作品一覧

  • おいしい味の表現術(インターナショナル新書)
    3.3
    1巻891円 (税込)
    食のおいしさをうまく伝えたいすべての人に。コク・キレ・のどごしの意味は? 生チョコの「生」って何? など味にまつわることばを言語のプロが徹底分析。またカレーやラーメン、お菓子の味のおいしさを、比喩やオノマトペを利用して効果的に伝える方法をわかりやすく解説。解き明かされるレトリックの数々に驚かされ、日本語の奥深さを堪能できます。引用した東海林さだおさん、阿川佐和子さんなどの名文や、『美味しんぼ』『神の雫』『孤独のグルメ』などグルメ漫画のセリフも味わい深く、図や表も多用しています。食にまつわる楽しいコラムも箸休め的に掲載。SNS、食レポ、お店の宣伝で、味の表現に困らなくなる1冊!
  • 書くための文章読本(インターナショナル新書)
    4.2
    1巻836円 (税込)
    日本語の文章で力点が置かれるのは圧倒的に文末。文末は、文の全体に書き手の意思を伝え、情報の核を据えるところ。そして、もっとも記憶に残りやすい。だから文章におけるパンチの効かせどころだと著者は説く。ところが日本語では最後に動詞がくるので、付け足しがしにくく、その大切な文末が弱い。さらに「です」「だ」などが連続して単調になりがちだという弱点もある。これらをどう解決するか。『日本語のレトリック』『メタファー思考』などのベストセラーがある言語学者が向田邦子、筒井康隆、井上ひさしなどの名文を引いて丁寧に構造を分析し、わかりやすく解説。プロの文章テクニックが身につき、伝わる文章が書けるようになる、まさに「書くための」文章読本。また引用されたバラエティに富む名文で、日本語の美しさや豊かさ、作家の技が堪能できる。実践的でありながら楽しい1冊! ○斎藤美奈子氏(文芸評論家)推薦! 「日本語のお荷物「文末」が、かくもエキサイティングだったとは!」
  • よくわかるメタファー ──表現技法のしくみ
    -
    1巻1,210円 (税込)
    「人生を駆け抜ける」「期待の星」「胸さわぎ」「頭痛の種」──文学から日常表現まで、メタファーは私たちの言語を生き生きと彩っている。その最大の強みは、抽象的でわかりにくい事柄を、より具体的でわかりやすい対象に見立てて説明する力である。本書では、身体の一部を用いた比喩、「上・下」、「内・外」などの空間概念を用いた表現など、メタファーを分類・解説し、その成り立ちから効果的な活用法まで、身近な実例を用いて平明に説く。本当に「伝わる」豊かな文章表現へと導く、最良の手引き。
  • 時間の言語学 ──メタファーから読みとく
    4.0
    1巻770円 (税込)
    時間は抽象なので、私たちが時間を認識するとき、なにかに「見立て」るしかない。この「見立て」つまりメタファーを分析することで、“時間”を具体的に意識化することができる。近代において最も強固な「見立て」は〈時は金なり〉のメタファー。コーパスや、具体的なテキスト(「吾輩は猫である」「モモ」等)を探り、私たちが縛られているさまざまな時間のメタファーを明らかにした上で、新しい時間概念(「時間は命」)を模索したい。
  • 書くための文章読本(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    文章を書く時に、日本語の語尾は単一になりがちです。拙い読書の記録、感想を書いている私自身常日頃感じているところです。(ほら、です です している・・)
    そんな悩みを、さまざまな文例も紹介しながら解消してくださる素敵な本なのです。読んだだけで文章が良くなるわけではありませんが、私自身もっと自由に言葉を使ったり、規則を飛び越えたりしてもいいんだということを学べましたよ。
    語尾の一文字に、いろんな意味があり、日本語の奥深さを感じることができました。

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    2023年12月09日
  • 書くための文章読本(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    単調になりがちな日本語の文末にバリエーションを持たせるための具体的な解決策が提示されている。

    ・動詞五段活用の終止形をアクセントに使う。文尾の「る」を避けたいなら、ラ行以外の動詞、デス・マス調の「す」を重ねたくないなら、サ行以外の動詞を現在形で使う。
    ・補助動詞を上手に使う。「思う」を「思い出す」や「思い浮かぶ」「思い込む」と変化させる。
    ・現場中継的あるいは実況放送的に表現の主体性を高める場面で非過去形を用いる。
    などなど。

    著者の引用する文章は、さまざまなジャンルにわたっており、用例研究はさぞ大変だっただろうなと想像する。「文章を書くのが上手くなりたかったら名文を読みなさい」で終わらず

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    2023年03月26日
  • 書くための文章読本(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    以前、他の本の感想でも書いた記憶がありますが、文章を書く際に迷うのが、「だ・である調」か、「です・ます調」か、という点。
    前者では、淡白な表現になりがちで、後者では、「です」で終わることの多いこと多いこと。

    文字通り、日本語について回るこの文末の表現は、歴史的観点から見ても、多くのライターを悩ませ、「文豪」と呼ばれるスペシャリストは、エレガントにこれを解決してきました。

    この本では、そんな文末に着目し、単調になりがちな結びの部分を、有名作家たちがどう解決しているかを、構造から読み解く作りとなっており、ただ名文を眺めて感慨に浸るのではなく、使いこなせるようにすることを目指しています。
    そのた

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    2019年12月22日
  • 書くための文章読本(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    文章を書く際に悩ましいのが『文末問題』。単調になりがちな文末を解消するための技法やテクニックを文学小説を引用しながら紹介している本。ネチネチと文末技法を追っていく熱量がすごい本です。

    最初の方は難しくて挫折しそうでしたが、ちょっと読み飛ばしつつ読み進めていくと発見があったりして面白くなってきました。引用程度ですが文豪の文末表現を味わえるのもなんだか楽しい。

    自分もnoteで文章を書く時には文末表現を多少コントロールしていましたが、ちょっと意識しているくらいです。改めて文末技法について言語化されたものを目の当たりにすると、日本語ってほんとに奥が深いし、無意識に日本語を駆使している日本人もすご

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    2024年01月15日
  • 書くための文章読本(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    開始:2022/10/26
    終了:2022/10/28

    感想
    この人の本はいつもそうなのだが、読むと日本語が頭の中でバラける。小説、解説、歌詞。あらゆる文章の末に目が行き、書くのも読むのも四苦八苦。

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    2022年10月28日

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