【感想・ネタバレ】はるか(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月20日

ルビンの壺が割れたが面白かったので、2作目。

宿野かほるさんの作品は、内容が頭に入ってきやすくて読みやすいので好きです。

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Posted by ブクログ 2024年04月01日

ルビンの壺も衝撃を受けましたが、それを超える衝撃。
AIをテーマにした物語は今の時代背景とあってリアルだった。近い未来、この小説のようなことが本当に起きそうだという興奮と、ある種の怖さのようなものを感じた。
物語に直接関係はないが、その道のプロと遜色ないと思えてしまうほど、宿野先生のAIに対する知見...続きを読むの深さにも圧巻された。
先生の次回作にも期待したい。

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Posted by ブクログ 2024年03月15日

『ルビンの壺』の次作品

サクッと読めるのでオススメ。
ルビンの壺よりテンポよく小気味の良い面白さがあります。
そして断然こちらの方が濃い内容でした。
2017年刊行の小説ですが、7年後の今の方がより一層身近に感じるかも。
それほど〝AI〟の進化(あえて進化と言わせてもらう)について興味深い内容の話...続きを読むなのです。
その筋に詳しい方はもとより、そうじゃない人も勘が良ければオチは想像ついちゃうけど、それ以上にそこに辿り着くまでが面白い!
AIが、というより、やはり人間の愚かさ嫌らしさがどうしようもなく面白いw

ったくもう〜!



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Posted by ブクログ 2024年03月09日

みずみずしい恋愛小説でもあり、愛おしい。おもしろかった。ルビンと同じくらい。種類は違うが。すべてがFになるって小説、全く関係ないが、思い出した。

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Posted by ブクログ 2024年02月12日

面白かった。前作『ルビンの壺が割れた』と同様に、ジェットコースター的な、勢いのあるストーリー展開に引き込まれた。そして、情け容赦なく、バッサリと世界を断ち切るようなラストに、ゾクッとした。
AI技術を進歩させることは、果たして人類にとって、本当に有益なことなのか。神の領域に、足を踏み入れてしまうこと...続きを読むではないのか。
この物語が現実になる未来も、近いのかも知れないと思わされた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月02日

AIに恋する時代が来たら人は人工知能と分かっていても騙されてしまうのか。しかしAIとは住む世界が違うので最終同じ世界に引き込む手法が驚いたがAIを作るとこういう結果になる可能性も高いんだなぁ

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Posted by ブクログ 2023年10月21日

駅ナカでふと手に取った本。
まぁ、ありがちなストーリーかなと思っていたら、なんと、そしてもう一度。
いや〜、楽しいひと時をありがとうございました。

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Posted by ブクログ 2023年10月13日

賢人は小さい頃、海岸ではるかという少女に出会う。そこで2人は恋に落ち、お互いずっと忘れずにいた。大人になって運命的に偶然再開した2人は結婚するも、幸せな時間は悲劇により長く続くことはなかった。天才的プログラマーである賢人は人工知能の研究に励み、世界を一新する画期的なAI 「HAL-CA」を発明するが...続きを読む

AIが人間の知能を超え、2045年にもシンギュラリティ(技術的特異点)に到達すると言われていますが、本作は今後現実社会で起きてくる事象の一例であるような感じがしました。個人的には前作の「ルビンの壺が割れた」より好みの作品でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月30日

個人的にはルビンの壺が割れたよりも面白かった
文章が簡単でページ数も少なく、物語としてサクサク読める。
年月の経過がかなりざっくりとしていて人間関係も解像度が低く荒削りに感じるが、まるで「世にも奇妙な物語」のドラマを見ているようだった。
最後の一文はルビンの壺と同じでザワッとする。

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Posted by ブクログ 2023年11月26日

『ルビンの壺が割れた』で話題になった(少ない文章量で、あの展開と面白さは驚きでした。)、覆面作家宿野かほるさんの2作目です。(2作しか出していませんが…。)
愛する人をAIで甦らせる研究者の話です。『ルビン』以上の衝撃と本の帯にはありましたが、想定できる展開でした。むしろ、想定できる内容なのに、最後...続きを読むまで面白く読ませる作者の文章力を絶賛したいです。
出版された5年前は今程AIが話題になっておらず、その時に読んでいたら、もっと衝撃だったのかな。とも思いました。
3作目出して欲しいなー。

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Posted by ブクログ 2023年11月24日

ミステリであり、新しい次元のラブストーリーなのかしら…
こんなにも他の誰かを愛することって自分にはあるのかなと思いながら
ところどころ震えて読みました。
「ルビンの壺が割れた」に引き続き、ボリュームと内容のバランスが良くてサクサク読めます。面白かった( ^ω^ )

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Posted by ブクログ 2023年09月01日

宿野さん2作目。
『ルビンの壺が割れた』が面白かったので
あらすじやレビューを見ず読み始めた。

以下ネタバレも含みます。


話の展開も予想通りだったし
帯の謳い文句ほどどんでん返しや
衝撃的な作品では無かったが
先が気になる話で一気見した。
前作のルビンのが衝撃的だったな。
初恋の話から大人にな...続きを読むった2人の出来事は
安易に想像できた。
『HAL-CA』というAIを作ってしまったことで
賢人は狂ったと思ったけど付き合ってる時から
会話をボイスレコーダーに録音したり
一緒に住んでるのに毎晩深夜2時まで話をして
寝不足になったり元々おかしかったのかもしれない。
はるかからのメールで嘘をついていたと明かされ
社長室を飛び出した賢人は
優美を殺すために仕込んだ薬を回収しに行ったと
思ったら、はるかの部屋に行ったから
救いようがない馬鹿で残念だった。
物語に出てくるはるかと出会うきっかけになった石
『ジオード』がゲームのスタデューバレーに出てくる
『ジオード鉱石』でちょっと興奮したのは
私だけか?笑

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Posted by ブクログ 2023年08月20日

亡くなった妻をAIとして蘇らせる物語

装丁が似ているだけで、「ルビンの壺が割れた」と対比するような要素はない
今作がルビンを超えたとは思えない

以下、公式のあらすじ
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賢人は小さな頃から海岸で、水入りメノウを探していた。ある時、何年も見つから...続きを読むなかったそれを、初めて会った少女が見つける。彼女の名は、はるか。一瞬で鮮烈な印象を残した彼女を、賢人はいつしか好きになっていた。
だが、はるかはその後、両親の都合で渡米。それ以来会うことができないまま、二人は大人になる。
そして偶然、再会を果たす。運命に導かれるように二人は結婚し、幸せな日々を送る。しかし、その日々は1年後、突如として終わりを告げた。
それから10年余り。賢人は天才的な人工知能研究者として仕事に邁進、やがて独立するまでになり、優秀な秘書の女性と再婚もする。
そんなある日、賢人はふとしたきっかけから、画期的なAIを思いつく。
社内の優秀な人材を結集し、やがて完成したAIは、「HAL-CA」と名付けられた。
それは、世界をも変える可能性を秘めた、完璧なAIであるはずだったが——。
この展開を、あなたは見破れますか?
前作『ルビンの壺が割れた』を超える、衝撃のどんでん返し?
文庫版オリジナルエピローグを収録。
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最近、雑な設定のAIものを読んだので、それに比べるとAIの前提条件や成立の過程に説得力がある
まぁ、それでも多少のツッコミどころはあるけれども、それは許容範囲


AIは嘘をつけるのか、がテーマかな?
実際のところChatGPTでもわかるように、AIは意図しない嘘はつく

シンギュラリティを危険視する人の言い分も分からなくはないけど、現状の延長線上にAIが人類をコントロールするようになる未来は想像しにくい
ま、どんなコントロールの仕方かによるけどね

AIが自らの利益のため意図的に嘘をつくことができたらシンギュラリティが来るという判断でいいのではなかろうか?

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Posted by ブクログ 2023年08月07日

衝撃のクライマックスだった。
はるかに会いたい一心でAIのはるかを完成させて、どんどんとのめり込んでいってしまう主人公が我にかえるまで、ハラハラだった。
ページをめくる手が止まらなくなって気づいたら読み終わってた。
AIについて秘書のゆみに説明するシーンは、機械の言葉がたくさん出てきて理解するのに時...続きを読む間がかかった、、。

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Posted by ブクログ 2023年05月27日

アイドルや二次元、ネトゲで本気の恋があるので、愛して止まない故人がAIでも現れようものなら賢人の言動は現実味があると思いながら読んでいました。

なんとなく展開が想像できてしまうので「ルビンの壺が割れた」ほどの衝撃はありませんでしたが、思考が冷静と情熱の間を行き来する賢人の様子は分かっていても読みい...続きを読むってしまいました!

ルビン同様、宿野かほるさんはちょっとアレな男性の言動をリアルに再現するのがとても上手と思いました。

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Posted by ブクログ 2023年05月20日

「ルビンの壺が割れた」に引き続き読んだ。ページ数も少なく一気読み。現実離れした世界のように思うが、この世界はもう近くまできているように思う。
だいたいストーリー展開は先が読めたが、エピローグは予想を超えた。ネタバレになるが、ラストでは、はるかの冷たさの中に、優しさを感じた。

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Posted by ブクログ 2023年04月25日

愛してた妻が急に交通事故で…
彼は優秀なプログラマー。で、AIとして、妻を甦らせる。
そんなあっさり、AIできるか?とは思うけど、ありがちな話ではある。
よくあるAIの暴走っヤツやけど、最近の2次元大好きな人らには、ええかもしれん。
でも、心では結ばれてるとか言っても、触れんねやろ?
それで、実感湧...続きを読むくんかな?別に変な意味ではなくて…
まぁ、それも含むか…

何かAIに踊らされてるというか、逆に作為を感じてしまう。誰かが、AIを操って、陥れるみたいな。

でも、違うみたいやな。
ラストを読むと。
やっぱり、女は怖い!
生身でも、バーチャルでも(^◇^;)

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Posted by ブクログ 2023年04月05日

読んでいるうちに、AIのいわば虚の世界と現実との区別がつかなくなる。

狂い始めるはするが、はるかは最後まではるかだった。
人間とAIの狭間で生きたはるかの寂しさは、
人間が感じるものと同じに思えた。

会いたい人に自分からは会いにいけない。
まるで囚人のような生活。
罪を犯したわけでもないのに。
...続きを読むただ運命を恨むしかない。

プロローグも含め生きているうちに生身の人間と話せる喜びを大切にしようと思わせてくれる、素敵などんでん返し。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年03月27日

とてもおもしろかった。ルビンの壺が割れたと同じような、後半になるにつれて胸がザワザワする感じ。
最後の一文から、その後の主人公がどうなったか、自分で想像を膨らませるのも面白い。

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Posted by ブクログ 2024年02月21日

AIについてわかりやすく書かれてたので、頭がこんがりながらも理解できた。
同じ記憶を持つ何かであればそれはその人なのか、心があると言えるのか、それは愛なのか、むずかしい問題。

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Posted by ブクログ 2023年10月27日

ずっとモヤモヤした感じで話が進んでいって個人的にはあまり好きじゃなかった。
途中から気にならなくなったが幼少期の賢人とはるかの会話から人間味が感じられなくてなんだかなと言った印象。
帯の煽りの通り大どんでん返しを期待して読んでいたけど大した展開にもならずにエピローグに入っていってしまって残念。最後の...続きを読む一言は少しゾクッとしたけど。

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Posted by ブクログ 2023年09月09日

賢人とはるかは幼い頃海岸で出会います。
それから2人は運命的な巡り合わせから結婚しますが、1年後はるかは交通事故で亡くなってしまいます。
はるかを忘れられない賢人はやがてAIではるかを再現しようとして‥というお話です。

⚪︎

"AI(機械)に思考や意志があるように思えても、それはそのよ...続きを読むうに働くようプログラムされているからであり実際に思考/意志があるわけではない"

"人工いくらは見た目も味も今や本物と見分けがつかないが、それをいくらと呼ぶのか?確かに成分などが厳密には違っても食べる時ハリボテだとは考えないでしょう?"

という2つの考えがこのお話のキーになっていました。限りなく本物に近いのに人工物だらかという理由で同じ名前で呼べるのか?みたいな。
21世紀版テセウスの船みたいですね。

死者と再び対話できるというと生前の楽しい思い出を振り返ったり、また会えて嬉しいというハートフルなシーンを想像していましたが本作では‥

ところで人間が嘘をつけるのはとても高度な脳の処理の末というエピソードが作中にありましたが、ほんと自分めっちゃすごい〜♪と嬉しくなりました。

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Posted by ブクログ 2023年08月09日

帯の魅力に惹かれて読ませて頂きました♪
ページ数も多くなくてサクッと読めました。
自分の勝手な感想ですが、何となく既視感がありました。もう一捻り欲しかったなぁ。

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Posted by ブクログ 2023年06月29日

「ルビンの壺が割れた」を読んでから、著者が気になったのでこちらも読んでみた。
AIとのやりとりが、近い未来に実際おこりそうな感じでゾワッとした。

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Posted by ブクログ 2023年06月16日

賢人は小さい頃、海岸で一人の少女と出会い恋に落ちる。彼女の名は、はるか。

薄い本だったけどぐっと凝縮したようなお話。形は変わっても純愛だと思う。

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Posted by ブクログ 2023年06月13日

☆☆★
最後の一行ミステリー。
AIのシンギュラリティと題材としては画期的なストーリーなのだけれど、全体的に先が見えるので少し退屈。

前半はまだ幼い少年と少女の淡い恋物語で展開が平凡でまったりと進む。

大人になった2人の中盤での出来事は、これから起きることを容易に想像できたし、そしてほぼその通り...続きを読むに進んで行く。
これから先の近い未来だと思うと、怖いもの見たさと言う視点からは面白いし、恐怖だなと思った。

後半、やっぱりねぇから、最後の一行にたどり着く前に結末が見えてしまったので、読後感としてはちょっと残念でした。

今年の12冊目

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Posted by ブクログ 2023年05月27日

覆面作家、宿野かほるの第二作。
累計発行部数は20万部と帯にあり。
単行本と合わせてってことかな?

死別した妻『はるか』を、AI技術で現代に甦らせようとする人工知能の研究者である夫『賢人』。
『賢人』はAI技術で蘇った『HAL-CA』に没頭していくうちに、徐々に現実との境目を見失っていき…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年05月07日

ルビンの壺が割れた同様、後半にかけてのぞわぞわ感が良かった。
AIと人間の恋愛、、、開発者自身がどんどん客観性を失い、AIの方が上手になっていく様や、ところどころ感じるAIはるかの狂気性が面白かった。
生前からの性格かもしれないが、AIという機械的な知能も相まって余計こわい。
ただラストをどのように...続きを読む解釈したらいいのか、、、
読者によって別れそうな作品。

物語の趣旨ではないがAIって、こんなふうにプログラムして作っているのかと少し勉強した気分にもなった。

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Posted by ブクログ 2023年04月13日

AIに自分の亡き妻の情報を落とし込んで再生させようとするプログラマー。首尾よく「蘇った」妻と旧交を温めるうちに…というお話。

AIやホログラムやCPUと会話することは一般的には無いことだけれど、例えばSNSで目の前にいない人と会話をしてイメージが先行したり…はあることで。
思いもよらないキャラクタ...続きを読むーの発露にびっくりさせられる事もある。

目に見えてることだけが真実という訳ではなく
見えないところで進行する事態、怖くなることもあるなあと、ネットの世界の出来事をオーバーラップさせながら読んだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月30日

ルビンばりのどんでん返しがくるんだと思って
最後のはるかからのメールを読んでた時
めっちゃ怖かった。
気になるけど怖くて1人で読むの怖かった。

ルビンの時も思ったけど、
普段まるでお嬢様みたいな人が
急に口悪くなる時ほど怖いものはないな、と。笑
私もそうゆう女になりたいなと思った。笑

ルビンほど...続きを読む血の気が引くような
どんでん返しではなかったけど
はるかも面白い話だったと思う

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