瀬戸賢一のレビュー一覧

  • おいしい味の表現術(インターナショナル新書)

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    味の言語化を意識することで、料理をより味わえそうだ

    味評価表現
     うまいのかまずいのか
      どのように
    味覚表現
     基本五味
      甘
      酸
      塩、辛
      苦、渋
      旨
    共感覚表現
     視、聴、嗅、触
      垂直、水平、奥行き
    味まわり表現
     素材、調理プロセス、料理、食べ手
      時間、場所

    シズル
     肉を焼くときの音
      食欲を誘うための表現

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    2022年08月20日
  • 日本語のレトリック 文章表現の技法

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    開始: 2022/8/4
    終了: 2022/8/5

    感想
    レトリックの森に迷い込んで抜け出せない。日常使う言葉の多くが色彩を放つ。それを知ったいま、以前のように文章をスラスラ読めるだろうか?

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    2022年08月05日
  • おいしい味の表現術(インターナショナル新書)

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    飲食店と同様、食のライターの世界もなかなか競争が激しい、とライターの友人に聞いたことがある。とっつきやすい分野だし、やりたい人も多いのだろう。

    本書は「コク・キレ・のどごし」といった言葉の正体にせまったり、グルメ漫画、カレーやラーメンといったメジャーどころの用例…、さまざまなアプローチでプロの味の表現術を解説していく(最近よく使われている「生」という言葉の解説は腑に落ちた)。

    SNSも食レポもやる予定はないのだが、適切な表現を探す行為はおいしいの理由を探すことにつながるなーと感じた次第。

    もっとも、見た目、味、素材、製法…あれこれ考えすぎると、おいしい味も落ちそうだ。やはり食べる専門でいるのが気楽でよいのかも。

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    2022年03月21日
  • 書くための文章読本(インターナショナル新書)

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    最近ブログやTwitterを始めたことで直面した問題が「文末」です。どうしても「です・ます・ました」で終わってしまって単調になりがちでした。

    本書はそんな文末問題を解決してくれる1冊。
    たくさんの名文を引用しながら、文末の変化の付け方や技法を解説してくれます。

    これから本を読むときは文末にも着目して、どんな工夫がされているのか見つけたいです。

    …本書に習ってこの感想も文末に気をつけて書いているつもりですが、慣れていないからでしょうか、やっぱり難しいですね。

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    2022年03月17日
  • 時間の言語学 ──メタファーから読みとく

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    時間表現を精査して、人が時間をどのように認識しているかをモデル化していく。

    時間を川の流れのようなものとイメージし、主体はその川の中にある。(河畔に立つというモデルもある。)
    その場合、未来と過去はどちらにあるか?

    実はどちらもある。
    今から数日経った日を指して言う言い方に「○日後」といえると同時に、「○日先」とも言えるからだそうだ。
    ここで私の目から鱗が落ちた。
    自分自身はこれまで川の中にいて上流を見ながら、その方向を未来だとしか思っていなかったからだ。
    ちなみにこの時間のモデル、青山拓央さんの『心にとって時間とは何か』にも出てくる。
    割とこの話題では普遍的なモデルなのだろう。

    時間を巡るメタファーを慎重に検討するくだりは、人によってはまだるっこしく思うかもしれない。
    でも、最終章まで読み進めると、ある感動が沸き起こる。

    言語学者(特に日本語学界隈?)は、現状を淡々と記述するひとが多い気がする。
    が、瀬戸さんは、時間が、金や資源をメタファーにしている現状を憂えている。
    そして、「命」を新しいメタファーにし、表現のみならず概念も刷新していくべきだと主張する。
    優れた表現者が、そういう認識を共有し、作品を作ってくれたら、たしかにそういう方向に変わっていけるかもしれない。
    そして、そんな方向に変わっていくのもすてきだな、と思う。

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    2021年07月22日
  • 書くための文章読本(インターナショナル新書)

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    いろいろな意味で、発見が多かった。

    文章の書き方指南――?
    どのような材料を、どのような切り口で、どんな構成で書くのかを教える。
    こんなイメージ。
    新書としても薄めのボリュームで扱いきれるのかと、人様のことながら心配になった。

    たしかに、本書はたった二章で構成されている。
    が、何と文末のバリエーションを増やすという、そこに一点集中する。
    この微視的な視点から、しかし、文章全体とは言えないが、複数の文をつなげる技へと導かれる。
    足元を見て歩いていたら、思いがけないところへ出ていた自分を発見したかのような気持ちだ。

    第一章は日本語文の文末表現が単色的になる理由が述べられる。
    書き手が語り手の視点と主体性を操作することで、時制や常体敬体の使い分けを行う。
    主旨はそんな話だったかと思う。
    私自身、文末問題には全く無感覚だった。
    「が」の濫用を避けるべし、とは私も習ってきたことだったが、出所は清水幾多郎『論文の書き方』のか。
    それから、筒井康隆の『創作の極意と掟』は気になる。
    機会を見つけて読んでみよう。

    第二章はレトリック研究者である瀬戸さんの面目躍如たる内容。
    バリエーションを豊かにする方法が、多角的に紹介される。
    終助詞(開高健が使い手とのこと)、複合動詞を使用すること、体言止めに留まらない様々な品詞での止め。
    問答法でも4タイプを挙げる。
    感嘆文に祈願文、読み手の名ざしに、引用法。
    自由直接引用のところで、第一章の主体性の話がストン、とはまっていく。
    おお、こんな風に収束するのか、と感動を覚えてしまった。

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    2021年05月04日
  • 日本語のレトリック 文章表現の技法

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    「レトリック」とは、言葉を上手に使って効果的に表現することです。例え(比喩)、擬人法、リフレイン(繰り返し)などは詩を勉強した時に習ったこともあると思います。
    それらの表現技法を使うことで、読んでいて理解が深まったりイメージが広がったりする経験をしたことはあるのではないでしょうか。
    これはそのようなレトリックを30種類取り上げて、その効果をまとめた本です。

    この本の良いところは、実際に使われている小説の一節を引用しながら解説してくれるところです。
    例えば、清少納言や夏目漱石、宮部みゆきの作品などを扱っています。実際の作品が取り上げられているので、その効果がよく分かります。既にその作品を読んだことがある人も表現技法の効果を知ることで新たな楽しみが見つかのではないでしょうか。

    読んでいるときの受け止め方の幅を広げたい人、表現の幅を広げたい人にオススメの一冊です。

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    2022年02月12日
  • 書くための文章読本(インターナショナル新書)

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    「文末変えなきゃ(使命感)」

    をこじらせた結果が、今の自分の文体なわけで。
    デス・マス調とダ・デアル調の混合や体言止め、三点リーダーや、「~て。」「~で。」で文を切ったりと、まあ野放図にやってるわけですが、この『書くための文章読本』の文末の分析と具体的な表現技法の紹介は、文章を書くことが好きな人にとっては、読んで損の無い本だと思います。

    内容については結構ハード。第1章の助詞と文末の関係性。あるいは文章の意味合いと文末の関係性をカメラや主体性に例えて、解説するあたりは割とすんなりついて行けましたが、2章後半の引用文に関しての分析はなかなかに頭がこんがらがりました。

    でも一方で、専門的なところの理解度はともかくとして、実践例であったり、本の中で引用されている具体例は、何となく分かる気もします。たぶんこのあたりは文章読み慣れている人、書き慣れている人ならば、感覚的には理解できるのではないかな。
    エッセイ的な書き方はもちろんですが、小説の書き方にも共通する考え方が述べられていて、あらゆる書き手の人にとって、参考になる部分がある一冊だと思います。

    文法的な解説や、様々な表現技法の紹介も面白いのだけど、引用で使われる各作品の文章のチョイスも良かったと思います。そうした名文たちと、詳しい解説に触れることで改めて日本語と、文章表現の面白さを感じた一冊でした。

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    2020年09月05日
  • 書くための文章読本(インターナショナル新書)

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    知り合いの編集の方からおすすめしていただいた。

    単調になりがちな、日本語文末のバリエーションをテーマに掘り下げていて面白かった。ビジネスライティングですぐに役立つ、というより、文章表現の引き出しが増える良書でした。近代文学の引用が多く、原作が読みたくなる。

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    2020年05月02日
  • 書くための文章読本(インターナショナル新書)

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    文末。視点。読者の取り込み
    小説などのものを書こうとしている人にとっては留意事項として心にとめておく

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    2020年03月07日
  • 書くための文章読本(インターナショナル新書)

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    日本語で書かれる文章にあって、文末が単調になるという著者の問題提起には同感できる。そして、単調な文章は、読者の眠気を誘発するという指摘に首肯せざるをえない。
    この文末単調問題をさまざまなレトリックを駆使し、回避することで、さらには文章に力を与えることにもなると著者は述べている。もちろんレトリックとして提示される手法は、一通りではない。これらを駆使できれば、書かれた文章には力が宿るだろう。日本語が持つ語順に由来して起こる文末単調問題という宿痾には、気づいてはいたけれども、これまで対策を考えたことはなかった。本書を読んで理解した。文章を書くときに、都度、「気をつける」程度の精神論的対応しかできていなかったのだと。
    文章はもちろんその内容が重要だが、表現が豊かであるということは、結果として内容にも影響を及ぼすだろう。一流作家になる小説を読めば、そのことはよく分かる。そして、本書はその領域に我々を一歩近づける一助となってくれるにちがいない。

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    2020年02月04日
  • 日本語のレトリック 文章表現の技法

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    これほどわかりやすく、興味を引くように整理されたレトリック本ははじめて。
    それにしても引用されているさまざまな作品を読むに、こういう事例を収集できることがすごいなあと感心する。

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    2018年06月02日
  • 日本語のレトリック 文章表現の技法

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    レトリックの用法について。実際の文学作品から用例を抜粋しているところが、その作品を読んでみたいという気にさせてくれた。普段何気なく言ったり聞いたりしている表現にレトリックが含まれていることを気付かされた。

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    2018年04月21日
  • 日本語のレトリック 文章表現の技法

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    隠喩や直喩などポピュラーなレトリック表現から、
    撞着法や含意法などの、
    説明があってこそはっきり気がついたというような
    レトリック表現まで、
    30に分類して紹介・説明する本です。

    もともと、
    こうやってブログを書くひとではありましたが、
    小説を書くようになって、
    レトリック(修辞技法)というものを知りたい!
    と思うようになってきたのです。
    それで、この本を読みました。
    さすが、言葉を扱う本なだけあって、
    文章が巧みでわかりやすく、おもしろかったです。

    とくに緩叙法の効果には、
    そういやそうなんだよなあ、
    とあらためて気がつかされました。
    誇張法とちがって、控えめに、おさえていうことで、
    逆にその言いたいことがはっきりするのが、
    緩叙法なんです。
    「ちょっと」だとか「すこし」だとかつけるのもそうだし、
    「大好きです!」なんていわずに「好きです」
    とだけいうのも緩叙法なんですよ。
    ぼくは誇張法より好きかな。

    一度読むだけでは、
    30の修辞技法のすべてを覚えられないので、
    折にふれて何度も本書を手に取れば、
    いつのまにか、技法のマジシャンのように
    なれるかもしれない。

    例文には、夏目漱石や川端康成などの文豪から、
    村上春樹、江國香織、筒井康隆ら現代作家まではばひろく、
    名文を引用しています。

    そこそこ難儀なところがあっても、
    わかりやすい文章なので、まずは読み通せるでしょう。

    物書きのエキスパートをめざすならば、
    まず手始めにこの本から学ぶのもよいでしょう。

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    2025年07月07日
  • 日本語のレトリック 文章表現の技法

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    ことばについて。日本語のレトリックというより「ことば」の持つ様々な顔について30のレトリックを道標にかかれている。ことばの世界をちらりとのぞくことができる。ふんだんに敷き詰められた名文を読むだけでもじゅうぶん楽しめるけれど、そのレトリック的仕組みがわかるともっとおもしろい。

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    2016年03月06日
  • 日本語のレトリック 文章表現の技法

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    日常表現のあらゆる場面にレトリックが関わっている。レトリックは思考のパタンであるのかもしれない。
    引用が豊富で全体の3分の1は引用だろう。それがなかなか面白く、引用元の本に興味を持った。

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    2015年11月10日
  • 日本語のレトリック 文章表現の技法

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    とてもよくまとめられ、かつ、ジュニア向けに分かりやすさも兼ね備えている本。

    三十のレトリックを挙げ、それぞれの効果を説明しているのだけど、なるほど、こんなに意識せず使っているものがあったとは!

    学校でも触れるレトリックの数は大体決まっているのに、教科書に出てくる作品の一節にはこんなレトリックが使われていたのかと改めて感動。
    知ることって、大切だなあ。

    作者の意図する所を読もうと思えば、レトリックの知識は欠かせないのだろう。
    なぜそこに、そのレトリックを使ったかということが、読みの礎になると学んだ。
    本当にそうなのだと思う。

    瀬戸賢一さんの本はもう一冊手に入れたので、まだこの世界に浸ることとする。

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    2015年09月03日
  • 日本語のレトリック 文章表現の技法

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    ジュニア向けだけに内容は平たくわかりやすい。例文を交えながら、何気なく読んでいる、書いている文章にしかけられた幾つものレトリックがわかりやすく丁寧にその効果と共に解説されていて読んでいると文章が書きたくなるのと同時に日本語の面白さを改めて教えられた気がします。

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    2015年08月09日
  • 日本語のレトリック 文章表現の技法

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    日本語表現の比喩についての本。

    すごく整理されて、普段何気なく使っている表現に論理性をもたせてくれます。
    日本語に対する興味が湧く一冊です。

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    2012年11月26日
  • おいしい味の表現術(インターナショナル新書)

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     演者1人毎回固定の番組を例にとって、男性の使う「おいしい」、「うまい」を分析するのは違くない?とは思った。が、使い分けは確かにしてそう。人の伝えるときは「おいしい」、咄嗟に口から出るようときは「うまい」。食事をしている状況などにも左右され、確かにそこに男女差はなさそう。

     オノマトペって韓国の方が多いの初めて知った。

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    2025年08月24日