏か雰囲気が漂い始めたタイミングで未帆子の過去を暴いて未帆子がやばいと見せかけたのも上手いな。 -
匿名
ネタバレ 購入済み二転三転
最初は今に絶望し、遠い昔の元カノに執着する哀れなおじさんと隠し事をしていた元カノの不思議なメールのやりとりだったのが、後半にかけて二転三転し印象が全く変わったのは面白かった。