藤木美奈子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
親子関係のみならず、あらゆる対人関係において応用が効きそうな内容だと感じた。
以下、自分用要約メモ。
第1章
・親の考えと自分の考えは全く関係ない、違う考えを持つことは何もおかしくない。相手と考えが合わないことを感じ取ってしまうと「なんかイヤ」という感情が生まれ、マイナスな行動に現れる
=認知行動的アプローチ(人は何を考えるかによって気持ちが変化する。行動、体調は気持ちの影響で変化する。)
・心のメンテナンス方法
「なんかイヤ」「モヤモヤ」を感じたら
→「今何を考えてたのか」自分の考え方を点検し、嫌な気持ちにさせた部分を見つける。親(他者)の考え方などが混ざっていたら切り離して考える
→モ -
Posted by ブクログ
大小あるけど
子どもが非行に走るとか、自分を大事にできないとか、犯罪行為をしてしまうとか
は
根本には家庭環境があるのではないかと思った
親が悪いと言うのは簡単だけど
その親も被害者だったりするからややこしい
ある程度の年になれば
親に期待せずに、自分の足で生きていこうと思える位になれたらいいなと思う
そこを自分なんてとかになってしまうのかもしれないし
そこを切り替えて思えるのは育ちがよかったからなのかもしれないと思うとまたうーんってなるけど
うまく周りの人がフォローできたらいいと思う
著者のように
当事者から助ける立場になれる人もいるから
まずは誰かを頼って立ち直って、助けられる -
Posted by ブクログ
ネタバレ
親との関係性に病んだ人が読むための本を何冊か読みましたが、かえって辛い気持ちになることも多少はありました。
しかし、この本は、なんか違うな、という違和感や、かえって辛くなる感情になる記載はありませんでした。
今、私は大人になり親が異常だと気がつくことができましたが、10代の頃の私にこの本を渡したいです。
意見を言うことも、辛いと思うことも何一つ許されませんでしたが、この本にはさまざまななヒントが書いてあります。
・虐待の線引きは難しい。「子どもがどう感じるか」が大切
①なんか嫌、を受け止める
②親にわかってもらおうとしないこと。伝えるだけでいい。
③親にただ伝えて、その結果親が考えを -
Posted by ブクログ
直接暴力を振るわれなくとも、目の前でDVのシーンを見せられたり、夫婦の問題を一方の親が子どもに泣きながら話したり、味方に引き込むように私は間違っていないよね、正しいよねと話された子どもは、間違いなく被害者だ。
このようなDV、モラハラの親が子どもに悪影響を与え、子の心を壊す行動の記述がこの本には具体的に書かれている。
精神的に未熟な親の元に生まれてしまった著者が、呪縛を解いて解放され、自分の人生をコントロールしていく半生が赤裸々に書かれている。
「このような思いをした人にしかわからない…DVを受けていた時間、アレはなんだったんだろう?」
DV、面前DVを経験をした人は皆、私にこのように言うろう -
Posted by ブクログ
読み終える頃、涙が出てきた。
深くは語れない。上手く伝えられない。
人間は脆くて儚い。
でも、尊くて愛しい。
だからこそ、人は人を求める。
主人公シュウが持ってる親としての愛情を、当たり前のように失っている人もいる。上手く愛せなくて、もどかしくて、心も身体も傷つけることしか出来ない人が、この世界にはたくさんいる。
そんな人たちだって、本当は苦しいのかな。
主人公シュウは、ただ幼いユリとサクラの強く繋がれた手を離したくなかっただけ。二人のその気持ちを大事にして、これから二人と楽しく過ごせればいいだけ。
本当は、それが親としての一番大切な気持ちなのかな。
なんて、、、結婚も出産も経験し