花松あゆみのレビュー一覧

  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

    Posted by ブクログ

    動物村の働きたくないイタチを主人公にして童話のような展開で自然言語処理を中心とした人工知能の発達を描きます。人間なら簡単に理解できることを機械に理解させようとすることの難しさをイタチをはじめとした動物たちの言葉で面白おかしく表現しているところが逆に著者の研究における苦労を物語っているように思いました。

    0
    2021年01月10日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

    Posted by ブクログ

    働きたくないイタチって誰? 他ならぬオレやアンタだよ。でもそれあんまり関係ない。
    --------
    もうAI本飽きたよね。

    ではこの本はつまらないかって? 否。

    AIでどう堕落するか、失敗するか、それを動物の森(じゃないか)の住民たちが代弁して、少しずつすすめていってくれる物語、なのだ。

    最近電子書籍ばかり買っていて、この本が手元に届いたときに、装丁の美しさに息を呑んだ。いや本当は呑まなかったが、綺麗だなーと思った。

    僕は本にそういう機能は求めていないが、本以外には求めている。愛でたくなる、ということは大切なことだ。愛でなくていい本が多いから電子書籍に流れてしまうのだ。

    そういうこと

    0
    2022年06月01日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

    Posted by ブクログ

    まずタイトルと装丁が秀逸。内容も「寓話」と「解説」が交互に並び、直観と論理の両面を相互チェックするかたちで理解が進む。文章も極めて平易で一気読み可。中学生くらいの子供なら十分読めるのでは。言語処理について現在の人工知能ができること/できないことがわかるのはもちろんだが、それを通じて我々が現に操っている言語の面白さ/不思議さにも触れることができる。

    本書では、現在主流である「ビッグデータ」を利用してのAIを用いた言語処理の限界と、それを乗り越えることの困難さ(システムの無矛盾性に関するゲーデル的命題を思い出した)が提示されている。どれもなるほどと思えるものだが、ここではたと思い至ったのは、不完

    0
    2021年10月31日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    ゆったりした空気なのに、たまに冷たいかぜが吹く、そんなお話。(個人的感想)
    シリーズ化して欲しいなぁ。
    登場人物たちがようやく動き出したところなんだもの。
    みんなの行く先を見たい。

    0
    2025年11月04日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    ランチ酒が好きでこの本も手に取ったが、ご飯のシーンが想像より少なかった。

    作者の本へ対する愛情が感じられた。
    知らない本ばかり出てきて、次読みたいリストにいれた。こうやって今まで自分だけでは知ることのなかった本を知りるのはとても嬉しく思う。

    0
    2025年10月26日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    原田ひ香さんの作品。
    彼女の作品、私は好きでよく読んでいるのですが…。

    この作品は「???」が散りばめられたままだな、と感じました。
    続編があるにしても、途中でぷつりと止まってしまった感があります。
    途中までは面白く、ラストがどうなるのか気になっていたので…続編があるなら、各登場人物がどのような未来を選んだのか知りたいです。

    0
    2025年08月15日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    不思議だ。高城さんの妹の事は、どうなった?篠井さんの生い立ちと、伯母さんの話がいきなり展開される。どう消化すればいいのかわからない。とはいえソコソコ楽しめたので、星3つ。

    0
    2025年06月19日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて読んだけど、物語全体にまとまりがないような気がして残念。
    テーマがいくつもあるのに、どれもやや中途半端感がしてしまった。物語にちなんだ夜食カフェだけで深く掘り下げられててもよかったな、と思う。

    0
    2025年06月02日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    面白かった。面白かったけど、え、ここで終わっちゃうの?という唐突な終わり方。そして、タイトルのお夜食っていうほどお夜食はメインではなかった。どれもこれも美味しそうだし、選ばれたお夜食の出典も私の好みだった。だけど、なんというかとってつけたようなお夜食で、あまり物語とは連動しているような感じがなかった。私の読み間違いかもしれないけど。面白い小説の作家さんという印象の原田ひ香さんだから、期待値が高かったのかもしれない。
    ここのところ、いつも評価高めの私にしては、星が3つの出番が増えた。読み手側の気持ちの問題?時間が経てば、また違った評価になるのかもしれないな。

    0
    2025年05月19日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    本&料理の組み合わせは、読んでよかった古本食堂みたいなのではと思い期待したがテイストが違って少し残念だった。

    0
    2025年04月26日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    3プラスです(*^_^*)刻みたい...

    シリーズ化してほしいな、と思います。
    この後の皆さんがどうなったのか、気になりすぎます。

    0
    2025年04月22日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    もっとほのぼのを想像していたからほんのり不穏な感じで驚いた。
    ひとつひとつは筋が通っているしさもありなんという感じなのに描き方が不穏さを助長しているというか誘発している。

    なんかいい感じにハッピーエンドとはならずわりと現実的だから不穏だと思うのもあるかも?(いや現実的イコール不穏は違うだろう)

    コンセプト大好きなのになぁ……。

    0
    2025年03月26日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お夜食はあってもなくても良かったような気がします。

    最初から掃除のおばちゃんが不思議だったのよね。

    0
    2025年03月24日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    作家の蔵書が見れるのは面白いが、整理が大変そう。半端なところで終わってしまったので続編があるのだろうか。

    0
    2025年02月20日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    読みやすい本だった
    設定も、事件も、ほっこりする
    余韻は浅い
    考察することも特に思いつかない
    どーゆー本だったんだろう、、文庫本になったら解説者の文章読みたいなー

    樋口乙葉、登場人物はみなみ以外本が大好き
    篠井さんの伯母さんがオーナー
    木下さんの作るお夜食
    常連であり故人高城瑞樹の元愛人である二宮が起こす、本を盗って置く事件

    0
    2025年02月14日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても静かなお話でした。
    本を愛する、そして本の背後にあるストーリーを愛する人たちの静かなストーリー。
    時々、嘘や偏った思考、どす黒い気持ちが混じります。人間だものね。

    お夜食はあまり魅力的には映らず、うっかりするとこの本のタイトルを忘れてしまいそうだと思いながら読みました。

    ただ、オーナーが私は好きになれなかったな。偏屈過ぎるし、暗過ぎる。それに、中東の人たちと多少なりとも付き合いのある身からするとリアリティがないかなと。そもそも女性が単身で簡単に入国出来ないしね。

    乙葉が再生していく様子は、良かったです。

    0
    2025年01月29日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    原田ひ香さんの作品は初めて
    さくさく読み進められたけど、ここで終わり?とびっくりしてしまった
    続編に期待です

    0
    2025年01月03日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    面白かった、、、けど、なんとなくご都合主義な感じを受けた。誰もが知る作品に登場する料理を食べられる食堂があったら私も行ってみたい。

    0
    2024年11月20日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    設定は魅力的だったけれど、なんとなく主人公に感情移入できず。
    どのエピソードも消化不良というか、中途半端でスッキリしないし、かと言って余韻を楽しむという感じでもなく放り出された感覚が残ってしまいました…

    最後のオーナーの半生の話も駆け足すぎて残念。

    0
    2024年11月03日
  • 図書館のお夜食

    Posted by ブクログ

    ほの暗い印象の物語が得意な作家さん
    この作品も例外ではなかった
    スッキリ、しないけれど、それが現実に近くありのままだという気もする

    0
    2024年09月16日