NHK「欲望の資本主義」制作班のレビュー一覧
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スティグリッツもセドラチェックもGDPを指標とすることに疑問を投げかけているのが面白い。そもそも成長を前提としない経済のあり方が本当に必要なだと思う。
無理やり成長を追っているところに無理が生じているという主張にいたく共感した。
十分豊かな先進国では生活に必要な富は一部の生産活動で賄われており、その再配分がされればいいはず。
ベーシックインカムの話は出て来ていないが、より一層経済のあり方としてのポテンシャルを感じた。
◯スティグリッツ
・GDPは成長を図る指標として適さない、環境や資源といった外部要因を考慮できてない。
・最低限の生活レベルを享受できてない人のために経済成長は必要だし、国の仕 -
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アルコールはお金に似ている。
翌日の体力をタイムワープさせる。
■スティグリッツ
・不平等の是正のためには政府の介入を。
・目先の利益ではなく、長期的な投資ニーズと貯蓄に目を向ける。
・市場の論理とは、お金さえあれば誰でもプレーヤーになれる平等性。
そこに共同体の論理が入ることの是非もある。
■セドラチェク
・経済は、うつ病ではなく躁うつ病。
・ケインズの美人投票。
相手が投票しそうな美人を選ぼうと探り合うさまに、投資の世界は似ている。確固たる基準がない。
→ルネ・ジラールの「欲望の三角形」
欲望とは、主体的なものではなく、他者の模倣。相手が欲しいものを自分も欲する。
・経済成長は -
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Posted by ブクログ
ネタバレ番組は10回くらいのシリーズだったのか?本が面白かったので番組も見たかった、それこそ"オンデマンド"で見られないものか。
本書はスティグリッツ氏、セドラチェク氏、スタンフォード氏3名の回(+おまけ?でセドラチェク氏と小林氏の会談有)に絞ってまとめられている。
経済学者2名vs資本家1名というか、前の2人の資本主義は成長にこだわるべきではなく、神の見えざる手なんか存在せず、国は適切に市場を制御すべきという概ね一致した意見を読んだ後、技術革新とそれに伴う成長はいやでも起こり続けるもの、従前の資本主義が機能しないなら新たなモデルCがこの世を席巻するまでよ、というイケイケな意見の -
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この本はNHKテレビで放送されたものの書籍化らしいですが、見ていなかったので読んで見ました。読んだ後にテレビで観たかったなぁと思ったのは、Tesla P85Dが『IN-SANE MODE』で走る姿くらいで、後はむしろ書籍でじっくり『欲望』の加速感を味わうことができたのではないかと思っている。
安田洋祐氏(経済学者)が現在の経済の歩んでいる方向をインタビューを通じて、読者(視聴者)に伝えていく手法で進んでいく。最初にノーベル賞学者スティグリッツ、そして異端の奇才エコノミスト・セドラチェクと続いていくのだけれど、
私はセドラチェクが引用した古代ギリシャの話がこの番組を見事にイメージさせてくれたと -
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経済学者の安田洋祐と世界経済のトップランナーたちとの対談でNHKで放送されたものが元になっている。ノーベル経済学賞受賞のスティグリッツ、24歳でチェコ大統領の経済アドバイザーになったセドラチェック、ベンチャー投資家のフォードの3人が本書の主人公である。
スティグリッツは、不平等の拡大・拡散を懸念しており、政府の政策転換、具体的には「テクノロジー、インフラ、教育への投資を増やし、経済構造の転換を促し、不平等の是正に取り組む」ことが大切だと断じる。セドラチェックは、経済学と他の分野の英知を統合することが大切だと説く。そして、現在の経済学は成長に取り憑かれていると警告する。成長は大切だが最優先事項 -
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最先端の意見は必ずしも一致しないが、おぼろげな方向性を指し示しているか。
◯余った資産を活用するための政策転換
→地球温暖化対策、インフラ、きょういく、テクノロジーなどに対する膨大な投資ニーズと過剰貯蓄過剰貯蓄
◯投資の調整機能は金利ではなく需要の拡大
◯イノベーションは本当に社会に貢献しているのか
→既存市場の奪い合い、既存法の目をかいくぐった短期的優位の可能性は?
◯経済の好況不況は躁鬱病
→ともに危険
◯成長資本主義ではなく、資本主義
◯利子はお酒
→節度を超えると二日酔い、ツケはいつか支払う
◯供給側を減らせばいい
◯オンデマンド需要の拡大
◯羨望、嫉妬、貪欲
◯「ほしいもの -
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ネタバレセドラチェックの理論には結構?マークもあるものの、経済学者のスティグリッツとベンチャーキャピタリストのスタンフォード氏の視点にとても興味を持ちました。スティグリッツの場合、需要があるのは富裕層ではなく、中間層や貧困層の消費にあるので、中間層や貧困層にお金が行き渡るようにしないと「金」という経済の血流は滞り、経済は廻らなくなるというのは全く同感だ。倫理的に貧困層を救うとか、格差を是正すべきだとかそういうことではなくて、需要を喚起し、経済を活性化するための手法として、富裕層から中間層・貧困層に金を投入すべきということです。一方でスタンフォード氏は、未来の姿を我々に提示してくれている点で実に新鮮。い
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ビットコインは法定通貨になりえない。
なぜならビットコインがまさに「分散化」された仮想通貨だから。
資本主義社会の本質的な不安定性により、バブルやインフレの時に社会全体の安定性のために行動してくれる、公共的な機関がないから。
アリストテレスは、共同体のみならず、すべての事物はなんらかの「善」を目的にした存在だと考えた。
「善」という目的が実現されると、もはやそれ以上何も望む必要はなくなるから「善」のそれ自体で「自足」している状態であるといえる。
よって「無限」を目的にすることは、決して「自足」の状態に達することができないことを意味する。
すなわち究極の「悪」
「新古典派」=基本的に不 -
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生きるためのコストは、衣食住ではなく人と交流するためのコストが大きい、というのはなるほど、と思いました。
自分はわりと引きこもりタイプで、人との交流は疲れてしまい、ひとりでいることが好きですが、それでもやはり衣食住が整っていたとしてもひとりで生きていくのは精神的にも無理です。
そして、自分は特に節約しているわけではありませんが、生活コストがかなり低いのですが、交流コストがかなり低いからかな、と気付きました。そして田舎にいると東京に行きたいという人が必ず一クラスにひとり以上いますが、どれだけ交流を必要とするかは人それぞれですが生きるために多くの交流が必要なタイプだと田舎という閉ざされた世界では生 -
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コロナ後の経済社会や格差などを5名の知識人が考察 する。
今後の社会について、世界の知識人が様々な考察や意見を述べているが、共通しているのは今後のことは誰にもわからないということ。世界が多様化して予測が難しい。彼等へのインタビューの中でよく出てくるのはケインズの話。彼の考えは、結果的に正しかったという意見が多かった。でも彼が現場まで見通していたかどうかはわからない。この5人の識者の意見も、いずれ誰かが正しかったのかが結果論として考察されると思う。
目次より
ハスケル~無形資産について 無形資産が拡大する社会
シラー~ ナラティブ経済 物語が経済を動かす
アヤモグル~ 経済への見方 税,生物,歴 -
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Posted by ブクログ
五人の対談が特集される中、ほぼ皆が仮想通貨とトランプ大統領について語っているのが印象的。
特に仮想通貨を開発者であるホスキンソンの話は理解しやすい。何のこっちゃわからない状態だったが、仮想通貨が作られた背景や目指すもの、またブロックチェーン技術の一端の一端は理解できた。それだけでも価値があるかな。
続いて、仮想通貨に対して懐疑的な意見を持つティロールの対談が載せられているのも良い。
政府の介入がない自由な通貨の可能性と、自由すぎるが故に危険性があり制約すべきだと言う意見それぞれが聞けるので面白い。
一方、GAFAについて語るギャロウェイの話は余りピンとこない…
the fourも読んだけど -
Posted by ブクログ
このシリーズは知識欲を刺激したいときに丁度いい読み物だと思う。経済学者、哲学者が考える現在の問題と解決案は新しい視点を与えてくれる。生活の質は確実に向上している。だけど人は幸せを感じない。過去に起きたことと現代の問題では性質が違う。全人類が今より多少マシになるにはどうすればいいのか、興味が尽きない。
だからこそ、このシリーズに出てくるスピーカーにもっと多様性があればもっと優れた本になるのにとおもう。
言い方が悪いが、研究する環境に恵まれた人たちの集まりという偏りがあるように見える。確かにそれぞれの生い立ちを見れば様々なバックボーンがあるだろうが、実際この世に生きてる人たちはもっと多様だ。知