奥野一成のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ著者はいわゆるプロの投資家であり、すべてをそのまま自分に当てはめることはできないが考え方は非常に参考になった。
自己投資⇒株式投資のシナジーがあるという考えは共感できた。
この本では個人投資家向けの出口戦略が示されていないため、構造的に強靭な企業に長期投資するとして自分なりの出口を考える必要がある。
----------------------------------------
○労働者2.0を目指せ
他人に働かされている⇒自分が働いている
若い間は自己投資をして「自分が働く」という着実な土台を整え、将来の選択肢を獲得することを優先する
余ったお金は株式投資で自分より優秀な人、企業に稼いで -
Posted by ブクログ
資産を株に投資し、お金に働いてもらおう。でないと、私達はいつまでも労働者1.0のまま。
著書のポイントは、シンプル。投資先の企業は「利益を出しているか」「高い参入障壁を築いているか」
そのためには勉強必要。
この考え方から著書の投資先は米国企業が主になる。アジアが今後伸びるからと言ってアジアの企業に投資するのは素人。儲かるのは、ウォルトディズニーという考えは、ハッとした。人口が増えるアジアの老若男女が興味持つと言ったら…?なるほど。
学ぶところは多いし、一部考えを取り入れたいとは思うが、彼の投資家としての方針は「プロ」のものであるとも思う。
著者は、配当は、企業が成長のための投資を先に株主に -
Posted by ブクログ
・本当に正しい答えは何か? 企業の本質的な存在意義は何か?それは「社会に付加価値をつけるため」に尽きると思います。資本主義は、そのように世の中に付加 価値を提供できる企業どうしを「神の見えざる手」によって競い合わせることで、より 効率的に機能させる近代最大の発明です。「利己」を追求するところに「利他」が生まれるという考え方です
・株式市場は、短期的には人気投票の場に過ぎないが、長期的に見れば「価値」の計測器として機能する
・売らずに済む会社を見つけるには、「構造的に強靭な企業」に投資しましょう。強靭な構造とは、「高い付加価値」、「高い参入障壁」、「長期潮流」
・投資を知らなければ、あなたは一生 -
Posted by ブクログ
やや文体が読みづらいなとか思ってしまったが、内容は新鮮なことも多く、読んでいて面白かった。
特に新しいと思った意見や発見は以下。
・日本人が投資をしない理由
→財閥解体によって、資本家マインドを持つ人が減ったため。
・どんな会社に投資するべきか?
→構造的に強靭な企業
・高付加価値 ex ディズニー
・高い参入障壁 ex コカ・コーラ
・長期潮流 ex ×タバコ
・会社の参入障壁は、内部の人、競合、川上川下の会社に聞く
・AIが様々な分野に導入されていく中で一番の参入障壁を持つのは一次情報を握っている会社
・マーケティングにかけられる費用も参入障壁 -
Posted by ブクログ
投資レベルが1つ上がった
今までの本とは少し違った角度からの視点でいろいろ学ぶことができた。教養としての6歳って書いてある通り言い方はきついけどなかなか学ぶことが多かった。
いかにあまり考えずに投資していることに気づかされた本来の投資家というものが何なのかっていうのを確認でき、投資家としてあるべき姿、企業の競争力や未来の存続力
後々利益を継続して出せることができるかなど重要なことを学んだ。PERがピービーアールなどあるけどへ参考にしかならないって言うところも確認できた。
かなりの回数参入障壁っていう言葉ができてきたけど、これは第一に考えなければいけない事項だと思った
今後は参入障壁って言うと -
Posted by ブクログ
「お金」とは何か、「投資」とは何か、といった基本的なことを、長期厳選投資の運用実績を積んだ著者がわかりやすく解説してくれます。
「お金持ちになるにはどうしたらいいですか?」という本のタイトルに目が行くかもしれませんが、その前に付いている「15歳から学ぶお金の教養」という言葉の方が、この書籍の本質な気がします。
「お金」について、そして、それを取り巻く「経済」や「投資」や「会社」等について、今まで勉強する機会が少なかった人に非常におすすめです。
「ありがとう」の総量をお金で評価するのが資本主義
という考えは、長期投資をしてきた著者だからこその捉え方で、そこを軸とした展開は、とてもしっくり -
Posted by ブクログ
ネタバレ投資力、投資嗜好をより強化すべく読書
事業の経済性を見極めることに焦点を当てようという本質的なお話し
優れた経済性を持つ事業、営んでいる企業は、安定的な売り上げ、成長、高い利益率、健全なバランスシートなど共通した特徴が現れる場合が多い。
☆利益確定をしなくてもいいことは機関投資家と比べた時の個人投資家の最大の強み
株式を売却する行動は現金に投資するという決断
資産決定に必要なのはBS的発想
・財サービスの本質を捉える。
トヨタは自動車、フェラーリはライフスタイル、テスラは未来的な何かを提供している。
・事業ポジションの見極め視点
俯瞰的に 産業バリューチェーン
動態的に -
Posted by ブクログ
農林中金の奥野氏による投資に関する教養本。
今まで読んできたライトなものではなく、ガチで投資したい人のための本。
本で語られていることは経験に基づくものであり、真っ当なことを言っているので、よっぽどのことがなければ、株式投資などするなというようにも聞こえる。
適当に情報を集めて投資してきた自分には耳の痛い話だ。
PERやPBRは過去のネットで情報が簡単に手に入らない時代の攻略法であり、今はほとんど役に立たない。
過去のデータではなく、その企業がどの程度の参入障壁を持っていて、未来が明るいかを見抜くことが大事と力説。
投資する会社を選ぶ時はその会社に揺るぎない参入障壁があるか見極める -
Posted by ブクログ
投資家の思考を身につけるための本。有効な投資とは2つあり、一つは長期投資でビジネスの本質である付加価値を創造する構造を見極めて株式を長期保有すること、もう一つは自分自身に投資することである。将来を見据えて自分が行動するための活力となるおすすめの本。チャンスの女神の前髪を掴むために日々自分自身の資産価値を上げるための努力を怠ってはいけない。会社に左右されない会社ニュートラルな自分を作る。
学びメモ
・あなたはビジネスでどんなお客様にどんな価値を提供しているか?アナトの会社の企業価値を認識しているか?を常に意識する。
・事業経済性の大事な要素は、付加価値、競争優位、長期潮流である。
・事業経済性 -
Posted by ブクログ
1. 経営者という一流の考えに触れ、自分に足りないことを探す。
2. 本書は著者2人以外にも、多くの経営者が京都大学で講演された際の内容をまとめております。企業を守るとはなんなのか、生き方とは何なのか、社会に貢献することにはどんな意味があるのかなど哲学的な問いも時には存在し、自身の考えを述べていきます。
3.今の自分に足りないものは経営者視点と実行力だと思いました。まず、経営者視点ということは、私は普段上司になることがないため、描きにくい世界観です。しかし、20代という一番体力、知力が伸びる時期にしておかなければ、発想の幅が広がらないということを感じました。そのためには多くの「本物」に触れ -