【感想・ネタバレ】日本語のレトリック 文章表現の技法のレビュー

あらすじ

「人生は旅だ」「筆が立つ」「負けるが勝ち」「値千金のホームラン」….魅力的なことばやたくみな文章表現で,読む者をひきつけ強い印象を与えるレトリック.その中から30を選び,漱石・鷗外から井上ひさし・宮部みゆきまで数多くの小説や随筆・詩を豊富に引用し,その多様な表現方法を味わう.日本語がおもしろくなる本.

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

何かの拍子でレトリックに興味を持ち、手に取る。
英文学者による日本語のレトリックについての解説書。
ジュニア新書で、若者向けの表現が取られていて、文章は至って平易で読みやすい。
何より30のレトリックが具体的に述べられていて、非常に勉強になった。
手元に置いておきたい一冊。

0
2025年12月23日

Posted by ブクログ

言語学者で大阪市立大学名誉教授、佛教大学文学部英米学科教授の著者が、日本語のレトリックのうち、30項目にわけた修辞のレトリックについて、用語用法の説明といくつかの文章を引用した具体例によって解説しています。

本書は言葉をより適切に表現するための技術体系を学びたい人、表現方法に秘められる魅力を知りたい人におすすめです。
言語学などの知識がなくても、すらすら読み進めることができます。

本書は地の文でもさまざまなレトリックが意識的に使われており、著者の遊び心が垣間見えるのが面白い点です。
例えば、逆言法について説明した後に「言うまでもなく」という用法を用いたり、挿入法を説明しているときに、括弧書きで別視点を差し挟んだり、といった調子です。

このレトリックという視点を得たことにより、その著者がどのような表現を用いているのか、という本を楽しむポイントが増えた気がします。

0
2025年08月24日

Posted by ブクログ

この本を読んだことで、これから文学作品を読む上で表現技法上の工夫により敏感になることができそうだ。
また「時間が時間だ」という表現は取り立てて注目することがなかったが改めて考えると非常に不思議な表現であり、それが同語反復法というレトリックを用いた表現であること、そしてことばの意味の変化に歯止めをかけて慣用的な意味を確認する働きがあるということを知って、いかにレトリックが私たちの日常のことばに浸透しているかを思い知らされたし、なんとなく使っていた表現の働きをはっきりと明文化してもらえて腑に落ちて非常に面白く感じた。
日本語に特有の表現技法や柔軟さ、奥深さ、広がりに興味が湧く一冊。

0
2025年08月22日

Posted by ブクログ

隠喩、直喩、擬人法、くびき法…などなど、30のレトリックの型について解説。
小説やエッセイから引用される例文が秀逸なだけではなく、それを解説する瀬戸さんの本文自体にもレトリックが駆使されていて楽しめます。
ジュニア向けだから読みやすく楽しくなるように意識されたのだと思うけど、それだけではなく、きっとご本人も楽しんで執筆されたのではないかなと想像しました。

0
2023年04月16日

Posted by ブクログ

【どんな本?】
有名な30個のレトリックを学ぶことが出来る本。
レトリックは大きく「意味のレトリック」「形のレトリック」「構成のレトリック」の3つに分類されている。

❍ 意味のレトリックとは、文字通りではない意味が活躍するレトリック。代表例は「隠喩」や「換喩」
❍ 形のレトリックとは、形の変化がまず目立つレトリック。代表例は「倒置法」や「声喩(オノマトペ)」
❍ 構成のレトリックは、一文を対象とする上2つと異なり、文の集まりである「テクスト(文章)」を対象としている。代表例は、「漸層法」や「パロディー」


【まとめ】
「そもそもレトリックとは一体何なのか?」というところから解説してくれるため、レトリックについて何も知らない初学者におすすめです。

0
2022年07月20日

Posted by ブクログ

レトリック・修辞技法の入門書。
というか、本格的に勉強したい人以外は、本書さえあれば十分。
それくらい、用例も適切で、よくまとまっている。
巻末に早見表がまとまっているのもありがたい。

0
2021年10月12日

Posted by ブクログ

>レトリックとは、あらゆる話題に対して魅力的なことばで人を説得する技術体系である。
説得術である西欧社会と修辞学である日本などとレトリックに地域差があるとは思いませんでした。
ジュニア新書らしい分かりやすい内容ですが、勉強になることばかりでした。もしかして国語の資料集等に同等の内容が書いてあったのだろうか…。
レトリックの簡単な説明の後に、代表的な30項目が実際の名著の文章と共に紹介され、最後に実際に文章に活かす方法が説明されます。
レトリックの教科書としてもモチロン素晴らしいのですが、私が好きなのは名文の数々が引用されているところですね。美しい文章がなぜ美しいのかを心ではなく頭で理解できました。

0
2020年05月14日

Posted by ブクログ

レトリックへのいざない
意味のレトリック
・意味を転換する
隠喩
直喩
擬人法
共感覚法
くびき法
換喩
提喩
・意味を調節する
誇張法
緩叙法
曲言法
同語反復法
撞着法
・意味を迂回する
婉曲法
逆言法
修辞疑問法
含意法
・形のレトリック
・・形を加減する
反復法
挿入法
省略法
黙説法
・・形を工夫する
倒置法
対句法
声喩
・構成のレトリック
・・仕掛けで語る
漸層法
逆説法
諷喩
・・引用で語る
反語法
引喩
パロディー
文体模写法
・レトリックを文章に活かす
・レトリック三〇早見表
・あとがき

0
2016年10月27日

Posted by ブクログ

『頭がよくなる読解術』で紹介されていた本。
文章表現の技法が、非常にわかりやすくまとめられている。特に、”隠喩”の項目は、これまであやふやだった点がクリアになり、もっと早くこの本を知っていれば…と。
巻末に「レトリック30早見表」がついているのもいい。
常に手元におき、読み直してみたい一冊だ。

0
2015年03月13日

Posted by ブクログ

文句無しの☆5です。もっとつけたいくらい。
今まで読んできた本に謝りたくなる。
何も読んでなかったんだなー俺は。

是非!本当に読んでください!

0
2013年04月10日

Posted by ブクログ

ことばの仕組みや関係性を学ぶ機会が今のいままで自分にあっただろうか、と問いかけると、残念ながらそうなかったと答えるほかない。小中高の学校における国語で、この本で書かれているようなことを意識した授業が少しでもされていれば、学ぶ方は今よりもより確かにことばというものを理解できるはず。そう思った。

0
2012年10月14日

Posted by ブクログ

普段、何気なく使っている日本語の構造を、少しだけ解像度を上げて知れたような気がした。一度通して読んだだけで全てを理解できた訳ではないけれど、それでも「なんか一度聞いたことがあるな」という状態になるだけでも意味はあると思った。日本語、もとい言語の面白さの一端に触れられたような気がした。

0
2026年05月23日

Posted by ブクログ

英語でも何でも良いんだけど文法を勉強する感じに似てるなと思ってたけど、巻末読むと英語学の人なのね。関係ないんだろうけど。

レトリックの手法を僅かながらでも分かって読むと小説などの文章がまた違った印象で文字そのものに没入感が生まれる。
まるで作者の背景や解説を見てから絵画を観てるかの様に。

レトリック上手いこと書こうとすると急に何にもなってない駄作になるな

0
2024年12月04日

Posted by ブクログ

開始: 2022/8/4
終了: 2022/8/5

感想
レトリックの森に迷い込んで抜け出せない。日常使う言葉の多くが色彩を放つ。それを知ったいま、以前のように文章をスラスラ読めるだろうか?

0
2022年08月05日

Posted by ブクログ

「レトリック」とは、言葉を上手に使って効果的に表現することです。例え(比喩)、擬人法、リフレイン(繰り返し)などは詩を勉強した時に習ったこともあると思います。
それらの表現技法を使うことで、読んでいて理解が深まったりイメージが広がったりする経験をしたことはあるのではないでしょうか。
これはそのようなレトリックを30種類取り上げて、その効果をまとめた本です。

この本の良いところは、実際に使われている小説の一節を引用しながら解説してくれるところです。
例えば、清少納言や夏目漱石、宮部みゆきの作品などを扱っています。実際の作品が取り上げられているので、その効果がよく分かります。既にその作品を読んだことがある人も表現技法の効果を知ることで新たな楽しみが見つかのではないでしょうか。

読んでいるときの受け止め方の幅を広げたい人、表現の幅を広げたい人にオススメの一冊です。

0
2022年02月12日

Posted by ブクログ

これほどわかりやすく、興味を引くように整理されたレトリック本ははじめて。
それにしても引用されているさまざまな作品を読むに、こういう事例を収集できることがすごいなあと感心する。

0
2018年06月02日

Posted by ブクログ

レトリックの用法について。実際の文学作品から用例を抜粋しているところが、その作品を読んでみたいという気にさせてくれた。普段何気なく言ったり聞いたりしている表現にレトリックが含まれていることを気付かされた。

0
2018年04月21日

Posted by ブクログ

隠喩や直喩などポピュラーなレトリック表現から、
撞着法や含意法などの、
説明があってこそはっきり気がついたというような
レトリック表現まで、
30に分類して紹介・説明する本です。

もともと、
こうやってブログを書くひとではありましたが、
小説を書くようになって、
レトリック(修辞技法)というものを知りたい!
と思うようになってきたのです。
それで、この本を読みました。
さすが、言葉を扱う本なだけあって、
文章が巧みでわかりやすく、おもしろかったです。

とくに緩叙法の効果には、
そういやそうなんだよなあ、
とあらためて気がつかされました。
誇張法とちがって、控えめに、おさえていうことで、
逆にその言いたいことがはっきりするのが、
緩叙法なんです。
「ちょっと」だとか「すこし」だとかつけるのもそうだし、
「大好きです!」なんていわずに「好きです」
とだけいうのも緩叙法なんですよ。
ぼくは誇張法より好きかな。

一度読むだけでは、
30の修辞技法のすべてを覚えられないので、
折にふれて何度も本書を手に取れば、
いつのまにか、技法のマジシャンのように
なれるかもしれない。

例文には、夏目漱石や川端康成などの文豪から、
村上春樹、江國香織、筒井康隆ら現代作家まではばひろく、
名文を引用しています。

そこそこ難儀なところがあっても、
わかりやすい文章なので、まずは読み通せるでしょう。

物書きのエキスパートをめざすならば、
まず手始めにこの本から学ぶのもよいでしょう。

0
2025年07月07日

Posted by ブクログ

ことばについて。日本語のレトリックというより「ことば」の持つ様々な顔について30のレトリックを道標にかかれている。ことばの世界をちらりとのぞくことができる。ふんだんに敷き詰められた名文を読むだけでもじゅうぶん楽しめるけれど、そのレトリック的仕組みがわかるともっとおもしろい。

0
2016年03月06日

Posted by ブクログ

日常表現のあらゆる場面にレトリックが関わっている。レトリックは思考のパタンであるのかもしれない。
引用が豊富で全体の3分の1は引用だろう。それがなかなか面白く、引用元の本に興味を持った。

0
2015年11月10日

Posted by ブクログ

とてもよくまとめられ、かつ、ジュニア向けに分かりやすさも兼ね備えている本。

三十のレトリックを挙げ、それぞれの効果を説明しているのだけど、なるほど、こんなに意識せず使っているものがあったとは!

学校でも触れるレトリックの数は大体決まっているのに、教科書に出てくる作品の一節にはこんなレトリックが使われていたのかと改めて感動。
知ることって、大切だなあ。

作者の意図する所を読もうと思えば、レトリックの知識は欠かせないのだろう。
なぜそこに、そのレトリックを使ったかということが、読みの礎になると学んだ。
本当にそうなのだと思う。

瀬戸賢一さんの本はもう一冊手に入れたので、まだこの世界に浸ることとする。

0
2015年09月03日

Posted by ブクログ

ジュニア向けだけに内容は平たくわかりやすい。例文を交えながら、何気なく読んでいる、書いている文章にしかけられた幾つものレトリックがわかりやすく丁寧にその効果と共に解説されていて読んでいると文章が書きたくなるのと同時に日本語の面白さを改めて教えられた気がします。

0
2015年08月09日

Posted by ブクログ

日本語表現の比喩についての本。

すごく整理されて、普段何気なく使っている表現に論理性をもたせてくれます。
日本語に対する興味が湧く一冊です。

0
2012年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

普段つかっている言葉を見直すことができる本でした。
「レトリック」というと、特別な表現技法のように思いますが、意識せず様々な技法を使いこなしていると思うと、とても面白かったです。
しかし、「ここは◯◯が使われているな…」と分析することは難しそうだなあと感じたので、そこは専門家の方の分野だなと思いました。

冒頭、「山」をとっかかりにして興味をひきつけ、中盤で各技法を紹介し、終盤で冒頭の表現に立ち返ってどんな技法を用いたか解説する、という構成がニクいです。

0
2021年07月25日

Posted by ブクログ

普段意識せず使っているレトリック。とはいえこの本に出ている30のレトリックを使いこなせているとは決して言えない。本を読むのは好きでも、文章を書くには、まだまだ足りないものが山のようにあるんだなあ、と思った。
日本文学の名品を例にとってわかりやすく解説してあり、読みものとしても、とても面白い。
これを読んだからといって、レトリックを使いこなせるようにはならないが、前書き「レトリックへの誘い」にある通り、上手く使えば、文章は魅力的になり、説得力も増すのだから、(下手に使えば悪趣味で空疎で安っぽくなる)身につけたいものだ。
しかし、こういう能力もまた持って生まれた才能かもしれないとも思う。いくらいい音楽を聴いたって素晴らしい曲を作曲できるようにはならないし、絵のテクニックを学んでもそのように描ける訳ではない。
まあ、でも、凡人は味わうくらいはできるのだから、こういう本を読んで味わう能力くらいは磨けるかもしれない。だといいな。

0
2019年08月31日

Posted by ブクログ

ジュニア向けです。学校ではあまり詳しく出てこなかったかも?
何気なく使っている言葉にも色々な名称があるのね~。

0
2018年04月28日

Posted by ブクログ

”文章表現の技法”ということで、手に取ってみた。非常に多くの例が提示されていて、説明が施されているが、こういう目的を果たしたいときに、こういう表現技法を用いると良いという観点では書かれていないので、作品を楽しむ、日本語の文章の味わい方を知る目的で読むといいのかもしれない。また、海外の言語であっても、日本と同じような技法がある(日本語だから~ということがない)ということがメッセージされている。

0
2016年01月20日

Posted by ブクログ

「レトリック30」
隠喩、直喩、擬人法、共感覚法、くびき法、換喩、提喩、誇張法、緩叙法、曲言法、同語反復法、撞着法、婉曲法、逆言法、修辞的疑問法、含意法、反復法、挿入法、省略法、黙説法、倒置法、対句法、声喩、漸層法、逆説法、諷喩法、反語法、引喩、パロディー、文体複写法

0
2015年07月18日

Posted by ブクログ

日本語で言えば修辞学の意味があるレトリック。
有名なもので「直喩」「隠喩」「擬人法」「倒置法」なんかがある。

文章表現とか、話し言葉でも意識しないでもレトリック満載なんで、「~法」ってかしこまらんでも、レトリックなしでは単調でおもしろみのない文章や会話にしかならない。

今の知識では、レトリックを意識的に使うのは難しいけど、すこしでも意識的に使えれば、人を引き付ける話し方や魅力的な表現ができるんじゃないかと思った。

ちょっとした言い回しで、聞く側の印象が変わるレトリック。
すこしでも意識的に使ってみたいと思った。

0
2013年11月15日

Posted by ブクログ

文章表現技法書。レトリック関連で借りたものその一。

普段講義をしている先生の著書か?とおもわせるように、
文章の隙間隙間に箸休めを挟んできて、
蛇足はいいから本題はよ、と疲れた。

参考書・技術書って、
口頭講義タイプのものと
プレゼン資料タイプのものがあって、
読むまでわかんないのがなー。
ラーメンの『家系』みたく、『講義系』のような印付けがあればいいのに。

最後に、技法まとめ一覧図がある。
要約すると2pで足りちゃう内容って、この本どうなん。
しかしこの一覧図が超有益なので☆3つ。

0
2013年03月28日

「学術・語学」ランキング