藤木美奈子のレビュー一覧
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親との関係性に病んだ人が読むための本を何冊か読みましたが、かえって辛い気持ちになることも多少はありました。
しかし、この本は、なんか違うな、という違和感や、かえって辛くなる感情になる記載はありませんでした。
今、私は大人になり親が異常だと気がつくことができましたが、10代の頃の私にこの本を渡し...続きを読むPosted by ブクログ -
状況出来事-->認知考え方-->感情気分気持ち-->結果行動
認知、考えかたが否定的なものである場合、感情、気分、気持ち、はそれに引きzられて否定的なものとなる。その影響を受けて、結果行動も否定的なものになる。
ですから、結果行動を肯定的なものにしたい場合は、感情を変えようとするのではなく、認知、...続きを読むPosted by ブクログ -
認知行動療法とそれをさらに即効性のあるものにしたプログラムの紹介。そのプログラムの誕生の背景にある筆者自身の体験。プログラムの効果と現実的な限界。いずれも説得力があり、またわかりやすい内容でした。Posted by ブクログ
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直接暴力を振るわれなくとも、目の前でDVのシーンを見せられたり、夫婦の問題を一方の親が子どもに泣きながら話したり、味方に引き込むように私は間違っていないよね、正しいよねと話された子どもは、間違いなく被害者だ。
このようなDV、モラハラの親が子どもに悪影響を与え、子の心を壊す行動の記述がこの本には具体...続きを読むPosted by ブクログ -
「自分の人生をコントロールできる」という言葉が大変印象的だった。
傷を抱えている人の原因、現状、これからによく立ち向かってSEP(Self-Esteem Program)、認知行動的アプローチによってより生きやすい環境へ導いていく過程が素晴らしいと感じた。Posted by ブクログ -
何か問題を抱えている人や生きづらいと悩んでいる人はなんらかのクセのようなものを持っていて、それが幼少期に親の影響でついたクセだとわかった。どんな小さなクセであっても成長とともにいびつになり、やがて破滅へと追い込む可能性もある。色んなカウンセリングの本を読んだが、この本が一番ストンと落ちた気がした。Posted by ブクログ
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なかなか良い本です。うちはこの本に出てくる酷い親達ほどではなかったけれど、生きづらさの原因がお袋にあると気がついたのは40才前後でした。こういう良書がたくさん出版されているということで、少しは良い時代になってきたのかもしれません。Posted by ブクログ
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他人から見ると良いところが沢山ある人でも、
自尊感情がないことで、生きづらさを感じているような人がいる。
認知の歪みは、過去の経験からくるもので、自動的に感情に訴えてくるため、自分はどういう認知の歪みがあるかを認識することが大事。
認識した上で、リフレーミングによって、言葉を再洗脳すれば瞬間的に...続きを読むPosted by ブクログ -
当事者がこれまでの人生で獲得できなかった発達や成長の過程を見出し、その経験を積む機会を提供することがSEPというプログラム。Posted by ブクログ
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親に対する「なんかイヤだな」という気持ちをどうすればいいかについての様々な方法。親からの圧力に気付き、自分を認めて心を守る。自分の考え方を点検し、ラクになる考え方に切り替える。
親に心を壊されてからより、壊される前に対応ができれば、はるかにベター。子どもにとって重要な本だと思います。でも、そのレベ...続きを読むPosted by ブクログ -
個人的には文章が色付き強調されているのは好きではないのですが内容は良かったです。自分の心を守る方法が書かれていました。他人に囚われず自分を大事にしたいですね。Posted by ブクログ
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具体例としてのエピソードは目を通していないが、著者の主張には所々に感じ入る文章、表現が多かった。
特に、自己肯定感が低いと感じている自分にとっては、第4章は非常に参考になったと思う。Posted by ブクログ -
幼少期に養育者からDV被害などを受けた方々の事例と、著者考案の自尊感情回復プログラム「SEP」の紹介、一部ワークシートもあって事例とともに参考になりました。
認知行動療法がベースになっています。Posted by ブクログ -
一気に読んでしまった。養父に性的虐待を受けた娘が、いかに
成人しようがその傷をいやすのは想像を絶するという内容なんだが、
最初に結婚した相手の暴力のすごさのほうが印象深かった。
内田春菊もそうだが、「殴られやすい」女性というのは確実に存在するらしい。
そして私はどうしてもそれを許せない。
この作者、...続きを読むPosted by ブクログ