大治朋子のレビュー一覧

  • 勝てないアメリカ 「対テロ戦争」の日常

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    米軍はあれだけベトナム戦争で苦労したのに2007年になる直前まで不正規戦、戦闘員と非戦闘員との区別がつかないような戦いを行うマニュアルもなかったそうだ。しかし、地元の役に立ち、住民の支持を受けながら戦いを終わらせると言うが、頼んでもないのにテロ撲滅という題目でやってきて戦争を始めて勝つことなど、どう考えてもできそうにないものだが。

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    2012年12月13日
  • 勝てないアメリカ 「対テロ戦争」の日常

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    長いと感じましたが、これぞジャーナリストのカガミと思わせてくれる。しっかりた視点があり、ひとりよがりも無く、正確なレポート。独断もなく、分析力もあり、的確にアメリカの現在を呼んでいると思う。
    対テロ戦争がどのようなものであるかよくわかった。

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    2012年10月05日
  • 歪んだ正義

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    ルポと学術書の中間くらいの不思議な語り口の本だった。字が大きいので意外と読みやすい。
    いささか単純化しすぎ?と思うこともあったけど、ふわっとしていた過激化要素が言語化された。
    「家庭と行政だけにヒトを育てる責任を全て負わせるのは間違い」というのはその通りだなと。外的要因はいろいろあるのにね。オーバーデューだ。

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    2026年02月16日
  • 「イスラエル人」の世界観

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    「ドイツ人がイスラエル人に対して強く出られない」という話には、正直なところ納得してしまいました。第二次世界大戦以降の歴史的経緯を考えると、ドイツ側にイスラエル人に対して配慮や遠慮が生じてきた面は、確かにあるのかもしれません。

    ただ、その一方で、この種の書籍ではイギリスにほとんど責任が問われていない点が理解できません。問題の発端を作ったのはイギリスであるにもかかわらず、なぜそこが深く掘り下げられないのか、疑問に感じます。

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    2026年02月09日
  • 「イスラエル人」の世界観

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    この問題、本当に、わからない。なんなのか。
    この問題に対して、なんらかの決断を下さなければならない立場にないことを有難く思うくらい、訳がわからないと感じる。

    著者、毎日新聞編集委員にしてはまともな書きっぷりだと思ってたが、結局のところイスラエルは酷い、と言う立場だと思う。

    ユダヤ人は被害者であったかもしれないが、今は逆の立場で加害者になっている。それでいいのかと。
    最終章、お互いの被害者が、被害意識を超えてお互いを理解することが大事だみたいな、確かに個人ではそれでいいんだろうが的なアホくさいことを書いている。

    イスラエルは業の国だ。

    ユダヤ教からキリスト教、それにたつ西欧文明の業を押し

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    2025年11月14日
  • 「イスラエル人」の世界観

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    もう少し学術的な本だと思っていた。
    やや古いけど、現地に滞在した著者の経験に基づくルポが大部分を占めるから、知らなかったことは多かったけど。

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    2025年11月08日
  • 人を動かすナラティブ

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    SNSなどで世論が醸成されたり誘導されたりするのは強烈なナラティブが中心にある。
    この現象は今とても重要であるが、AIが発展したあとにもナラティブの役割は存在するのだろうか?
    AIはナラティブを創造する?
    栗山監督、伊藤しおりさん、山上容疑者、ケンブリッジ・アナリティカなど実例が多く読みやすい。

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    2025年11月01日
  • 「イスラエル人」の世界観

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     あれほど悲惨なガザ地区を爆撃し続けるイスラエルの心情が理解できないので、この本を手に取りました。まずガザ地区はちょうど福岡市と同じくらいの広さと人口だとイメージすればいいのですが、違うのは高い壁で囲まれていて、食料から電力から全てをイスラエルに管理されている空のある牢獄だということです。食料は人間が最低限必要なカロリーの人数分しか搬入が許されず、しかもそれは他国の支援物資なのですからまさにナチスがユダヤ人を隔離したのと同じです。トイレは900人に一つ、シャワーは5000人に一つというのですから、日本の刑務所の方がずっとマシです。そんなガザ地区にハマスが潜んでいるからと瓦礫と化した地区の学校や

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    2025年10月02日
  • 歪んだ正義

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    膨大な文献と資料の後が窺えてその道を志す人にとってはかなり貴重な本なのかなと感じた。
    ただ自分のような興味レベルの読者にはちょっと難しかったかな。

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    2025年06月18日
  • 人を動かすナラティブ

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    ナラティブを題材にジャーナリストが書いた一冊。個人への取材かと思ったら後半は科学的な考察へ。ただ、主観と科学的が混ざってるのが読み手として気をつけないといけないかな。それもまたナラティブなんだろうけども。

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    2024年06月07日
  • 歪んだ正義

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    自信の喪失、孤独・疎外感、精神病的性質。それらは適切なナラティブによって、惨めな惨状ではなく英雄の素質となる。
    コミニケーションと自己実現としてのテロリズム。承認欲求がテロの要因だというのは新鮮で同時に凄くリアリティがあった。
    思えば映画タクシードライバーもジョーカーも、自尊心の回復を求めて、絶望した孤独な男が社会とのコミニケーションとして事件(テロ)を起こす映画だった。テロを防ぐ一番の方法は不幸な人間を作らないことなのかもしれない。

    チー牛や弱者男性をバカにしているとテロを起こされるかもしれないというようにも読める。
    必読本だと思う。

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    2024年05月26日
  • 歪んだ正義

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    過激化は誰しもに起こりうる。普通の人がテロリストになるまでのプロセスと対処法を解説。得た教訓としては、普通の人を過激化させる「過激思考」(相手を100%悪、自分を100%善と決めつける等)は、間違ったストレス対処法として手をだしやすく、依存性も高い。また、人間の習性として収集するリソース(資源)の中でも、不適応なリソースとしても「過激思考」も含まれ、手を出してしまう可能性がある事が学べた。本書はテロリストにまで話が広がっているが、日常的に他者との関わり合いの中で生かせる知見も得る事ができる一冊。ちょっとムズい。

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    2021年01月14日
  • アメリカ・メディア・ウォーズ ジャーナリズムの現在地

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    バランスのとれた見方で書かれており、納得させられる部分が多かった。
    ただ、ネット社会のさらなる進展には、伝統的で正統的なジャーナリズムをなぎ倒していくほどの訳のわからない力があるような気がしてならない。そして、その先に何が待っているのか、それを知りたい。

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    2013年10月21日
  • アメリカ・メディア・ウォーズ ジャーナリズムの現在地

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    近年のNYTの有料化の動きから最近のジェフ・ペゾスの買収にまで言及していて、現地の方にも直接取材を申し込んでいて、その精力的な行動には好感が持てました
    ほぼ新聞や新興のインディペンデント系のメディアに対する内容で、題名のとおりに他のメディアにも言及してもらえるとさらにありがたかったのですが

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    2013年10月11日